川瀬大樹

画家

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京都府城陽市

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    Works 305

川瀬大樹

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川瀬大樹

画家

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    Works 305
  • 愚直なる受注制作

    愚直なる誠意を頑に貫徹させる。
    この事柄をキーワードの御旗に掲げながら
    受注依頼の作品を展開している。

    それについて思ったのは、
    僕は限りなく愚直なる画家なんだと、
    イメージを絵筆からキャンバスへと出力しながら思った。

    娘さんの誕生日にクジラを..って言う話が10月くらいかな。
    依頼主の川合さんから、ありがたい事にいただき、
    そこから新たなる新天地が生まれた。
    それも元々は
    一枚の作品から転がり出した円であり縁なんだと思っている。
    昨年デザフェスの後から、
    ずっとブログを欠かさず拝見してくださり、
    フェイスブックでも友達なって、
    縁から生まれいずる
    奥ゆかしき出会いに、とても感謝している。
    依頼の作品って言っても、F4サイズの一点のみなんだけど
    このサイズだと僕の場合、3日あれば
    仕立てる事が可能な大きさだし、現に手元に
    いくつかのクジラ達が息吹を上げながら完成しているんだ。

    普通の受注依頼のスタンダードなやり方だと
    出来上がったのを画像で確認していただいた後、
    郵送で送れば、すぐに完了、任務終了になるわけじゃない?
    けれど、僕はそれを敢えてしたくなくて。
    まどろっこしく非効率でいて、途方も無い
    時間のかかるプロセスを踏む事になるんだけど、
    今回紹介するのは、
    不器用でいて愚直なる僕なりのプレゼンテーションにて
    受注依頼を成し遂げようと思い一つの方法論へと至ったのだ。

    それはデザインフェスタまでの5月迄に、
    つまり依頼受けた10月から
    約8カ月の期間内に、
    メインモチーフのジラフと並行しながら
    多種多様なホエールをデザインフェスタまでひたすら
    描き溜めると言う
    愚直で邁進なる行為を貫徹させたいと考えている。
    これが僕から依頼主の川合さんへと送る
    精一杯の誠意であり、今出来うる
    最大限のメッセージだと思っていて。

    デザフェス会場には依頼されたF4サイズを起点に、
    それ前後のサイズが
    備品パネル壁面にずらりと一堂に並ぶ様な
    レイアウトにしようと思う。
    つまり、依頼主は数あるクジラの中から
    宝玉なる心の奥底へと突き刺せる様な作品一点を
    選びだし見つけていただければ
    画家冥利に尽きるんだ。
    そのためには数をこなさないと
    嫁入りさせたいと思える作品を
    僕にはクリエイト出来ないと思っている。

    依頼されて一点のみだと、それが、その人にとって
    良い絵なのか、嫁入りして飾るまでに値するかどうか、
    いささか怪しいものである。
    プロなら一点のみで勝負!なんて
    声も聞こえてきそうだが、僕は心底、買い手の方が
    欲しいと願い、自然と手にしてくれないと、
    嫁入りさせる意味が無いと思っていて。
    依頼して一点を描きあげて、
    それで割り切ったビジネスとして
    完結させる様な事をするのであれば
    絵を売るよりも、もっっとより効率的で
    健全たる職業が山の様にある訳だしね。

    8か月かけて、制作活動、数百時間の道のりを経過して
    生み出された十数点にも及ぶホエール。それまでに費やした
    時間と労力とお金の中から選び抜かれゆく
    数十枚の内の、たった一枚の絵図。
    これぞベストな、これしか他に無いと心底思える一点を
    ビックサイト会場にて
    見出していただければ幸いであります。

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  • 束縛と解放

    画廊が作家を飼い犬の様に束縛して飼い殺しにする
    近代においての、閉鎖的なる囲いは切り崩れつつある。
    箱の意味合いも変化の軌跡を遂げて、狭く限定された
    小さき箱のみに置いて絵を展示発表する意味合いが
    薄れ始めている様に思う。

    僕の場合、フリーランスの画家として
    活動する上で心掛けている事がある。
    それは鑑賞者を縛らない、囲わないだ。
    作品展の告知はいろんな場所で積極的にしてはいるけど、
    それがイコール来てください的な強制、強要的なPRは
    決してしないし、そんな事はしたくない。
    何気に告知している情報を見て、行ってみたいなぁ、とか、
    近くに来たから行ってみるか、とか、
    なんとなく気になるし、いっちょ覗いてみるか、みたいな
    緩くてブラリと立ち寄った感覚的なノリで訪れてくれれば
    幸いであり嬉しいんだ。ふらりと、匂いに誘われて入ってきて
    気の向くままに眺めて鑑賞してもらい、
    ブラリとまた自然な成り行きでギャラリーを後にしてほしい。
    囲いや束縛たるモノは一切要らないし僕は必要としない。
    僕は自由きままに風が指し示す方向へと
    足を運び、その土地.その場所でしか巡り会う事の出来ない
    作品と絵とを仲介的なる介入者として巡り会わせているんだろうな。


    リュックサックを背負って煙のマジナイが指し示す方角へと
    羅針盤片手に握りしめながら一期一会なる旅をするんだ。

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  • 亜蛮人での二人展.中間報告

    亜蛮人の二人展、自身が予想してたより
    遥かに人の入りが好調でビックリ.シャックリしとります〜。
    土曜日はギャラリーに訪れてくださった方が
    「交流会してるの?」って言うくらい賑わってて..。

    とにかく一日でしゃべれるだけ喋って、
    楽しかったけど、同時に人酔い&人疲れしちゃうくらい
    ヘトヘトなっっちゃいました^^
    去年からすごい勢いで
    アートシーンにて頭角表してる、あかださんとか、
    前々から気になっていた作家の谷口さんが徳島から
    わざわざお越しいただいたり、テンションが高鳴りました..。
    作品仲間で絵のファンの依実さんが、
    トロピカルでトキメクお菓子のお土産プレゼントしてくれて、
    絵の方も長い時間、じっくり魅入ってくれてました..「感涙」
    揚羽さんと初めてお会いして、初対面だったけど
    すごく話しやすい方だったので、たくさん言葉を紡いで
    ほんわかおしゃべりいたしました。
    韓国のアートフェアで絵が飛ぶように売れる橋本さんと
    マニアなアートトークしたり、YODの看板ともいえる
    谷川千佳さんが..なんと..二人展を見に..亜蛮人へと
    来訪くださり震えが止まりませんでした..「感服」
    他にもたくさんの方とお話しして、ここだけでは
    書ききれない感じですが、とりあえずは中間報告という事で^^

    二人展も今日を含めて残す所、後2日です^^
    アートスペース亜蛮人.川瀬大樹.蛇目二人展
    1.21月〜1.29火 13時〜20時 

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  • ワンピースにたむろする猛者達^^

    コンビニってあるじゃない?コンビニエンスストアね^^
    毎週月曜日になると
    毎度見られる恒例の光景が在るんだけど。
    雑誌コーナーのジャンプ置いてる所に
    たむろってる方達いますよね^^
    あれって、みんなワンピース目当て、
    ワンピース読みたいがために、たむろってるんです。
    ジャンプを、ガバっと広げて立ち読みを展開する男衆達を
    毎度、ファミマやローソン、セブンイレブンなどで
    お見受けいたすのだ。
    あの光景って、ついつい微笑ましく思っちゃうんですよぉ^^
    並んでる男どもって、いろんな系統.地位やステイタスが
    それぞれカテゴライズ出来るわけで。
    昼休憩に訪れた工場のあんちゃんだったり、
    若い学生だったり、
    近くの子供だったり、サラリーマンだったり..。
    置かれている立ち位置はそれぞれ違えど、一つの目的、
    つまりワンピースの続きが知りたいがために
    横並びにずらりと軒を連ねた状態で並んでいるわけで..^^
    これって、大衆芸術の瞬間的な浸透率の凄まじさであり、
    超特急で伝播する凄さでもあるよね。
    あれは素直に羨ましくもあり微笑ましくもあるんだ。

    ふと、週刊連載などを手掛けてる漫画家見て思ったのが、
    現代アートの世界と一つ大きくリンクする所があって。
    例えば今日ジャンプが発売だとして、
    完成され刷られた漫画を
    男衆達が貪る様に立ち読みしている。
    作者の尾田栄一郎は
    その頃、物語の続きをアシスタント達と必死になりながら考え、
    リアルタイムでペンを走らせながら制作していると思うんだ。
    言わば描き手が居るから
    読み手がそれを読めるわけで、逆もしかり。
    読み手が居るから描き手も
    絵図を描き続けてゆけると思うんだ。

    我々は言ってみれば宇宙船地球号の同じクルー「船員」なわけで。
    アートの世界やこの世界そのものが、全てにおいて
    そこへと集約され帰依してゆく様に思うんだ。
    同時代の空気が一つに繋がりを帯び、ジョイントしてくるんだ。
    作家の個展が開催していて、
    同時代に息をする鑑賞者が足を赴き、
    絵を、まじまじと鑑賞してる間にも、
    描き手である画家は
    リアルタイムな動きで絵図を進行している。
    それらが相互に響きあっていて。

    物語の話に戻るけど、毎週のように絵図から繰り広げられる
    ストーリーを楽しみにしているファンが居て、
    それを同時刻の作家が日々タイムリーに描き起こしながら、
    それは増殖し続けてゆくんだと思う。
    自身もワンピースの漫画家みたいに
    新作の絵を楽しみにして待ちわびてくれてる人達が
    周りに少しずつ寄り集まってきてくれたのが、
    ここ一二年の強味であり自慢でもあり誇りなんだ。

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  • はぐれメタルなアートの作風

    昨日の昼辺り在廊してて暇やったから上田さんと
    いろいろしゃべってて笑 
    上田さんが面白い例え話を聞かせてくれてさ。

    「掃除が綺麗って褒められて評価される」

    「料理がうまくて褒められて評価をいただける」

    これって評価って言う括りでの
    意味合いとしては同じだけど実は少し違っていてね。
    掃除って誰にでもその気になればすぐに可能で、
    頑張って整えれば、どんな人でも整頓出来ますよね。

    美味しい料理の場合、
    ある程度の修練を費やさないと駄目で、
    出来あがった美味しい料理において、
    その人の風合いっていうのが味から滲み出てくる。


    同じ評価されるという事柄にも段階があって、
    その段階が大きければ大きいほど希少性が要求されて
    評価された時の喜びも
    それに比例しながら大きさを増してゆく。

    さらに、これより大きいのは絵で言う所の
    その人ならではの独自の持ち味なんだと思う。

    「この手仕事はこの人ならではだよね」とか、

    「この作家の世界は自分色が濃厚で
    他の画と違いがはっきり分かるよね」みたいな。

    それって例えで言う所の料理よりも
    さらに上の段階として捉える事の出来る
    評価であり褒められ方ですよね。


    そんな風な話を聞いて、すごく納得言ったので、
    そこから自身の思想を純化させるための前置きとして
    書き記そうと思った次第なんだ。

    ドラゴンクエスト「日本で最も認知されてるロールプレイングゲーム」で、
    はぐれメタルっていうモンスターが居るんだけど。
    銀色メタリックで液状化したボディーの
    スタイム型の揺ら揺らした出で立ちのモンスター。、
    僕はモンスターに例えるとしたら、
    こいつが僕と最もリンクしてて近いよなぁって思ってて。
    とにかくこいつは逃げ足、守備力が素早くて、出現率も
    極めて稀でいて低い。つまり滅多に遭遇しないんだ。
    守備力が異常に高いから、攻撃が全然当たらないんだけど、
    倒した時に貰える経験値ポイントが膨大で。
    こいつ一匹倒せば、
    編成パーティーの半分くらいは
    レベルアップ出来るんじゃない?ってくらいポイントが貰える。

    モンスターって、ダンジョン歩いてて、
    あんまり頻繁に遭遇したくないよね。
    けれどこの、はぐれメタルが出現した時は
    異様にテンションあがるんだ。
    つまり僕の作品って、
    はぐれメタルなテイストがすごく強いんだよね。
    希少性の高さ、類似品を他に見かけた事が無いかもってのが、
    最大の持ち味であり生かすべき武器でもあって。
    僕は突出した画力が在るわけでもない。
    鮮やかに輝く様な色彩感覚を持ち合わせてもいないし、
    離れて眺めた状態から、こちらに差し迫ってくる様な
    インパクト「絵力」なども持ち合わせてなどいない。

    絵を表現しながら生業としてゆく
    このクリエイティブな世界って、作家志望の分母が
    膨大で莫大な数居るわけで。
    毎年美大や専門学校を出て作家を志す人もいれば、
    独学でこれからスタート切ろうと
    一発発起してくる人達が、ものすごい数で存在するわけで。
    それに対しての資源「分子」って、数に限りがあるから、
    他の作家と横並びなった時、自身にとって何か
    一つ秀でている、頭一つ抜きん出てゆけるスキルが
    必要不可欠なってくるわけで。
    そうなった時、自身の持ち味として何処が優れているかって
    問いかけた時、やはり僕の中で最も強いのは
    独自性の強さ、類似品の見当たら無さが、
    最もアートの世界で
    オハコとなる武器として生かせるよなぁと思っていて。

    はぐれメタルは、戦闘能力が優れているわけでもなく、
    ヒットポイントも極めて少ない。
    仲間に加えても連帯として組み込んだ時、
    大した活躍など出来ないから、
    馬車の中に待機か、
    モンスターじいさん所へ預けられる定めなんだ「笑」
    けれど、なんだかんだで、
    仲間に加えたくなるレアで希少性の高い魅力を
    兼ね備えているから、まぁ僕の作品って、
    そんな立ち位置にあるんじゃないかな?
    ある一定水準の、そこそこなレベルのコンクールには
    大抵入選する事が出来るんだけど、
    入賞や大賞なんて言うのは
    僕の絵にはまずあり得ない。
    ずば抜けた絵力は持ってないんだけど、
    なんだか、一風変わったテイストなレアで希少性高くて、
    物珍しい味わいを作品が醸し出しながら
    見る側へと問いかけてくるから、
    選外に出来なく..ついつい入選で採用してしまう。

    僕の作品やキャラって、
    そんな、はぐれメタルな感じなんだよね^^

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  • 初期衝動による本能

    描きたいイメージが頭にまずあって、
    それを描こうかどうか、少し迷う事がある。
    絵を描くのって、ストレートに言ってみたら、しんどいし大変じゃない?^^
    なら描かなければ良いんじゃない?って思われるかも
    しれないけど、そのしんどさを凌駕する初期衝動に
    突き動かされているわけで..。

    絵は時間も労力もそれなりに費やすし、その時に描きたいイメージが
    自身にとって価値が在るのか否かって言う問いが
    生まれてくると思うんだ。
    今回の作品は、まず10㎝角の板にジラフが4頭でしょ。
    これって、率直に言って面倒だし手間かかるよなぁって、
    まずイメージが浮き出てきた時に思った。
    けれど、それ以上に自身が
    このビジュアルイメージを具現化させたい、それを鑑賞者に
    見せたいし見てほしいって、願望の方が、しんどいを
    上回っていて。ここから絵にするか否かが始まると思うんだ。

    なんとなく描きたいけど、そこまでして描かなくても..なんて思ってる
    イメージも中にはあって、そう言ったパターンのイメージは没になるか、
    頭の片隅で寝かしながら保留させてるケースになってくるんだ。
    つまり、それをクリエイトするに値するかどうかって所はあるよね。
    描き起こしたいって、気持ちが沸き立つ時って初期衝動が
    誘発されるんだよね。初期衝動ってのを紐解いてゆくと、
    それは強い欲望としての本能として言い表せれると思うんだ。
    根幹に流れているのは強い本能としての初期衝動。
    これが巻き起こった時に、さて一踏ん張りするか!って言う
    気持ちが渦巻き、制作が始まるんだろうな。
    今回のイメージ、小さい4頭のジラフ、題して
    子ジラフ.背比べ☆は、この10画の面積に対してはいつも以上に
    時間かかったけど、コースターデザインとして良い出来栄えなったと思う。

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  • 明日からの二人展に綴る想い

    http://www.aband.jp/  
    明日から亜蛮人で蛇目さんと僕とで二人展を開催いたします。
    亜蛮人ギャラリーの新春招待企画として
    上田さんから僕らへの
    最後のエールを送る意味合いで企画していただきました。
    今年前半のメイン展覧会として
    捉えているので何卒よろしくお願いします。
    2013.1.21「月」〜29「火」 13時から20時 水木休廊
    蛇目さんと初めて出会ったのはmix展。
    これは、どんな展示会だったかと言うと
    ミクシーのコミュニティサイトで
    参加を募らせた多人数グループ公募展で、南港CASOの大型ギャラリーにて、それは開催された。
    今から約5年前の夏。
    その時、蛇目君と始めて出会って、それから、いろんなイベントで
    彼の姿を見かけたし、同時に彼は僕の姿をよく見かけたと思うんだ。
    絵を一生生業としてゆく、
    これは実はとてつもなく難しい事なんだと思ってて..。
    けれど一生かけて成し遂げるに値するだけの価値が
    それだけ在ると僕は心底思っていて。

    年数を重ねる事に、アートの世界から身を引いてゆく仲間達.。
    もちろん、それはいろんな事情があって仕方無い事なんだけど、
    その度に、なんだか切ない気持ちが込み上げてくるんだ。
    ずっとイベント出続けてゆくと、
    いろんな作家さんが入れ替わり立ち代わり
    出たり入ったりを繰り返しループしてゆく。
    新しく知らない人達が何周年とか区切りつく
    公募グループ展ではたくさん見かけて、
    昔、その中に居た顔ぶれはもう何処にも居ない。
    けれど、いつも蛇目君はその中に居てくれて、
    僕もそこに参加してて、その度に心強い気持ちになれた。
    絵をずっと続けてゆける仲間でいて
    大切な友達が出来たんだと、顔を合わす度、なんだか安心したんだ。

    これからはお、互い少しずつ絵を発信してゆく場所が違ってくるだろうからね。
    蛇目君は画廊寄りのコレクターや美術関係者が
    スペースに多く集う場所で発表する事を
    軸に据えてゆくだろう。
    僕はアートフェスなどのアートの入口付近に
    居るライトな方達に、絵を発信してゆく機会が多くなってくると思うんだ。
    それぞれ歩む道は幾重にも細く分かれてて、分岐を繰り返し
    お互い別々の道を歩みながら突き進むだろう。
    けれど枝分かれした川が
    巡り会う場所はただ一つ、大きな大河だ。
    そこにお互いの流れゆく川が出た時、発表を続けてゆく限りは
    また出会えるから、
    二人展が終われば、しばしばのお別れだね。
    次に会う日を楽しみにしつつ
    握手を交わして、お互いの挨拶は、いつも決まってて、「それじゃ、また!」

    何十年先も、まだお互い、さほど今と変わらない様なスタンス「姿勢」で
    僕らが絵を描いてるのは確かだよ^^

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  • 最終的な目標到達地点

    僕の最終的な到達地点、
    つまりゴールであり終着駅は
    すでに決定している。
    そこに到達するまでの道のりが
    幾重にも無数に枝分かれしており、道草がてら
    道中歩みを進めている最中なんだ。
    ゴール迄の道のりは
    一直線で無いと思うし一直線に行かなくて良いとも思っていて。
    回り道.寄り道をしながら
    道草を大いに楽しめ!、が
    自身が自身に対して掲げたモットーであるんだ。

    では自身のゴールとは一体何なのか?
    それはインデペンデント「独立的」な、慎ましやかなるアートライフなんだ。
    一分でも多く絵筆を握りしめ、一秒でも長く絵筆を動かせれる領域。
    そこまで完全なる形で
    行けるかどうかは分からないし
    実行あるのみだが、
    インデペンデントな形に一歩でも近づける様、努力はしているつもりだ。

    今やるべき事は段階を経過したインデペンデントな形であって、
    一足飛びに行く事など到底無理だし、長い歳月をじっくりかけながら
    歩みを進めてゆくつもりなんだ。
    前にデザフェスで絵を購入してくれた方がブログで
    僕の事を書き綴っていただいた文章の一部分がとても印象に残った。
    絵で生活をする、「彼の掲げた目標は大きい様で小さい」、みたいな感じだった。
    そうなんです。僕の最終到達地点のゴールとして掲げた目標は
    小さい様でいて大きくあり、大きい様でいて実は小さいと要約出来るんだ。
    そこへ行くまでに焦る必要なんてないし、焦ったって仕方がないと思う。
    キーワードは、道中の道草を大いにエンジョイしろ、楽しめなんだな。

    軸となるゴールまで行くまで幾重にも別れた枝木。
    その道は一直線では無く、その都度、取捨選択をしてゆきながら
    また次の選択肢も無数にあって、それもまた
    そこから吟味しながら選択を繰り返してゆく。
    徒歩でゆくのか、船に乗るのか、馬に跨って走るのか、
    駅を途中下車して歩いてみるのか、飛行機で大空を舞ってゆくのか、
    そこへ行くまでの道のりは、その時、その都度、柔軟に
    対応しながら突き進んでゆくつもり。
    けれど最終的に枝葉の道が合流して
    交わる地点はただ一つ。インデペンデントなる聖地。

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  • フェイスブックをアートに接続

    昨日フェイスブックで出来立てほやほやの
    ホエール親子 SKYウォールの新作をアップしたら、
    最新作の原画を購入したいと申し出があった。
    この方はアートギフト展でブースが僕の隣だった人で
    ACT大賞展でも僕の作品を気にかけてくださり、
    フェイスブックで申請が先週届いたんだ。
    この方も画家で四国から東京の公募などに
    自身の描いた作品を積極的に発表されてる。

    他にも企業とコラボした
    名刺入れをフェイスブックでアップした所、
    ありがたい事に大変好評良くて
    売約を何人かの方にいただいた。
    東京で絵を以前買ってくれた方、興味がある方から
    是非ほしい、何処で買えるのか、
    いつ頃発売するのか、かなど問い合わせを多くいただいた。
    仮想空間で開かれた箱が及ぼす
    波紋が徐々に大きくなってきている 。

    ソーシャルネットワーク上での絵の設営及び発表は
    設営費がかからない上、絵の販売に繋がった時、
    当然マージンが一切発生しない。
    つまり10割全てを自身へ還元出来る強味があるので
    フリーランス「起業」の画家として
    購入者に対し
    最大限のコストパフォーマンスを提供出来るんだ。

    新作が出来る度、
    サイズ.技法.使用画材.制作年.製作日数などを
    画像下に添えて書く。

    フェイスブックで自身がやろうとしてる事は
    箱を、つまり自身のギャラリースペースを
    常設として開きながら所有する事なんだ。
    仮想空間..2次的現実としてのギャラリー設営。
    言ってみればTAIKI.KAWASEと呼ばれる
    ギャラリー運営をしている経営者であり運営者なんだ。

    箱代が常時無料な上、
    画家としてのパフォーマンスを活かす事を
    最も強く意識してるツールだとも言えるだろうね。

    P.S.フェイスブックの影響力.波紋ドライブが凄い事なってきたので、
    ミクシーやツイーターなどでもサイト掲載しておきます!
    興味持っていただいた方、
    ドシドシ申請してくださいね、よろしくお願いします!

    100004170662919@facebook.com  川瀬大樹より

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  • 時に道草.寄り道をしてみよう

    僕は旅に出る。それはいつも絵に付き添って。
    絵がまず先にあって、
    それと共に僕は旅立てるんだ。
    それが東海地方であったり横浜や東京や韓国であったり..。
    行く先々は作品の赴く先へと誘われ作品と旅を共にする。
    本筋の目的地は展示会場になるのだけれど、
    それに行くまでの脇道、
    つまり道草が大いに魅惑溢れていて、振り返ると
    本筋と等価なくらいの濃密なる出来事を経験させてくれたんだ。

    僕は絵と共に、その土地ならではのローカルな、
    そこでしか味わえないその場所ならではの空気を
    毎度強く噛みしめながら体感するのが好きなんだ。

    デザフェスでは本筋のデザインフェスタへ行く前日に
    東京の主要ギャラリーをほぼ全て一日かけて仲間達と共に周り抜いた。
    ここでのエピソードや小話がとても貴重で、
    それも込みで僕は作品と共に
    旅をするのが好きなんだと実感をした。

    韓国の時もそうだったんだなぁ。
    アートフェア会場行くまでの道のりを自身は大いに楽んだ。
    青唐辛子を一口食べただけで
    あまりの辛さに硬直してしまった事や
    韓国の人は感情が直に顔に現れやすい事だとか、
    東アジア一大きなショッピングモールを散策した事とか、
    韓国の寺院でお祈りした出来事などなど、
    それらを含めて絵と共に旅を続けてゆく事が
    これからも出来ればなぁと考えている。

    次回のクリマでは本筋のクリマへ行く前日に、日本一大きな
    プラネタリュームが在る場所を訪れてから
    その翌日クリエイターズマーケットへ
    展示参加しようかなと考えているんだ。

    絵は旅をするためのきっかけを僕に自ずと与えてくれる。
    作品を通して出会えた数々の土地や
    その場所から生まれる
    幾重にも連なる名場面やドラマ。
    僕はそれを肌で体感したくて
    絵と共に旅を続けているのかもしれないなぁ。

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