川瀬大樹

画家

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京都府城陽市

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    Works 305

川瀬大樹

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川瀬大樹

画家

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    Works 305
  • 告白

    やっとこさ巷で話題沸騰の告白を見て参りました〜。
    覚悟決めるほどのもんでもなく、すんなり
    映像見入る事できた感じですねぇ。個人的には鉄男の方が
    はるかにビジュアルインパクト大かと..。

    小説を映像に置き換えた事で内容自体は
    残忍で、とめどないんだけど、
    すっきりな削ぎ落とされた感じの
    映像テンポで物語がさくさく突き進むから、それに乗っかって
    最後まで便乗していった感じでした。
    多分、小説の文字に準え、読みふけると
    一語一語が陰湿な響きでいて、
    内に秘めたエゴの暴走促し想像力に
    刺激をチクチク与えながら、恐ろしい感覚の
    兆しが演出される予感いたしますけれど。

    ストーリーは生徒AとBに3歳の愛娘をプールに
    放り込まれ溺死させられた、女教師による復讐劇。
    そこから、いじめやら、現代の子供達が抱え持つ
    心の底知れぬ暗闇を恐々描き出した映画になっておる感じです。
    幾つもの伏線が無数に積み重なって、最終的には
    一本の太い糸へと連結され最も残忍かつ残酷な
    復讐プランが周到な計算の上、実現してしまうんですよなぁ..
    体育館の中央で泣き崩れるAに対し髪を引っ張り上げ
    上へと面を向けさせ、女教師と生徒が顔と顔を向き合わし
    対面する終劇シーン。女教師は不敵で非情な笑みを
    浮かべて、こう言い放つのです。
    「これであなたの更正は、一応終了したかな、なんてね」..と。

    いやぁ、このお話みたいな学園生活が、今の学校には
    普通かつ頻繁にあると思うし、
    リアルタイムで似たような事件が後を絶ちませんよね。

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  • 堺アートワールド出展説明会in中百舌鳥

    盛りだくさんキャパ容量オーバーな27日。
    この日は堺の中百舌鳥に在る堺市産業振興センターにて
    堺アートワールドの説明会。その後イトヘンに搬入やら
    日本橋交流会なども重なり、
    トリプルハード苛烈な一日でございました〜。

    堺アートワールドは去年一回目の開催であったにも関わらず
    大盛況.幕を閉じたので、応募総数も今年は170くらいまで
    膨れ上がり、アートストリームより応募数が高め。
    今回はアートマーケットをキャッチフレーズ添えての開催と
    相成ってか、アクセサリーやクラフト、キャンドルなどの
    日用的アート雑貨をメイン据えて
    出される作家さん、大勢おられるみたいです。
    開催日数が去年は一日のみでしたが、今年は
    昨年の成果存分に生かしての2日間開催なのです。

    ただし搬入は当日のみ、作品郵送預かりは前日だけとの事。
    つまり開催日一日目の午前中に全てのクリエイター達は
    搬入を一斉始めて、正午からのイベントスタートとなるんです。
    9時〜12時が搬入期間で12時から5時までが
    イベント開催の一日目。
    二日目は10時開幕スタートで5時閉店と
    二日目の方が二時間ばかしイベント時間が長いのです。

    今年からは、作家同士の親交深める交流パーティーも
    一日目に開催してくださるみたいです。堺市文化振興財団やら
    堺市、堺市美術協会などが主催しているから
    食事込みの懇親会が無料で開催出来たり、出展料が
    パネル込み二日間5000円で作品飾れたりと
    大変リーズナブルで良心的ですねー^^
    これが私や企業が主催しているアートフェスタなんかだと、
    場所代を定価まんまレンタルしないといけないので
    同じ設置条件であっても、金額が数倍に跳ね上がったり、
    交流会も自分達がお店を自発的に探し当てて
    借りた場所押さえ催すので、、パーティー代が3000円と..
    お高く取られる..仕組みに
    なっているんですよなぁ..トホホ..「苦笑」

    去年は会場の入り口に隣接する駐車場に車を
    駐車できたのですが、来客するお客さんに一番近い
    パーキング優先使っていただくため、この第一駐車場は
    搬入.搬出の一時出し入れのみ使用できるとの事。
    作品の積み降ろし終えた後は、第一駐車場から1ブロック離れた
    第二駐車場へと停めにゆく手筈となっております。
    もちろん市の駐車場に停めるので、料金が京都の時みたく
    鰻登りに跳ね上がる心配が全く無いから、
    イベント気兼ねなく集中出来るってもんだよ^−0^

    少し気になったのが、前回は背面パネル+側面パネルの
    二面構成になったL字板だったのですが、
    今回は基本、一面の背面パネルのみ。何故去年は
    二面だったのかというと、側面パネルは背面パネルを
    安定して支える、いわば安全装置としての
    柱的役割を担っていたみたいなんです。けれど今回は
    いろんな大人の諸事情!?もあってか..大幅にそれが
    無くなってしまいまして..。それでも幾つかは背面のパネルを
    支えるのに側面パネル必要みたいだから、運の良い人は側面パネルが
    設置されてるブース番号に当たる可能性あるみたいなのです。
    けれど、メールで問い合わしてみた所、
    拙者のブースナンバー68番は残念な事に背面パネルのみだとの事..。

    とりあえず、開催まで一ヶ月近くかるので、これを夏の
    アートイベントの大本命に構えながら
    製作活動してゆこうかと思っております。去年の様な
    ミラクル爽快劇を今年も大いに期待したい感じでは
    ありますが、アートイベントの流れは毎回流動しながら
    移り変わってゆくので、なんとも言えないところが
    予想不可能で恐ろしいよなぁと実感しておりますけど。

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  • おんさ展オープニングレセプションIN星ヶ丘

    26日。この日は雨が
    痛快ザバザバと降りしきっていて、カッパ着用で
    スクーターに跨りソーイングギャラリーへと
    おもむいてきました。雨のヌメった感じのツヤがかった
    草がフサフサ覆い茂るソーイングギャラリー。
    いつもとまた少し違った佇まいの情感溢れ出していて素敵な感じです。
    http://sewing-g.com/sg/

    晴れてたら外の広々奥行きある草っぱらで
    トークイベント行われる予定でしたが..
    もっか雨まっしぐらだったため、室内教室で
    スライド上映挟みながらのお話を聞き入ってきました。
    トークショーは目から鱗な一時間半の内容でして〜。
    貴重なお話をたくさん聞けて至福よかったです。

    元々はおんさ展のカフェギャラリー共同企画も
    二箇所同時開催の規模から始まって、おんさ展の流れへと
    移行していったみたいなんです。今年は待望三回目開催とあって
    参加人数や共同提携結ぶギャラリーの数も
    過去最多の7箇所にまで膨れ上がって、よい具合に
    年々加熱.加速する面白味が増して
    きている感じします。今回は7箇所期日.同時開催ではなく
    一ヵ月半の長いサイクルで会場の展示期間を
    少しずつずらして開催されるのです。なので週事に
    ゆるりと時間かけて一.二箇所ずつギャラリー巡りする事が
    出来ますー。もう一つの新たな試みとして7つのギャラリー
    全てにおいて、イベント企画が催されるんです。
    ソーイングだと草刈で汗水流した後、
    ひんやり素麺食べながらの食事会であったり、
    バイエルでは詩の朗読会が催されたり,夜のイトヘンが
    カフェバーに変貌遂げたりだとか^^

    前にも書いたと思うけど、イトヘンやバイエル、
    ブックロアなどのギャラリスト達は
    元々ソーイングのギャラリースタッフとして
    活動していたんです。現在はそれぞれが独立して
    自分が思い描いていた念願のお店を持ち
    経営されてるけど、その人達が一致団結し合いながら
    再びおんさ展という共同企画を
    企て催したのですよ..なんだかそれがとても感慨深いですよね、うん。
    各自の出発地点であり
    母体源泉場所はソーイングギャラリーに全て集約されるんです。

    そんなこんなで、アートをより身近に親しみやすい
    位置づけとして魅せてくれるおんさ展。
    これからの関西ギャラリー提携企画の新たな担い手として
    急成長していくんだろうな。作家が参加して
    良かったなぁーと強く言い切れる数少ない企画展の一つだと思います。
    僕が参加をしているイトヘンではさっそく今週の水曜日から
    平面展示を二週間開催するので、何卒よろしくお願いします。
    2010.6.30「火曜」〜7.11「日」12時〜19時迄
    http://www.skky.info/

    画像新作は以前書いたアボリジニキャット気球猫の
    サムホールバージョン。
    小さい小品を作る日々が続きますねー。

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  • アートチャームポイントな箇所

    今日は天気が思わしくなくて、
    カミキリ虫が網戸に緊急避難してきた様です。
    この季節、天候があまりよろしく無いので昆虫達もなにかしらと
    気苦労が絶えませんね。網戸に張り付いているカミキリを
    しばし、じっと眺めていたのです。龍の髭の様な、しなやかでいて
    自身の身体の大きさよりも少しばかし長目な感じの
    立派な触手を誇らしげに靡かせ、蠢いている姿が
    とてもかっこよろしかったんです。そして思ったのですが、
    このカミキリのチャーミングポイントは、なんといっても、
    この伸びやかで、ウネウネ動き回る機動力豊かそうな
    触手にあるよなぁーって思ったんです、うん。
    虫に限定して例えると、
    それぞれ、真っ先にシンボライズされる特徴的な
    目印が脳裏に印象として、くっきり残りますよね。
    ノコギリクワガタだと、ギザギザした無数に連なる鋭利な歯だったり、
    かぶと虫の場合だと、戦車の様な
    分厚く固い装甲盤の様な頑丈ボディーであったり、
    カナブンなんかだと、ピカピカした光沢感浮き立つ
    神々しい宝石の様な緑色の背中だったりと。
    各自が、おのおのの、中心的な位置ずけとなる
    目印が特徴として全面に押し出ている気がする。

    アート表現においても、得意とする技法であったり
    代表的な題材がまず第一に鑑賞者へとチャームポイントとして
    色濃く刷り込まれ覚えられてる様に思う。これは絵描きを志す上で
    逃れられない宿命として捉え、真っ向から受け取りながら、
    その上で自身はどういった道筋に立ち、舵取りしてゆきたいのか、
    個人、個人が決定してゆくべきである様に思う。
    自分の十八番、つまり代表格となる画題や方法論を中心に据え
    それを繰り返し描きながら、そこを第一の軸として覚えてもらうのか。
    はたまたそれを脱却する形で新たなテーマや型を築き上げ、
    同じ様な高みの頂きにまで引っ張り上げ、横並び追いつかせるのか。

    僕の場合、後者のいろんな型、いくつもの題材に挑戦しながら、
    変幻自在描いたスタイルやモチーフを同じくらいの
    きっちり揃えられたレベルまで並べられたら、
    この上無く、至極幸いな事だと思っている。
    つまりチャームポイントは鑑賞者それぞれに
    偏らず、ばらついて分かれてくれれば良いよなぁー..と思っていて。
    つまりAさんから見たチャーミングポイントと
    BさんCさんから見たチャーミングポイントは、
    ずれてくれている方が、絵師としてやりがい、むしくは張り合いあって
    情熱の灯火がメラメラとエキサイトしてくるのだ。
    一つの絵に人気が一極集中するより、全体的好みにばらつきがあって、
    いろんな箇所から声が鳴り響いて聞こえてくる方が
    健全的でいいよね。これは多人数で参加する企画展の場合だって
    同様に言える様に思う。一つの突出した作家に人気が
    固まるのではなくて、多方面に好みが分かれて、
    それぞれにお気に入りの、これぞと
    言える一点が分岐される方が展示会としては広がり帯びた
    面白味匂わせて素敵な感じするのだ。

    新作はシマリスになりそこねた恐竜&はしゃぎ過ぎたカエル達。
    7月末までは、小っこい作品群を中心に
    製作する毎日が続いてゆきそうですー。

    アートスペース亜蛮人|三周年記念.亜蛮人パンダン展
    2010.6.25「金」〜7.6「火」
    水木定休日 14時〜21時 「最終日16時迄」
    ちなみに6月26.27と7月3.4の六時くらいから交流会があります。
    http://www.aband.jp/

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  • 作品発表し続ける醍醐味

    明日から二週間、日本橋にあるアートスペース亜蛮人の
    創設三周年記念企画展に作品を一点ばかし
    出しておりますー。かなりかわゆい、ふんわりライトな仕上がりの
    作品になっておりますので、清くて可憐でお美しい女性の方に
    オススメの逸品でございますよぉっと^−0^

    アートスペース亜蛮人|三周年記念.亜蛮人パンダン展
    2010.6.25「金」〜7.6「火」
    水木定休日 14時〜21時 「最終日16時迄」
    ちなみに6月26.27と7月3.4の六時くらいから交流会があります。
    http://www.aband.jp/

    ↑画像は大分、昔に描いた未発表お蔵入りの旧作。
    作品タイトル、日傘キノコなタートル、夕暮れ帰宅時刻。
    過去に描いた多くの作品を押入れから引っ張り出してきて、
    片っ端から塗りつぶしリセットさせ新たな図像に
    生まれ変わらせ発表している最近。だけど今回の絵は
    自分の中で奇怪で珍奇な匂いが、どことなく気に入ったので、
    近々、展示会場で発表できる機会あれば
    出してみたいなぁー..と思ってる作品なんです。
    う〜ん、作品の良し悪しを自分のみで判断するのって
    至極難しいですよね。一番健全なのは自身が
    すごく気に入っていて、なおかつ鑑賞者からも
    もっぱら評判高いのが、理想的ではあるんだろうけどね。

    けれど、作品発表する面白さって、自分だけでは判断出来ない
    範囲外でいろんな声が木霊する所に展示する時の醍醐味が
    ある様に思う。飾りつけて、お披露目する事で
    声が一人歩きを始めて、一枚の絵を通し、
    様々な捉え方や絵に対しての見解.賛否が
    飛び交うのだ。他者の声を聞いていると
    自分が思っても見なかった図像に対しての見え方だったり、
    その作品に対して、自身すら意識してなかった
    無意識上に埋もれていた、思想や想いの丈とかまで、
    赤裸々読み取ってくれたりする場合だってあるから。
    発表する前、自身が図像に思い抱いていた一人称の見解から
    展示スペースで展示させ、多くの声を作品に縫い合わさせる事で、
    作品世界に新たな思想や振り子幅がレパートリー広げて加味される。
    そうする事で自分が一人称立って自己評価下していた時から
    随分見え方が違ってきている事に、多々気付く事があるのだ。
    反省点がクリアーかつ如実に見えたりとか。思ってたよりも周りが
    気に入ってくれたりした場合なんか展示が終わって
    手元に戻ってきた時、図像に
    ほんの少しだけ、背伸び出来る誇らしい自信や勇気芽生えて
    きたり。自分が思ってたよりも悪くは無いんだなぁ..って
    出展するの臆していた気持ちが薄らいで和らぐ様な、そんな感じ。
    しかし逆のパターンだってある。誇らし気に見せた
    作品が周りから、けちょんけちょんに酷評されたら逆に
    発表した時よりも自身のその絵に対しての自己評価が揺らぎ、
    疑いの目を向けてしまったり、どんな所が非難の対象に
    なっているのかを深く考え、反省したりもするのだ。
    やはり図像表現を常に揺さぶり変化させ続けてゆくには
    他のアーティストと作品発表を共演したり、現代に息づく
    多くの作家作品を随時じっくり眺め、観覧し続けてゆきながら
    自身と照らし合わせ考察してゆく必要があるように思うなぁ、うん。

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  • 音楽と絵に対しての鳴り響く共通項について

    音楽をイヤホンやスピーカーを通し、耳に聞き入る。
    一つの音源が始まって終わりを告げる。
    聞く前と聞く後では、立ち広がる景色の視点が、
    ちょっこっとばかし揺り動いている様に思う。
    少しだけ心に背負った重たい荷物が紐解かれる様な。
    乾いた状態の心が、ちょびっとばかし潤って
    落ち着いた気分になったり、緊張感削ぎ落とされる様な。
    音楽を耳に流し込む事で、ほんの1サジだけれど
    心が豊かになる、気持ちが楽になる、そんな気がする。
    各自がそれぞれに見合った自身にピッタリ息の合う音源を
    脳内へとインストールする事で、聞く前には感じる事出来なかった
    感覚を、飲み込み受信させながら、
    ジンワリお風呂に浸かった様な
    気分で味わっているのではないだろうか。

    これは視覚と聴覚において、出し入れする箇所は違えど、
    美術表現においても同じ共通項が当て嵌められる様に思う。
    それぞれが、目一杯惚れ込み、心底陶酔出来る、そんな
    とびっきりな一枚の名画と巡り合う。
    見る前には何気に淡々と過ごしていたり、
    表情が冴えない感じだった状態から
    一気に開放され、一点の木漏れ日が自身へと
    降り注ぎ、照射されるみたいな高揚感が舞い降りてくるのだ。
    その図像と自分が出会いたもうた事で、出会う前には
    体感出来なかった世界を、その絵がそこへと連れ出し導いてくれる。
    日常の中に潜みし非日常的なキラリとした、眩くも儚い様な光景。
    自分には到底、発見する事が出来なかった
    崇高なる感性の灯火。その世界へと、
    そこに住まいし暮らす住人が
    自身の手を引っ張っりながら、そそくさ連れ出し、
    眼前へと立ち登る風景なって
    見せつけてくれるのだ。それは音楽やビジュアル表現の
    両者において共通して言える事ではないだろうか。

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  • 中国現代美術展やらアイアンマン2だとか^^

    映画.告白を断念して..アイアンマン2を
    代わりに観覧いたしました〜「笑」
    しかも前作アイアンマン見ずに..今回の二作目から
    いきなり突入してしまった感じでございます〜。
    映画冒頭の記者会見で、自身がアイアンマンである事を
    民衆に発表して、物語は封切られるんです。
    放出する様な漲るパワーの代償として
    自分の体内に毒素が少しずつ蓄積.溜まってゆく諸刃の刃な
    ボディースーツを身に纏い
    悪い奴と戦い続けてゆくんですが..。
    政府側にボディースーツを
    没収されそうになったり、同じ型をベースに構えた悪党が
    F1レースに颯爽乗り込んできて
    鞭の様なレーザーソードでF1カーを
    真っ二つにぶったぎったりと..。
    序盤から暗雲漂う感じでダークサイドへと引き寄せられて
    ゆく感じでしたが、ラストは相棒のメタリックな
    鋼鉄スーツを着込んだアイアンマンと共に
    無人ロボットや悪の要を、木っ端微塵ズタボロに
    やっつけてゆくという、お約束の内容でござりました。
    拙者が、こういった典型的ハリウッドのヒーロー映画に
    求めているのは、事前に決まりきった
    パターンをストレートかつ単純.爽快に
    味わいたい心境なんだと思っておりまして。
    画面一杯に爆煙がモクモク燃え広がったり、
    ヒーローとヒールがスクリーンで揉みくちゃに
    泥仕合繰り広げながら、爽快に暴れまくったり、
    スリリングな目にも止まらぬ銃撃戦に息を呑んだりとか^^
    要するに時代劇でいう所のラストシーンで
    主役がズバズバと敵方の侍を待ってましたー、な感じで
    斬りつけてゆく様な
    単純明快で刹那に切り取られたその場その場の
    速乾的なエキサイトをソウルフルに楽しんでいる様なね。
    つまり一時的な心地良さに身を委ねている感じがするのです。
    決して後々響き残る様な深みや影響力は無いんだけど、
    受動的な状態に身を浸し、
    ビジュアルを一方的流れの川から掬い上げ、
    飲み干す様な感じなんです。

    さてさて、奈良県立美術館では現代中国の美術展が
    来月4日まで開催されております。
    一見、日本でいう所の日展や院展などの類に近い。
    きっちりと骨組みを
    画面に取り入れた写実上に現代的な思想を
    導き出してる感じ。それらが館内全土に
    覆いつくされ飾られておりました。
    多くの絵画作品からは、事前に構えて作られた表情や
    仕草などのポーズ絵柄が印象的でしたね。
    集団や群集で群がり、何かを成し遂げる時の凄まじき光景を
    描いた作品からは中国パワーを
    髣髴させるお国柄が満開している様でした。
    大きな地震で建物が
    バラバラに倒壊した瓦礫の上には、真っさらピカピカの
    ランドセルや時計、開けられたままで突き刺さった筆箱、
    血のりがベッタリ纏わりついた領収書などが
    瓦礫中央に配置された二面的時間軸を連想させる作品。
    それが特に一番印象残っております。
    止まってしまって、もうそれ以上の刻をその者と共に
    刻む事出来ない、誰かが身に付けていた日用品。
    そこから新たなる再出発を
    余儀なくされる人々。生命の破壊と再生が
    まがまがしくも歪でいて、無常延々と繋がってゆく世界を、
    この作品を通して、まざまざと垣間見た気がいたしましたね、うん。

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  • ボールペンイラストスケッチ

    今日はボールペンで携帯感覚にサラリと
    20分くらいで描き上げました。技法や画材をシフトさせる形で
    揺り動かしつつ、画面を展開してゆきたいですねー。
    多角的切り口を最終的には
    一個の画面に統合、淘汰させてゆく様な。
    広がり幅存分に効かせつつ、
    自分色を画面から滲ませ醸し出してゆけれれば幸いであります。

    告白を見ようか..見まいか..悩んでおります..。
    なんだか映画の内容がネチネチ陰湿そうで痛々しい
    予感するんだよねー。
    勇気を振り絞って見る覚悟が必要だな。

    奈良県立美術館で現代中国美術展が
    開催されてるみたいなのですー。こちらは何としてでも
    行かないとゆきません。アートを国力として
    導入している中国美術の恐るべき魔道底力を
    目の当たりいたしたい感じでございます。

    徹夜で騒ぎすぎた疲れが..未だ身体に残っているみたいで
    だるくて、眠くて、力入んないです〜「苦笑」
    いやぁ..しかし神がかった面白さがあの空間にはあったと思う。

    最近は小品メインに製作立て続けしていたので
    そろそろ大きめサイズに筆をガシュリと入魂
    いたしたい心境でございますのよ。
    絵の具を大量に投下しながら、パワフルに画面盛り上げて
    ゆきたいと思いますー。

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  • サイゼリアアートサミットしゃべ栗会

    いやはや、朝帰りの5時前始発時間な感じだった昨日。
    19日は個展搬出手伝いや自身の企画公募展搬入だとか
    ルノアール見ようと国立行ったら長蛇の隊列で断念いたしたり。
    アート仲間の展示観たり、この世の最果て中百舌鳥まで
    車を走らせたりと、濃度たっぷり分刻みうどんな感じでした!
    心配していたザザブリ雨の方も、一時的にザザザな感じでしたが、
    搬出.搬入時にはポツポツした状態まで緩んで
    無事作品を納品&撤収いたす事となりました^^

    中百舌鳥のサイゼリアで毎度お馴染みの
    タクマ氏.タカ氏の両巨匠画伯達に恐縮囲まれながら
    相変わらずテンポでしゃべ栗.しゃべ栗〜。
    最初、店を入ってから一時間ほど、オーダー注文せずに
    ひたすらおしゃべりしていたのには、
    後から思い返せば、苦笑いな感じでしたけど..。
    そんな感じで四時間ちょい、閉店で最後の客にポツンとなるまで
    ひたすら爆笑ならぬ失笑トーク繰り広げ、
    悲鳴や甲高いがなり声を店内に
    けたたましく密林に住まう鳥の如く鳴り響かせながら、
    しゃべ栗サイゼリア会議はお開き、幕を降ろしてゆきまちた^−^

    ↑画像の新作は南国トロピカルマンゴーに群がる
    いたずらファンタジスタ旺盛なアラクレバシリスク達。
    夏の季節をイメージしたサムホール作品を
    堺アートワールド2010へと投稿いたしたいと思います^−^

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  • 自由奔放な感覚的表現者

    月に何点、期日までに仕上げて、価格設定はこのくらいで〜..。
    そつなく出来そうだと一見思っていても
    実はこれが非常に難しくて、容量得ないんだな。
    なんだかんだ言ったって
    自身はあまりに制約された決まり事を厳しく
    突きつけられると、それに相応出来るスキルで
    応答出来ない様なのだ。いわゆる自虐的で自身を
    とことん追い込み、痛めつけながら、それをバネに跳ね登り、
    底上げしてゆく事が至極に困難な絵描きタイプの様に思うのだ。

    今回の展示で見せたい全体像は?..と聞かれたり、今回の
    自身が突き詰めたコンセプトはどう言ったモノなのか..と
    言われたら、僕の作品に、そもそもコンセプトたるモノなど
    存在しないんだと、即答するだろう。日々頭に描きたいビジュアルを
    感覚頼りに手繰り寄せ、日々イメージの片鱗を
    一つ一つ画面へと引き寄せながら、描き表してゆくのだ。
    1日1画、それの断片集積末に作品は全体的輪郭を立ちあがらせ
    コンプリートされてゆくんだと考えている。

    なので個展が決まれば、その日からよーいドン〜のスタートを
    即座に切って始まり、ただマイペースに黙々イメージダイビング
    しながら随時その都度、作り上げてゆく。
    展示空間に合わせたレイアウトに
    添って作品サイズを考慮するなんて事は、ほとんどと
    いっていいほど無い様に思う。期日前に出揃った作品が
    出来て初めて、空間プランを練り合わせ、開始されるのだ。

    作品コンペの時だってそう。それの公募に向け目標添えて
    描き出すって意識は皆無に等しくて。自信を持って
    これを出したいと思ったのを、今まで描いた中から新旧問わず
    照らし合わせエントリーする様な形を
    いつも取っている。なので出来立てホヤホヤの最新作より
    旧作の出来具合の方が良ければ、迷うこと無く
    そっちを戦場へと背中押しながら送り込むのだ。

    手軽に参加出来る多人数企画公募の時でも自分は
    直前まで、どの作品をその展示場に送り出そうか、
    決めかね迷っている感じなのだ。
    好き勝手気の向くままに描いた、いくつかある
    作品の中からチョイス.淘汰してゆく。
    当初これをあの場所へ放り込み飾りつけようと決めかねていても、
    その後それよりも、こちらの作品の方が
    飾りたいよなぁーと思える作品が仕上がった場合、
    そちらに急遽変更させ、エントリーするなんて事は
    ざらにあったりするのだ。ランダムでアバウトかつ大雑把な
    性格気質が、作家活動してゆく過程で
    フリーダム奔放スタイルへと形成していった様に思う。

    なので今回7月に参加する亜蛮人パンダン展、
    ササラサラ、おんさ企画展のどれもが
    当初ディスプレーしようと考えてた展示作品と
    違った作品へと移行していった感じなのだ。
    パンダン展に出すのをササラサラに移動。堺アートワールドの
    小品を急遽、亜蛮人パンダン展に変更。そして当初安定した
    図柄の旧作をイトヘンに出そうと目下検討していたのだが、
    最近出来たひややか透き通った空気感の作品を
    鳴り響かせたい衝動に駆られ、そちらの方へと
    出展作品をシフトさせていった感じなのだ。
    そう、自分自身は本能的な閃きがまず第一に
    身体全体を付く動かし、後の言葉とか
    計画、実行プランなどの理論は、感覚的な揺らめきを
    より具体的な実りある形へと肉付けさせるため必要な
    第二のエレメントに相応するものだろうからね、うん。

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