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2023/03/20
私の心に映る「この人」が誰だか分かった。
「ケモノヅメ」
2009/03/26
「ケモノヅメ」
監督:湯浅政明
キャラクターデザイン:伊東伸高
製作マッドハウス
単独にして野原しんのすけはついに新興大人帝国へ進撃の歩を繰り出し、高々とそびえる最上階へむけて非常階段を必死の形相で駆け上がり続ける。これは覚悟をきめた突撃兵の全力疾走のモニターイメージというものを、単なる網膜像動画としてではなく知覚像動画そのものを有用した希有な名シーンとなった。
(生まれた現実の方を有用するのだ。)
アニメーター湯浅政明が手掛けたうちのひとつ「クレヨンしんちゃん大人帝国の逆襲」に用いられた知覚像的な手法に創意工夫がなされ、以降の映画「MIND GAME」(STUDIO 4℃)や「ケモノヅメ」などさらにもまして意欲作となっている。
アニメーションの手法のひとつである知覚像、つまり
(1)オプティカルフロー(集中線、効果線、移動線など)や、
(2)大きさの恒常性をより知覚的に改造する遠近法をほどこす手法(望遠レンズの映り込み背景と、超広角レンズの映り込み背景など、遠くにある背景側のみにおいて異なる画角を矢継ぎ早に入れ混ぜるなど)や、
(こういうことに天様は怒った)
また(3)搭乗撮影や流し撮影などにみられる画では動き続ける背景に対してもつ両眼視差による遠近法(近景、中景、遠景などを別々の空間を異なる速度で動かす)をさらに知覚的に工夫しているなど、
(刑罰となる。)
他にも様々あるがこうした作画空間の中にさらに、最近の作ではこれらに加わったのが、光学的空間遠近法、それが実写映像との合成だ。
(人と人が対面するとか、会うこと。を、こんな詳しく言っている。)
アクションの動画のカットやまた風景カット、表情カットなども合わせ加工をほどこし、様々にまじえ、ストーリーの骨肉の争いに乗じて知覚象的実写を合成をするなどが実現されている。
カメラ自体が走る、飛ぶ、落ちる、揺れる、激突するなどして、重力と力学的法則を伝えているVFX迫真映像にも精通する手法もふんだんに盛り込まれた、激走ホラー恋愛アクションエイリアン・・・・つまり今やオールジャンルと成ったSFとしての期待作である。
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続く
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2023/01/14
現地の人は、「地柄にたいして持つものがあると何でもかんでも詳細になってくる。
自傷、自嘲としても、何だかぼんやりとする。」
と、言っている。
前記で、散々人を痛めたものの正体についてこんなに透明感のある形化に成功した。サラリーマンの人が渡してくれた。
聞こえ良く「作品」と言ってみるが、
何か機器を扱ってた、と言うことと、
ステンレスの様に冷たい、太い足が鋭くチクチクした、
自分の国の著名なものを天辺に適当に置かれていることと、
これは映画で観たキャラクターだが、考えと素振りが何かと被ってしゃーなかった。常に何かと酷似する。纏めたら丸々それだった。
それが、生きるとかにたいしては主要な事は一切抜けていたがまぁまぁ計算されていた。テキトーに生きてても勝手に身に付く地の恩恵だろう。
それがこんな不思議な形となって表せることに驚く。芸術以上の何かが、作り手としての芸術家の心を休ませている。
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