サカグチテツキヨ

グラフィックデザイナー

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大阪府

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    Works 36

サカグチテツキヨ

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サカグチテツキヨ

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    Works 36
  • 花形装飾活字を愛でる その36

    紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
    詳しくは
    http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
    お待ちしております。

    2283。
    なんか乙女チックな感じがするんは気のせいでしょうか。
    くるくるしてる。
    今にも羽ばたいてどっか飛んでいきそうですよね。
    はたまたダンスを踊っているような。
    可憐だなあ。
    なんかもう非の打ちどころのない装飾だよねえ。
    理想のプロポーションだよキミ。
    いいよ最高だよーみたいな。
    キレイだなあ。
    とくに上部が好き。
    渦と外に広がるオタマジャクシのコンビネーションが最高なんだよー。
    ずっと見てると甘酸っぱい果実のような、
    もうこれは恋しちゃってるんだよねえ。
    究極だなあ。

  • 花形装飾活字を愛でる その35

    紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
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    2281と2282。
    これって縦にした方が構造がわかって面白いね。
    どうもこれって大きいほうから段々と小さい方へと見てしまうけど、
    キチンと見てみるとそうじゃない。
    かなり植物ですよねー。
    パッと見てみる流動的な版なんだけど、
    実は植物。
    これは不思議。
    動く植物。
    いろいろ解釈はありそうです。
    時間をも表現しているのだとすれば、
    植物の伸びるその生命力と、
    本当はずっと時間の掛かることを瞬間を図案に込めているという事になる。
    動物的なイメージなのだとすれば、
    その動きや流動的な繋がり筋肉やその躍動感を表現してそうです。
    たくさんある花形装飾活字の中で、
    なおかつアラベスクという装飾の形、または伝統的な形をしているものの中で、
    これを選んだのは何よりも、
    他を圧倒する自由度とその洗練された設計理念である事は前に書いたとおりですが、
    何よりもこれが自然に近い、
    自然の現象に近いという事も大きな理由のように思います。
    形式的なものも存在していますが、
    圧倒的にそのイメージは自然界でも通用するような曲線で構成されているのです。
    単に美しいだけなら他のものをトレースする選択肢に入っていたでしょうが、
    あたかも失敗している曲線でさえ、
    その美しさに繋がっている事は、
    その意図なのか偶然なのか…、
    実に自然に近いように思うのです。
    遠くから見たり近くで見たり、
    そのイメージの変化もまたそうなのです。

  • 花形装飾活字を愛でる その34

    紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
    詳しくは
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    お待ちしております。

    2280。
    自由ですよねこれ。
    どこまでも伸びやかで、
    線が太いわけでもなく装飾が艶やかでもないのに、
    不思議なイメージの領域がある。
    線の流れも自然で柔らかくしなやかで、
    そのまま風に吹かれて煙のように消えてしまいそうな装飾。
    いいなあこれ。
    対象的な図案の中ではピカいちに好きな図案です。
    やっぱり組んだ時も、
    これだけが何か流れている時間が違うような、
    そういう雰囲気にさせてくれます。
    ほっと一息、かなりの癒し系ですね。
    周りが洗練された細かい装飾に対して、
    それらをグッと柔らかくするような不思議な力があるような気がします。

  • 花形装飾活字を愛でる その33

    紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
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    お待ちしております。

    2278と2279。
    もう書く事もないと思うんだよね。
    いいじゃんいろんな理由無しで見て欲しいこの素晴らしさを。
    まず、ここまで拡大しても耐えれる鬼のトレース。
    これ完成させるのに1日6時間くらいかけて2週間程かかってます。
    やってもやっても終わらないまるでループな作業。
    思い出しただけで吐きそうです。鬱になるかと思った。
    工場として考えた時に、
    全部そうやった訳ですが、
    引ける線の長さ決まってるんですよね。
    その時間の前後は装飾際どさや版の状態によるし、
    まず大きな装飾という事はそれ相応の時間がかかっちょる訳です。
    あ、苦労話は後々するとして、
    これは難儀でした。
    厳密にいうとここからが鬼の道でした。
    2269と2270も含んでもいいと思います。
    版の巨大さもあるんですが、
    その曲線の繊細さとトレースしなきゃならん実質の長さが半端なかったです。
    今までのやつももちろん丁寧に有り得ないクオリティになっていますが、
    ここからまずは拡大して見て眺めて酒の一献でも呑んで欲しいような、
    そんな自分で言うのもなんですが修羅のような出来になってます。
    おそらくですが、
    2269と2270も含めて、
    このシリーズの肝の部分であると考えています。
    これらを中心に見据えて使う事でこのシリーズ色を全うするような、
    その為に今までのものは補助するものでしかなかったと、
    そこまで言っても間違いではない、
    自由で華麗で魅せてくれてドキドキさせてくれる装飾です。
    ただ、
    単体で既に圧倒的な素晴らしいイメージなだけに、
    使用のバランスを間違うとあっという間にそのバランス崩す。
    使ってみたく、
    そして難しい選択をしなくちゃならん版だと言えると思います。
    つまり、
    理屈では無い部分、
    五感、または五官を駆使して何よりも、
    自分の感覚と経験と美意識の部分で組むべき装飾でなのです。
    マニュアルの部分でいえば、
    今まで愛でてきたものを思い起こせば充分であり、
    それを踏まえながら版のそのものを見てその美しさを消さないように、
    努力する器用さが求められます。
    図案的には、
    大きく2つのブロック分ける事が出来ます。
    それも書いてきましたし見ればわかるのですが、
    植物的なものと、流動的なもの完璧に分かれます。
    が、それはもうこれからは書かないようにします。
    ここからは自分の感覚でそれを信じたものが絶対にいいと思います。
    もしかしたら植物的、流動的以外に視点があるかもしれない。
    単にボクがそうだとそれが一番近いと見ているだけですし、
    ボク自身も他に幾つかのエッセンスを発見しています。
    今回までの解説を疑ってください。
    そういう視点で是非、これからの装飾を見て欲しいし、
    実際に使っていただけてる方には、
    そういう風に使って欲しいです。
    なので今回は敢えて何も書かない事にします。
    まずこの版を見て自分の価値を育んでみてください。
    そして、
    今回からでもオッケーですが、
    その視点をコメントでも個人的にメールでもありですので、
    教えていただけないでしょうか。
    そして次回から、
    ボクもいろいろな視点を書いていけたらと思います。
    それに対して自分はこういう風に見たとか教えていただけないでしょうか。
    是非お待ちしております。

  • 花形装飾活字を愛でる その32

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    2277。
    これは2274に近いです。
    シルエットの似てる2276よりもどっちかというと、
    タイプ的にはこっちの方が似てる要素は多いように思います。
    前の三つの中では連携しやすいし、
    並べても直線と曲線がはっきりしてるので十二分に面白いです。
    例のようにバリエーションが豊富になったという感覚ですよね。
    今回やってわかった事は、
    1日だけでも間を置くと違う発想のものがキチンと出るという事です。
    1つずつやっぱりキチンと組んでいきたいし、
    解説もしていきたいので、
    今度からはネタにつまったら休む事にします。すいません。
    という訳で解説に戻ります。
    説明してたら気付くんですよねえ。
    前の3つを説明してる時は使えないやつ風に書いてましたが、
    これら4つが出揃うとなるほどねえって気付くんですよねえ。
    しっかり組む上でのランダム性が全体を見渡すと、
    これら形式的な版のおかげでいい感じになってて、
    きっと全部組んだ時に他の抑えきれない自由な感じを、
    上手い事まとめてくれるんだろうなあ。
    早く全部使っていろんな可能性について触れていきたいんやけど、
    我慢我慢。
    これをゲットした人は自由に楽しんでるんやろうなあ。
    いいなあ羨ましい。
    是非、使ってみての感想とか、こういうのに使った!こういう感じで組んだ!等、
    後日談的な個人的なメールお待ちしてます。是非教えてください。
    画像付きでしたら紹介とかさせて貰えると嬉しいです。
    オイラにネタを分けてください。
    という訳で、
    版のバランス、図案の具合はもう絶妙で完璧なのは書かなくても見てよということで、
    本当に完璧だよね。まずバランスが凄いという事で、
    今日はこのへんで。

    あ、1つ気になるのがあったのは忘れてました。
    これやっぱりこれも金属ですね。
    模しているのは植物で流動的な点ですが、
    圧倒的に金属やと思います。
    流動的な他の版と並べた時に差別化は凄い大きいので、
    これを含む前の3つに共通して言える事は、
    その点について気をつけると、
    より上手く組む事が出来ると思います。
    流動的な版のそばに置けばより流動的に見え、
    ボリューム感のある版のそばに置けば、
    そのボリューム感とが不思議と融合して、
    そのバランスの妙を魅せる事が出来ます。
    是非お試しあれ。

  • 花形装飾活字を愛でる その31

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    2276です。
    ほとんど2274とシルエット一緒じゃん!とツッコミたくなりますが、
    それは我慢をいたしまして、
    これは実はセンターに配してもアカンし、
    連携がほとんど形式なものしか出来ないという、
    自由度の低い版です。
    と言っても今は基本形と題材の版という制限で組んでいるからかもしれません。
    もっと自由に開放したらいろいろ使えるのだと信じたいです。
    シルエットがほとんど同じ2274と比べて、
    上側が直線的で下側が曲線です。
    ちなみに2274は比較的その逆だと言えます。
    そして最大の違いは上下真ん中を隔てる線の部分が、
    今回の場合は両方ともに球で終わっているという事です。
    その中心が真ん中にあるのではなく、
    その両脇の花弁のような装飾にある事が分かります。
    で、上の両端に小さい渦。
    これはきっと、
    これがないと真ん中の上部が球で終わっているのが不自然になるからだと思います。
    両端の小さい渦を作る事で、
    天辺の位置のイメージ(実際にも変わってるけどね)に変化を与えています。
    だとすれば、
    これはどうやら並べて組む事が想定されてそうですね。
    が、これは並べたらウザさ倍増してしまいます。
    その原因は下側のくどいぐらいの装飾にありそう。
    なんなのでしょうねこれは。
    これ、じっと見て欲しいんです。
    明らかに装飾過多だとは思いませんか?
    何か他の版のいいとこ取りのような様相です。
    何かギッシリつまっていて、
    これ1つで用事が終わってしまう。
    例は並べて使ってます。
    並べて使いましたが、
    範囲を広げると一気に崩れてしまいます。
    不思議なんです。
    縮めると成立しちゃうんですよね。
    単にクドさの限界なだけかもしんないですが、
    レースのような上手く埋めるようなやり方でも通用しそうなんですよね。
    今回は容量の問題でやんなかったですが、
    どうもこれは、
    間を空けない方がいいみたい。
    広告のグラフィックデザインではよく使う手ではあるんだけど、
    空間があるからクドいので、
    逆に埋める事で麻痺させる感じでやるといいよねこれってなります。
    一度お試しあれ。
    まあ実際、これ単体で使うもんではないでしょうけどね…。

  • 花形装飾活字を愛でる その30

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    2275です。
    ピン型。
    でっかいねー。
    どうしたもんかな。
    これは今までになく角ばってます。
    おたまじゃくしのとこ見て貰うと尖がってるのがわかります。
    なんかもう独り立ちしちゃってますもんね。
    連携する気ないもんね的な意欲を凄く感じます。
    なーんか気取ってますよね、大きさもそうですけど。
    別にね例のやつはサボった訳じゃないですよう。
    そりゃもう少しくらいは楽だなあって思ったけれど…。
    なんというかこれって、
    いわゆるヴィネットですよね。
    小型のカワイイ(可愛くないけど)装飾的な使い方がいいなあと思ったんですよね。
    前回のやつを含めて、
    後に続く2種類がなんかそんな感じで揃えた要素を、
    プンプンと匂わしてるんです。
    他とは一線を置いて、
    なんか独立心の高い、
    センターというか中心にしないと困っちゃうような、
    なので役割としては、
    前回に書いたのと同じような感じでなのです。
    今回はとくに何も書く事がない。
    あ、今気付いたけれど、
    逆様にして使えばいいかも!と思ったけど、
    基本形の小さいバージョンの方がいいですね…。
    なのでこの4種(後の2種含めて)は、
    あえて何も書く事がない。
    というか、
    どうでしょうかニュアンスは伝わりましたでしょうかね。
    単に何もかもを組み合わせるのも、
    面白いと思うんですが、
    そうしていく内に使わないやつとか、
    使ってしまったものの浮いて使いづらいとか、
    あると思うんですよね。
    組み合わせのパターン的なものもありそうですし、
    そういうのが分かってくると、
    次にそれぞれの役割が見えてくるんです、なんとなく。
    あ、これはこれと組み合わしたらいいとか、
    こういう場面に使おうとか、
    自分だけの黄金比率が出来上がってくるんですよね。
    きっと、
    きちんと伝統的マニュアルはあるんでしょうけど、
    そういうの抜きで、
    同じ装飾を使っていても、
    人が違うと変わってくるんですよね。
    まさか、そこまで目論んで設計したとは思わないのですが、
    それがまたこの花形装飾活字の不思議であり魅力やと感じます。
    もしかしたら、
    ボク個人としては、
    今回のこの装飾は使いづらいなあと思ってるんですが、
    中にはめちゃんこ重宝しててスゲー上手いことしてるかもしれない。
    それを知りたいんですよね。
    なので、
    そういう情報をもっと交換したいので、
    出来ればもっとたくさん問い合わせてくれないかなあ…。
    あ、愚痴でした。

  • 花形装飾活字を愛でる その29

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    2274。
    前のやつと完成度の違いがわかりすぎですね(←まだ言ってる)。
    ここまで方向性がはっきりしといてくれると、
    ここまでちゃうのです。
    なんとも単純明快に格好良くスタイリッシュ。
    個人的にはピン型に近いと思うんすけどどうでしょう。
    周りの装飾には蝋燭でも飾ってそうで、
    炎のような印象を受けます。
    自然な流れというよりも、
    意図的なものを凄く感じます。
    こういう形式のものに形を創意したのでしょう。
    力強さは一切感じず、
    それでいてスマート。
    今までの装飾をメインを置いていたものにしては、
    一線を置いているようです。
    以前に出てきた調整弁のような役割にも感じますが、
    その割には他の図案との連携性が弱いような気がする。
    どちらかというと終わっているんですよね。
    例を見て貰うとわかるんですが、
    配すれば強制的に中心が決まるくらいに強固なんです。
    ルールを重んじてる。
    とりあえず、
    形式的にしたければこれを使うと自由がなくなるんすよね。
    うーんうーんわかりますかね。
    とどのつまりが、
    中心を作れてルールが作れるって事は、
    1つの紙面に、記事ブロックを数個作ったとして、
    それらを1つの装飾で飾りたい時に、
    なおかつ、それが共に中心的な内容で、
    甲乙付けがたい時には物凄く重宝出来ます。
    始まりであり終わりである。
    やっぱ炎なんですよね。
    目印、灯火。
    単にピン型というよりも火の方がその意味合いが大きい。
    オイラの見解ではありますが。

  • 花形装飾活字を愛でる その28

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    2273。
    これは非常に重い。
    タイプ的には2268に対して重圧感を与えた感じになっている。
    鉾に近い印象。
    がっしりというよりかは、
    どっぷりという表現が近いように思う。
    そして何よりも動きがない。
    これそのものが鮮明に強いイメージを誇っているせいで、
    他の図案との流動性を保つことが出来にくい。
    それをサポートするかのように、
    上部が線で終わっているのは納得が出来るように思う。
    つまり、
    これはその紙面の重力の方向を位置づける役割がある訳だ。
    といっても、
    だいたいからして上から下へというのが定石なので、
    逆に下から上へというのを試してみたけれど、
    これといって効果的な感じは得られなかった。
    上と下で対して配しても、
    情報を圧迫するだけで役割的には失敗だと思う。
    もしかしたらこれは、
    サイズの問題かもしれないね。
    紙面のサイズが大きければ、
    おのずと版のイメージも小さくなる。
    という事は配する上でこれは重しとして非常に役に立ちそうである。
    例で挙げてるような紙面サイズでは、
    片方に配するだけで限界、というよりも、
    既に役目を果たしているのだと言えると思う。
    イメージが風に飛ばされないようにするという文鎮君。
    そういう感じである。

    この版、トレースの際にもホトホト困ったのですよね。
    細かく見たらわかるんすけど、
    装飾が潰れているとこがあるので、
    これを正しくした時にどうも違うかったのです。
    かといってそのままにすると何かわからない。
    その中間を探ればいいじゃんな話なんですが、
    なんか未完成ぽくなるんですよね。
    で、
    巡りに巡って今の状態になってます。
    なんとも不可思議な版でした。
    元々のやつも微妙に崩れていたので、
    なんとも言えんのですが、
    上の部分とか、下の部分とかも不自然に歪んでるし、
    装飾が印面の問題なのかインクの問題なのか意図的なのかわからん、
    埋まり方をしてるのですよ。
    で、
    結果論としては標準で見た時に、
    ボクが持つこの版に対してのイメージになるようにしました。
    だからオリジナルとは少し違うのかもしれない。
    アップしてあんま見て欲しくない版であり、
    きちんと勉強してもう一回やり直したい版の代表格です。
    どうも言い訳でした。

  • 花形装飾活字を愛でる その27

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    2271と2272。
    とてつもなくいい形をしています。
    まず見た目にカッコイイ。
    もうここらへんからはそういうのんばっかですけどね。
    ここまで流動的な図案がありえるのかと思わずにはいられない、
    それくらい凄い動きのある図案です。
    その動きは外へのものではなく、
    キチンと内部で処理されており、
    その存在感を眩しくまでも示してくれている。
    内在しているパワーのおかげで、
    非常に他との版と連携が容易な上に、
    今までにない向きでのアプローチが可能な設計になっているので、
    よく似た形がある中で(オイラは全然違うと思うんだけど)、
    差別化が行われていて、
    組み合わせるパターンの多様性を、
    ここでも垣間見ることが出来る。
    右下からイメージが始まり、
    左上に向かって進んでいき、
    下に向かって渦を巻いている。
    と、
    ここまでは他の図案とはなんら変わらない部分。
    大きく違うのは、
    イメージとして渦よりも、
    その最下部のおたまじゃくしに集中している事がわかる。
    そこから波状するように渦が出来ている。
    しかも、
    不可解な右側の渦。
    多分、
    図案としてはこれが無くっても左側に渦1つだけで成り立っているはず。
    それをわざわざ、
    おたまじゃくしのイメージを大きくし右側にもう一つ渦。
    これは何を意味しているんだろう。
    ループ。
    うーん、最初そう思った。
    有り得そうだけど、
    そうかなこの形ではそのストーリーは難しいような気がする。
    図案全体を見てみると、
    実に流動的な印象だけど、
    よく見ると飽和状態というか、
    右下から左上に行くまでに、
    飛び上がるのかと思うくらいの力で進んでいるのに、
    その終わりが、
    大きなおたまじゃくし1つ委ねられていて、
    その余力で渦が発生しているようにも見える。
    だとすれば、
    むしろ正しくないのは、
    左側の渦という事になる。
    右側の渦の方が自然に発生している感がある。
    最初の抑え切れない程のパワーを我慢出来ずに、
    噴出しているようなそういう感じを受けるのだ。
    バランスの妙。
    この図案を一言で形容するならこれでしょう。
    この小さい空間でどこまで描くのやら、
    単体で使っても、
    組み合わせて使っても、
    その内在するパワーを表現する事が出来る。スゲーなおい。

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