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2015/10/13
スナップ写真の撮影において
シャッターチャンスを逃すことは多いけれど
考えてみると
逃したチャンスはそれだけではないはずだ。
気づくチャンス、知るチャンス、考えるチャンス、
改めるチャンス、始めるチャンス、作るチャンス、
・・・・いくらでもある。
ある小さなチャンスを生かすために
より大きなチャンスを殺していないとも限らない。
習慣という名の目隠しをしていないか。
マニュアルという名の耳栓をしていないか。
わずかなメリットを守り続けるのはリスクでもあり、
どうせリスクを伴うなら豊かなメリットを期待したい。
ことに創作においては
偶然性を取り込めるかどうかは大問題だ。
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2015/09/23
何かを考えるためには
まず、その前に
その何かを意識せねばなるまい。
何も意識せずに考えるなど
墨のないまま絵を描こうとするようなもの。
そして
その何かを意識するためには
その何かと
その何かではない他の何かとの関係を
意識せねばなるまい。
つまり
その何かの意識の輪郭を求められる。
なぜなら
そうせねば
闇夜のカラスのごとく
その何かを
他の何かと混同せず
はっきり区別しながら意識できようか。
ましてや
さらに考えるなど
意識を意識する作業であろうからして
その何かを考えるために
その何かの考えではない他の何かの考えを
考えないわけにはいくまい。
さようなわけで
何かを考える場合、
その何かを考えただけで
十分に何かを考えたつもりになるのは
はなはだ了見が狭いと
言わざるをえまい。
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2015/08/22
引き返せない。
そう思い込んでいるのは
あなたであって
じつは引き返せる。
ルビコン川を渡っても
カエサルは戻ることができた。
実体のない国境を意味する
チンケな川である。
ただ、実際に
軍隊を率いて渡ってしまった以上
もう状況として
戻りたくなかっただけである。
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2015/08/09
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2015/08/04
それは、お前だ。
お前が一番怪しい。
なんだ、その格好は?
ほとんど裸ではないか。
恥を知れ、恥を。
目障りだ。
見せる価値なきものは隠せ。
ただし、服で勝負するなよ。
メッキはすぐに剥がれるからな。
安易に真似すんなよ。
そんなの猿でもできるぞ。
芸もなく繰り返すなよ。
自分の真似してるだけだからな。
とにかく
もっと面白い事をしろ。
そもそも
他人にウケようがウケまいが
自分が面白くなければ
まず続かんぞ。
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2015/05/15
いやなことは
明日に持ち越さず
今日のうちに
片付けた方がいい。
放っておいたら
埃のように
いくらでもいやなことは
溜まってしまうから。
いやなことをひとつ
片付ければ
少なくともいやなことが
ひとつ減る。
その分いくらか
気楽に眠れる
というもの。
それから
できれば今日中ではなく
今すぐやる方がいい。
そうすれば
そのいやなことが
たった今なくなる。
2015/04/15
ある日突然
やる気が失せる。
さらにいくら投入しても
それ以上は水に溶けなくなり
コップの底に塩の結晶が沈殿してしまうように
似たような作品ばかりできてしまい
制作における新鮮な喜びが得難くなる。
この現象を私は
創作意欲または展開の可能性が
「飽和した」と呼んでいる。
もしも追加の水を注げないとすれば
もう潮時であろう。
諦めるしかあるまい。
2015/03/20
ばれるような 嘘をつけば 囚人
ばれるように 嘘をつけば 芸人
ばれないような 嘘をつけば 教祖
ばれないように 嘘をつけば 大臣
2015/01/18
なにかを決めてしまう
ということは
もうそれについて考えない
ということ。
そりゃそうだ。
決めてしまったら
さらに考えても仕方ない。
世の中、決まりだらけ。
考えても仕方ないことだらけ。
バカにもなろう。
逃げたくもなろう。
だけど
そんなこと
誰が決めたんだ?
ひょっとして
まるで他人事のように
あなた自身が決めたことではあるまいか。
2015/01/16
それがAであることと
それがAであると示すこととは
まったく別のこと。
それがAであると示すことによって
そう示されたBがまるでAであるかのように扱われるのは
なんとも心外である。
心が悪魔なら
天使の装いをするかもしれない。
たとえば詐欺師が善良な人を演じるように。
「あなた、素敵ね」
「えっ? そうかい」
「うん。とっても」
「嬉しいな」
騙される方が悪い
と彼らは言うが
実際、騙される方も悪い。