揶白 (KF)

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  • 理性と精神

    「メヒシバ」

     

     


        意味を求める、どこかへ渡す為に弧を張るのだ。私は、ただ歩いて行くよ、と言う。楽しいか?と聞かれる。 楽しい、と答える。空想のフォルムが、想像であるように鳥などは空を作る。鳥などは亦、空がどれだけ好きだろう。私は、自分が足からどこまでが鳥でひかりが過ぎ去るのかを心細く知っている。

         私だけが死んだ、と思ったら、心が死ぬ人なんてざらにいるだろうと思った。自己の認知より早く先に、黒すぐりを得、雲は初めて「不在」と言い自由と戯れている。

    翡翠の様な川に心が伸び切ったのだ。偉い人が、跳躍と言っている。

     

    草が好きだ。

     

     

     


        形が、崩れるも何も冬の雪だから始めから凍っていて、サクサクと音が鳴り、無表情で赤も口紅も残さない。思いとその軸が、家屋として影になる。モダニズム、はこうでなくちゃ。ページを捲る度々、様々な事が過去になる。またたくまに静観され、明日にはいない者。それを知るのは、いつでも手動。

     

     

     

       跳び跳ねる波を、新品の皿をざっと分ける、私を知らない人に一番告げたいのは、私の町は自然が多いから、心が空気になって生きれている。この高度だけで色んな風を掴んで、読む。こう言う古楽が繰り返され、名を持つ。肉片を捉えても、心が動かないから迎えども驕りとして有る。私はなナメて捨てる。思いやろうとしても出来ないからだ。霊とは、磨いたものだ。深呼吸して、指を立てて天を見上げる。私だけが、地球の上にいる。自転から振り落とされて来た人は完結している。胸の中に、ここに在る重力のない目たちをじっと見るんだ。形を超え、それは梵天の現れる私の表現として場面が変わる。無として、私の勇敢な死たちは力として幸福の種を積む嵌。水も角も鮮やかだ、自然的なら私は石になりたい。今頭の中で一杯なのは、対象して建物と暮らしている人の事。ただそう思う、自分はこうでこういう風に思い考えている。彼は誰だろう、私は「優しいね。」と言った。私は自分の手を見て、ぼんやりした夢の向こう、テレビの知識の中の物産や、名々や金星のことを見たことないじゃがいもの凹凸を触る。この詩の中、この細く白い糸にたいして愛しさや恋しさは強過ぎて重い、飴みたいに溶けてしまう。私は自分の手を見て、手の中からアッテルが叶えたかったことと、振り向かない背とその中に積まれた責任が菜の花畑に浮かべる。細密でほろほろした花、茎とか緑の意味は未だ辛く、釈迦としか思えない菜の花や石の無心の菜の花と、固まった絵。思いの内から確実に存在する固まりの有る石と、君と僕を、初めからだと思う。私は腰を上げ、心の出生をアームに代えて二度と戻らないと言う。

    靴を履く、体がまた全ての事を吸い込もうと、鈴の様に鳴っては光るのだ。担う、と言う字の遥かで恐らく会える、人。

        蓮の研磨は、私が、と言うよりは、自分としての、言葉の事だ。ただ自分としてのと言う、何かもっと抱けるスケールにこそ見えないものを題にした仏壇の洗練である。それは、易い。

        生の言葉が、自分の何にも連結しない記号として、白黒としている。色彩豊かな主体、間隔、モノクロの研磨、秋の実、秋に取られるブローチを作っている。

     

     

     

     

     


    「どぶ」

     

     

        眉間には目があって、人それぞれでスケールが違うらしい。この眼と言うものを広く持つには日頃の行い、人間観、が及ぶ。趣味なんかは当然である。

    見えない者なのに、見える!、とぶつけてくる人も多い。人に会わないと目が腐るのだろう。音符王子、心の馬鹿なとき、音符王子、軽い言葉の筋力を養いとして彩飾のない空の世界、を地道だけで行く我なのである。道にとっては私には楯が必要で、一日中かかったが「よよい」と言う楯を考えた。連獅子の親のイメージで、相手と同じくらい息を吐く、と言う方法。孤独としての私、あなた。前髪の先にあるあなたの二つの目。目標から、どこにも行かない。愛してる、ららるらりらら。雷音さえ澄みきった僧の目に押さえ付けられる。雷とは、また世に有る限りの緊張感で身体的な成立ちがある、応えられるものだからである。懐かしみが互いの中から生まれ、草原というものは、奥行きはこの大地を広げて行くかは彼ら自身にあり、それが当然の事だとした目は激しく見過ごす事物である。私は、もっと物々しい水晶のそれに憧れる。漆の様に黒く、銀絵がちかちかする、月かと思えば川辺に消える、道かと思う煙は白く、中に閉ざしてオーロラ。すざく、すざく、星を紙に描いてそのまま死んで行く。闇は、闇からずっと木星を、糸を降ろして孤独ばかりを巻いて自分を失う。

     

         一曲で私は、双葉の緑割れた木の割れた硝子の木の、こう爆発している私の彼氏と、とても綺麗な手を繋いで明日を夢みる。朝はひらいて、めくるめく地獄や人の親しみがある。

     

     

     

     

     

    清潔な闇=あなたの赤留さ

     

     

    私は眠れなくて=あなたに会えない

     

     

    すき     すき     すき    すき?   すき、

     

     

    という詩を読んだ   どう思うかって

     

     

    いうことを、子(おまえ)がそう言いなさい

     

     

    ですから

     

    あなたが、あなたを怖いか   って

     

     

    それを、            どこまで、どれくらい

     

    知っていますか

     

     

    私はこれを知った時に

     

     

    ようやく初めて

     

    自惚れた                 の

     

     

     

    君はあなた     と、言えるかな

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    理性と精神

     

    雪を欺く 雪と見間違うほどもきわめてまっしろなさま。  結晶の中で、それを形成する私の道具の一筋を並べる。 良い意味で仲の良い無の相互がまずあり、この点からして、少し世界を変える。私の実際話してみた人から、意識が線を捉えて、 最初の点から、線を書いたりよもや図形を描くにはまず紙がいる。なんせ奥行きを捉えるのだから、 無空間の平行移動する「あく」にはびくともせず、躊躇する心という善は、違い、厚みを持たない軽さを咥えて、その皮膚の、反射も吸収も量の無成長である一定したA4の白いコピー紙の塊を佳しと思う。 アッテル 「こういうじゃがいもみたいな詩も、魔力を緩和しますからね。自分は黒鉄の螺やねんけど、ま、使いやすいように切ったらよろしいし、それがやりにくい言う原因はやっぱどこも全体的にとつ国と言って、結局何をしはんねやろ、専門的になるんかもっと漠然としてるんか。魔力と浄化って対抗対比していて良いですね、何かそういう趣味的漫画が描きたい。どちらも清めでは同じやけどね。光ったロングヘヤーがいきなり揺れながら下にたれて来たらと思うとめっちゃわくわくするし、過去の恐怖もあるし。清めは、右手と左手に自我と自意識を合わせる様な、自我と今の自分を合わせるような、濁ったものと美しい柄で心を肥らすような、足し算やからね。」 大川のように厚く 詩や動物のない世界は、叶えられない自分の手に持つ色彩たちや、ニヒルの青色の川に埋もれ、それでも生きているうちノイバラが同じ背高になった時、天萬はある日「家」に帰る。 「金魚の鰭はすずしかった」 明度が、足をはやした金魚に合わせられ、cm(センチメートル)を全く否定しないが、重さに傾倒するのが易い、単一的な素朴な、垢のない単位と、 高さを表現する祈りとしての、一尺、半間という寸法は違うが、間違って大切にずっと持っている。 何も言ってられない世界とは、客観性が、その中の、一体どこに佇んでいるのか分からず、一枚の紙の様に表と裏がいっぺんに一緒になっていることだ。 こういったからだの主体となるマリアの「客観性」について。生の精神のはなし。神に該当するスケールの考え。だから、土地霊的な良さ。 内部に込み入ると誰だって繊細なガラスの心を持っていて、 精神が、それら飛び散る破片や破片からみごと躱す。 葦を生やし、踏みしだける更の道もあり、 その身体能力の自意識を高く見ようと宇宙の中心を捉える。 霊の銀河の、手にりょうてに掬うような死。ただの水。色鉛筆の様にぽたぽた零れる。この中に次元が存在していて、目印にしながらそう思いながら、自身の前にあるカラの箱を潰したり畳んだりしていると、ちゃんと積み重ねられ、三年もこういった約束をしていれば、 修行の行き来を見渡す違った道が見えるようになる。 テントウムシ(リーダーさん) 「何か自分にたいして意味のあることを相手に説明して貰える、ラクやってん。 わかってくれる、ラクやってん。 動くのは、しんどいねん。 働いているところは、楽しいねん。」 さっきの金魚。肉欲とも肉体とも言えない、これを仏語で「欲」と言うこともきっぱりとは新しかった。本当に、凍りついた雪がさくさくと分けられ溶けるように釈迦尊は青く美しい。「欲」とは、このために要る欲、要らない欲、と人は必死に言っていたが、人が完全に言葉にするなら、「蟲(ム)ー」と言う。物質のようなのびたラーメンのようにはにはなれない。その奥で集中していると気付かないが、透明ではあるが厚みを無視すれば直感が鈍ってしまうように、空がどこにあるのか?問いかけを願った胸が、 私は黒い、体から感情というものを水切りして、体からあふれる感情を受け止める柔らかい鉄に為(な)り、心で心をバウンドしながら、方角を求める。 地図からぱらんときえて、真ん中のぐにゃぐにゃした鏡の中は、そんな方位でなく周りが臭いかずで、これは、そいつの元がシで、元に向かう「源(みなもと)」と言う助線に合ってる。対して生じることからの始まりが天神に向かう。オワ、と言う名前の幽霊のこと。近くから、 何とも思わず、自分の中にあるものも確かめず、外側だと思っていたのなら尚更に、自分の外側にあるものを、連れてこられて他人に渡したらしい。 ずいずい、自我に区切られた限界のある肉体を愛し、限界性から求められる肉体であるから体の緊張に向上し、飛躍し、 森で、屋根を建てるように、ごつごつと岩を靴で登るように確実に詩の中で、白鳥座に届くくらい、黒も白も心を追い上げ、目を開けると蔦の壁が、 暗い下から、いつか目指したこの道が、私の目は何本も黒い電線を鳴らし、私の目は何層も黒い水を反芻した。萎縮した。石を割って体を磨いた。 綺麗な川岸で、 夜明けを祈りぐるぐる灰と紫を巻いて行く。 広間にいくつも積んである木板が、端のもう丸みがかった長方形の木板が、私はそれを一枚、持っていて、 この黒いが、筋のある、感性を細く垂らすことで、ガコガコと勝手に並べている。物事への抵抗と、水を泳ぐ為の小さな工夫と、空、これらを素材に岩を捏ねる感じだ。前を見て。 果(このみ)を採り、水を汲み 薪(たきぎ)を拾い、食(じき)を設け 乃至(ないし)、身をもって 牀座(じょうざ)となせしに 心身は倦(ものうき)ことなかりしなり 時に奉事(つか)うること 千歳を経て 法のための故に、 精勤(しょうごん)して、給侍せり。

     

     

     

     

     


    我過去の劫を念うに 大法を求むるを為っての故に

    世の国王と作れりと雖も 五欲の楽を貪(むさぼ)らざりき 

    鐘を椎(つ)いて四方に告ぐ 誰か大法を有てる者なる 

    若し我が為に解説せば 身当に奴僕と為るべし

    時に阿私仙有り 来りて大王に白さく 

    我微妙の法を有てり 世間に希有なる所なり 

    若し能く修行せば 吾当に汝が為に説くべし

    時に王仙の言を聞いて 心に大喜悦を生じ 

    即便(すなわ)ち仙人に随って 所須を供給し 

    薪及び果苽(このみ・くさのみ)を採って 時に随って恭敬して与えき 

    情(こころ)に妙法を存せるが故に 身心懈倦(けげん)無かりき  

    普く諸の衆生の為に 大法を勤求(ごんく)して亦己が身 

    及以五欲の楽の為にせず 故に大国の王と為って 

    勤求して此の法を獲(え)て 遂に成仏を得ることを致せり

     

    今故(いまかるがゆえ)に汝が為に説く

    仏、諸の比丘に告げたまわく、

    爾の時の王とは、則ち我が身是れなり。時の仙人とは、今の提婆達多是れなり。提婆達多が、善知識に由るが故に、我をして六波羅蜜、慈悲喜捨、三十二相、八十種好、紫磨金色(しまこんじき)、十力、四無所畏、四摂法、十八不共、神通道力を具足せしめたり。等正覚を成じて、広く衆生を度すること、皆提婆達多が善知識に因るが故なり。

    諸の四衆に告げたまわく、

    提婆達多、却(さ)って後、無量劫を過ぎて、当に成仏することを得べし。号を天王如来、応供、正徧知、明行足、善逝、世間解、無上士、調御丈夫、天人師、仏、世尊と曰わん。世界を天道と名づけん。時に天王仏、世に住すること二十中劫、広く衆生の為に、妙法を説かん。恒河沙(ごうがしゃ)の衆生、阿羅漢果を得、無量の衆生、縁覚の心を発し、恒河沙の衆生、無上道の心を発し、無生忍を得て、不退転に住せん。

     

     

     

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