岡田千夏

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京都府京都市

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  • 猫の「変食」補遺

     前回書き忘れたけど、ふくちゃんが食べる変なものにもうひとつ、お香がある。スティック状のお香を陶器のお香立てに立ててトイレに置いておいたら、入ってきたふくちゃんがくんくん匂いで興味を示し出した。前足でちょんちょん突付いているので、遊んでいるのかと思ったら、そのうちぽきっと折って、その折れたお香をばりばり噛んで食べてしまった。
     それ以来、トイレにお香は置けないでいるのだけれど、お香立てのお香を入れる穴に折れたかけらが残っているらしく、ふくちゃんはトイレに入ってくるたび、お香立てに頬っぺたや口元をすりつけている。ひもの切れ端を食べたりするのとは違って、お香には何かまたたびのような、ふくちゃんを酔わせる成分が入っているのではないかと思う。
     ちなみに、またたびの粉末で作ったお香というのが売られているらしい。猫と一緒に香りが楽しめる、というようなキャッチフレーズで、点火すると、またたびの匂いは人間にはわからないが、バラやラベンダーの香りがするようになっている。
     可愛い猫の絵の筒型のケースに入っていて、お香それ自体もイチゴミルクのポッキーみたいで可愛らしいが、またたびでできたお香となると、普通のお香でさえ食べてしまうふくちゃんには香りだけを楽しむ余裕なんてないだろうから、うちで使うのはおそらく無理だろう。

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  • 猫の「変食」(後篇)

     そして変食する猫の三匹目はふくちゃんである。紙の仮止めに使っているマスキングテープを短く切って机の端に貼り付けておいたら、次の日になくなっている。おかしいなと思ったら、ふくちゃんが食べてしまっていた。白くてぺらぺらしているところが乾しカマに似ているからかしらと思ったが、そのほか、ひもや輪ゴムの切れ端なんかも、落ちていると拾ってくちゃくちゃ噛んで飲み込んでしまうから、子供が工作遊びをしたあとなどは、そういったごみが落ちていないか注意しなければならない。
     一度、ふくちゃんがこふこふ咳をしはじめて、何か喉に引っかかった物を出そうとするようにげーげーしだしたことがあった。おそらく何か変なものを食べたのだろうと思う。しばらく様子を見ても治らないから、念のために病院に連れて行くことになった。
     変食の癖があるから、食べた現場を見たわけではないけれどなにかおかしなものを食べたのかもしれない、ということを伝えたら、獣医師が、食べたものがもし糸だったら一番危なくて、最悪の場合、腸に巻きついて腸が千切れてしまうことがある、というので、恐ろしくてひっくり返りそうになった。
     レントゲンも撮ったけれど結局原因はわからなくて、家につれて帰ってしばらくするとおさまったからよかったものの、そういう怖い話を聞いてしまったので、とくに糸に関してはじゅうじゅうに気をつけるようになった。

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  • 猫の「変食」(前篇)

     猫の中には、変なものを食べるのがいるようである。「変なもの」というのは、食べ物というカテゴリーの中でたとえば珍味みたいなもの、というのではなくて、全然食べ物ではないもの、という意味で使っている。そういうものを食べてしまう猫を私はいままでに三匹知っている。
     一匹目は、初代家猫タヌキの兄弟・ゲリスンで、なぜか発泡スチロールみたいな合成樹脂を好んで食べた。その頃タヌキ、ゲリスン兄弟は家の外に父が作った猫ハウスに寝ていたのだけれど、ある日、猫ハウスに敷いた毛布を干そうとハウスの屋根を開けてみたら、保温のために壁の内側に貼り付けていたオレンジ色の発泡スチロールのマットが、半分くらい齧られてなくなっていたのである。このほかゲリスンは、おもちゃとして与えたゴムのトカゲもしっぽのほうから半分くらい食べてしまった(気づいて慌てて取り上げたけれど)。
     二匹目は、タヌキがつれてきたプリンの子供の、アニちゃんという大きな黒猫である。あるとき、夜中に父がトイレに起きたところ、アニちゃんの口からひもの端がはみ出しているのに気づき、びっくりして引っ張り出してみると、ぞろぞろと喉の奥から30センチくらいの長さのひもが出てきた。このアニちゃんは、ゲリスンと違って変なものを食べる常習犯というわけではなくて、どこか抜けたようなところのある猫だったから、何か勘違いでもしてひもを飲み込んでしまったのかもしれない。

    (三匹目は次回です〜)

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  • 乾しカマ!

     しばらく切らしたままになっていた、うちの猫たちの大好物、乾しカマを買ってきました。
     さっそくあげようと袋を開ける私の足元に寄って来て、じっと乾しカマを見つめる二匹は、まるでいつもと違う目の色。
     この乾しカマ、開封後、冷蔵庫に入れておくと少しずつかたくなってしまうのですが、開封したては柔らかくて、本当に美味しそうです。
     みゆちゃんとふくちゃんにそれぞれ同じくらいずつあげました。いつものようにみゆちゃんはマイペースでもぐもぐ(もしかしたら多少急いでいるつもりかもしれないけれど)。ふくちゃんはあっというまに食べてしまうと、残りを冷蔵庫に仕舞いに行く私に走ってついてきて、猫が変わったみたいに「ナゥーッ」とかなんとか、普段言わないような鳴き方をするので、しょうがないからもう一口おまけにあげると、それもあっというまに平らげて、みゆちゃんがまだ食べているのを確認するや否や、ダッと駆け戻り、みゆちゃんの残りまで横取りしてしまいました。
     不服そうな顔のみゆちゃん。ルール破りのふくちゃんのおかげで、毎度のことながら、乾しカマを平等にあげるのには苦労します…

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  • 「中華街のミケvol.13」更新されました

    2009/11/16

    お知らせ

    横浜のインディーズブランド、ROUROUのサイトで連載中の猫マンガ「中華街のミケ」vol.13が更新されました。
    どうぞご覧ください。
    http://www.rourou.com/whatsnew/diary_column/neko/

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  • 急性副鼻腔炎

     鼻風邪がこじれて、急性副鼻腔炎になってしまいました。
     鼻の周りにある空洞に膿が溜まる病気で、これが慢性化するといわゆる蓄膿症らしいです。
     私の場合、右の鼻の奥がやられて、右の頬や歯やあごのあたりから頭まで痛くなって、週末はウンウン唸っていました。
     体の抵抗力が落ちているときになりやすい病気らしいので、みなさんも、くれぐれもご注意ください。

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