川瀬大樹

画家

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京都府城陽市

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    Works 305

川瀬大樹

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川瀬大樹

画家

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    Works 305
  • ポストカード考察

    カードを作家活動始めた当初はみんな刷っていた。
    10人が10人、作家オリジナルカードを机や壁に並べて
    飾るのが主流なっていた様に思う。
    現在は、その流れが変わってきていて。
    今もポストカードをグッズとして設置されてる作家さんは
    当然多いんだけど、全盛期に比べて陰りが出始めた、そんな印象を受ける。

    ポストカードの勢いが廃れていく現在において、
    ハンドメイドをキーワードとして述べると、
    ポストカードよりも、より実用的で、作り込んだアイテムが
    好まれる様になってきている様に感じられるんだ。
    プリンターが一般家庭に完全なる形で普及した現在、
    どの家庭でもすぐに作れてしまうのもあるし、
    商品として売り出す場合、それよりもワンランク上の
    業者プリントによる出力で刷り具合の良さとしての違いを表さなくては、
    商品としての魅力が今一つ発揮出来ない様にも思う。
    僕の場合、原画を主流に構えてからは、一部の委託先を除いては
    基本、ポストカードは刷らない事にしている。
    原画の横にポストカードを並べた時、
    そちらに目線が流れてしまうし、
    何より現物の味に視点をフォーカスしながら
    絞り込んでゆきたいとも強く考えているんだ。

    唯一ポストカードを委託していただいてるキリン雑貨店で
    ポストカードを敢えて設置するのには明確な理由があって。
    当然委託での販売として置いていただいているのに、
    一点も絵が売れなければ、委託作家としてアウトなわけで..。
    月々、ほんの微々たる売り上げでも良いので、委託先の
    収益として還元させなければ、お払い箱なってしまうわけで「笑」
    なので委託した当初は葉書サイズの現物3点と合わせて
    ポストカードを数種類委託させていただき、原画の売り上げが
    良ければ、ポストカードを引き上げようかと考えていたんだけど、
    これが上手くゆかなくて。雑貨店において
    絵が販売に繋がるっていうのは
    滅多な事では発生しないというのが、
    委託させていただき、毎月の
    集計を報告していただく度、沸々と実感したんだ。
    やはり絵を購入する人ってのは、
    絵に少しでも関心.興味ある人が前提であって、
    興味無い人にアート作品を見て貰ったり、嫁入りさせるのは
    土台無理があるよなぁっと悟ったわけ。
    なので、ここでは少しでも売り上げに貢献出来る
    ポストカード主軸で委託していただき、
    あくまで葉書サイズの原画は魅せ場としての装置として
    機能を果たしてもらっている。
    話を最初の方に戻して、グッズとして並べると、
    オリジナルのポストカードよりも、
    Tシャツや、掛け時計、アイフォンケースなどの方が、
    オリジナルのブランド商品として、
    ありがた味が買い手にとって湧いてくるわけで。
    作家オリジナルのブランとして確立させた、
    それらの実用的で、商品として、
    より存在感の持てるオリジナルグッズを
    アートマーケットの主軸に構え、
    原画とは別に売り出している傾向がある様に思う。

    原画だとやはり、すぐに販売へと結びつけるのが難しいと思うし、
    ポストカードだと、いろんな意味で商品としての重味が
    今一つ感じられない様に思う。要するにパンチが弱い。
    なので、商品としてのありがた味、つまりパンチ力の発揮出来る
    オリジナルグッズを商品としての主軸モチーフとしてブランド化させ
    打ち出してゆく事で、作家支持率へと
    確かなる形を持って、還元させれると思うんだ。
    原画をアートマーケットに流通させなくても、長く愛用してくれる
    オリジナル商品としての意味合いを
    ブランド化したグッズで展開してゆきながら
    着実にリターンを促しファンを増やしてゆける様に思うんだ。

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  • インタビュー記事掲載していただきました^^

    http://www.artamira.jp/pickup/taiki_kawase
    いよいよ、アルタミラサイトにてインタビュー記事を
    掲載していただく事となりました^^
    明日辺り、掛け時計とコースターのサンプルが届くらしいから、
    桜の咲き誇る春までには、名刺ケースに続く、
    コースター、掛け時計などのアイテムが続々と商品化されるので、
    今からすごく待ち遠しい感じです!

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  • アートなる魔法を振りかける〜

    絵の具にしろ、画材にしろ、不確定なる作家の原画にしろ、
    ある人にとっては値段以上の価値を発揮しても
    ある人にとっては無価値でいて使い道に困る代物なわけで。

    例えば絵に関心の無い人の元に
    絵の具が懸賞で当たったり、
    誕生日にプレゼントされても、当人にとっては困惑しますよね。
    絵のプレゼントもそれに該当すると思う。
    ある人にとっては値段以上の価値を
    見出す事の出来る作品として重宝される反面、
    その絵に興味示さない人にとっては価値0な物質でしかなくて。
    アートの世界ってつまり、
    そう言う不確定な世界に足を突っ込んでると
    言えるだろうし、だからこそ全身全霊を賭けて
    モノ作りに取り組み発表を続けたいと強く思うんだ。
    画家にとって画材を買った後に、いかにして、
    その原価から付加価値を
    上乗せ出来るか否かの勝負なんだと考えていて。

    前述でも述べた様に、絵の具なんてのは、ある人にとっては
    なんの価値も無い代物であると思う。
    画家にとっては、その絵の具の値札に付けられた以上の
    価値を発揮出来るか出来ないかは、
    本人の鍛え抜かれた腕や目利き、
    感性の磨きにより決定される様に思う。
    絵の具を筆に付着してキャンバスへと
    練り上げたイメージを描きだしてゆく。
    その完成品を展示場所にて
    キャプション付けて販売する事で買い手が付く。
    完成品に付けられた値段はピンからキリであるが、
    少なくとも原材料である画材の
    数倍に及ぶ価格にて展示販売される。
    それの価値と言うのはいわゆる、
    製作者自身の感性や世界観に
    相応するモノであって、描き手が支持体に磨き上げられた
    持ち味なる魔法を振りかける事で
    付加価値が発生してくるんだと思うのだ。

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  • 屋台独自な味を頑なに探究

    セブンイレブンってありますよね。
    あれの意味って朝の7時に始まり
    夜の11時に営業を終えるっていうのを表してて、当初はね。
    けれど、今ではどのコンビニも
    24時間営業が当たり前になっちゃってて。
    大手のマクドナルドや吉野家とかも
    昔は、開始と終わりの時間がきっちり定まってたんだけど。
    この24時間営業ってのが効率かつ合理主義の
    最も分かりやすく象徴している、一つの形だと思ってて。

    何処かが始めに封を切っちゃったから、それに対抗しようと
    他のチェーン店もこぞって24時間営業にしちゃった感はあるよね。
    始め16時間くらいだった営業時間が他のコンビニが17に
    引き上げちゃって、さらに対抗しうるため、どんどん営業時間を
    拡張して、その行き着いた先が究極のフル稼働で動かす
    24時間いつでも稼働している状態なわけで。
    こうなると、次は値段による鍔迫り合いで他店より10円でも安く、
    さらに20円割引で..みたいな感じで、
    逆にゆとりがなくなってきちゃうよね。
    そんで肝心の従業員達は最低限の賃金、
    特にアルバイトなんかは時給750とかで、
    無理な要求.難題突きつけられながら
    シャニムに重労働強いられてて、裏舞台を覗いてみると
    凄惨極まりないわけで。一見華やかで活気ずいてる
    大手チェーン店だけど、舞台裏は、大体そんな現状なわけで。

    僕の目指す方向軸はそれとは、真逆で一見非効率に見えるだろうけど、
    着実に手堅く一手を担う、例えるなら小さな屋台ラーメンなんだ。
    小さな限られたスペースを保った屋台のリヤカーを
    引いて、いろんな土地での自身が頑なに突き詰めてきた
    秘伝のスープをじっくりと長い時間かけながら伝播してゆく様な、
    そんな風なビジョンを持っていて。
    お店に入れるスペースは限られてるから、
    一度に数人くらいしか席に座れないし、
    秘伝で拘り抜いたラーメンを出せる量も限られている。
    営業時間も、時間どおりに開いて、
    スープが完売するか、営業時間が訪れたら
    本日は店じまいする、そんな気構えで何十年と
    小さな屋台を運営出来れば、それはすごい事だし、
    そうあれる様に日々、腕を磨き上げながら
    絵筆を握りしめ、鍛錬に励んでいるんだ。

    あくまで資源を競うのではなく、資源を分かち合う。
    作家それぞれが高め合った境地へと、
    鑑賞者が自身に見合った屋台へと足を誘う。
    10人10色の作家屋台から
    各自が好む、おのおのなる味の店へと
    鑑賞者は足を運んでくれれば、それで良いんじゃないかな。

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  • 在庫と調整

    細川氏が去年辺りから良い具合で
    絵が売れてきだして、安心している。
    細川君は何かと面倒な男で
    絵をマイペースで描くのは良いんだけど、
    それ以外の事は全くしないし出来ない。
    つまり拙者が今まで作家活動を
    全面的にバックアップしながら
    プロデュースしているのだ。
    アスペルガー症候群という病気を持ってて
    本人いわく、自身が好きな事には
    とことん熱中できるみたいだが、
    興味.関心ない事は
    からっきし、やらないし出来ない。
    部屋を掃除しないので
    自宅の小部屋が
    ゴミ屋敷みたいになってて、
    よく人が住んでるなぁ..と関心するんだ、いつも。

    さてさて、去年は西脇サムホールを出す様に強く
    言い聞かせたら出展して、無事入選果たしたみたいで、
    今年はアートムーブ絵画コンクール2013を出す様、
    強く勧めたら出す気になってくれたみたいで、
    やれやれ〜と思いつつ.、
    上手く軌道に乗ってほしいと切に願っているのだ。
    さてさて、もう一つ悩みがあって、
    サムホールサイズだが、良い感覚で奴の絵が
    売れだし、それも良かったなぁ..と言える反面
    問題があってさ。
    細川氏は油彩でかなり長い時間かけて描くわけよ。
    サムホールも、場合によっては
    一か月とかかかるらしくて、手元に在庫が無いわけ。
    彼に限らず、そんな贅沢な悩みを抱えてしまった
    上昇軌道に乗りかかってる作家さんって
    周りにすごく多いと思う。
    この在庫と調整について、今日は書き記そうと思う。

    僕の場合、瞬発的な爆発力で描けるから、描くのは
    やや早い方だと思っている。
    それが幸いしてか、在庫自体は、なんとか賄えてる。
    売れたら売れた分だけ補う。
    今年は17点原画が販売に繋がったので
    それよりも多い作品数20点を
    二ヶ月目標に作り出そうと考えてて。
    リアルタイムで常に新しい絵が
    日々アトリエにて制作されてて。
    これと同時にこなしている事があって。
    制作過程の作品は、あくまで展示会など、これから開かれる
    目標に向けて制作を進めているんだ。
    けれど、手元にある完成されてて、
    押し入れに眠りし作品の事も
    同時に考えながら戦略を練っている。
    手元にある完成品を流通.回転させながら、
    マーケットに浸透させゆき、
    同時に作品制作を推し進めてゆく。
    この二つを同時展開させる事で、
    完成作品は常に月の中の
    何処かで転がし影響力を与えてゆきながら、
    支持者を増幅させてゆく。
    それと同時に未来へと投げ打つロンギヌスの槍となりうる
    発展途上の未完の作品を完成へと近づけ、
    その時が来たら
    確固たる役割を果たしてもらうべく、
    二人三脚なる戦術論を構えながら
    牙城を着実に一手ずつ切り崩しながら、行進しているんだ。

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  • 一浪時代の記憶

    浪人生活を一度だけ経験した事あるんだけど、
    あれはきつい反面、絵の基盤を鍛えられた。
    現役の頃は学校がまずあって、それに向けて
    家と学校を往復するわけでしょ。
    周りには、先生やクラスメイト、
    友達なんかも居て、大きな組織の箱船の中で
    共に生きているわけで。

    自身が美大行くために浪人した予備校の研究所は、
    かなり少人数で現役の学生入れても10人程度なわけよ。
    普通の何処にでもある
    民家の二階で、デッサンや色彩の実用的な
    基礎を一年かけて、みっちり時間かけながら叩き込まれたわけ^^
    あの頃の特異な経験は今もすごく
    自身の中で息づきながら活きていると思う。

    高校を卒業して、浪人生活が始まるんだけど、
    これが、かなり精神的にきつくて、孤独な思いを
    嫌ってほど経験してさぁ..。
    高校の同級生達は専門学校とか短大に進学しててさぁ^^
    たまに集まるんだけど、
    彼女出来たとか、コンパしたとか、進学先の友達の自宅で
    誕生日パーティーしたとかね(笑)
    周りは華やかで、自身は家と研究所を毎日、地味に
    往復してる感じだって。なんか、その当時は
    進学した連中が心底羨ましくて、恨めしくて「笑」

    浪人した頃を振り返って思うのは、あの一年を
    よくぞ耐え抜き生き延びてきたよなぁ..、って
    我ながら呆れつつも関心するんだよ。
    浪人した事により、今まで当たり前にあった
    先生や仲間や同級生達と離ればなれになって、
    離島にある牢獄に1人取り残された気分なってさぁ。
    美大研究所の一週間のスケジュールを
    ざっと大まかに述べると、
    月、火、木、金 14時〜21時まで絵の鍛錬「居残りも日常茶飯事」
    土曜日は比較的楽で10時〜13時半くらいまでだったけど^^
    春季講習や夏季講習、冬期講習なんか、もっと
    ハードでさぁ。10時〜21時、週5とかね(笑)
    その頃は、それまで一日中、
    絵を描くなんて事はした事なくて。
    高校時代は美術実技の課題こなして、家ではノートにラク描きする程度。

    今思えば、この頃のサバイバルして耐え抜き
    生きながらえた熾烈なる一年が、
    自身の制作基盤なってる気がするんだ。

    制作って、気分が乗らないとか体調不良だとか、
    いろいろ起こってくるんだけど、それでも日々キャンバスに
    絵図を描き記してゆくのが、画家と呼ばれる人達でしょからね。
    この事を早い段階の浪人時代、
    身体と心に痛烈なる鞭をビシバシ打たれながらも
    一度も逃げずに耐え抜いた、一年があったればこそ、
    毎日絵を頑に描き、想いを貫徹させる事が
    出来るんじゃないかなぁと思うんだ。
    浪人時代の、毎日絵の基礎鍛錬をする事が容認された
    自身の人生経験の中で類まれなる貴重な一年として
    今も深々と記憶の奥底で
    魂の情熱として燃え上がりながら息づいているんだな。

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  • 狭きふり幅での展開を頑なに追及

    2013/02/19

    活動記録

    奈良美智さんについて、僕個人が思うのは、
    表現モチーフの
    ふり幅自体は、とても狭いんだよね。
    顔がズデンと大きくて
    目が吊り上ってて、意地悪そうで、何処か切ない様な
    世界観を如実と作品世界から物語っていて。
    あのモチーフをメインに構えて10年、15年と
    現代アートのトップを走り続けているんだから、
    それは、ある種、特異ではあるけど、僕としては
    一つの題材を頑なに追及.探究する行為に
    強い共感を覚えていて。

    芸術って、ブームとは180度反転した場所に在って、
    個人の思想を頑なに磨き上げながら探究を繰り返し、
    出来上がってきた宝玉なる賜物なんだと思う。
    けれど、純粋なるアートすらも、ブームという名の現象、
    つまり流行り廃りに飲み込まれてしまう時があると思う。
    雑誌で今話題の新進気鋭アーティストだとか騒がれたり、
    展覧会の特集組まれたりなんかすると、
    それを見て興味示す人って、たくさん居るじゃない。

    印象派だとか古典絵画の
    展覧会が正にそうで、会場行ってる本人達が
    真にその作品が好きなのかどうかって怪しいわけでね。
    僕が思うのは、流行り廃りが過ぎ去った後も
    きっちりと自身の描いた作品を追いかけながら
    見続けてくれる人が、
    真の理解者であり応援者なんだと思う。
    奈良さんの人気は相変わらず凄いけど、
    アートシーンに定着してきちゃったから、
    「もう、あの目の吊り上った女の子は飽きたよ」って言う声も
    ちらほら聞こえてくると思うんだ。
    ここが奈良さんにとっての
    ターニングポイント.つまり分岐点に辺ると思う。
    あの目の吊り上った女の子を
    マンネリズムとして捉えるのか、
    それとも狭いふり幅の中で
    少しずつ進展を繰り返しながら展開してゆく
    絵図が心底好きなのかどうか。

    奈良さんが画集の巻末インタビューで大変面白いと言うか
    僕の中でストンと落ちてくる文章を書き綴っててさ。
    「僕は無くなりかけの絵の具チューブで、
    絵のイメージをずっと描いている様に思う」っという部分が
    自身として、すごく引っ掛かってきて。

    僕もジラフを主軸に展開しているんだけど、この辺りが
    奈良さんとリンクしてくるんだよ、すごく。
    動物画の中でも特にジラフを自身の中心軸に構えながら
    展開してゆこうと、これからも考えていて。
    ふり幅が限りなく狭いんだけど、イメージの世界って
    外側に目を向ければいくらでも展開できると思ってて。
    マンネリズムを
    本人が感じていたら、それは本人の中での追及度合が
    浅はかだっただけの話であって。


    初期はジラフの身体を黒ベースに描いていた。
    一匹単体で描いていた地点から頭数が2頭、3頭と
    少しずつ頭数、増えてきて。
    ジラフをオスとメスに描き分けたり、親子として
    絵図に登場したり。
    背景が白地ベースだったのを
    ベージュやレッド、ブルーやグリーン、ブラックなどに展開していったり。
    最近描き出したホエールをジラフと組み合わせてみたり、
    ホエールから出てきた吹き出し文字をジラフにも融合させたり。
    吹き出しの文字を大きくして、ジラフを逆に小さく描いて
    イメージの大きさを逆転させたり、最近はする様になった。
    ジラフモチーフを主軸に構えて3年目の年を迎えるんだけど、
    わずか3年でも、上記で述べた様に、限られた歩幅で
    いろいろと展開しているでしょ^^
    その事をしっかりと拾い上げて見てくれてる人は
    多分、これからも応援してくれると思うし、今後、
    今よりも多くの支持者が年数を折り重ねてゆく上で
    増幅してくれるんじゃないかな。

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  • 喜びを分かち合う.共有できる相手

    当時、30歳を目前に悩んでた事柄が一つあって。
    過去の偉人画家達を見渡してみると
    独身者を貫き通し、天涯独り身だった人が数多く存在する。
    伊藤若冲は生涯独り身で
    朝から晩まで絵を描き通す事に没頭し、絵に全てを
    費やしたし、ゴッホも生涯独身の身だった。
    現代のトップアーティスト、村上隆や奈良美智なんかも
    40歳半ばを過ぎた現在も独身生活を送っている。
    マヤマックスもそうだしなぁ。
    彼氏及び彼女と言うのは作りたくて
    すぐに出来るものじゃないと思うし、
    その時、運命的な巡り会わせが巡って来ない事には
    一緒にはなれないとは思う。

    けれど僕の場合、過去の美術の偉人達の
    独身者達を俯瞰して、
    僕には到底無理だなぁと思ったんだ。
    つまり35歳となり40と年重を折り重ねてゆく上で
    出来事や記憶を共有してくれる恋人が
    僕には必要だと思ったし、心底ほしいと強く願いながら
    その時が来るのを待ち浴びていた所はすごくある。
    30歳を過ぎて自身が最も得意とする題材、
    キリンモチーフを主軸に掲げて
    アートマーケットに放り投げてゆこうと
    決意表明してから
    メキメキとアートマーケットに着実なる形となり
    絵が浸透、流通してゆく様なった。
    これを2年目には
    小原画という手軽なサイズと手軽な価格で
    手に入れる事が可能な形へと落とし込み、
    さらにそれが勢いに拍車をかけて
    クルクルと好循環する形となり周り出してくれた。

    そしてちょうどその頃の一年目の
    ジラフを御旗に掲げた時期、
    運命的な恋人と巡り会えたのが、
    自身の中で大きな転換期と相成った。
    それまで独り身で絵を描いてた僕にとって
    これはとてつもなく大きな出会いだったし、
    二人称で自身が作家活動する中での
    記憶や出来事を
    最も近くて親しい間柄で共有し合いながら
    共に喜び、分かち合える人が出来たのは
    至福とも言い切れるくらいの至極なる幸せを手にしたんだ。

    ちょうど自身が手掛けた作品が
    アートマーケットの循環軌道に
    少しずつだけど、ようやく乗り出した頃から
    付き合い出した人なので、
    その辺りもすごく励みになっていると思う。
    つまりキリンモチーフを御旗に掲げ乗り出した
    無名だった僕が
    着実に手堅く成果を上げだした頃に、
    最も近くで支えながら、励まし、応援サポートしてくれた人なので、
    その事への敬意と感謝の気持ちは図りしれないくらい大きいと思う。

    アートイベントがあり、フライヤーを僕が渡せば
    必ず見に来てくれて、絵が売れたり賞を貰ったり、
    企業とのコラボアイテムが
    商品化された時など、いの一番に喜んでくれたんだ。
    目に見える形で具体的なる成果を上げた時、
    それを喜びながら分かち合える恋人が出来た事が
    ここ一二年の出来事で何より大きいし、ありがたい事だと思っている。

    もうすぐ彼女は新しい歳を迎えるぐ誕生日なので、
    コラボで商品化されたピンクの名刺ケースを
    プレゼントで、あげる事を約束したんだ。
    ピンクのジラフが
    これからは、いつも彼女の名刺ケースとして
    イベントのお友をしながら手助けするであろう。

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  • 内から外に、外から内堀へ

    とにかく人が身内以外来ない..。
    初めてのグループ展や個展などで
    こんな経験をしているのは、どの作家にも、ほぼあって
    一度は通らなくてはゆけない関所なんだと思う。
    個展やグループ展を開催しても
    作家活動始めた当初は仲間内、身内しか来なく
    展示期間が空しく終わり、幕を閉じたなんてのが
    苦い経験として、在ると思うんだ。
    もちろん、身内、仲間内が
    会場に時間を作り駆けつけてくれるのは、
    すごくありがたい事だと思うし会場に
    訪れてくれて全く問題無いんだ。
    けれど、この現実を目の当たりにして
    まず考えるのは、もっと身内から離れた
    第三者に対して
    自身が凌ぎを削りクリエイトさせた作品を
    魅せなくてはゆけないと言う
    使命感や欲望が渦巻いてくると思うんだ。
    これが初めの段階ステップ1、第一歩に該当すると思う。

    見ず知らずの初めて自身と出会い
    先入観無く絵を見てくれる人物。
    初めて目にする作品に立ち止り、その作品が
    解き放つ輝きが素晴らしく、ついつい絵の前に立ち止り
    鑑賞してくれる第三者との出会いを
    どのクリエーターも
    強く願っているのは一つの揺るぎ無い事実なのだ。
    けれど、ある程度外界に絵が認知され
    作品が頻繁に売れる様になってきたり、
    コンペなどで賞歴など
    実践的な目に見える形で第三者へと名が知れ渡り
    認められる様になって来ると
    気持ちに余裕やゆとりが生まれ出てくるんだ。
    そうした時、ふと原点の身内、仲間内に改めて
    視点がフォーカスしてくる様になるんだ。
    内堀を固める事の重要性、
    まずは身近、仲間内の間柄、側近と呼べる密なる人物達を
    再度味方として絆を深く結べる様、取り入らなくては
    いけないと考えていて。

    会う事が初めての第三者を味方に付ける事は
    自身の確固たるスタイルや
    その人ならではの持ち味が出だし、
    絵のクオリティーが安定してくれば、
    あのずと鰻昇りに着実なる形となり
    増えてきてくれる様に思う。

    身内の関係性も絵図に
    着実な成果が上がれば
    風当りが緩くなっては来るが
    エールを送ってもらうためには、
    もう一歩踏み込んだ地点での
    プレゼンテーションが必要となってくる。
    恋人や家族、絵とは所縁の浅い友達などには、
    目に見える形で成果を
    随時報告してゆく事が大事なのではないだろうか?
    自身30歳を目前にキリンモチーフを
    主軸に構えながら最も得意とする題材を基盤に
    展開する事で、自身でも驚くほどの成果を
    目に見えるビジョンとして
    立ち表わせる事が出来た様に思う。

    世間でいう所のブレイクがようやくここ一二年の間で
    立ち上げる事が出来たし、イベントや展示会に出展すれば
    展示した分だけリターンさせれる様になった。
    こうなれば周りの反応も違ってきて、
    それらの成果を随時、プレゼンテーションと言う形で
    提示する事により、
    自身の成し遂げようとしているビジョンに対して、
    風当りが強かったのが緩和して
    少しずつではあるが、もう少し長い目線に立って
    応援してやろうかと考えていただける様な
    ムードを生み出せる事が出来た。

    自身の親はアートストリーム2012での賞の特典で
    画集にしていただける賞の事を
    報告したら、一冊プレゼントしてほしいと言ってくれて、
    喜んで一冊渡す事と相成った。
    企業とコラボでの名刺ケースが完成した暁には
    サンプルで頂けるのとは別に、三種類の名刺ケースを
    自ら自腹切って購入してくれ、手元に保管してくれている。
    他にも展示会のDMが出来たら随時見せて一枚渡す様に
    心掛けているし、絵が販売に繋がれば、一点ずつ丁寧に
    説明をしながら、何処の会場でどんな系統の作品が販売に
    繋がったのかを事細かに説明する様にしているんだ。
    そうする事で自身が画家として
    具体的にどの様な成果を上げ
    着実に少しずつではあるが、成功を手している事を
    如実に見せつける事で安心感を芽生えさせ、
    今ではあまり文句を言わなくなったし、
    その分こちらとしても
    気を散らさず制作に落ち着いた気持ちでのめり込めるんだ。

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  • 500点を目標設定

    確固たる目的を掲げながら突き進み、オールを漕げば
    おのずと、到達地点へと距離を縮めてゆく事が出来る。
    目標地点をまず設定しない事には、それを成し得るための
    登山は出来ないし、まずは辿り着きたい場所までの
    区切りを設定してみるのが必要なんだ。
    去年の三月に
    小原画のポストカードサイズ原画を主軸に
    数千円のお手軽価格にてお買い求め出来る
    小作品を自身の御旗に掲げる戦略..戦術として展開し始めた。
    もうすぐ、その戦術をマーケットに落とし込んで
    一年目になるんだけど、ありがたい事に
    昨年78点にプラスして今年13点の売り上げを合わせたら
    91点にも昇る売り上げ記憶をアートマーケットに
    抉り込み爪痕として残す事が出来たんだ。

    小作品を主軸に構えた原画作品を
    五年の長き歳月を費やし
    500点嫁入りさせる事を目標にしながら
    制作に勤しんでいるのだ。
    ただし5年というのは、あくまで目安で、
    仮にその掲げた500点に到達しなくても、
    そんなに落胆する事もないだろうと考えている。
    目標に到達するに越した事はないけれど、
    それよりも、まずは設定した地点へと
    限りなく近づける事の方が大事な様に思っているのだ。

    例にあげると500点の嫁入りに到達せず
    5年トータルのリリースが450点だったとしよう。
    50点満たないとしても、それは6年目に
    かなり高い確率で500点へと到達出来ると思うんだ。

    目標ってのは、確固たるビジョンを
    ゴールとして設定、つまり設ける事により、設定した本人が
    そのビジョンに向けて、ありとあらゆる策を算段しながら
    考え抜けるという所に大いなる利点がある。
    一度決意を断固に固めながら決める事で、
    設定した目標を御旗に掲げる事で
    とにかく頭を使いながら、その都度考え抜きながら
    マーケットに対して、現時点で出しうるだけの知恵を
    最善となり絞り上げながら、強固たる精神を貫徹させゆき
    制作にも取り組めるというものなんだ。
    一つの自身が掲げだビジョンに言える事は
    自身が身を削って描きあげた作品を
    500点嫁がせた到達地点の先に
    ものすごく面白い出来事が
    巻き起こってるんじゃないかって事なんだ。
    その到達した先から見える絶景なる景色を
    なんとしても眺めたくて、
    今日も通過点を一つずつ着実に
    一歩踏み込み踏み入れながら制作に打ち込むんだな。

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