揶白 (KF)

絵画

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  • 光の道

    子供を生んだ時、あらゆる薄弱さが二度と戻らない様な感動がずっと今まで疾走して居て、
    やわらかい肌はびりびりと破れたので有る。更に真っ白な喜びだ。だが悲実は有って、子供と引き剥がされ私と云う存在も、母を生んだ赤ちゃんも意味がなくなって、黒い穴に閉じた幸福だった。生後5日で、家に帰る時に良く待たされ、気付けば奥の部屋に私は連れて行かれ、唐突に「お子さん持って帰りました。」と言われた。私が統合失調症で一人親だから、暴力のケースが有るらしい。お母さんの体力も心配ですし。
    日の為の丸い胸、乳の出る月が大阪市に完全に食い荒らされ、お母さん、と呼ばれ声がちぎれた。
    弁護士にも相談したが、期間切れだった。時間が解決する頃には私はすっかり陰って、少女を思い出して居た。私は最近AV出演をしてしまい、自分が元気なら子供も元気であることを知ってるからだ。罪や罰の清潔さ、自然、そんなファイルの中に居る事を夢想する。
    気嫌を持つ事で私は遠隔的に育てようとして居るし、
    嘘を吐かず、私の探求する事は
    上手く行く事より、自然で大切なのだ。

     

    あーぁ、気持ちが良かった。

    自分の成熟があんまりだがエロい姿も見れたし、今、そこそこ幸せ。

     

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  • 大人

    虚栄は、嘘と見栄えの美学とも云える事が有る。

    尤も自然だ。

    風情を生み、虚しさとは対して全然違う。

     

     

    (良い音も元々は愛だったのだから
    目を見てばかり居ると、言葉のスピードに、
    意味がついて、
    意識が逸れて、良い筋が失われる
    目を閉じよう。僕は好きに目を瞑って喘ぐが、
    あまり知ったこっちゃない。草もカラダも差が無いように勤めれば、光に紛れる事が出来るのさ。詩ほど言葉なんて、知ったこっちゃない。)

    しかし僕は女だから
    しょせん低俗で有り、
    嫌われる。そう有りながら
    そう有る事で痛みの草をふかふか生やし
    何事かは受け入れる。
    僕の手が冷えてしまう事は少し悲しいが、
    枯れる事も、腐る事も、躍動する。
    僕は美しいか。



    何度も、何度も、
    鏡を確認する
    女の怠慢はゆるされている

    行ける、船を出そう
    架空に降る雨も、縫い
    晴れ間にはしる急行に乗り
    花屋敷へ
    そこには何も無いが
    有りて有る宇宙へは、続く
    僕は花と宇宙を食らって
    船は飛べるさ



    天空を見せてやる





    言葉一つの剣が舞ひる夢や言葉の一本の木が育つて行きそうである、七支剣は石上神社の事だが昨日参り、猿田彦様もそこにおつた。風を吹かすらしい。詩に、貫かれて僕は愛された。神の云ふあらましを仏は聞かず、僕もまた仏で有り反省をする。

     

     

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  • 2021/04/24

    蕾むて居る事と烈日とが、見間違われ、
    日は既に咲いて居るのに、可愛い花になるのかと
    エロティックか、浪漫か、僕の胸懐を棒でつつかれ、春を待たれた。
    僕の涕涙が泥流の如く、川が出来た。
    涙と涙を綴り合わせる。
    君は僕の上で眠る。
    涕涙が泥流の如く、川が出来た。
    絶望だ。
    君はしなくてもいいことをする。
    憧れなどは人間の改造だ。
    僕は真っ白なのに、嫌われ、憧れられ、
    そうするところで敬えば、
    瞬く間枯れ、実を付けなくなり、
    僕は僕を失う。

    少女、と云うように運命的なもの
    僕は自分の運命を見居やると矢張何か目立たぬ
    僕の運命は、青い泥の様な「老い」である
    老いる、朽ちる事に憧憬して仕舞い

     

    少女が竹棒で突かれて居た
    花を摘む手と、花を貰う少女が
    隣り合っていて
    美しい
    泣いていた、右と左が揃って若い男と互いの夢が
    一致して居て 希望を永久的に想う

    此の、少女と云うように運命的なもの
    僕は自分の運命を見居やると、矢張なにか目立たぬ


    空寂の春、孤独は繊細に絹紡され
    涙と孤独が金糸にてらてらと光って居た。

    火星で扇情に傷付き、反り返り、心の中のおもいを春悠
    のうちに君に明けた。 虚構の、真っ平らなランドセルの胸に。

     

    空寂の明け、美粧をして孤独な女になった。
    乳白色の空気が深く冷たかった。
    春草が生えて居た。


    痴情の空寂はひかりを吸って
    大腸菌ヘドロの中で銀をすくう。
    痴情の空寂、いや愛。

    好色が戞然にして煩かった。
    僕はまだ痴情に涙を零し 無駄な合槌をこのようにうって居る。
    いびつさ、いびつな指の固まり、アクセサリィの滑らかな形、これらが遵奉で有りたい僕の希望の春月。

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