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2010/10/06
Beautiful capital Paris
Eiffel Tower
セーヌ川の船上から見たエッフェル塔・・
パリをイメージしたときには
とてもパリらしい風景の一つ
旧パリ市内は建築物の高さ制限がしっかり
守られていて観光都市としての魅力は
世界で一。観光目的でパリを訪れる人数も
当然トップである・・
東京があわてて観光都市戦略を始めても
充実するにはまだまだ時間を要する感じがするなぁ〜・・
●
最近チョッと心配な事・・ヨーロッパの各都市で無差別テロの脅威
が迫っているという内容の報道が流れている・・
何とも難しい時代に入ってしまったものだ・・
今までもロンドンやマドリードでのテロが起きているが・・・
ドイツやフランスでの可能性も高くなっていて・・
すでにフランス南部で容疑者が確保されたとか・・・
今のままでは世界中に広がってしまう・・
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2010/07/20
Paris is a lover
Palais Garnier
オペラ座入口正面の階段を登ったフロアーにある
ウェイティングの小ホール・・。
当時の華やかな感覚がそのまま残ったような
豪華な空間・・。
壁面には鏡が多用されていてシャンデリアが
不思議な空間を醸し出している。
●
本物と本物志向・・本格と本格派が混同されている現代・・
コピーとオリジナルの違いに境目のないデジタルの世界に
生活する私達が忘れがちな基本的な違い・・。
今、3D化されたメディアの時代が幕を開けよう
としている・・仮想空間でのリアルな表現が加速度
を増して進化をはじめている・・
そんな時だからこそクリエーターは「オリジナル」や
「本物」にこだわりたい。
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2010/07/20
Paris is a lover
Palais Garnier
アートやクリエイティブには
中心などは存在する訳ではなく・・
自分が立っているその場所が中心で動くという事なんだ・・。
列車が走っているすぐ横に立つと・・
物凄い勢いで走り去る列車のパワーに圧倒されるが・・
列車を遠くから眺めていると自分を中心に静かに
走っているように見える・・
見る対象物の大きさは変わらないのに・・すぐ横に立つと
自分にふりかかる「迫力」や「恐怖」や「魅力」が
まるで違って見えてくる・・
世界中を見て歩いて感じたことは・・
自分に対しての何らかのストレスをかけるのが
主な目的なのかもしれないなぁ〜・・
※野球のボールは強く打つと遠くへ飛び・・
弱く打つとすぐ近くで落下してしまう・・
つまり・・同じボールでも強くストレスを与えた
方がより高く遠くへ飛ぶという事と同じように・・・
沢山の芸術家やデザイナーの残したモノを見て
自分にストレスをかける事は重要だという事・・。
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2010/07/20
Paris is a lover
Palais Garnier
パリの街や建物をはじめて見た時の印象は
今でも忘れない・・夢中になってあちこち歩き回った結果・・
当時は・・概略としての「イメージ」はなんとなく
理解したつもりでいたが・・
あの頃は経験も無く・・知識もまばらで・・
時代背景やそのスクラップ&ビルドのサイクルの事までは
想像もできない状態であった事に気づくのはかなり後に
なってからの事であった。・・
多様性の文化を理解するという事の重要性と
時間軸で「今」を見抜く力・・それを会得するには
かなりの自分投資が必要だった。
●
当時、学生時代の先輩がパリのファッションカメラマンの
スタジオにアシスタントとしてもぐりこんでいた・・
ディペンスモードやヴォーグのカメラマンのスタジオで
働く彼は私にとって一歩先を行く存在に思えた。
数年のパリでの経験談を彼から聞いて驚いた事があった・・
当時の彼が言ったのは・・
「これからのデザインやアートの発信地はやがてニューヨーク
になるよ・・」という言葉であった・・。
彼の周りではパリを脱出してニューヨークは行く仲間が
沢山いて・・彼も間もなくそうする・・と言っていた。
当時は、ニューヨークとは言っても・・・歴史も浅ければ
ファッションもカメラマンも画家も・・世界に発信するという
イメージは薄く、芸術の都パリが我々の求める中心と考えて
いた時代・・ガァ〜ンっとショックを受けたものだった。
クリエーターたるもの世界を見て学ばなければ、などど
真剣に考えていた時代・・彼の一言でパリの街が急に
古いだけの街として見えてしまった・・自分にとっては
とても慌ただしく価値観がガラガラと変化する時期でもあった・・。
その後10年近くはアメリカに集中することとなった・・。・・
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2010/07/20
Paris is a lover
Palais Garnier
今、銀座の「歌舞伎座」の建て替え工事が行われている・・
私が知る歌舞伎座は4代目で1951年1月3日の
「新春初開場大歌舞伎」から始まって60年近く愛されてきて
今年の「御名残四月大歌舞伎」を最後に
4月末に閉館してしまっている・・
老朽化が進んだとの事だが・・
新しく造られる高層ビルとのミックス版の新しい歌舞伎座には
出来上がる前からチョッと違和感を感じてしまう・・。
修復・・改装して使えなかったのか?・・
パリのオペラ座のように新しい歌舞伎座を別の場所に
新築しながらも活用の方法が無かったのか?・・
何か・・文化が建物と並行してリセットされていくような・・
そんな寂しさを感じてしまうのは私だけだろうか・・。
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2010/07/19
Paris is a lover
Palais Garnier
ニューヨークで9・11が起こる少し前の事・・
ニューヨークを満喫して、明日は東京へ帰るという夜・・
お別れの食事でディナーに出かけた席で・・
「来週、メレット・マイヤー・グラベールにお会いするんだけど・・
帰国を少し延ばせたらご紹介しますよ・・」
「えっ?・・マイヤーさんて?誰?・・」っと・・
当時、私はマルク・シャガールに孫娘がいることも
その方がニューヨーク在住であることも全く知らなかった・・
結局、東京での仕事の予定はキャンセルする訳にもいかず・・
翌日、帰国の途に就いたのだった・・。
●
人生・・どこで誰と知り会うかわからない・・
そして・・すぐ近くに居たとしても・・
一生出会わない事や、
気づかないまま通り過ぎてしまう人生もある・・
今思えば・・
これまで様々なめぐり合いがあり・・
沢山の人たちの影響を受けながらも自分らしさや
日本人としての誇りを維持成長させてきたつもりだが・・
反省する事も沢山・・山のようにあって・・
感謝の気持ちも同じぐらいあって・・
やっとの思いで自分というもののバランスを
“やじろべい”のように辛うじて保っている・・
自分にとってデザインとは・・
色や形を組み立てたりする事ではなく・・
自分自身の人生を自身の中でさらけ出し・・
結果として表現されて来るものだと感じている。
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2010/07/19
Paris is a lover
Palais Garnier
シュルレアリズムの画家の中でもとても人気のシャガール
のこの天井画ですが・・建築当初はもちろん別の画家の絵が
描かれていたが・・当時はガス灯であった為に絵の傷みが
急速に進み・・1964年にシャガールによって新しく
描きき換えられたという事だ・・。
シャガールが描く前が「ジュール=ユジェーヌ・ルヌヴ(Jules-Eugène Lenepveu)
という画家」が描いた天井画だったとの事・・
現物は残って無いらしく・・複製がオルセーにある。・・
●
時代がどんどん塗り替えられて行く・・
古い物の上に塗り重ねられて行く・・
古い物も昔は“新しかった”・・
なによりも・・古いものが無ければ
“新しいもの”も存在しない・・。
クリエーターは今の時代を反映させてこそ
その真価がとわれるのではないだろうか・・
今、時代に評価される者もいる・・
未来に評価される者もいる・・しかし
その選択肢はクリエーターには無い。
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2010/07/19
Paris is a lover
Palais Garnier
オペラ座のなかでも“お気に入り”はこの天井画です。
シャガールの絵は天地があいまいで・・空間を舞うような・・
夢の中の世界のような・・そんな絵が一番のポジションを
持ったのがこの天井画だと思う・・。
自由に世界を飛び回る翼を得たかのような・・
どこからか音楽が聞こえて来そうな・・そんなイメージが
気に入っています。・・
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2010/07/18
Paris is a lover
Palais Garnier
ホール中央の天井からぶら下がった・・
まるで異星人の宇宙船のような巨大な物体・・
電気照明のシャンデリアである。・・
開場して観客が客席に着席するまでの
明かりとりとしてぶら下がっている・・
開演時には照明は消され天井近くまで
巻き上げられるという仕組み・・
当時は、オペラやバレエのポジションは
かなりの贅沢であり・・他に娯楽の少ない
時代にはポピュラーでもあったのか?・・
この建物ひとつに様々なアート感覚が
組み込まれている・・。
実に見事だ・・。
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2010/07/18
Paris is a lover
Palais Garnier
オペラ座(ガルニエ宮)の観客席・・
外観・内装はネオ・バロック様式で・・
ガルニエ宮とよばれるのは・・設計者の
名をとってという事・・。
鉄の時代に入って大空間や巨大な建築物が
可能となって百貨店の大空間やこのオペラ座の
ような建物、エッフェル塔、橋など様々な展開
が登場する事となった。・・
ミュージカルの「オペラ座の怪人」での劇場デザイン
はまさにここを模写してつくられた空間であるが・・
やはり、どこか張りぼてという感じだが・・・
本物の迫力はやはり一見の価値あり・・
時代とともに変化する建築素材や技術と
その背景にあるストーリーを知ることで・・
何度パリを訪れても飽きるという事はないのである・・
【PHOTO】1875年開業のパリオペラ座
5層客席(2167席)
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