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2010/06/18
月に何点、期日までに仕上げて、価格設定はこのくらいで〜..。
そつなく出来そうだと一見思っていても
実はこれが非常に難しくて、容量得ないんだな。
なんだかんだ言ったって
自身はあまりに制約された決まり事を厳しく
突きつけられると、それに相応出来るスキルで
応答出来ない様なのだ。いわゆる自虐的で自身を
とことん追い込み、痛めつけながら、それをバネに跳ね登り、
底上げしてゆく事が至極に困難な絵描きタイプの様に思うのだ。
今回の展示で見せたい全体像は?..と聞かれたり、今回の
自身が突き詰めたコンセプトはどう言ったモノなのか..と
言われたら、僕の作品に、そもそもコンセプトたるモノなど
存在しないんだと、即答するだろう。日々頭に描きたいビジュアルを
感覚頼りに手繰り寄せ、日々イメージの片鱗を
一つ一つ画面へと引き寄せながら、描き表してゆくのだ。
1日1画、それの断片集積末に作品は全体的輪郭を立ちあがらせ
コンプリートされてゆくんだと考えている。
なので個展が決まれば、その日からよーいドン〜のスタートを
即座に切って始まり、ただマイペースに黙々イメージダイビング
しながら随時その都度、作り上げてゆく。
展示空間に合わせたレイアウトに
添って作品サイズを考慮するなんて事は、ほとんどと
いっていいほど無い様に思う。期日前に出揃った作品が
出来て初めて、空間プランを練り合わせ、開始されるのだ。
作品コンペの時だってそう。それの公募に向け目標添えて
描き出すって意識は皆無に等しくて。自信を持って
これを出したいと思ったのを、今まで描いた中から新旧問わず
照らし合わせエントリーする様な形を
いつも取っている。なので出来立てホヤホヤの最新作より
旧作の出来具合の方が良ければ、迷うこと無く
そっちを戦場へと背中押しながら送り込むのだ。
手軽に参加出来る多人数企画公募の時でも自分は
直前まで、どの作品をその展示場に送り出そうか、
決めかね迷っている感じなのだ。
好き勝手気の向くままに描いた、いくつかある
作品の中からチョイス.淘汰してゆく。
当初これをあの場所へ放り込み飾りつけようと決めかねていても、
その後それよりも、こちらの作品の方が
飾りたいよなぁーと思える作品が仕上がった場合、
そちらに急遽変更させ、エントリーするなんて事は
ざらにあったりするのだ。ランダムでアバウトかつ大雑把な
性格気質が、作家活動してゆく過程で
フリーダム奔放スタイルへと形成していった様に思う。
なので今回7月に参加する亜蛮人パンダン展、
ササラサラ、おんさ企画展のどれもが
当初ディスプレーしようと考えてた展示作品と
違った作品へと移行していった感じなのだ。
パンダン展に出すのをササラサラに移動。堺アートワールドの
小品を急遽、亜蛮人パンダン展に変更。そして当初安定した
図柄の旧作をイトヘンに出そうと目下検討していたのだが、
最近出来たひややか透き通った空気感の作品を
鳴り響かせたい衝動に駆られ、そちらの方へと
出展作品をシフトさせていった感じなのだ。
そう、自分自身は本能的な閃きがまず第一に
身体全体を付く動かし、後の言葉とか
計画、実行プランなどの理論は、感覚的な揺らめきを
より具体的な実りある形へと肉付けさせるため必要な
第二のエレメントに相応するものだろうからね、うん。
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2010/06/17
頭に思い描いた事柄イメージや
文章に書き記した計画、平面的な薄っぺらい紙に
書き起こした予定や予測、言葉に言い表し
言い放った言霊を奥行きと広がりが無制限に連なる
荒野の様な現実世界に置き添え
具現化さしてゆく。あくまで自身が頭に想い描いたプランは
とめどなくて..今一つ図り知りえない、
空論上の産物であると思うのだ。空想上の絵空事、むしくは
卓上の空論、それを具現化させて
現実世界へと練り上げ構築させ、イメージプランを
引っ張り出し実行させる事で
それは初めて具体的な形となって意味を成すのだと思う。
今月はあの場所とあの空間やあの土地に訪れてみようとか、今度は
あの人との距離間を、拙く奇麗事だけの上辺言葉だけでは無くて
一つの実効的な行動で誠意指し示し、信頼を得ようとか、
いろいろ最近は特に考えているわけなのであります。
これはあくまで自身が良かれと思い行動へと結びつけた
一つの個人的な提案であるから、それがネガと出るか
ポジとして突き動くかは、絶対的な保障なんて出来ないし、
実行者の自分にすら予想だにしえない事態が
巻き起こる場合だって充分ありうると思うのだ。
それでも一つの行動が指し示すイメージ上の事柄を
きっちりと現実世界に置き換え、痕跡刻みつけることに
意義や価値がおおいにあるのではないだろうか。
今まで培ってきた直感と経験を頼りにさせながら
臆せず怯まず、ログポースを揺り動かしてみよう〜。
2010年後半、自己実現させたい計画はたくさん目一杯
待ち構えているのだ。それを一つ一つ紐解いていって
現実ワールドへときっちりと目に見える形で
落とし込み還元させたい今日この頃であります。ぼやっと突っ立て
いれば一年はあっという間に過ぎ去ってゆくのだ。
常に頭をスピード駆け巡らし回転させながら、
瞬発的な速度で卓上の空論を実行、実現させ、こなしてゆこうかー。
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2010/06/16
今週観た断然一押しな二つのハイパー展示会を紹介。
..と言っても植田正治の方は
先週の日曜すでに会期終了しておりますが..笑^−0^
まずは京都駅ビルで3日前まで開催していた
植田正治の写真展をレビューいたしたいと思います。
この人の撮影する写真はいわゆる創作写真。つまり絵画の様に
人物やモノを意図的に配置しながら魅せるフォトなのです。
広大な敷地が織り成す、広々とした鳥取砂丘を舞台に
傘を持った人物達が手前から奥の方の砂丘まで
ピタリと静止したみたいな状態でポーズ決め込んで
おりました。現実世界の中に住まいし何気ない
日常に垣間見えるライフ生活の匂いだとか色や形。
何処か現実世界から少しずらした様な視点で
登場する人物達。いつの時代にも存在するであろう人間臭い
立ち振る舞いや何気に見せた優し気な動作や
さり気無く置かれた気遣いなどに、思わず笑みが
ホロリこぼれ落ちた感じいたしました。
海辺の壁面の上では着物を着た、ちゃっかり者の母親の隣には、
包帯を腕に巻きつけた少年。
しょんぼりしょ気くれた少年の横脇には
母親が作ってくれたであろうお弁当箱が布に包まれ
画面端の方にちょこんと柔らかく添えられているのです。
レビュー二本目は滋賀県立近代美術館で開催されている
超絶絵本.ドゥシャン.カーライの展覧会を紹介いたします。
こちらの方も、格別にすごかった..。
今年見た展示で一番に入るベストではないかと..、というより
これを越える展示に今年巡り合えるんだろうか..ってくらい
突き抜けておりました!是非お時間作って観に行ってほしい
オススメ展示会です!!今月27日までなので、もう一度
滋賀県立美術館まで赴きたいと思います〜^^
僕は美術館でよっぽどの事が無いと画集買わない部類なのですが、
観た後、即効買いました!
年に一回くらいのペースでは買っておるのですが、
やはり原画に勝るモノは無いし、実物のイメージを記憶に
鮮明焼き付けて終わりたいというポリシーあるのですが、
今回は特別でして。なんというか、もうなんとしてでも、
このイメージを印刷物であってもいいから、切り取って、
自宅へと持ち帰りたかったのです。後はミーハー的な要素も
あると思いますけど「笑」こんな凄い図像描き表せる
作家の絵を見た!、という事柄を画集介してこの作家知らない
仲間とイメージ少しでもよいので
共有させ、味わってほしいんですよ、うん。
僕が思うに良質な絵本っていうのは子供時代だけに
イメージを嗜んで終わるのではなくて、大人になってからも
存分に楽しめるモノだと思うのだ。成人してからも、
再度新たな発見や出会いがその本を通し深々と体験出来るんだと
思うんです。そこから拾い上げた教訓だとか自身の人生に
照らし合わせ考える事で、哀愁に浸ったり、
気分が高揚したり、冒険心くすぐられたり..。
心を豊かな音色で包み満たしてくれるのではないでしょうか。
少し陰りがかった、暗がり灯火浮き出した感じの
いじらし気な作品世界。鮮やかな色彩とそれを適度に曇らせた
冷んやり引き締まった身なりのする色味が自身とシンクロ
しやすい適度な体感温度を奏でているのも、とても魅力的でした。
古代都市や架空生物に
思いを馳せながら、何度も何度も凄いなぁ..と呟き繰り返しながら
長い間ドゥシャンカーライのイメージ図像と対話を
悦に侵食されながら魅入っておりました^^
そういえば..動物のネズミだけ、落ち着き気が無くて、
テンパッテ、歯をむき出しに悲鳴上げ叫んでいる姿は
なんとも滑稽でありましたけど^^
http://www.shiga-kinbi.jp/
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2010/06/16
今、外では..ものすごい降水量の雨がザァザァ
降りしきっておりますねー。今週はずっと天気
悪そうな予感いたしますよ。さてさて、おんさ展に
出す新作がようやく&無事完成いたしました^^
数年前に描いた鹿を塗りつぶして、背景たくさん
浮き出てた形達をさらに描き加えた後、塗りつぶす。
その上から青のトーンを敷き詰めつつ、所々、塗りつぶした形態が
ぼんやり見え隠れしている感じに仕立て上げました。
青い色調は雨季の季節の影響をモロに
受けている感じではありますが..。
かなり絵の具を重層的に塗り重ねているので
もう絵肌がゴツゴツした..クレーターみたいな臨界地点まで
到達している気がいたすのです。かなり凹凸がデコボコしており
最後は描きずらかったですが、無理くり、力技で捻じ伏せました。
テーマは響き。昔の作品の残り香を下地に残しつつ、
今の旬なるイメージを織り合わせました。
最近の作品は形態や色が最小限削ぎ落とされいる様で、
比較的シンプルな図像へとシフトしている感じなんです。
年齢と共に精神の心境だとか世界に対しての眼差し、捉え方が
おのずと変化の兆しを垣間見せてきますよね、うん。
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2010/06/14
アートダイブ#2出展作品を返却渡すのと、
作品運搬お手伝いで中百舌鳥「なかもず」にてタクマさんと合流〜。
今回は国道2号線を経由して中百舌鳥エリアまで無事到着出来ました。
なので堺アートワード2010の時も天王寺→あびこ筋経由ではなく、
国道一号線→二号線経由の
ルート28で堺市まで出向く事となりそうですー。
展示搬入当日だから、かなり緊張していたものの、
いつも通り楽しくしゃべ栗しながら〜笑、空堀町まで到着。
車乗りながら会場着くまでアートフルな会話を中心に
いろんな角度から言霊掘り下げ、様々意見交換しておったのですが
それぞれのモノ造りに対しての接し方や
表現を完遂するまでの構え方、
期日までの追い込み方法、表現する上でのアプローチの仕方など
似ている面もあれば、相違している部分も多々あって
なかなか興味深い感じでした。
拙者はどちらかと言えば短期集中爆発型なのに対し
タクマ氏は長期粘着持久型なのが、一番明確で分かりやすいかと^^
後はランダムでアバウト大雑把な拙者に対し
極め細やかで丁寧.神経気質なタイプなんだろうね、うん。
搬入の6時まで時間あったので日音色「ひねいろ」カフェにて
ひとまず小休憩。久々に日音色の麗しき美人オーナーさんと
ドギマギ緊迫が高鳴り会話いたす..
今年は日音色キャフェも、おんさ展のカフェギャラリー共同企画に
加わったのです♪、7つの協賛ギャラリーで
催し物を随時織り込み開催するみたいなので、
かなり巡礼しがいある感じですー。
展示手伝いのお駄賃として摩り下ろし林檎ジュースと
塩キャラメルチーズケーキをご馳走していただきまちた!
まったりした控えめな緩やかテイストのチーズケーキと
自然味溢れる濃厚林檎ジュースを
ゆるりと召し上がりスタミナ栄養補充完了〜。
http://www.hineiro.com/file/hineiro-Frameset.html
そんなこんなでしゃべ栗に、はたまた花が咲いていたら
搬入時間を大幅にオーバーしてしまい..、
SORAギャラリーオーナーから
お呼び出しの電話催促振動がブルブル鳴り響く^−0^
7時過ぎに駐車場パーキングから急ぎ足で作品一覧降ろして、
展示会場まで、えっちら.おっちら風情な面持ちの階段を
かけ降り、ギャラリー会場で梱包紐解きミッション完了^−^
ちょうど雨がきつくなる一歩手前の状態だったので、
なんとかピンホール間に合った感じですー。
ここからは役割終えて帰宅したので、
どんな展示内容になってるのか、
今週赴いてからの楽しみでございまする。
とても底力あって飛躍的伸びやかな成長が
楽しみな感じの作家さんです^−0^
画面から湧き上がる情念の様なかけ走る揺らめきを
是非観に行ってあげてください。
繊細なミクロワールドが呼応する混沌と安らぎ入り混じった
小宇宙スペースを是非体感してほしい感じですね、うん。
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2010/06/11
0号サイズの最小キャンバスに描いた新作が
完成いたしました^^夏の季節を意識した原風景を
象に喩え、描き表した感じですー。、最近は現実世界の
濁り効いた色合いをイラストに取り入れながら
製作しとります。パレットで調合繰り返しながら、
混ぜ合わされた色味を画面へと塗り込んでゆく様な具合です。
さてさて、鉄男をやっとこさ&ようやく拝観いたしました。
ハリウッドリメイクされ、世紀を跨いだ新作。
蒸気機関が爆発した様な、揺れ揺れバイブレーションパワーを
感じさせてくれる内容でございました。
鉄男がトランスフォームして変形を遂げるシーンが在るのですが、
実際、館内がグラグラ地震みたく揺れたんです..!?
??これは音響が大きく木霊し、それが振動として
ぐらついた結果、地揺れを感じさせたんだと思いますが..。
音だけでそんな風になるものなのか??って、
かなり不可思議でして。この映画自体、
何か呪いがかった怨念が
憑依してるんじゃないでしょうかね、ぞぞぞぉ..。
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2010/06/10
本日、堺アートワールド2010の審査結果が郵送で
送れてきまちて..。封筒開けるの、もうドキドキですよーー。
開封までの数秒間5、0メートル走を全速力で走りきった後の
心拍数と等価くらいあったんじゃないかな〜〜「笑」
いやぁ..、5月は散々すぎた残念月間でしたから、ここから
沈みかかった泥船が上昇方向へと軌道変えてくれるはず!?
去年も審査通過して参加したのですが、
正直、昨年は通過の通知見てさほど..というよりか
全然テンション上がらなかったんですよなぁ。
で、期待あんまりせず、蓋を開け参加したら
大盛況の満員御礼状態、
ハッスルハッスルヨヨイのヨイな急展開でしたぁぁ^−^
大作F50サイズのおおとり飾りつけるため持ってきた
キリンエンパイヤステイトを堺のご主人が
購入してくださり、シェイクアートの方々に後日
フリーペーパーマガジンに作品画像と
堺アートワールドインタビュー記事を
大きな紙面使い、掲載していただいたり、アートダイブに
そこから繋がる流れで参加して、月の絵が
アートダイブ#01で塩谷母様に、えらく気に入られお嫁に行ったりと^^去年自分が良い流れの源流元の
軸になってくれたのが堺アートワールド2009なんです!
堺アートワールドでは、たくさんの方々とのフレッシュな
出会いや絆が、根強く、より良い形で実を結んでくれて、
ホントありがとうと、感謝の言葉を目一杯捧げたいんですよ、うん。
関西ではアートストリーム、アートダイブ、とんぼりワッショイなど
共同集落ブースでアーティスト達が出展集い、
集客が多く見込めるアートフェスタが発展途上の真っ只中、
急成長している感じではあります。
けれど、イベントによっては募集の傾向内容が傾いちゃったり、
集客いまひとつ伸び悩んだり、後一押しスパイスが
必要な要素ほしい感じがあったりいたしますが、
堺アートワールドは
アートフェスタの良いお手本市となるだろうなぁと
胸張って保障いたします。
これから二ヶ月、手頃なサイズで手短値段の小作品を
たっくさん製作して、今年一番はっちゃけて
盛り上がる事間違い無しな堺アートワールドへ
万全備えつけいたしたいと思います。なのでみなさん
夏は堺の都までアート鑑賞を
フルスロットル満喫しに来てくださいね^−0^
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2010/06/09
http://kamezo.cc/keyword/131044
産直アート展に参加させて貰っておりますー。
第一回展 2010.6.6「日」〜7.4「日」迄
ギャラリー&画材アートワンにて開催中。
主に愛知県内の作家さん達が中心集まってて
拙者みたく他府県から参戦している絵描きも一部
混じったりもしておりますよー。
小品5点とポストカード、缶バッチなどの原画やグッズを
展示販売しているので、お近くに寄られた際は
是非とも観覧いたしてくださいね。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=5005091
0号サイズとジャケットサイズを平行させながら
じわじわ製作しとります。最近は小さめで飾り付けしやすい図像を
たくさん製作している感じです。おんさ展とササラサラ展が
目前まで押し迫ってきているので、両方しっかり
胸を張ってエントリー出来るクオリティーに仕立てる気負いで
ザックリとコンプリートいたします!
週末の峠さえ乗り越えれれば..とりあえず一山越えたと
思えるはず。今月は中盤以降、何かと動きがあると
思うので、気を引き締めながら油断せずに
行動してゆきたい心境ですねー。どっちに転んでも
腹は括ってるつもりだし、
早く審査結果知らせてくれないかなぁ〜^$^
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2010/06/08
相対性理論に、まっしぐらはまっております^^
あの節分の豆みたく、噛めば噛みしめるほど
それがお口ん中でボワワン〜っと反復加味され
泥濘溺れながら、もう一口、後もう一口..と頬張りたくなる感じの
フレーズがなんともたまりませんねー。
「もうぉぉやめぇぇたぁぁ、私ぃぃ世界征服やぁめたぁぁ〜〜、
今日のぉぉご飯〜〜、考えるので精一杯〜〜」バーモンドキッス引用
アート表現で、その作品がどの様な製作方法で
展開され、その図像が立ち現れたのか、
種明かしで教えてもらった時、
なるほど、こう言う風な過程を通過して
この図像が出来たのかと一見、納得するのです。
これなら自分でも真似出来るよなぁーとその方法論を
取り入れたりして自身の図像に応用可能な場合と
種の元ネタが分かっても、それをどの様に
育て上げていけばよいのか分からない、むしくは
再現不可能な2パターンに大まかに分かれると思うのだ。
前者の再現可能な場合だと、構築された方法論、むしくは
そのビジュアル創り上げた表現技法を
たやすく盗める。なので裏を返せば、やり口が至極簡略的だから、
作品そのものに確固たるその人ならではの色濃い世界観を
兼ね備えていなければならない様に思う。
後者の製作行程の種あかしが、よしんば分かったとしても
その卓越した技法だとか長年培った高度なスキルが
至極洗練されたパターンの場合、これは盗みたくても
一夜限りでは出来ない。たとえ修得出来たとしてもそれ相応の
途方も無い歳月やその方法論に対しての一手一手を
こと細かに紐解き、極めるまでの研究で費やす労力だとか気力は
図り知れないモノだと思うのだ。
昨年辺りから企画ギャラリーだとかアートフェアなんかに
頻繁出向く様になって、ふとそんな事柄を沸々考える様に
なったんだな。代行が効かない、その作家が築き上げてきた
独自性漂う美の境地。それの深みと高さを同時にビリビリ体感して
率直思うのは、自身の作品はまだまだ
踏み込みが弱く、ボディーの重みが
か細いよなぁ..と率直感じたのだ。良い作品が周りに
わんさか溢れ返っていて、いつでも観覧行ける範囲の距離間に
美の都が在るというのは美術活動をする上でとても恵まれて
いる事なのだと思う。美しい自然や空気は田舎に行けば
満喫出来るけれど、現代の人々が造りたまいし、美の宝玉たるモノは
都会まで赴かないと存在し得ないからね。
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2010/06/07
これは全ての絵描きに対して言える事ですよねー。
特に好きで描いてるという理由付けの人にとっては
簡単な様でいて、これがなかなか難しい様に思う。
表現活動を上回る幸せの形が転がり込んできたとしたら
すぐにでも、絵筆をへし折るなんて、至極容易な事だからね^^
人生折り返し地点の30才手前。60までカウントしたとしても
後31年の画業人生が遠く遥か彼方の天竺まで
続き続いているのだ。多分今周りにいる作家達で
途中下車して違う事にのめり込んでいる人達も
数多くいると思うのだ。
今は、いきり立って作家同士の
勝ち負け勝負だと煮立ち、空回りするばかりで
結果が全く伴わない駄目絵描きアーティストでも
年齢を積み重ねるごとにその角は自然と丸く柔らかくなり
削ぎ落とされるものなんだよ、うん。
僕の場合、一生描き続ける自信というよりかは、年十年先も
環境や価値観が、めまぐるしく変容してようと
何かしらの形で細々描き続けているだろうなぁー..と
根拠無き揺らめきが不思議と精神の根底に根付いているのだ。
地道な形でコツコツと数年先も活動してゆきたいし、
何よりこれを軸にして人生の尊い喜びだとか
ささやかなる小さな幸福だとかを
掴み取りより良い方向へと自身を導いてゆければと切実思うのだ。
結局最後は自分自身との勝負。他人とその場限りの刹那な
勝ち負けで争ってる卑猥かつ陳腐な
過去の自分に決別の意を込めて、ここに戒めとして書き記す。
明日も明後日も、そのまた次の日も
自身の実直なる心の根底から鳴り響き湧き上がってきたイメージと
直向向き合いながら、落ち着き払った態度で深深と
製作活動に挑みゆく事にいたそうかね。
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