川瀬大樹

画家

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京都府城陽市

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川瀬大樹

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川瀬大樹

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  • 個展する順番.順序

    美大を卒業にしてすぐに個展、
    美大在学中に個展を開催、
    むしくは作家活動初めて間もない頃に個展..。
    この手合いのケースの大半は
    半ば失敗する形で
    幕を閉じるのだ。要するに手順の踏み方が違うんだよね。
    つまり発表歴の浅い内に個展を、いきなり開催しても
    自身のキャパ「容量」がそれに見合ってないし、
    何より自身を目当てに足を運んで
    赴いてくれる人って言うのは
    身内ノリ、家族、親戚、友人、恋人と
    普段顔を合わせている様な親しい間柄だけに
    終止してしまってる事が多いと思う。血の繋がりが深い人達が
    展示会に来てくれるのは、すごくありがたく嬉しい事ではあるが
    それだけで幕を下ろしてはいけないんだよ。

    例え話で言うと漫才師を志すお笑い好きな仲間内だけで、
    笑い合ってるってのは
    真に面白いとは言えないよね。
    顔も名前も知らない第三者が
    それをふと偶然聞いて、「この人達のトーク、すごく面白いなぁ」って
    聞き耳立ててくれれば、
    本物の良さがそこには滲み出ていると思うんだ。

    学園祭のメジャーバンドを
    ただコピーして演奏してるだけなのは、
    ただのクラブ活動でのお披露目会であってさ。
    オリジナル曲を作成して路上で演奏してると
    ふと通りかかった
    見ず知らずの人がピタリと足を止めて
    その演奏者の近くに佇みながら
    曲が終わるまで聞き入っている。
    そして自主制作したCDを一枚買ってゆき、
    次回もまた演奏してるそばで音を聞き入ってくれてる。

    絵の世界もそうだと思うし、どの世界でも
    この事柄は同じだと思うんだ。
    ギャラリーで展示してたら、ショーウィンドウに
    飾っている絵に目を留めて
    ギャラリーの中へと
    見ず知らずの誰かが入ってきてくれる。
    じっと絵と対話しながら
    その後、会話がそこから自然な流れで成立してゆく。
    プロの世界は厳しい。
    けれど自己満足の小さな枠をはみ出した先に在る
    初対面の人達と、表現の場から
    新たなコミュニケーションが生まれ
    小さな輪が大きく外へ外へと膨らんでゆく。
    始めは個展をするよりも、
    アートフェスタや多人数企画での作品展で
    発表をこまめに繰り返しながら、
    少しずつ自身の作品世界に
    魅力を感じてくれる人を探し出しながら
    巡り合ってゆけば良い。
    それの集大成が個展開催する事であって、
    そうなれば、自身の枠の外で培い積み上げてきた
    大きな達成感や充実感が生まれるのだから。

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