1万8000人の登録クリエイターからお気に入りの作家を検索することができます。
2010/08/16
http://www.dohjidai.com/top.htm
2010年8月17日「火」〜22日「日」
京都の同時代ギャラリーで明日から開催の2010展に
作品を14点ばかし出展しとります。
全ての作家作品が2010円均一で買えるのです。
使用する顔料や作品の大きさ、作家のネームバリューなど
一切関係なく、全て2010円ピッタシで作品が
購入出来るという、なんとも画一的な展覧会なのですー。
ほしいと思ったら即決で買える値段価格なので、
お財布と相談する心配もいりません〜。
なので、心底惚れ込んだ作品と巡り合えたら、
自身の感性を信じて、迷わず購入いたしましょう^−^
出展する作家サイドから2010展に対して
個人的な意見を述べると、2010展は、ずばり古本市場に
意味合いが近しい感じするんです、
要するにブックオフなんですよね、うん。
つまり入らなくなったんだけど、捨てるには
もったいない範囲の間に、気持ちがゆらゆら彷徨っているモノ達。
今回出展した作品の、だいたいの絵は、4〜5年くらい前のが
3分の2くらい、ウェイト比重占めておりまして。
過去に展示会発表したのもあれば、今回が、おおっぴろげの場、
初披露だったり。お蔵入りしていた作品も
あったりなどもいたします。今年描いたのも
出展してたりするのですが、
実験的な仕立て具合で描き上げた感じなんです。
だから、プロトタイプとして試しに
展示販売したいなぁ..と、思ったりなんかしてたり。
なんだかんだで2010展、つまり2010円均一ってのは
僕にとって最後の駆け込み寺なんですよね。
もう発表する機会も無くなって、押入れにスヤスヤ
眠りこけている。だからと言って燃えるゴミとして
捨ててしまうのには、さすがに抵抗があるし。
そんな時の、救済場所として、この2010展を捉えているんです。
今回、自分の作品と友人の作品を代行で搬入へと行ったのです。
スクーターの足を乗っけるスペースに
作品ぎっしり詰め込んだ袋を置きながら、炎天下ん中、三条迄。
そして、ふと思ったのが、紙袋一杯に
入らなくなった漫画だとか本を搭載して
ブックオフに向かう感じと、今回の展示に挑む自身の
心境がなんとなく重なり似ているんだよなぁ..とか思ったんです。
この2010展はアートにおける、ブックオフに
相当するのかもしれませんね。
同時代ギャラリーの柱の隙間にある扉向こうで
0000ギャラリーの、つけ麺スタッフ達が、
せっせと届いた作品荷物の整理だとか
ノートパソコンモニター越しに
出展者のリスト確認など、準備を
いそいそ取り掛かっておりました。
今回は、京都芸術センターの展示会が
かなり当たりのクリティカルヒットでございましたぁ^^
古代の恐竜の化石をオブジェに造りあげて
立体ボックスへと標本的に収納したシリーズ。
もう一つは、架空の生き物のオブジェをイメージ再現した
少しばかし恐々しい作品達。どちらも作品ビジュアルから
未だ見た事のない生物に対しての
見てみたい欲求だとか、好奇心、発見してやりたい
未知への冒険心なんかが、脈打つ感じでした。
小さな羽の生えた昆虫人間のミイラからは、
遥か昔に存在したかもしれない、グリムな小人に
ワクワクした刺激ソースをいただきましたとさ〜。
ログインするとコメントを投稿できます。
2010/08/14
マッコウ鯨と今日もひたすら呟きながら
マンツーマンで対話しておりました。
初登場によるモチーフは、言ってみれば
初の題材に対して果敢に足掻きながら挑戦している、
いわばフレッシュルーキーみたいな気持ちになるよなぁ。
形を探り探りしながら
シンボライズ足りうる象徴的チャームポイントを模索、模索。
麻キャンバスが真っ白なスタート地点の状態っていわば
キャンバスがお腹を腹ペコさせてる感じなのだと
思うのだ。まだ生地が安定しておらず、不安定で
色が接着しずらいんだよね。
お口をあんぐりさせながら、まだかまだかと
キャンバスが大きく声を荒げながら、絵の具をおねだりするのだ。
始めの内はこれでもか..と言うくらいの
大量顔料を口ん中へとバクバク頬張りながら、飲み込んでいく。
その様はまるで、大型草食動物を彷彿させる勢いがあるんだなぁ。
満杯だったフルサイズの絵の具チューブを次から次へと
喰らいつきながらキャンバスへと吸収してゆくのだ。
しかし、ある程度かぶりつけば、おのずと
お腹が膨らんできて、おねだりする声が徐々に小さく
なってくるんだ。腹八分目くらいの状態になった時には
図像全体の部位が全て確定してきて、
ほぼ配役が出揃ってる状況なんだと思うのだ。
主軸となる主役がいて、その脇に配置された
生き物達がやるべき行動も、ほぼ台本飲み込んで
覚え込んでくれてる段階なのだと思う。
ここからは、いわゆる詰めの作業に相応するんでしょうね。
ほぼ定位置固まったキャスト達に細やかな微調整、
いわゆるデコレーションなる装飾仕事を描き加えてゆくのだ。
これは言ってしまえば、食後出てくるデザート的な
役割に当たるんだと思う。あともう少しでお腹が
満杯に到達するので、この時点になると描き始めた段階で
ガツガツ大食らいしていた動的場面とは打って変わる。
静的な場面に目をじっと凝らしながら、
残りピースを慎重に恐る恐る神経配りながら入れゆくのだ。
そんなこんなで今回の作品も部位が出揃って、食後の
デザート食べる頃合へと差し掛かってまいりました〜。
今週のテーマソング国語を頭ん中でクルクルと
エンドレス鳴らしながら
8月後半を乗り切る事といたしましょうかねー。
ログインするとコメントを投稿できます。
2010/08/14
自身で描きだす新手のキャラクターたるモノ。
今年入って、拙者のイラストに初登場となる蛙だとか蟹。
一度画面に完成形態が登場した事で、
具現的イメージが着陸する感じで定着となり、
初めて認知されるんだと思う。
一度認証されたアニマル達は、いわばアカウントを取得して
ログイン可能な状態になったんだとお見受けするのだ。
それらのキャラクターは次からの作品画面で、勢いよく
顔をちらほら覗かせ、イメージ世界の何処かに住居を構えながら、
姿をちらつかせる。摩訶不思議世界へと住民登録を
済ませたアニマル達はその後、シリーズとしての
連作品となって物語を展開してゆくのだろうなぁ。
ある時は主役的な堂々たる位置ずけで
画面中央部へノシリと陣取る。ある時は全体に張り巡らされた
風景の一部、脇役的な意味あいで居座ったり、黒子的な
役割任される形で1スパイス&1アクセント
振り掛かった使命を遂行したりとか。
僕の作品で最近ちらほら登場するアボリジニキャットも
最初は奈良町猫展で展示するために猫というお題を
いただいて描き始めたのだ。自身が思い描く猫象を
真っ黒な神秘的で不可思議なニュアンス奏でる黒猫に
象徴させ描き出したのがそもそもの物語始発点なんだ。
そこからアボリジニキャットたる奇怪な猫が認証され、
一作、一作をシリーズ展開させながら、摩訶不思議な
世界の中で形を徐々に変化促し、現在へと至るのだ。
昨年まで影も形も存在しなかった生き物達が
画面加わる事によって、思いもかけない表情を立ち昇らせて
くれるのだ。自身が制御している範疇では
収まりきらない制御しきれない
潜在的イメージを作品作り通して味わいたいのだ。
そんなこんなでF20号サイズでは思いもよらない
新キャラクターが、ひょっこりと摩訶不思議世界の
住居登録に乗り出しやってきたのだ。
クジラが宙に浮き上がり、真夏の空を我モノ顔で浮遊しているのだ。
このクジラをコンプリートさせる事で初めて
摩訶不思議ワールドの住まい手として他住人達から
歓迎されるんだと思うのだ。なんとか形にして、この鯨を
自身の脳内イメージワールドへと認証登録したいものである。
ログインするとコメントを投稿できます。
2010/08/13
8月もギャラリー&美術館行脚へと
繰り出す日々が続きますー。
まずは京都国立へ生存のエシックス展を見に。
http://www.momak.go.jp/
サイエンスな科学を応用した作品が会場内に
並びつけられておりました。美術館というよりは
科学館へと足を運んだ感じでした。
大きな円形の板がフロアー全体をクルクルと回転。
その上へ鑑賞者は乗っかれる仕組みなっておりまして。
青い光が大きな円盤に差し込んだり、円の上に
付けられた二つのドアから出たり入ったり、一風変わった
近未来装置を体験出来るのです。
その後,4Fの常設を見たのち,1Fで開催される講演会を
聴講してまいりました。
講演会: 中村 哲
「アフガニスタンにおける国際協力/アフガニスタンでの医療活動、
用水路建設、難民救済、農業支援の26年」
アフガニスタンって、日本では表層的な報道以外では
あまり知られてない国だという認識があるんです。
メディアで流れゆく情報の大半は
流行や話題性を追いかけるニュースで飾りつけながら
視聴率を上げる事を第一目的にしているので。
なので報道されなくてはならない情報が
影に隠れ流されなかったり、
先進国のプロパガンダ〔偽情報〕による
情報操作があたり前の様に日常茶飯事行われるので、
真に伝えなくてはいけない事柄を揉み消して
しまうんですよね、うん。
アフガニスタンは広大な深い谷と高い山々が入り組んでいて、
国土は日本の1.5倍。人口は約2000万人くらいの人々が
暮らしを営んでおります。荒れ果てた砂漠になり、住めなくなって
アフガンから離れて行った多くの難民。
飢えで200万人という無数の人々が、生きるか死ぬかの瀬戸際に
立って生活をしている状況などがありまして。
日本という恵まれ過ぎた土地に居ては想像も出来ない
過酷すぎる現実なんです。
講演で話をされた中村さんは荒れ果てた人や動物の
住めなくなった土地に長い長い用水路を敷く仕事に
長年携わっておられるんです。
現地の人にも理解出来る補修技術をしっかりと伝えられていて。
彼らは生きるため、命を明日へと繋げゆくために
水を敷いてゆくのです。気温が55℃を超える極限的な場面。
スライドで写された荒れ果てた広大砂漠だった土地が
数年後には潤いある水が通った、草原多い茂った
豊かな大地へと生まれ変わる。泳ぎゆく魚を取りに
鳥達が上空から羽をばたつかせ、下降してきたり、喉を潤しに
動物達が水場へと集まってくる。水は全ての生命の源であり、
人だけではなく動物や植物、魚などの命を躍動させる
命に無くてなならない恵みなのである事を強く実感いたしました。
講演会を聞き終えて思った事は
当たり前になんでも揃っている日本で暮らす我々が
失ってしまったモノ。それを遠く離れた大地に住まうアフガンの
人々は失う事なく備え合わせているんだなぁ..と
思わせていただきまして。
水辺で戯れ遊び、豊かな表情を浮かべて
はしゃぎ踊る彼等の姿。それに対し、ある種の憧れめいた
気持ちが心の中からゆらゆらと
振動している自分がおりましたねぇ。
何もモノは無いんだけれど、人として最低限必要な豊かさを
失わずにきっちりと持ち合わせているのだと思いました。
そんなこんなでギャラリー巡りに。
ギャラリーすずき、ギャラリー虹、はねうさぎ、
同時代など一通り見渡しましたが
今一つ勢いに乏しいラインナップでした。
五条でアート仲間のLACCAさんと合流した後、
おんさ展最終日、ギャラリーMainの展示を見にゆきました。
搬出前という事もあってか
人で店内ごった返しておりました^−^
2階のカフェではポストカード展、3階では写真の展示会が
催されていた感じです。
そんなこんなでラストは乾画伯〔笑〕のイラスト四人展を
見に祇園にある高級敷居高そうな
ギャラリーへと出向きました^−0^
一階の老舗漬物屋の奥にあるエレベーターで4階ギャラリーへ。
4階ギャラリースペースは
奥側まで広々と突き抜けていてキャパ要領大きく、
かなりの点数を飾り付けれる感じでした。
乾さんの新作はすっきり透き通った色調と
人物の動きを的確シャープに捉えられたラインが綺麗でした。
他の三人の作家さんも大阪の展示会だとかネットなんかで
ちらほらお見受けした人がいたりと。
最後は四条近辺の天一で恒例のしゃべ栗♪
ギャラリーでいただいたプリンを店内でコソコソ、店員に
ばれないようミッション遂行したり、
ここでは書くに値しない様な、馬鹿けだ会話決め込みながら
いつもの如くワイワイ、ガヤガヤ☆
新作、躍動する月夜がコンプリート。8月最初の作品達で
かなりスローテンポな感じではあります..。
月を題材にした展示会に出せればと思うのですが、
書類審査なので落っこちた場合、
9月のタツヤンナーレでお披露目する事になりそうです
ログインするとコメントを投稿できます。
2010/08/13
不慣れな請求書とか納品書を何度か書き直しておりました〜。
ようやく完了してメール便で送付する事に。
なんだかバタバタしている一日なわりには、
実り少なき感じでしたー。夏ばてで少し停滞しているので
明日は友人のイラストグループ展と
国立での講演会&作品鑑賞、おんさ写真.ポストカード観覧、
ギャラリー汗だく巡礼などを観光で
京の都へと密度ぎっしり行って参りたいと思いますー。
ワンピース新刊読了。
白髭、ポートガル.エースの両名が亡くなり、
大海賊VS世界政府によるマリンフォード頂上決戦が
幕を閉じる。最強の白髭が脅威で仕切っていた
新世界海の秩序が崩れ、未だ誰も見た事の無い新時代が
幕を開いてゆくのです。
ルフィーの実父、モンキーDドラゴンが
革命家としてどんな風に一手を打ち付けてくるのか、
今後の動向に注目ですね。
製作に取り掛かるっていうのは
これからひとっ風呂浴びて
心身を洗い流す感じに近いよなぁ..とふと感じた今日。
錆びたチェーンに油を差してメンテナンス決め込む様な、
むしくは弦の音程ずれた楽器の響きをチューンナップ
させる様な感じなのかもしれませんね。
たるみや歪んだ気持ちをキリリと引き締めたり
とめどなく流れ行く時間に杭打ったりしたりとか。
自己の内面とひたすら対話を繰り返しながら外側に向かって
イメージ見開いてゆく様な。
細々とした雑務を全て的確にクリアーしながら
合い間合い間を縫っての製作を大事にしてゆきたいと思いますー。
ログインするとコメントを投稿できます。
2010/08/05
9月に151人展のサムホール展が開催されます。
それのフライヤー刷り上ったとの事なので
さっそく空堀町まで行くルートでいざ靖国参拝^0−^
まずはイトヘン
抽象的なひっそりした森ん中をテクテク歩いてるみたいな
由々しき感じを作品風景から覗き見る。
一発目から早速のヒット〜。今週日曜まで開催しとりますー。
ギャラリー白
常設作家のグループ展な印象。以前から、ちらほら見た事のある
作家さん三人による展示会。麻キャンバスがザックリ窪んで
クレーターみたくぽっかり空いた模様になってる
作家さんの作品が一番良かった。
抽象的な作風からは未知なる生物が宇宙空間を
ヒラヒラ這いずっている様に見えた。
ギャラリーエッジ
こちらの版画作品、モロに僕好みなタッチでした^^
青を基調にした神秘的かつ落ち着いた、不可思議な情景が
作品世界からヒョッコリ楽し気な顔を出しているんです。
宙に浮いた手こきボートに、月が祭られた山。
ライ麦畑を掻き分け進み行く船や、酒に酔っ払って
三日月でスンヤリ酔い潰れたおじさんなど、
しっとりたゆたう空気の中から
お茶目なメルヘンワールド垣間見れて素敵でした。
ギャラリーeyes
赤い土着的な画面からぼんやり突き出てくる
線のフォルムを目で追いかけながら瞑想的気分に
浸っておりました。
ギャラリー菊
かなりの点数がギャラリー手前と奥の二面スペースに
ぎっしり盛り付けられておりました。かなりの賑やかさなので
気合入れて見る事をオススメいたします。
個人的には鳥山さんの作品が新しい題材に
挑戦されていて良かったです。横顔の黒いシルエットの
少女に花びらが上から下へと
ヒラヒラ並び降りながら舞い落ちていて。
タヒチに住まう感じの女の子に野性的な花の髪飾り。
それがヒラリくるりとブローチさせながら、夏の息吹を
鑑賞者へとギフトしてくれる可憐な面持ちに
思わずうっとり釘ずけなっておりました。
ピースサマーのフライヤーも、
ちらほら各ギャラリー置き場でお見受けいたしました。
今年も猛暑ん中、スタンプラリーへと
繰り出してやろうかと企んでおりまする。
題して真夏の猛暑汗だく千本ノック巡礼と
命名する事といたしましょう。
そしてギャラリーSORAに。
古めかしい色合いで刷られたフライヤー。
海賊が宝のありかを指し示したシワの入った地図を
ばっさり見開いた様なイメージを連想させる
かっこよろしいフライヤーになっておりました。
勢い余って外に設置してたのと合わせて150枚ほどいただく事に。
冷房効いたひんやりしたギャラリー内では
大阪大学の美術部さん達による、祭りをコンセプトに据えた
グループ展が開催されておりました。
奥へと続く通路には夥しい紙の札が張り巡らされており、
ある角度から焦点合わせると神社にある何かへと
形が浮き上がり出てきます。
在廊してるかわゆす女子大生に
ポートフォリオ見せたら、かなり脈アリ手応え充分な反応が
返ってきて、かなり僕の作品を気に入ってくれた様です^−0^
なので調子ずいて公募展の事だとか、
オススメギャラリースポットの情報などを
事細かに説明レクチャーいたしました♪
帰りにソーイングギャラリーで、おんさ展を再度鑑賞。
一度目見た時には見落としていた新たな形や色の
響きを画面から見つけ、発見できたり。
いつ来訪しても気分が和らぐ最高に素敵な
憩い空間なんですよね、ソーイング〜。
そんなこんなで最後はブックオフで
原田郁子だとかくるりのバラの花なんかを
100円コーナーで見つけ出したので 即、購入して帰宅さいましたとさ
ログインするとコメントを投稿できます。
2010/08/04
以前からちらほら書いてるけど
僕が作家活動を始めて作品を世に初めて解き放ったのは22才の頃。
そこから4年間、26歳の夏まで一点も作品売れた事が
無かったんですよ。始めた当初は絵が売れるなんて
雲を掴む様な話なんだと思っておりまして。
26歳までの4年間の作家生活では、貸しギャラリーで作品発表して
会期が終われば、展示終えた作品を押入れ閉まい込む事の
繰り返だったんです。あの頃は今もそうだけれど、
発表する事自体が素直に嬉しくて、自身がお披露目した
絵に対し、声が跳ね返ってくるのが、
たまらなく爽快だったんだと思うのです。
けれども、作品は押入れに溜まってゆく一方で
短い仮設の表舞台に立った作品の辿る末路は薄暗い
光がほとんど差し込んで来ない様な、ひんやりとした
押入れ倉庫でスヤスヤ眠りにつく未来が待ち構えているのです。
26歳の夏、大好きだったよつばカフェで三回目の個展を
開いていた時、韓国風味な様相を挺したカナダ人が
カフェギャラリー展示場2階まで上がってきて
興味深そうに作品を長い時間眺めてくれていたのを
今でもクッキリと覚えている。この作品がほしいと言ってくれて
値段を伝えるとすぐさま財布から一万円札を僕に
手渡してくれたんです。その時の舞い上がった気持ちは
とにかく凄まじくて..。その日は終止テンション高鳴り、
飛び跳ねる様に喜んだ事を今も鮮明に覚えています。
29歳になった現在、あの頃の自分は予想さえしてなかった展開で
自身の絵が必要とされる様になってきた。あの頃とは
格段に腕前が上がったのも確信と自信持って言い切れる。
手元にあった作品達を次から次へとお嫁にやれる様になった。
誰が望むでも無い自身が夢中に画面へと繰り出し、
描き出した図像達が結果的には社会的に必要とされる形で
値段付けて購入していただいた後、
存在証明出来る居場所へと
旅立っていけてる事が、ただただ感無量な心境なのです。
自分が理想としていた求むべき在り方へと
ようやく辿り着いたというか、果実が赤色付けて
刈り取れる様になってくれた感じなんだと思います。
短い周期で作品が売れていくので
手元に作品の在庫がどんどん減って困るだなんて..、
なんとも贅沢すぎる悩みではないか!
僕は人に認めてもらったり、それに見合った
的確な評価受けたり、社会的に必要とされる責任を
しょっ引いて作家活動続けてゆく方が
心身共活気ずき、
パワーが内側からメキメキ湧きあがってくるタイプなんだと
実感いたした最近でございます。
これから3年先、5年後の未来では、現在居る自分が予想だに
しなかったより良い成果を着実に上げられている自身を
強く切実に祈る様な気持ちで願います。
ログインするとコメントを投稿できます。
2010/08/03
今日、エデルオ−ナーの堀井さんから、ありがたすぎる電話を
いただきまして!!なので、昨日に引き続きハイテンションな
気分に高揚させていただきました^−^
2010年8月20日〔金〕〜8月24日〔火〕に台北にて開催される
アートフェア『ART TAIPEI 2010』
http://www.art-taipei.com/に小品を一点ばかし
特別出展させていただく事となりましたぁ〜〜^^
小山登美夫ギャラリーや椿ギャラリーなど、
ネームバリュー轟いた大手ギャラリーが軒を連ねた
今、最も活気づいたアートフェアの一つと
言ってもいいのではないでしょうかー^−0^
アートフェアにしろアートフェスタにしても、
共通して魅力的だと思うのは集客力の持つ威力なんだと
思うのです。関西のギャラリーで展示する場合だと
一週間飾り付けて、100人見てくれたら良い方な
部類に入りますよね。これが企画展示ギャラリー一群が
一同に大きな同一空間で作品飾りつけられた
アートフェアなんかだと、
見てくれる数の桁が数千〜数万人規模にまで膨れ上がってくるんです。
なので分母の集客力が多ければその分、
自分を支持してくれるオーディエンスと
巡り合える率が必然的に多くなってくるんだと思うのですよ。
単純な換算の例えで言ってみたら
100人お客さんがいた場合に
支持者が2人とか3人くらい見つかるとする。
けれどこれが1000人だと20〜30人、10000万人だと
200から300人くらいにまで拡張させる事が出来る。
つまり母体となってる分母の集客率が多いほど
自身の表現する作風を気にかけてくれる分子の支持者と
巡り合える可能性を広げられると思うので
集客率は大いにこした事ないと思うのです^−^
さてさて、ようやく新作に取り掛かれるというか、今月は
製作強化月間であります〜。9月はタツヤンナーレで
龍屋ギャラリーに作品を一点、向かいにある自然公園スペースに
飾り付ける作品を一点エントリーいたします。
京都にある公共施設で開催される月を題材にした展示会で
F20号サイズを一点、ギャラリーSORAで開催される151人点の
サムホールも一点ばかり仕立てあげなくてはなりません。
8月以降もアート作品を外側へとブンブン放り投げて、
自身へと有機的な見返り与えられる形で
還元させてゆけれれば幸いであります^^
ログインするとコメントを投稿できます。
2010/08/02
7.31と8.1はアートワールド2010に
堺の中百舌鳥まで出向いて参りました。
いやぁ....正直、去年ほど勢いとか
盛り上がった圧倒的凄みは、今年感じられなかったです。
決してイベント全体が傾いたとか集客が物足りなかったとか
そんな印象はさほどなかったのですが、グッズ系統に
人気が偏っていた感は否めないですよね。アートグッズの
実用的機能を有した商品は何処に持って行っても
安定した売れ行き熱をキープ出来るから、少しばかし羨ましいですね。
今年は一般客に原画作品をじっくり
見てもらえない風潮あった感じです。
なのでアートに所縁深い関係者達と二日間通して会話を
じっくり長々とキャッチボールした印象でした。
作家同士で情報交換し合ったり、ギャラリー関係者に
的を付いた指摘だとか貴重な数々の意見を聞いたり、
東京でのアートフェスタと関西の
アートイベント比較したりいたしました。
関西のアートシーンって場所を借りて
業界関係者達で祭り事ドンチャンした
内輪ノリ終止するのがあたり前になっているのだと
悲しく実感いたしました。それと同時にデザフェスとかの
反応聞いてたら、やっぱり関西圏内にどっぷり浸かってるのが
馬鹿らしく、その現状に居座っている自身を危惧しないと
いけない所だよねーと、痛感させていただきました。
遠征、遠方をキーワードに添えて2010年後半は
舵取りしてゆきたく思います。
31日は昨年F50号のオオトリ作品を購入してくださった
堺の夫婦が来訪してくださりました。去年との
絵の変化にまじまじ注目しながら見てくださったり、
とにかく長い時間、作品と対話していただいた事が
素直にありがたかったです。原画作品は購入して
終わりなのでは無く、作家のその後の成長も視野に入れて
買ってくださる事が多いので、画家冥利につきますよね。
展示終えた後の交流会は軽くお菓子をむさぼりながら
小一時間ほどの限られた時間で言葉交わす程度のものでした。
1日は馴染みのアート仲間達が駆けつけてくれて
チキンの差し入れ持ってきたり展示そっちのけで
昼を優美に楽しむ事になったり^^久々に再開する
アート友達と、ほっこりしゃべ栗したり、
前に展示してた企画作品から興味を持って
かけつけてくださった方や
エデルの美人女性スタッフさんもおいでくださり
胸をときめかせながら、一日終える事が出来まちたぁ^−^
なんだかんだで2日間、堺まで遠征クタクタでいて
MPが限りなく0状態まで磨り減った状態でした..。
売り上げの方も4桁をなんとか..届いた..感じの
伸びがいまいちだったから、少しばかし落ち込んでおりました。
けれど今日!!、東京で個展の売り上げ詳細を
オーナーさんがお知らせくださり、な.ん.と..〜〜〜
展示していた作品、全て売りきっちゃったのですよ、うはははっ^0^
そんなこんなで敗北で赤字急降下の堺アートワールドでしたが
がけっぷち形勢逆転、東京での諭吉ヒラヒラ売り上げで
黒字にまで金銭回収出来たのは
思いもかけないミラクルラッキーだったかと思いましたとさ^−^
ログインするとコメントを投稿できます。
2010/07/30
見たい映画を今月分を、とりあえずコンプリート〜。
来月も気合入ったムービー一群を続々見に足を
運ぶ事いたしましょうかね〜^−^
まずはインセプションから。
ディカプリオをスクリーンで見るのは
タイタニック以来なんですよ。
年取っても、いい面構えには変わりないので
もっぱら女性客が多く足を運んでいる模様。
ストーリーは他人のアイデアを夢ん中に忍び込んで
盗む事を生業とするコブが、最難関ミッション、
相手の思考そのものに変化促す仕事へと挑む。
設計したイメージを植え付け、他者へと
インストールさせた町並みは一見、ありふれた都会での一場面の様に
思えるのだ。けれど、それを侵入者は自由に組み換え
再構築出来るのです。町そのものが上空へと反転したまま
普通に動いていたり、掛っていなかった橋を具現イメージする事で
架け橋にしたりとか。夢の世界では現実の一瞬時間が
数十倍の長さまで膨張跳ね上がるのです。
なので現実世界での5分が夢の中では1時間くらいのゆったりした
流動で刻打たれているんですよ。
危険で気をつけなければゆけない所は、深い意識化に
潜れば潜るほど、夢時間、長く滞在するので、
そこで死亡すると意識が戻るまで
数年単位の時間要したりするのです。
つまり夢の中で年を積み重ねてゆくのですが、
現実ワールドでは虚無の植物状態へと陥るんです。
誰かが夢に捕らわれし本人を迎え、助けに行き
現世まで誘導させなくてはいけなくて。
映画内容は難解な感じいたしましたが、
物語の根底には人間感情へと
訴えかけゆくヒューマンテイストな部分が
根深く居座ってる印象受けました。
主人公と亡き妻への、ねちっこいくらいの
愛情だとか未練が序盤がからライマックスまで、
一本の真っ直ぐなパイプラインで
結い結ばれ、そこから物語が成り立っていたのではないでしょうか。
トイ.ストーリー3レビュー
1作目では幼かった童子のアンディーも大学生になり、
ウッディーやバズ.ライト.イヤー.恐竜やバネが胴になった
ダックスフンドなどと遊ぶ事がめっきり無くなり
玩具から巣立ってゆく3作目。端の隅っこの玩具箱には
遊んでもらえなくなった彼等が横たわり、寂しくその時を
待ち焦がれている。アンディーが大学に入学する事となって
引越し準備済ませた後、トイ達は屋根裏へと
運ばれる手筈だったのですが..。その仕分けで入れられた袋を
誤って母親がゴミだと勘違いして、捨ててしまうんです。
なんとか難を脱して、保育園施設に行ったり、そこを
牛耳ってる悪徳ベアの玩具や部下達と戦って懲らしめたり
二転三転しながらストーリーは進んでゆくのです。。
クライマックスでは、アンディーのいる自宅へと
ようやく辿りつくのですが。最後はちょっぴり悲しいけど、
いさぎ良い分かれ方をアンディーが選択するのです。
近所に玩具を大事に愛でて
かわいがってくれる少女に、自分の宝物だからと言い聞かせ
大事にしてくれる事を約束させた上、その子の家へと
バズやウッディーを謙譲する事になったのだ。
車で去りゆくアンディーが乗車しているの車に向かって
カウボーイのウッディーはこういうのです。「お別れだね、相棒」
なんだか上手い具合にトイストーリーにピリオド
打たれた事が、なんだかとても胸を撫で下ろす様に
ほっとした心境でした。
個人的にはジブリのトトロがぬいぐるみで出てきた
スペシャルシーンに、テンション高鳴り
胸キュンな感じでした「笑」ぱっちりしたお目目に
大きな口をニンマリ開放させ、とぼけた仕草で佇む
トトロは今も昔も変わらぬ愛嬌を与えてくれますよねー。
ログインするとコメントを投稿できます。