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2012/07/14
たぶん、本にも「秋葉原の法則」はCD同様あると思います。「買えるから買いたい!」が決心のしどきです。
12,000円で入手しました。中古品ながら美品で、セロファンのような薄紙がかかっています。くじ類を買わなくなったので自由になるお小遣いが増えました。
いつぞや、「丸尾末広」等々ということで記事を書いたことがあります。いまどきはインターネットの画像検索でグロがいくらでも手に入るのですがそうなると、平成の世では「無惨絵」はいっそう《洗練された美》が浮き上がってくるのです。持ち上げすぎでしょうか。
じつは、「ドンケデリコ」も本棚に収まっています。河出書房新社といいリブロポートといい、ものすごい出版社があったものだと感心してしまいます。
今度は「江戸昭和競作」の部分なし、「新」英名〜のタイトルでエンターブレインから7月下旬発売されるそうです。(『無惨絵 新英名二十八衆句』)
美術・アートのカテゴリーに収まりきらないのが悔しいですが、NakedCityの「拷問天国」で”Bonehead”をリピートで聴きながらページをめくる楽しみもありそうです。”Bonehead”はアメリカの”Funny Games U.S.”OPテーマにも用いられているとか。みーんなキてますね。ボリュームを全開にして聞くと度肝抜かれると思いますhttp://youtu.be/MX4BmANMfiQ
2012/02/23
何とまあ、「濃いもの」ばかり並べてしまいました。時間順にいけば今日のタイトルのとおりです。
まず、ビアズリー。さっき、インターネットラジオでR.シュトラウスの「サロメ」・狂乱と死ですね。お望みのヨカナーンの生首を銀の皿にのせてサロメが接吻。そこの王妃はヘロディアスといいます。デカダンですね。
この接吻、ばしっと決めて描いたのがビアズリーです。アール・ヌーヴォー、世紀末芸術の一人です。わたしが文学を学んでいたころ、先般の文通で"Use Me"を教えてくれた先輩がさらに、ミュシャも勧めてくれていました。
では、日本でビアズリー的な作家は?わたしなりにはずばり、少女の口から目に蛇が貫通している絵・丸尾末広だと思います。ジョン・ゾーンのジャケ写裏に丸尾のそのようなグロテスクな挿絵が……。お気に入りがFace Lifterの挿絵です。敢えて載せません。耐えられる方のみおすすめします。