揶白 (KF)

絵画

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  • 日本のフコウ

    日本の不幸について、趣きを話して行きたいと思います。

     

    先ず、よく絵本で昔から妖怪、そういうのを見かけます。妖怪と、ゲゲゲの鬼太郎で有ったりその他妖怪図鑑で有ったり、そう云ったものを身近にしていました。その日本的な内面的にも外面的にも親しい物。海外が存在するとして、構造的に輪郭線として存在する、と云う言葉を使いますが、国の若い人や海外人が初めて客観的にジャパニーズだとか、客観的に日本的なものとして自己紹介出来る、こういった寧ろ文明について、文明とは習いましたが、形而上ではありますが、ホラー等、アングラでは活発に有るんですけども、背後霊文化とか、それらは日本人的に似合っていて、気候とか大地とか、周りが海、元が60パーセントの森、と云ったことで湿気て居るので、何か気が溜まりやすいと云う事も有ったりします。そのことで形が形成されるのだと思います。自分がそういったものと対面することで、漫画で有れ、グッズで有れ、実際で有れ、その驚きやまどろみなど、馴染ましい佇まいや懐かしさを感じることで副次的に伝達の可能性を感じます。歌舞伎など見てふと母国を感じるとき、我らが「幽霊(キツネ)」と云うのは、

    今、考えたんですけど、歌舞伎って妖怪は構築されておりました、蜘蛛男など蛇女など、好まれる精からは崩れた人、の事であります。そう有りしかし、豚の構築はなされていなかった。悪党や感情的殺人は描かれておりましたが、完全に、髪結いの間に間に略されてしまった。しかしながら、そこから現れるのが私たち、自分たちの時代の仕事です。この、「見えないもの」、朦朧とされてられる諸霊、未浄化霊、妖怪でも、神でも、精霊でも、美術や精神上ではそれはいつでも大きく扱われるわけです。見えないものに対しての用意の美しさについて何という言葉がふさわしく、無二であるか?考えてみて下さい。

    では、最も喋りたい事、日本の不幸について、その趣について。自分の世代は青い目をした女の子のアニメーションを見て育ちました。それは生まれた頃から存在します。アニメーションの女の子は日本人として有りましたが、「海外」もまた生まれた時から目の前に存在する、この事は江戸時代以前との大きな違いです。これを近代とします。私の着目するのは、人と同じような事ではありますが、この故に自身に誰が見てもわかるような、一目で分かるような、れっきとした国籍がない、ということでした。誰かが仰っておりました「日本人になるには一度外国人になる」そう書かれておりました。では、憂国についてお話したいと思います。欧米社会の大きさ、キリスト、白人主義、その下で自分もハッピーを「目指す」とばかり思って居たので、聞いてなかったのです。向くところは有りますが、

    要するに、幸せの概念について普段からいちいち立ち往生しなければならなくなった、というのが問題が表れます。海、と聞かれますと、ハワイや南国を想起しますのですが、日本海を見つめたところ、地平線が端から端までぼんやりしていて、胸の中心を重すようにそのような、かなしさと暗さがあるのですが、この暗たんとは、私に有る弱い影を綺麗に包み洗い流してくれるものです。私に有る弱い影を包んで洗い流してくれるのです。

     

     

    生まれつき着たティーシャツも着心地が良く、バラエティを楽しむのも風は喜ぶ。考えてみたい、と思う人がちゃんと悩んでみる事です。一面が真白い漆喰の壁と瓦の揃いが立ち並ぶ、四季の芸術を誇った戦前のような秘境ではないのを、最近、アメリカとは違う小さな家の並々と小さな緑の生える町を、電車の窓からみて、「かわいい」と、海外の方が仰ったようだ。大自然や宇宙をいつでも網羅出来るようにはなっていず、そんな対比で今を灰と歌われるが、戦後に存在した苦労が真新しいコンクリートからどことなく表れているし、それがかえって青っぽく、慎ましくて地球的だとも思うのです。

     

     

    空に落ちるから、いちいち地が空白となって、身がどんどん詰まらなくなる。

    周囲が海だから、そう云っても、理由に欠陥が有って、高鳴りや、高揚する気持に逆らわない、としても自分を空白にするこのこと、僧の「空」と云った概念は異なり、空に落ちる、と言葉を成しますが、甘心が過ぎ慎ましくないのです。自身の質からはぐれ外側に迷惑をかける、反対に罪ということばは、何か縛残と美しさにたいする執念と、心で、性格の甘さに何の罪もないのですがそれ故単に、自分の心身を荒廃とさせる認知症の年寄のようにして、背中を後押しされた男性のよわさにしろ、客観性がまだ若すぎるのに矛盾した理想や希望を唱えるのなら、それにたいする町びとの恐怖を知ってあげなければいけないし、良い事とわるいことを混同してはいけない。

     

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  • 言葉は時を流す

    偶然言ってしまった事やそう聞こえてしまった事、こういった「ハナシの筋」と、その人が本当に云おうとしていた事、つまり「会話の本筋」を分けて、後者の方を聞いてあげなければ。→時間を作ってうなずく。 そうじゃないと、日本語が駄目になる。日本語も時間という繊細なものを含んでる。

    一旦一旦、その人との唯一の言葉(コトバ)であるから丁寧に。

    言葉によって時間を括るのならまだしも。

     

    コロナ・ウィルスに十分お気を付け、お配り下さい。何やら龍が薬の神様で良いとの事。

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  • 日々三

    ■タイトル:命を打つことと、短的な標
    ■作者:淤白
    -------------------------------------本文-------------------------------------
    美しいゴールが有るとすれば、

    あなたは今から此の素朴なまち針で

    メロウを誂え始めるのだ

    生く安万田、大地たちにして、空っぽな女で、

    生きて行くだけで恥ずかしく、憤りを

    数年ぶりに良い顔をしたのは、お化けっていう冷たいものを偶然見たから

    わァわたし、詩人に茶色く焦げてしまった

    熱くていたい、嬉しいようなつらさ、

    光(にくしみ)の中でやっていかなければならないのに

    「私」という客観はどこへ消えたのか

    二種類のピンク色に消えた

    此の目が既にわからなくなった悲しみである

    それと同時に美しさである

    悪性の含まれた、布のさわりを覚えながら光よりもはやく光り、

    愛よりも気高いポルノを夢に映し

    太陽の本質はどうであったかを、

    如何なるものであったかを

    異変に気付いて貰えることで、紫陽花を孕む身体は

    無知だった、ブロンズの愛の花だった

    其れが太陽か

    「たゆたう」と云う花言葉

    セピア色に蕩けるフォトグラフ、太陽

    此の一本の自己、朽ちない花を、育てたのは母だった

    思うことに宗教も、美術も、すべてを私は捨て、

    たった歯車の一個として廃る!

    歌い、きらいに回されぬ、使い捨てカメラを作る、

    意味や価格を求めないとして、

    私は今素朴なまち針になり、心の混濁はこの上もなく艶やかである、

    雨が、降り続く

    かじつの私

     

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