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  • 花火と少女

    2011/08/04

    愛しい詩

    夜空に咲く花火
     それを見上げる少女

       どっちを見てるの?
        どっちも見てるの

          花火と少女
           儚はかなくも 美しく
     

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  • 君の顔

    2011/08/03

    愛しい詩

    空に浮かぶ雲の形が
    君の横顔に見える。

    部屋の壁紙の汚れも
    君の顔に見える。


    末期症状だね。


    そのうち他人の顔が
    君の顔に見えて、

    その人を君と思い込んで
    好きになったりするのかな。


    いつまでも
    気づかないふりをして・・・・・・
     

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    • Tome館長

      2011/08/03 12:25

      「こえ部」で朗読していただきました!
      なお、最後の一行は「こえ部」nanatsukiさんのアドリブです。

  • 懺 悔

    2011/08/02

    暗い詩

    懺悔します。
    私は人殺しです。


    この手を直接くだしてはおりません。
    けれど結果として、同じことです。

    ひとり私が生きるため、
    多くの命を奪わねばなりませんでした。

    飢えず、苦しまず、快適に過ごすため、
    これまで多くの犠牲が捧げられたはずです。

    それらは、ひとり私のためだけではないでしょう。
    多くの私と同様な人々のためでありましょう。

    おそらく、それは仕方ないこと。
    いくら探しても、他の選択肢はなかったのでしょう。

    しかし、事実は事実です。
    数の多少、濃度の差異ではありません。

    いくら着飾っても、罪人は罪人です。
    後ろめたくて当然です。


    それだけです。
    私の懺悔は以上です。

    お城の中の汚れを知らないお姫様、
    そんな役を続ける気には、とてもなれません。
     

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  • 狼なんか怖くない

    2011/08/01

    ひどい話

    狼なんか怖くない。

      だって、

        狼なんか
         見たことない。


    幽霊なんか怖くない。

      だって、

        幽霊なんか
         おどかすだけ。


    もっと怖いの知ってるよ。

      ほらね、

        人間の方が
         よっぽど怖い。
     

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