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Tome館長

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    Works 3,356
  • わかんない

    2015/03/11

    変な詩

    なにをすればいいのか 
    わかんない 

    なにをするべきか 
    それも わかんない 

    そもそも ほんとうに 
    なにかをしなければならないのか 

    それすら わかんない 


    わかんないままでいいのかどうか 
    というもんだいにしても 

    やっぱり さっぱり 
    わかんない 


    だから だから 

    なにをすればいいのか 
    わるいのか 

    いつも いつでも 
    いつまでも 

    まったくもって 
    わかんない まま

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    • Tome館長

      2015/03/11 23:55

      「koebu」で朗読していただきました!

    • Tome館長

      2015/03/11 23:54

      「ゆっくり生きる」はるさんが動画にしてくださいました!

  • 酔えない夜

    せっかくの夜のひと時を
     ただ酒に酔うばかりでは

       なんとも惜しい気がする。


    絵が描けるかもしれない。
     曲が浮かぶかもしれない。

       あるいは こんなふうに
        詩が生まれるかもしれない。


    オリジナルなこの夜を

      ありふれた酔いの気分に
       なんにも残らない虚しさに

         したくはない。

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  • 青き空

    2015/03/05

    空しい詩

    うちあおぐ天より
     やわらかに鐘は鳴る 

    今ここに何が残るや
     過ぎし日の思い出ばかり 

    すでに苦しみは消え
     もはや悲しみもない 

    どこまでも青き空
     ただそこにあるばかり

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  • 眠りに落ちる前

    2015/03/04

    楽しい詩

    眠りに落ちる前に 
    僕は 

    パラシュートを背負う。


    化け物どもと戦えるよう 
    大小さまざまな武器を点検し 

    あやしげな呪文を唱え 
    うさん臭い秘薬を携たずさえ 

    漆黒の闇を見下ろし 
    鼓動と呼吸を整え 

    そして・・・・ 


    勇気と誠意を友として 

    静かに 
    静かに 

    僕は
    目を閉じる。

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  • 夢を追い越せ!

    2015/03/02

    明るい詩

    昔 見た夢 
    今の夢ならず 

    今 見る夢 
    昔の夢あらず 


    昔は昔 
    今は今 

    昔も今も 
    夢は夢 


    同じ夢なら 
    夢を追い越せ!

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  • 夜明け

    2015/03/01

    愉快な話

    夜が明けたら 
    男の態度が変わっていた。

    「もう帰ってくれ」


    我が身を振り返り 
    女の表情も変わった。

    「ああ、尻尾が・・・・」

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  • ガラスの街

    2015/02/26

    変な話

    キラキラ輝いて 
    まぶしくて 

    とても美しいのだけれども 

    ほんのちょっとの衝撃で 
    粉々に壊れてしまいそうな 

    そんなガラスの街のお話です。


    そして 
    実際のところ 

    この美しいガラスの街は 

    ほんのちょっとの地震で 
    粉々に壊れてしまったんですけどね。


    あはは。


    そういうわけで 

    まことに残念ながら 
    これ以上 

    お話は先に続きません。


    ガラガラ ガラガラ 
    ガッシャーン! 

    はい、おしまい。

    Comment (1)

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  • 黄昏

    黄昏が迫っている。
    もう遠目に人の区別も難しい。

    「誰そ彼?」
    語源の如く問わねばならぬ。

    「私ですよ。お爺さん」
    とんとどなたか分からない。

    「もう家に帰りましょ」
    帰る家などあったかの。

    「すっかり日が暮れてしまいます」
    カラスが鳴いた。

    帰ろかな。

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  • 鉄琴と木琴

    2015/02/21

    愉快な話

    鉄琴と木琴がケンカをしました。


    互いに相手を叩くので 
    木琴と鉄琴の音がして 

    まるで仲良く合奏しているかのよう。


    どちらも叩き疲れ 
    やっとケンカが終わると 

    閉じていたカーテンが開き 
    客席から万雷の拍手。


    ふたりは顔を見合わせ 
    目配せすると 

    寄り添って 
    しっかり肩を抱き合い 

    深々と観客にお辞儀をしました。


    キン コン カン!

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    • Tome館長

      2015/02/21 12:16

      「koebu」で朗読していただきました!

    • Tome館長

      2015/02/21 12:15

      「ゆっくり生きる」はるさんが動画にしてくださいました!

  • 別れの時

    2015/02/19

    切ない話

    「別れましょう」
    君は切り出す。

    「なぜ?」
    僕は尋ねる。

    「飽きたの」
    君は正直だ。

    「秘密がある」
    僕は嘘つきだ。

    「興味ないわ」
    君は正直すぎる。

    「殺す」
    僕は卑怯だ。


    「勇気ないくせに」
    君は鋭い。

    「別れよう」
    僕は諦めた。

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    • Tome館長

      2015/02/19 17:45

      「koebu」で朗読していただきました!

    • Tome館長

      2015/02/19 17:44

      「ゆっくり生きる」はるさんが動画にしてくださいました!

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