川瀬大樹

画家

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京都府城陽市

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    Works 305

川瀬大樹

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川瀬大樹

画家

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    Works 305
  • はぐれメタルなアートの作風

    昨日の昼辺り在廊してて暇やったから上田さんと
    いろいろしゃべってて笑 
    上田さんが面白い例え話を聞かせてくれてさ。

    「掃除が綺麗って褒められて評価される」

    「料理がうまくて褒められて評価をいただける」

    これって評価って言う括りでの
    意味合いとしては同じだけど実は少し違っていてね。
    掃除って誰にでもその気になればすぐに可能で、
    頑張って整えれば、どんな人でも整頓出来ますよね。

    美味しい料理の場合、
    ある程度の修練を費やさないと駄目で、
    出来あがった美味しい料理において、
    その人の風合いっていうのが味から滲み出てくる。


    同じ評価されるという事柄にも段階があって、
    その段階が大きければ大きいほど希少性が要求されて
    評価された時の喜びも
    それに比例しながら大きさを増してゆく。

    さらに、これより大きいのは絵で言う所の
    その人ならではの独自の持ち味なんだと思う。

    「この手仕事はこの人ならではだよね」とか、

    「この作家の世界は自分色が濃厚で
    他の画と違いがはっきり分かるよね」みたいな。

    それって例えで言う所の料理よりも
    さらに上の段階として捉える事の出来る
    評価であり褒められ方ですよね。


    そんな風な話を聞いて、すごく納得言ったので、
    そこから自身の思想を純化させるための前置きとして
    書き記そうと思った次第なんだ。

    ドラゴンクエスト「日本で最も認知されてるロールプレイングゲーム」で、
    はぐれメタルっていうモンスターが居るんだけど。
    銀色メタリックで液状化したボディーの
    スタイム型の揺ら揺らした出で立ちのモンスター。、
    僕はモンスターに例えるとしたら、
    こいつが僕と最もリンクしてて近いよなぁって思ってて。
    とにかくこいつは逃げ足、守備力が素早くて、出現率も
    極めて稀でいて低い。つまり滅多に遭遇しないんだ。
    守備力が異常に高いから、攻撃が全然当たらないんだけど、
    倒した時に貰える経験値ポイントが膨大で。
    こいつ一匹倒せば、
    編成パーティーの半分くらいは
    レベルアップ出来るんじゃない?ってくらいポイントが貰える。

    モンスターって、ダンジョン歩いてて、
    あんまり頻繁に遭遇したくないよね。
    けれどこの、はぐれメタルが出現した時は
    異様にテンションあがるんだ。
    つまり僕の作品って、
    はぐれメタルなテイストがすごく強いんだよね。
    希少性の高さ、類似品を他に見かけた事が無いかもってのが、
    最大の持ち味であり生かすべき武器でもあって。
    僕は突出した画力が在るわけでもない。
    鮮やかに輝く様な色彩感覚を持ち合わせてもいないし、
    離れて眺めた状態から、こちらに差し迫ってくる様な
    インパクト「絵力」なども持ち合わせてなどいない。

    絵を表現しながら生業としてゆく
    このクリエイティブな世界って、作家志望の分母が
    膨大で莫大な数居るわけで。
    毎年美大や専門学校を出て作家を志す人もいれば、
    独学でこれからスタート切ろうと
    一発発起してくる人達が、ものすごい数で存在するわけで。
    それに対しての資源「分子」って、数に限りがあるから、
    他の作家と横並びなった時、自身にとって何か
    一つ秀でている、頭一つ抜きん出てゆけるスキルが
    必要不可欠なってくるわけで。
    そうなった時、自身の持ち味として何処が優れているかって
    問いかけた時、やはり僕の中で最も強いのは
    独自性の強さ、類似品の見当たら無さが、
    最もアートの世界で
    オハコとなる武器として生かせるよなぁと思っていて。

    はぐれメタルは、戦闘能力が優れているわけでもなく、
    ヒットポイントも極めて少ない。
    仲間に加えても連帯として組み込んだ時、
    大した活躍など出来ないから、
    馬車の中に待機か、
    モンスターじいさん所へ預けられる定めなんだ「笑」
    けれど、なんだかんだで、
    仲間に加えたくなるレアで希少性の高い魅力を
    兼ね備えているから、まぁ僕の作品って、
    そんな立ち位置にあるんじゃないかな?
    ある一定水準の、そこそこなレベルのコンクールには
    大抵入選する事が出来るんだけど、
    入賞や大賞なんて言うのは
    僕の絵にはまずあり得ない。
    ずば抜けた絵力は持ってないんだけど、
    なんだか、一風変わったテイストなレアで希少性高くて、
    物珍しい味わいを作品が醸し出しながら
    見る側へと問いかけてくるから、
    選外に出来なく..ついつい入選で採用してしまう。

    僕の作品やキャラって、
    そんな、はぐれメタルな感じなんだよね^^

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  • 初期衝動による本能

    描きたいイメージが頭にまずあって、
    それを描こうかどうか、少し迷う事がある。
    絵を描くのって、ストレートに言ってみたら、しんどいし大変じゃない?^^
    なら描かなければ良いんじゃない?って思われるかも
    しれないけど、そのしんどさを凌駕する初期衝動に
    突き動かされているわけで..。

    絵は時間も労力もそれなりに費やすし、その時に描きたいイメージが
    自身にとって価値が在るのか否かって言う問いが
    生まれてくると思うんだ。
    今回の作品は、まず10㎝角の板にジラフが4頭でしょ。
    これって、率直に言って面倒だし手間かかるよなぁって、
    まずイメージが浮き出てきた時に思った。
    けれど、それ以上に自身が
    このビジュアルイメージを具現化させたい、それを鑑賞者に
    見せたいし見てほしいって、願望の方が、しんどいを
    上回っていて。ここから絵にするか否かが始まると思うんだ。

    なんとなく描きたいけど、そこまでして描かなくても..なんて思ってる
    イメージも中にはあって、そう言ったパターンのイメージは没になるか、
    頭の片隅で寝かしながら保留させてるケースになってくるんだ。
    つまり、それをクリエイトするに値するかどうかって所はあるよね。
    描き起こしたいって、気持ちが沸き立つ時って初期衝動が
    誘発されるんだよね。初期衝動ってのを紐解いてゆくと、
    それは強い欲望としての本能として言い表せれると思うんだ。
    根幹に流れているのは強い本能としての初期衝動。
    これが巻き起こった時に、さて一踏ん張りするか!って言う
    気持ちが渦巻き、制作が始まるんだろうな。
    今回のイメージ、小さい4頭のジラフ、題して
    子ジラフ.背比べ☆は、この10画の面積に対してはいつも以上に
    時間かかったけど、コースターデザインとして良い出来栄えなったと思う。

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  • 明日からの二人展に綴る想い

    http://www.aband.jp/  
    明日から亜蛮人で蛇目さんと僕とで二人展を開催いたします。
    亜蛮人ギャラリーの新春招待企画として
    上田さんから僕らへの
    最後のエールを送る意味合いで企画していただきました。
    今年前半のメイン展覧会として
    捉えているので何卒よろしくお願いします。
    2013.1.21「月」〜29「火」 13時から20時 水木休廊
    蛇目さんと初めて出会ったのはmix展。
    これは、どんな展示会だったかと言うと
    ミクシーのコミュニティサイトで
    参加を募らせた多人数グループ公募展で、南港CASOの大型ギャラリーにて、それは開催された。
    今から約5年前の夏。
    その時、蛇目君と始めて出会って、それから、いろんなイベントで
    彼の姿を見かけたし、同時に彼は僕の姿をよく見かけたと思うんだ。
    絵を一生生業としてゆく、
    これは実はとてつもなく難しい事なんだと思ってて..。
    けれど一生かけて成し遂げるに値するだけの価値が
    それだけ在ると僕は心底思っていて。

    年数を重ねる事に、アートの世界から身を引いてゆく仲間達.。
    もちろん、それはいろんな事情があって仕方無い事なんだけど、
    その度に、なんだか切ない気持ちが込み上げてくるんだ。
    ずっとイベント出続けてゆくと、
    いろんな作家さんが入れ替わり立ち代わり
    出たり入ったりを繰り返しループしてゆく。
    新しく知らない人達が何周年とか区切りつく
    公募グループ展ではたくさん見かけて、
    昔、その中に居た顔ぶれはもう何処にも居ない。
    けれど、いつも蛇目君はその中に居てくれて、
    僕もそこに参加してて、その度に心強い気持ちになれた。
    絵をずっと続けてゆける仲間でいて
    大切な友達が出来たんだと、顔を合わす度、なんだか安心したんだ。

    これからはお、互い少しずつ絵を発信してゆく場所が違ってくるだろうからね。
    蛇目君は画廊寄りのコレクターや美術関係者が
    スペースに多く集う場所で発表する事を
    軸に据えてゆくだろう。
    僕はアートフェスなどのアートの入口付近に
    居るライトな方達に、絵を発信してゆく機会が多くなってくると思うんだ。
    それぞれ歩む道は幾重にも細く分かれてて、分岐を繰り返し
    お互い別々の道を歩みながら突き進むだろう。
    けれど枝分かれした川が
    巡り会う場所はただ一つ、大きな大河だ。
    そこにお互いの流れゆく川が出た時、発表を続けてゆく限りは
    また出会えるから、
    二人展が終われば、しばしばのお別れだね。
    次に会う日を楽しみにしつつ
    握手を交わして、お互いの挨拶は、いつも決まってて、「それじゃ、また!」

    何十年先も、まだお互い、さほど今と変わらない様なスタンス「姿勢」で
    僕らが絵を描いてるのは確かだよ^^

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  • 最終的な目標到達地点

    僕の最終的な到達地点、
    つまりゴールであり終着駅は
    すでに決定している。
    そこに到達するまでの道のりが
    幾重にも無数に枝分かれしており、道草がてら
    道中歩みを進めている最中なんだ。
    ゴール迄の道のりは
    一直線で無いと思うし一直線に行かなくて良いとも思っていて。
    回り道.寄り道をしながら
    道草を大いに楽しめ!、が
    自身が自身に対して掲げたモットーであるんだ。

    では自身のゴールとは一体何なのか?
    それはインデペンデント「独立的」な、慎ましやかなるアートライフなんだ。
    一分でも多く絵筆を握りしめ、一秒でも長く絵筆を動かせれる領域。
    そこまで完全なる形で
    行けるかどうかは分からないし
    実行あるのみだが、
    インデペンデントな形に一歩でも近づける様、努力はしているつもりだ。

    今やるべき事は段階を経過したインデペンデントな形であって、
    一足飛びに行く事など到底無理だし、長い歳月をじっくりかけながら
    歩みを進めてゆくつもりなんだ。
    前にデザフェスで絵を購入してくれた方がブログで
    僕の事を書き綴っていただいた文章の一部分がとても印象に残った。
    絵で生活をする、「彼の掲げた目標は大きい様で小さい」、みたいな感じだった。
    そうなんです。僕の最終到達地点のゴールとして掲げた目標は
    小さい様でいて大きくあり、大きい様でいて実は小さいと要約出来るんだ。
    そこへ行くまでに焦る必要なんてないし、焦ったって仕方がないと思う。
    キーワードは、道中の道草を大いにエンジョイしろ、楽しめなんだな。

    軸となるゴールまで行くまで幾重にも別れた枝木。
    その道は一直線では無く、その都度、取捨選択をしてゆきながら
    また次の選択肢も無数にあって、それもまた
    そこから吟味しながら選択を繰り返してゆく。
    徒歩でゆくのか、船に乗るのか、馬に跨って走るのか、
    駅を途中下車して歩いてみるのか、飛行機で大空を舞ってゆくのか、
    そこへ行くまでの道のりは、その時、その都度、柔軟に
    対応しながら突き進んでゆくつもり。
    けれど最終的に枝葉の道が合流して
    交わる地点はただ一つ。インデペンデントなる聖地。

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  • フェイスブックをアートに接続

    昨日フェイスブックで出来立てほやほやの
    ホエール親子 SKYウォールの新作をアップしたら、
    最新作の原画を購入したいと申し出があった。
    この方はアートギフト展でブースが僕の隣だった人で
    ACT大賞展でも僕の作品を気にかけてくださり、
    フェイスブックで申請が先週届いたんだ。
    この方も画家で四国から東京の公募などに
    自身の描いた作品を積極的に発表されてる。

    他にも企業とコラボした
    名刺入れをフェイスブックでアップした所、
    ありがたい事に大変好評良くて
    売約を何人かの方にいただいた。
    東京で絵を以前買ってくれた方、興味がある方から
    是非ほしい、何処で買えるのか、
    いつ頃発売するのか、かなど問い合わせを多くいただいた。
    仮想空間で開かれた箱が及ぼす
    波紋が徐々に大きくなってきている 。

    ソーシャルネットワーク上での絵の設営及び発表は
    設営費がかからない上、絵の販売に繋がった時、
    当然マージンが一切発生しない。
    つまり10割全てを自身へ還元出来る強味があるので
    フリーランス「起業」の画家として
    購入者に対し
    最大限のコストパフォーマンスを提供出来るんだ。

    新作が出来る度、
    サイズ.技法.使用画材.制作年.製作日数などを
    画像下に添えて書く。

    フェイスブックで自身がやろうとしてる事は
    箱を、つまり自身のギャラリースペースを
    常設として開きながら所有する事なんだ。
    仮想空間..2次的現実としてのギャラリー設営。
    言ってみればTAIKI.KAWASEと呼ばれる
    ギャラリー運営をしている経営者であり運営者なんだ。

    箱代が常時無料な上、
    画家としてのパフォーマンスを活かす事を
    最も強く意識してるツールだとも言えるだろうね。

    P.S.フェイスブックの影響力.波紋ドライブが凄い事なってきたので、
    ミクシーやツイーターなどでもサイト掲載しておきます!
    興味持っていただいた方、
    ドシドシ申請してくださいね、よろしくお願いします!

    100004170662919@facebook.com  川瀬大樹より

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  • 時に道草.寄り道をしてみよう

    僕は旅に出る。それはいつも絵に付き添って。
    絵がまず先にあって、
    それと共に僕は旅立てるんだ。
    それが東海地方であったり横浜や東京や韓国であったり..。
    行く先々は作品の赴く先へと誘われ作品と旅を共にする。
    本筋の目的地は展示会場になるのだけれど、
    それに行くまでの脇道、
    つまり道草が大いに魅惑溢れていて、振り返ると
    本筋と等価なくらいの濃密なる出来事を経験させてくれたんだ。

    僕は絵と共に、その土地ならではのローカルな、
    そこでしか味わえないその場所ならではの空気を
    毎度強く噛みしめながら体感するのが好きなんだ。

    デザフェスでは本筋のデザインフェスタへ行く前日に
    東京の主要ギャラリーをほぼ全て一日かけて仲間達と共に周り抜いた。
    ここでのエピソードや小話がとても貴重で、
    それも込みで僕は作品と共に
    旅をするのが好きなんだと実感をした。

    韓国の時もそうだったんだなぁ。
    アートフェア会場行くまでの道のりを自身は大いに楽んだ。
    青唐辛子を一口食べただけで
    あまりの辛さに硬直してしまった事や
    韓国の人は感情が直に顔に現れやすい事だとか、
    東アジア一大きなショッピングモールを散策した事とか、
    韓国の寺院でお祈りした出来事などなど、
    それらを含めて絵と共に旅を続けてゆく事が
    これからも出来ればなぁと考えている。

    次回のクリマでは本筋のクリマへ行く前日に、日本一大きな
    プラネタリュームが在る場所を訪れてから
    その翌日クリエイターズマーケットへ
    展示参加しようかなと考えているんだ。

    絵は旅をするためのきっかけを僕に自ずと与えてくれる。
    作品を通して出会えた数々の土地や
    その場所から生まれる
    幾重にも連なる名場面やドラマ。
    僕はそれを肌で体感したくて
    絵と共に旅を続けているのかもしれないなぁ。

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  • 去年のデザフェスから織りなす大いなる波紋ドライビング

    http://kiriorigami.iza.ne.jp/blog/entry/2978502/

    去年デザフェスで絵を購入していただいた川合さんに
    作品の事や僕の事などを紹介していただきました!
    めっちゃ嬉しい事を書いてくださってて、
    正直飛び跳ねるくらい嬉しいです!!
    自身の作品の根幹に宿りながら息づくメッセージまでを、
    丹念に組み上げ言葉に置き換えながら言い表してくださってて、
    文章読んだ後、体がブルブル震えました..。

    この方みたく自身の事を
    長い目で見続け見守ってくださってる方が
    僕の周りに居てくださるから
    絵の世界で愚直かつ直向きになりながら
    信念をより強固なる形へと
    織り成し、芸術活動を爆走出来るんだな..。

    川合さんと来年のデザフェスで再開出来るの
    今からとても待ち遠しいです^^

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  • サブカルチャーから派生するアートな流れ

    自身の今するべき作業は繰り返しになるが、
    思想や言葉を明確かつ純化する事なんだと思う。
    「幼少期.少年期を再考する」を、キーワードに、
    自身の過去の柔らかくスポンジの様な吸引力を持っていた脳、
    つまり優秀な幼少期に培われ育まれた
    イメージの源水へとアクセス試みる、回帰的なアプローチ。

    現在の大人になった自分が出来る事。
    それは幼少期に培われた
    感性の宝箱からイメージの玩具を取り出して、
    それに今の視点や思想を加味しながら磨きをかけてやる事だと思う。
    大人になってから身に着けた技術や知識、目利きなどを通し
    幼少期のイメージに付加価値をつけて洗練させてあげる事が
    真の自分らしいイメージを
    自由であるがままな形へと還元してゆけるんだと思う。

    しっくり来る、画面に馴染む形を、それぞれが
    模索してゆくうちに、
    不向きな事、適してない事柄というのが垣間見えてくる。
    それは無理をして身につけなくても良いと思う。

    僕の出発点は漫画やアニメ、ゲームなどのサブカルチャーから
    現在の自分のスタイルへと導く
    大いなる影響が色濃く反映されていて。
    それをまずは自分がしっかりと把握していると、
    イメージの誘導が楽になってくるんだ.。
    キーワードを一つ述べるとアニメのセル画、つまり
    カラフルでポップな色彩。グラデーションによる陰影では無く、
    色面分割による対比はアニメから影響受けて、
    現在の画風へと派生したモノであって。

    僕は画家と肩書を名乗ってはいるが、出発点は
    漫画やアニメなどの敬意、つまりリスペクトから
    絵の道が始まっていったんだと思う。

    小学校の時の画家のイメージって、
    イーゼルにキャンバスを立て掛けて油彩絵の具で
    風景や人物画を
    目の前のモチーフ見ながら描いてるイメージがあって。
    自分とはほど遠い存在に思えたんだ。

    それよりも漫画はとにかく身近にあって、
    好きな漫画を模写したりもよくしたし、
    アニメイトでジブリグッズを夢中で
    買い漁ってた時期もあったんだ。
    いつも漫画やアニメは僕の身近で親しみやすい
    距離感で寄り添ってくれてたし、馴染みがとても深かったんだよ。

    現在の作風もその頃に接していた漫画やアニメの技法が
    絵に投影されてるよなぁ..と、
    幼少期..少年時代をキーワードに
    紐解いていった時、改めてそれは思って。

    パレットで随時混ぜるのではなく、
    色は原色を軸に隣合わさった色と色を色面分割。

    形の出で立ちは
    油彩の様に塗り込むのでは無く、
    線を描き込んで平坦な画面の中から
    重厚感や奥行きを紡ぎ出し演出させている。

    漫画的な遊び心や肩の力を適度に抜いた
    落書きテイストで柔らかい線の魅せ方も
    漫画やアニメなどから学び取った事柄なんだ。
    吹き出しが最近絵に出てきて、これが思いの他、馴むし
    絵の装飾として次から次へと展開し出すのも、
    やはり幼少期に
    培った無理の出ない馴染みから導きだされるモノなのかも。

    油彩技法からくる陰影による立体感帯びた表現や
    西洋の空気遠近法..線遠近法は
    今も昔も自身との相性が悪く
    馴染まないし、しっくりこないんだな〜。

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  • 光と影 影と光

    久々に友人の細川氏に会った。
    いつも大阪へ行く時は
    細川君の自宅までバイクで行き、自宅前に駐車させてもらい、
    そこから阪急西向日駅から梅田まで赴くのだ。
    西向日から梅田までだと片道360円で梅田まで行けて、
    お金を節約する上で大変助かっているのだ。

    久々にどんな状況下に彼がなっているのか気になり
    電話をかけ、細川宅にて話を聞く運びとなった。
    彼は11月に深夜アルバイトの仕事を辞め、
    休職期間中であったので、
    その間、どんな過ごし方をしていたのかとても気になっていたのだ。

    開かれた口からは衝撃的で重い、
    12月の心境を打ち明けてくれた。
    長年飼っていた飼い猫が12月に亡くなってしまい
    ショックが大きくて、その事が影響して、
    その月は鬱の落ち込みが最も重くて辛かったらしい..。
    細川氏は秋に2年間付き合ってた彼女と別れて、
    それからしばらくして、鬱の状態が悪化したため
    接客業を続けるのが困難な状況に陥り、
    休職中に猫の死が
    最後のとどめを突き刺し、2012年が淡くも暮れていった。
    昨日訪れた時は、12月の一番酷かった精神状態から
    一歩抜け出せている様な印象を僕は細川君から受けた。
    亡くなってしまった愛猫、その猫の毛を
    一部拝借して、現在猫の作品を油彩で描きながら、愛猫の毛を
    キャンバスに貼り付けた制作段階の作品が
    自宅の壁へと掛けられていた。
    この作品は何がなんでも描き切りたいと
    切実なる想いが細川氏の口から強い言葉となり滲み出ていた。

    仕事の方も、面接が決まり、現代美術の世界で
    第一線の活躍をしている名和晃平のアトリエ、
    サンドウィッチスタジオでの
    アシスタントアルバイトの面接に志願したと聞いて
    驚きと同時に前向きな気持ちで絵の方にも
    舵取りを少しずつ歩み出したのだとすごく安心した。
    面接が決まれば今月から名和さんの元で
    アシスタントとして働きながら
    休日は一日を通してじっくり制作に打ち込みたいと聞いて、
    僕も改めて気持ちが引き締められたんだ。

    やはり同時代に生きる作家との対話は
    実り多くて実に面白い。
    同じ時代を生きるモノとして
    こちら側へとダイレクトに直通で言葉と絵が深くリンクしてくるのだ。

    それぞれが始動し出した2013年、
    どんな一年に彩られるのか楽しみだな。

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  • 幼少期からの影響下

    大人になってから感性を磨く事って
    幼少期培った感性の宝箱に入ってるキラキラした石達を
    現在の目線で取り出し、磨いてやる事だと僕は思ってて。
    脳がスポンジみたいに最も柔軟で吸引力優れていた頃の
    イメージが作品ベースの土台になってるのをしっかりと認識しながら
    過去に遡り、記憶を紐解いてゆこう。それぞれのルーツ、
    つまり各自に形成された幼年期..幼少期の歴史が
    作品作り根幹に深く息づいてて真に描きた上げたいイメージを
    繰り寄せる意味合いも兼ねて、
    じっくりと考察する作業をしている最近。

    僕は画家という肩書を名乗ってはいるが、幼少期に
    画家と呼ばれる人達はフレームの遥か彼方に居て
    教科書の中で知るくらいの遠い存在であって。
    大人になってから美術館やギャラリーへと
    積極的に足を運ぶ様になったからね。

    では何が自身のスタイルに最も影響を与え、
    現在の画家へと突き進む道へと至ったのか?
    それはサブカルチャーからの影響や恩恵を
    多大に受けていた事が揺るぎ無い事実であると思う。
    宮崎駿のジブリアニメや鳥山明の漫画、
    スーパーマリオなどのゲームなどが
    自身のクリエイティブに憧れを抱き始めた
    始発点であった様に思う。
    少年時代は夢中で漫画を読み漁ってたし、
    大好きなアニメは何度も繰り返し再放送や
    金曜ロードショーなどで見ていたんだ。
    テレビゲームは当時
    アーケードゲームが大流行していて
    ストリートファイターを筆頭に様々な2D格闘ゲームを
    プレイするためゲームセンターへと繰り出した。
    家庭ゲームソフトではRPGや
    特に対戦モノがすごく夢中なれて
    同級生とマリオカートにのめり込んで
    日々熱狂したものなんだ。

    ゲームの方は大人になってから
    プレイする事がめっきり減ったが
    漫画は今現在でも、
    いろんなジャンルの漫画を幅広く読み漁っている。
    最近、絵に吹き出しが登場する様に
    なってきたのは明らかに漫画からの影響下にあるのは
    言うまでも無いだろう。ジラフやホエールなどに
    口から吹き出しが出てきて、その中に文字が入ってたり、
    中にはカラフルな半抽象的な色や形を描き記す様になってきた。
    これが思いの他、画面へと馴染んでナチュラルに落とし込めたんだ。
    自然としっくり形になってくれる感じ。
    一話完結する一コマ漫画の様な世界を
    念写したいんだなぁって描いてて思った。

    一枚の絵の中には、様々な半抽象的な形や模様が
    レイアウトされてて、それが一つのお話として形成している。
    豊富な情報量が僕の絵の持ち味だと思ってて、一枚の絵を
    通してじっくりと対話してほしいと考えてる。
    そこから新たな気付きや発見が出来るはずだから。
    カラフルで柔らかな原色を軸にした
    ポップな色使いはアニメやゲームから影響を貰った賜物だと思っている。
    ペタリとした平坦的な構成で僕の作品は成り立っている。
    モチーフの形状を省略.誇張されたディフォルメは
    漫画からの影響だし、
    細かい線や点を画面へと丹念に描き込んでゆくのも
    漫画のノウハウが軸となり、
    現在の画風へと繋がっていったんだと考えている。

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