揶白 (KF)

絵画

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    Works 43
  • 顔と身体の関係性へ向かう

     

    伝達伝授を考える道法、

     

    詩ごころにすこし慣れておき

     

    感情や理性を諦めない読み手、第三者の詩人としての自も愛す

     

    伝授になる前に何を考えておくか、どんな何の勧める心の姿勢かあれば、教えて欲しい

     

     

     

     

     

    「思い」

     

     

    死生感の考えのつくことこそを見て

     

     

    考えの視界を広げる

     

     

     

    厳しく思う柔らかい大木には

     

     

    自然の寄し返しがある

     

     

     

    日本には古い人が多い

     

     

    選ばず、ひとときの声を真面目に身をまかせる

     

     

     

    自然に憧憬を抱き、掟と似ようとする温かに「物」を模す

     

     

    このこれぞ、修練に毎日毎日明け暮れていた古人たちの

     

     

    目的が、今、現れているのだ

     

     

     

    憧憬と自然だ

     

     

     

    先ず練習の難度が高いことは、今も変わらない

     

     

     

    「わたし」、

     

     

     

    アニメやメディアを見る感覚の通りに

     

     

     

    「わたしが物を見る」という、

     

    体を動かすだけでは、この目という技術の高度が直に感じ取れる

     

     

    メディアから拳の風が、びゅうびゅう今も吹く

     

     

    裏がない、という意味は身を起こすように重力と生きる

     

     

     

     

    街でスマホを持ちそれを観ながら佇むなら、仏の瞑想と変わらない様子は

     

     

     

    いつも添う仏様と違って、いつか添える様な人間として思うことの

     

     

    然を考える最中、十分怒り、魂となれる中で

     

    「物」が心の中の奥まで倒れて降って来た時

     

    私はその辺にある物に捉まって難を逃れた

     

    松や竹、酒や、着物や絵本や詩文や空だ

     

     

    それは身体に馴染み

     

     

    守り方の易を得く

     

     

     

    歌舞伎を観たから、目が良くなって選ぶものが一歩原理に近付けた

     

     

     

    腹の下に力を込めるから、着物の紐は下腹に位置させ、

     

     

     

    感覚から暖まるようにやわらかい絹に身を包める

     

     

     

     

    とうに、身体の脚が歩くから、顔が良くなる

     

     

    風を風と時節を知る身体は

     

     

     

    顔がわかるから、他人の顔が見える

     

     

     

    人と人が、話が始まるのはそれからだぞ

     

     

     

    だからいま、ただこう無や、川辺を永久に愛しく思うとわかるのは

     

     

     

    ちゃんと岸辺に身をもう立っているからだ

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