岡田千夏

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京都府京都市

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  • 里の駅 大原

     お天気がいいので、新緑を見に大原へドライブに行った。
     大原へ行くと、最近よく寄るのが、去年オープンした「里の駅 大原」。野菜やお餅を売っていたり、小さなお食事処があったりする施設で、特別何か魅力があるというわけでもないけれど、あまりほかに行くところも思いつかないので何となく寄る。オープンしたての頃は、テレビや地域情報誌でも紹介されたらしく、駐車場の空きを待つ車の列がずらりとできていたという話を聞いたけれど、いまは全然そんなことはなくて、ガラガラというわけでもないけれど、いつも駐車場は空いている。
     大原近郊でとれた旬の野菜を売っているけれど、やっぱり観光地だからか、とくに安いわけでもない。滋賀県なんかの道の駅で売っている地元の野菜の方がずっと安い。でもお餅は美味しいし、切花は安くて、そこいらの野山の花を刈ってきましたという感じだけど、シャガとか青麦とか、あと名前は知らないけれどたぶんセリ科の小さくて白い花がいっぱいついたのが何本も束になったのを買って帰った。お値段は、市内の花屋さんで買う青麦一本分くらいである。
     コーンからはみ出そうなくらい、ぐるぐるといっぱいアイスをのせてくれたソフトクリームを食べていたら、お店のおばちゃんが、もうすぐお餅つきがはじまるよと教えてくれた。スタッフのおっちゃんとおばちゃんがついてくれたお餅をその場で即売してくれる。きな粉がたくさんまぶされたつきたてのお餅は温かくて柔らかくてよくのびた。
     お日さまはぽかぽかしているし、風は気持ちいいし、まわりはのどかな山里の風景だし、なんだかんだいって、楽しんで帰った。

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  • 食いしん坊犬、食いしん坊猫

     昔飼っていた犬はとても食いしん坊で、人間の食事のたびにテーブルの横へやってきては、落ち着かない息遣いで座ったり立ち上がったり、前足で食事をしている人の腕を引っ掻いたり、わんと言ってみたりして絶え間なく食べ物を催促するので、食事の時間はいつもせわしなかった。猫と違って雑食性が強いから、どんなおかずのときでも横に張り付いているし、おまけに犬は、ほとんど噛まずに丸呑みにしてしまうから、肉を一切れあげても一瞬にして飲み込んでしまい、また次をおくれと際限がない。おかげで家族のみんなは、犬のペースに合わせて早食いの癖がついてしまった。
     それに比べると、猫のふくちゃんが食卓にやってくるのは魚のおかずのときだけだから、まだずいぶんましであるが、魚となると、なかなか執拗に狙ってくる。あくまで人に頂戴と催促する犬と違って、ふくちゃんは自分で直接魚を食べに来るから厄介である。犬のように落ち着きなく動き回ったりはしないけれど、こそりこそりと私の箸を持つ右手の上や下から顔や前足を伸ばしてくる。油断するとしっぽをくわえて引っ張りかねないから、これはこれで落ち着かない。仕方がないので、身を幾らか分けてやる。際限なく欲しがる犬と違って猫のいいところは、一定量食べたらもう満足してそれ以上は欲しがらないところである。ふくちゃんも、何切れか魚を食べたあと姿が見えなくなったと思ったら、いつもテレビのうしろの陰になったところで、こっそり顔を洗っている。

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  • ふくちゃんの特技

     ふくちゃんができてみゆちゃんにはできないふくちゃんの特技は、スライド式の窓を開けられることである。
     庭に通じる裏の窓も、鍵を掛けておかないと、勝手に開けて出て行ってしまう。
     私が外から車で帰ってくると、二重窓になっている表の窓の、内側の磨りガラスの窓を10センチくらいのすきまに開けて、私が車をバックで駐車するところを丸い目をして眺めている。
     表の通りから、「毎度お騒がせいたします」と古紙回収のトラックのアナウンスが聞こえてくると、猫タワーに駆け上って窓をちょっと開けて、通りの様子を見ている。
     ふくちゃんが窓を開けると、みゆちゃんも猫タワーに上って、いっしょにすきまから外をのぞいている。猫タワーの同じ段で横に並んで見ていることもあれば、一段違えて、上下縦に並んで見ていることもある。

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  • 困ったお猫よし

     ふくちゃんはお人よし(お猫よし)というか、性善説に立っているというか、要するに単純なのだけれど、人はみんないい人ばかりで自分によくしてくれるものだと思っているらしい。
     ちょっとからだに触れただけですぐにごろごろ言うし、ソファの真ん中のクッションの上で寝ているから、座れないので横に押しやると、押しやられたのに勘違いしてごろごろ言っている。
     子供の友達とか、はじめてうちに来た人に対して最初は多少人見知りするのだけれど、その客人に猫じゃらしを持たせてみたら、知らない人だということはすぐに忘れて跳んで来て、一生懸命遊んでいる。
     人間でいったら(猫でいってもそうだけど)、騙されやすいタイプなのだと思う。
     そういうことを考えると、野良生活をやめてうちに来てくれたことは、ふくちゃんにとってもまあよかったかな、と思う。

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  • かわいいふたり

     暖かくなって、猫たちも気分が浮かれるのか、ますます仲良くなったみゆちゃんとふくちゃんは、しょっちゅう一緒に遊んでいる。
     廊下をだーっ、だーっとあっちへ行ったりこっちへ行ったり走り回っているかと思うと、猫トンネルの中に突っ込んで、飛び出して、台所のマットの下に潜り込み、庭へ駆け出して行っては、二人で取っ組み合いを始め、背中にいっぱい落ち葉の屑をくっつけて戻ってくる。
     しばらくすると、いつのまにか家の中が静かになっている。みゆちゃんふくちゃんの姿が見えないから、どこへ行ったのかしらと思って探しに行くと、ふたりとも、物置に使っている二階の部屋の、日の当たる椅子の上にいた。
    さんざんふたりで遊んだあと、疲れて今度は仲良く一緒に眠っているのである。
     もう可愛くてたまらない。

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    • 岡田千夏

      2009/04/24 00:15

      なかわけ猫さん、ありがとうございます。

      そうですね、子猫同士だともっとはやく馴染みやすいのでしょうけど、
      うちの場合もふくちゃんが子猫だったから、まだみゆちゃんも打ち解けやすかったのかもしれません。
      なかよしの二匹を見るのは本当に幸せです♪

    • 2009/04/23 11:47

      こんにちは、なかわけです。

      みゆちゃんとふくちゃんが仲良くなってとてもよかったです。
      先住猫は新しく入ってきた猫ちゃんと仲良くなるのにはやっぱり時間がかかるんですね。
      少し年が離れていても大丈夫なんですね。

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