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  • 遠ざけよ

    2017/02/06

    論 説

    目の前に酒があれば 

    つい飲んでしまう。

     

    菓子があれば食べ 

    アイスクリームあれば舐める。

     

    漫画あれば読み 

    テレビあれば観る。

     

    ゲームあればプレイする。

    好きな子いればイチャイチャする。

     

     

    意志の力なんぞ弱いものだ。

    身近にあれば、つい手を出してしまう。

     

    もし何事かなさんとするなら 

    その障害物は物理的に遠ざけるしかなかろう。

     

    朱に交わってはならぬ。

    まず環境を改めよ。

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  • 選択問題

    2017/02/02

    論 説

    それが選択問題であるということは、すなわち 

    あらかじめ答えが用意されている 

    ということである。

     

    比較検討して選ぶだけ。

    悩む要素が少なく、処理が楽。

    サイコロに任せても、そこそこやれる。

     

    世に選択問題ばかりなら 

    文明ここに極まれり。

     

    人はいらぬと 

    選択されかねん。

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  • 運命の現場

    2017/01/23

    論 説

    なされる前ならともかく 

    すでになされてしまった事柄は 

     

    すべて なるべくしてなった 

    としか言いようがない。

     

     

    そのようにさせない選択も 

    あったであろうに 

     

    もはや 

    そのように選択されてしまった以上 

     

    偶然にせよ 必然にせよ

     

    その選択にも 

    それなりのわけがあったわけだ。

     

     

    だから我々は 

    運命の現場において 

     

    マニュアルや設計図から目を上げ 

    周囲を見渡し 

     

    予兆や不安を感じたら 

     

    それがなされてしまう前に 

    急いでなんとかするしかあるまい。

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  • 申しわけない

    2017/01/22

    論 説

    決して誰もやりたがらないにも係らず 

    必ず誰かがやらねばならない仕事がある。

     

    それをすることが不快を伴うだけでなく 

    損失や苦痛、生命の危険すらあったりする。

     

    いやいやながらにせよ、代償を求めるにせよ 

    その仕事を引き受けてくれる人たちがいる。

     

    もしその人たちがいなかったら、それを 

    他の誰かが代わりにやらねばならない。

     

    それは私であるかもしれず、または 

    あなたでなければならないかもしれない。

     

    だからその人たちに感謝しなければならない 

    などと、良識的に言いたいわけではない。

     

    後ろめたいほど申しわけないのであって 

    感謝するだけで済む問題ではないのだから。

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  • ある割合で

    2017/01/21

    論 説

    つらつら思うに 世の中は 

    はっきりしない ことばかり 

     

    ある割合で おかしな人おれば 

    ある割合で まともな人もいる 

     

    ある割合で 良いことが起こり 

    ある割合で 悪いことも起こる 

     

    あんな意見 あんな解釈あらば 

    こんな意見 こんな解釈もあり 

     

    何から何まで すべてにおいて 

    これこれである とは言い難し 

     

    決めつけぬこと 断ぜぬこと 

    押しつけぬこと 云々ぬん

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  • 依存心について

    2017/01/17

    論 説

    人がよく死ぬと言われる時刻に目覚めてしまった。

    いや。人がよく生まれる時刻であったか。

     

    いずれにせよ、こうして目が覚めてしまった以上 

    さらに眠らんとするは不自然であり、怠惰な気がする。

     

    仕方なく起き上がることにした。

    起きてからすることをしてしまえば、他にすることはない。

     

    一昨日あたりから気になっていることを考えてみる。

     

     

    人はよく真理や悟りを求める。

    世界の究極の理解、生き方や考え方の正解みたいなものか。

     

    ただし、さようなものが実在するかどうかは不明。

    仮に、さようなものが見つかり、知ることができたとする。

     

    さて、それから、それを我々はどうするというのだろう。

     

    まず、忘れないよう言葉として記録しそうである。

    次に、記録したそれを繰り返し暗唱するかもしれない。

     

    公式を暗記する受験生のように。

    または念仏を唱える坊主のように。

     

    それは紛れもないそれであり、もう疑う余地はない。 

    その教えの通り、ただただ実践するのみ。

     

    もう何も心配はいらない。

    これに頼ってさえいれば安心だ。

     

    「ああ、私は幸せだ」

     

     

    ・・・・はて、なんであろう。

    これは依存心そのものではなかろうか。

     

    逆に言えば、かような依存心あるがため 

    さようなものを求めていたのではあるまいか。

     

    信ずれば救われる。

    宗教は満たされぬ依存心の産物。

     

    だから、さようなものが仮に実在するとしても 

    それに頼りきってはなるまい。

     

    参考程度にしておくべきだろう。

     

    たとえ忘れても、もう一度見つけてやる 

    ほどの自立した心構えで。

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  • 何事か

    2016/12/28

    論 説

    何事かなさんとするなら 

    自分だけでやろうとせぬ事。

     

    それは世界を狭め 

    機能や展開を限定する。

     

    その魅力を広く提示し 

    後援者や協力者を募りたい。

     

    そのためにまずすべきは 

    何より魅力の創生であろう。

     

    魅力さえ十分にあらば 

    おのずと何事かなされん。

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  • 場を与える

    2016/12/25

    論 説

    たとえば、我々が「宇宙の外側」と言う時 

    宇宙の外側なるものが実際に在るかないかに係らず 

    我々は「宇宙の外側」と言う名の場を与えてしまったことになる。

     

    「未来」も同様。

    未だ来てもいない何事かに対して場を与えたことになる。

     

    「実数」「虚数」「無」も然り。

    「真実」「悟り」「天国」「神」・・・・なんでもござれ。

     

    だから、それらが実在するかどうかは問題ではない。

    絵空事の「物語」と同じ。

     

    それに場を与えてしまった以上 

    それは、それらしく、その場を占める。

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  • 状況による

    2016/12/23

    論 説

    その場の状況に応じて 

    その場におけるあり方が決められてしまう 

     

    という現象は 

     

    水の流れ 天体軌道 

    分子の構造 歴史の変遷 

    風俗の多様化 ゲームの進行 

    失敗による成功 恋愛感情の起伏 

    理論の辻褄合わせ 技術の拡散と進歩 

    展開の可能性と飽和 野生動物の棲み分け 

    組織における人員配置 市場における価格変動 

    作曲における音符の配置 作文における語句の配置 

     

    などなど 

     

    その事例は広く分野を超えて 

    枚挙にいとまがない。

     

    それぞれの場におけるそれぞれの状況が 

     

    どのように伝わり 

    どのように感知され 

    どのように対応されるか 

     

    という問題についても 

    やはり 

     

    それぞれの場のそれぞれの状況による 

    としか答えられない気がする。

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  • お願い

    2016/12/15

    論 説

    無暗にゴミを捨てるの やめようよ。

     

    つまらない くだらない ありふれたもの 

    どこにでも落ちていそうなものを 

    できるだけ増やさないようにしようよ。

     

    ここはね 

    世界から隔絶された君だけの部屋じゃないんだよ。

     

    公共の場とは言わないまでも 

    集合住宅みたいな共同の場ではあることは確か。

     

    迷惑を撒き散らしていたら 

    周囲から苦情が出ないはずないよ。

     

    いくら注意しても改まらないなら 

    そのうち無事には済まなくなるだろうね。

     

    そりゃあ ここは自由だよ。

     

    物理的な制約がほとんどないから 

    匿名で好き勝手できるもんな。

     

    でも ここは孤独な夢の世界じゃない。

    現実とつながりある開かれた世界なんだ。

     

    ここは豊かになるよ。

    あそこより豊かになる。

     

    第一 ここに養分を吸い取られ続けて 

    あそこは貧しくなる一方だ。

     

    いや それどころか 

    もうすでに逆転しているのかもしれない。

     

    でもね だったら なおさらだよ。 

    とにかく ここを快適にしなきゃならないはずさ。

     

    あそこからここへ避難してきたみたいな逃げ道が 

    ここから先には もうまったくないのだからね。

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