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2008/09/11
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
ルールを作りましょう。
一定のパターンをルール化してしまう事で、
その美しさは倍増します。
意図的なランダムよりも、
ルールを作った中でのランダムの方が、
かっこよく、
こちらが意図しない事が発生する事で、
不思議な感動も味わえます。
このランダム性を楽しむにはまず、
ルールの可能性に触れて、
そこから自然的に発生したものを掬い取るようになれたら、
1つエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字の要素を、
使いこなせたと言えるでしょう。
コツとしては、
まずはパターンを決める事です。
単純に1つの版を並べて配置し、
そこから新たな無数にあるルールを作りあげていくのです。
そうすることで、
同じ種類の版を配していても、
まったくイメージの違う模様が展開されます。
ルールはイメージ作りです。
単に装飾活字の美しさを楽しむだけでなく、
意図する美しさを自分のものにする第一歩だと言えます。
是非、挑戦してみてください。
2008/09/10
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
最近、配布条件を読まずに、
配布についてのお問い合わせをいただく場合が多くなりまして、
それはもちろん興味を持っていただいて、
凄く嬉しいんですが、
こちらとしてもそれを伝える努力を怠っているという事でもあるので、
ここらでキチンともう一度、
配布についての詳細を書かせていただきます。
まず、
これはサービスではありません。
と言ってもボランティアでやっている訳でもありません。
著作権や版権がボクにある訳ではないし、
それがまたフリーという訳でもないのです。
なのに何故に条件提示をし、
それを設置しているのか、
というのを順を追って書いていきたいと思います。
この花形装飾活字は、
オランダのエンスヘデ地方にある(今は博物館?)エンスヘデ活字鋳造所というところで、
1820年頃の見本帳に掲載されたシリーズ60オーナメントと呼ばれるものです。
それを今回、
アドビイラストレーターを使用し1つずつのオブジェクトを、
チマチマとアウトライン化したものを配布するに至っております。
多いお問い合わせとしては、
これは違法性について大丈夫かどうかというのがあります。
多分、著作権(つまり版権)の事を指しているのだと思います。
http://homepage2.nifty.com/kurusu-patent/information_letter%20protection.htm
ネットではあるのですが、
こちらのテキストを参照した場合に、
「書体とは、装飾のために文字に付与される形態をいう。」
という定義があり、
世界的にも印刷に使用される書体は著作権が認められないとしている場合が多いのです。
アメリカの場合は、
「印刷上の飾り、文字および色彩の単なる変形は、米国著作権法により保護されない。」
とされています。
このエンスヘデ活字については、
オランダのエンスヘデ地方のものであって、
欧州連合の著作権法が適用される場合もありますので、
その全てではないと考えられます。
ただ、これは解釈の問題でもあって、
個人的にはそれが印刷物の中の1つであって著作権が認められないもので、
違法性は無いのだとしても、
その敬意と尊敬は忘れてはならないと思います。
なので結論としては、
この複製する行為、配布の行為、使用する行為は、
高い確率で違法性は無いものの、
万が一に状況の変化や解釈によっては、
それも有り得るという事です。
なので使用する場合にはその責任を使用者に委ねさせていただいております。
ボク個人としても、
その著作権を主張する事はありませんし、
出来れば自由に使って欲しいという意図のものでもあります。
このデータを手に入れた段階で、
全てが使用者のものであり、
ボクのものではないという解釈で大丈夫です。
なので配布でありながら、
差し上げますというスタンスを取っているのです。
つまり自由にしていいけれど、
その責任は使用者にあるという訳です。
次に、
何故条件を付けているかについてです。
表ルートについて言えば、
欲しいという気持ちとその理由は、
人それぞれだと思います。
その思いの強さを図らせていただく為にも、
文字数を3500文字という少し書くには気合のいるギリギリの文字数にさせていただいています。
本当は出来ればフリーにて誰もが使えるようにしたいのですが、
たくさんの数が配布されて、
この装飾活字の価値が薄れてしまう事を怖れています。
その世界が広がる事は大賛成です。
たくさんの方が興味を持ち、
知ってもらう事は凄く嬉しい事なのですが、
それが乱用される事は望んでいません。
先程、書きましたが、
その為にも、
その思いの強さを図らせていただく為にも、
条件提示をさせていただいております。
3500文字は大変な文字数です。
とくに未知な花形装飾活字について書こうものなら、
物凄い努力と根性が必要だと思います。
が、
それを越えた先にそれだけのものがあると考えていただいて大丈夫です。
このデータはそれだけスゲーのです。
別に1万円くらいで売ってもいいんじゃんと言ってしまうでしょう。
それくらいスゲーぜ。
このクオリティでこれが手に入るのはまずここでしか無いし、
まず公式なルートじゃ手に入らないね絶対。
それに比べたら3500文字なんて簡単に思えるくらいです。
逆にええの!?3500文字で!?みたいなノリです。
こちらとしては、
3500文字くらい書けよな。とも言いたい感じ。
別に難しい事を書かなくってもいいんですよう。
要は思いですよ、
ハートが伝わってこりゃいいんすよ。
もちろん、裏ルートでもオッケーですよ。ゲヘゲヘ。
あ、この裏ルートはまるで袖の下扱いにしていますが、
このデータを作ったボクを祝ってくれてもいいじゃん的な意味合いが強いです。
なのでギブアンドテイクな物々交換でなくて、
よく頑張った!という労いの言葉となんかくれよ的な、
そういうイメージが嬉しいです。
心をください。
ま、それはさておき。
最後の方は文体崩れちゃいましたが、
どうでしょうか伝わりましたかね。
では、
改めまして、
http://www.fengfeeldesign.org/printers_flowers/index.html
こちらを参照の上、ご応募お待ちしております。
2008/09/09
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
くっつける。
これもまた花形装飾活字の醍醐味です。
版によっては線で終了しているものがあり、
その線の部分と同じく線で終了している2つの版を組み合わせる事で、
くっつける事が出来ます。
これは予め用意されたものであり、
設計上で予定されたものであると考えられます。
ところにより、
くっつける作業は楽しいのですが、
気をつけなくてはいけない点が2つだけあります。
1つは目的意識をキチンと持つという事です。
実際に作業する場合に絶対にくっつける必要はないという事です、
くっつけるという事は版が2つ分になり、
イメージ的には単純に大きくなりますし、
それだけ場所もとります。
なので良く考えてここで使うんだという意識があってこそ、
このくっつける手法は使いこなせるものなのです。
失敗すると装飾のバランスを崩すだけでなく、
情報も圧迫されて読みにくくなります。
もちろん、それが意図であるという前提ですので、
圧迫する事もまた意図であれば問題はないと思います。
もう1つは、ルールの策定です。
例えば、くっつけた一組の版があるとして、
それをくっつけずに同じ場面でバラバラに使うのは、
基本も知らずに、
ジャズのソロを演奏するようなもの(スィングガールズ参照)
なので止めたほうがいいでしょう。
まずは基礎をしっかり押さえて、
ルールを策定し規則正しい組版を目指しましょう。
そのなかでこのくっつけるをポイント的に置く事で綺麗に仕上がると思います。
2008/09/08
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
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お待ちしております。
対象に配置です。
上下左右、
シンメトリー、
王道ですね。
一番簡単で工夫がいらない配置方法です。
と言ってもレベルが低いとかではなくって、
これも1つのキチンとした手法なので、
使わない事はこの装飾活字の魅力が半減になります。
例では1つのものを対象的に配していますが、
これを応用し複数で組んだものを対象的に配したり、
その中で片方に1つでだけ違うものを混ぜる事で、
一定のルールを与えると同時に、
普遍的なランダム性を構築する事が出来ます。
また、
全体を包むのか、
一部に集中したものかで、
そのイメージが大きく変わるので、
やはりこれもまた、
組む人間が変わることで、
同時にオリジナリティに影響する重要な手法だと言えます。
対象であるという事は、
中心を作りやすくバランスを取り易いので、
普通に罫線で囲むよりも、
その効果は期待出来ると思います。
ただし、
気をつけなくてはいけないのは、
一定のルールを構築しやすいので、
やりすぎると、
それが逆に飽きやすい装飾配置になってしまう事です。
ランダム性の中に隠れた一定のルールみたいな、
一定のルールの中にも少し何か工夫があれば、
もっと良くなるでしょう。
2008/09/07
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
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お待ちしております。
罫線を利用してしまいましょう。
なんともマニュアル通り。
基本であり基礎でありベーシックであるってなもんで。
古典的で好みが分かれそうな気がしないでもない。
そもそも文章を整理するだけなら、
罫線だけで事足りる訳で、
そもそもこのエンスヘデ活字鋳造所シリーズ60は完成度が高いんです。
過去のものや完成度の低い見た目だけのものとかなら、
これは凄く使えると思います。
今回の場合は目的手法というよりかは、
形式手法に近いものいなってしまいます。
完成度の低い花形装飾活字という、
整理性を維持出来ない部分を補うために、
あくまで装飾としてとしての花形装飾活字をイメージしたものだと考えています。
が、
まあ有りっちゃありで、
花形装飾的な古典を構築するには、
そういうイメージに近づけたい時には使っていいんじゃないでしょうか。
イメージの問題。
個人的には好きです。
なんかこう、
花形装飾活字で組むというよりかは、
その1つの部品として組まれている場所があるという感じでしょうか。
大きくも出来るし、こじんまりも出来る。
制限するならこれがいいと思います。
2008/09/06
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
間接的な文字との連携。
言うてもそーんなに華やかさはないんですが、
これを知ってるか知ってないかで、
スゲー差が出てきます。
前はどちらかというと文字の情報に対して「階層」を付けた訳ですが、
今回は文字の情報を「分断」する方法です。
ただ、これについては、
とくに敢えて説明する事でもなく、
この4回の基本さえキチンと押さえておけば、
おのずと出来ていたりします。
が、
発想的な事なので事でもあって、
同じ技術でもその使用の範囲で利用の方法も変わってくる一例でもあります。
単に囲むのではなくって、
読者への配慮を忘れない事で、
その組み方は単に美しいだけのものでは無くなります。
技術が無くたって結局は愛なんですよね。
既にキチンと美しいものが目の前にあるので、
組むというのは何かこう造形的で専門的なような気がしますが、
本当に大切なのは気配りというか丁寧するみたいな部分で、
後は少しの工夫とアイデアがあれば、
なんとかなっちゃうんですよね。
だって既に美しいんだもん。
にしても昔の人はよく考えましたよね。
ここまで最強に完成させた言わば「素材」を予め用意しておけば、
その後はランダム性の妙で無限なバリエーション簡単組めるもんね。
時代とか技術的背景があるんでしょうけど、
下準備にどれだけ手間をかけちゃってるんでしょう。
つまり、
組む作業そのものは、
ずばり難しいものではなく、
版がしっかりしたものであればあるほど、
簡単に誰にでも出来るという事になります。
この可能性の凄さは機会があれば書くとして、
今回の間接的な文字との連携にしても、
それは変わらず。
結局は技術的な部分ではなく、
先ほども書きましたが、
どれだけ気配りと丁寧に出来るかにかかっています。
そして、
何よりも簡単なんです。
なので、
素晴らしいものではあるんですが、
その意図や少しのルールさえ踏まえておけば、
難しいものではなく誰もが使えるものなんです。
その部分を感じていただければと思います。
2008/09/04
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
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お待ちしております。
少し番外編です。
時代背景とその周辺について、
前に軽くサラっと書きましたが、
もう少し奥に突っ込んで書く事が出来ればと思います。
今回のエンスヘデ活字鋳造所シリーズ60が生まれたのは1820年。
時代は産業革命、新古典主義、ロマン主義(廃墟主義)。
いわゆるゴシックロリータ全盛期時代です。
ゴシックロリータはフランスをメインとして流行したスタイルですが、
近くオランダにもその影響はあったものと考えていいでしょう。
優雅で美しく艶やかで耽美主義的なその文化は、
ある意味での同時期に起こった産業革命からの、
現実逃避であり、
無駄を省きスマートである事で成立する産業に対して、
まるで対抗するように無駄でしかないゴシックロリータ。
それにオランダ王宮文化をサンドイッチしたような環境の中で生まれたのが、
これ、エンスヘデ活字鋳造所シリーズ60なのだと、
ボクは考えています。
その中でいて、
その全てのウマイ部分を吸収し、
出来上がった奇跡なのだとも言えます。
効率的で美しく、その追求は耽美主義的であり、
充分に現代に通じる感性、
すなわちグラフィックデザインに極々近い視点で制作されているのは、
どちらに傾く事ないバランスの取れたこの形状を見ると明らかだと思います。
また、
デザインの起源はバウハウス以降であるとされる場合が多いのですが、
ボクもそうだと考えている1人なのですが、
このように、
何かをチョイスする抜き取るエッセンスを作り出す、
職人ではない芸術でもない、
何か凄くデザイン的発想に近いものが、
バウハウスより100年も前にあったのだとすれば、
その時代の最先端は、
産業革命でもゴシックロリータ文化でも新古典主義でもロマン主義でもない、
ベートーヴェンでもシャーロックホームズでもない、
まぎれもなく花形装飾活字なのだと、
しかもそれが現代のグラフィックデザインよりも優れていて、
中には懐古的、ノスタルジーではない、
時代的背景はあるものの、
充分に現代でも使えるものが存在するという事実なのです。
そして何よりもその発想について言えば、
今の時代的背景や技術を考慮に入れて設計すれば、
現在のリアルタイムの花形装飾活字の誕生は、
可能なのだとも感じずにはいられません。
既にボクの知ってる範囲でなら、
竹久夢二がそれを実現をしています。
先を越されてしまっているのですが、
ああ、
けどこの先は文章にしてもダメですね。
とりあえず次の展開をお楽しみ。
新しいグラフィックデザインの在り方とは何か、
同時にそれを追い求める回答の1つとして、
花形装飾活字があるのだと見ています。
もっと言えば花形装飾活字的であるかな。
2008/09/03
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
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お待ちしております。
直接的な文字との連携。
文字と直接的な関わりを持つには2つの目的が考えられます。
1つは、
文字を主役にもしくはピックアップする事。
文字を挟んだり、
上に持ってきたり、
下に持ってきたり。
文字を目立たせる為の在り方としての装飾という考え方。
もう1つは、
文字をも装飾の一部にする事。
これはいささか特殊ではあるのですが、
手法としてはカッコイイのでボクは好きです。
文字は意味です。
意味のある文字が装飾と一体になる事で、
その装飾群にも浸透し、
装飾そのものを題名にしたり、
装飾で囲んだ中の情報に対して、
具体的なオブラートを包むことが出来ます。
情報に対して階層を付けて、
読者にわかりやすく工夫する事も、
花形装飾活字の役割やと思います。
2008/09/02
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
曲線を利用する。
直線を使って長方形を作るのと対極的なやり方ですが、
単に長方形の空白をウマク作れるようになれば、
おのずと外側に曲線が出来上がっていたりします。
それを利用して応用をする事でバリエーションが増え、
いい感じで組む第一歩を踏み出す事が出来ます。
それぞれの版には特殊なものを除いて、
かならず曲線部と直線部の2つに分かれています。
版は四角ですから4辺の内のどれかがそれにあたります。
それは版によって違いますから見極めてから使いましょう。
一番の基本な方法は、
対が用意されている版を対象的に、
直線部分を繋げるように配するやり方です。
そうすると簡単に曲線を利用した組み方を試す事が出来ます。
次に、
まったく違う版を2つ用意し、
パズルのように回転させたりして直線部分を繋げるやり方です。
これは実に豊富なパターンが出来上がると思います。
しかも元の版の形がわからなくなり、
一体化するパターンが出てくるはずです。
それを見つけていくのもまた面白いでしょう。
また、数を組む時に凄く役に立ちます。
それが出来たら、
2つ以上、複数の版を組み合わせてみましょう。
このエンスヘデ活字鋳造所シリーズ60は、
例のように段々と滑り台のように滑らかに組めるようになっていて、
そのパターンもまた無数に存在します。
慣れてきたら、
直線も意識しながら組んでみましょう。
曲線の美しさだけでなく、
直線な整理性をも同時に達成する事が出来ます。
2008/09/01
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
「楽しい花形装飾活字の使い方 その1 長方形の空白を作る」
その47のその1です。
わかりにくくてスイマセン。
いろいろ実験的な事をしながら、
これもおりまぜながらやっていきます。
当分この形で出来ればと思います。
では、記念すべき1回目は長方形の空白を作るです。
今回のエンスヘデ活字シリーズ60の基本であり、
花形装飾活字を組むという姿勢そのものを表しているとも言えます。
なんてたって版は四角いですから、
四角く組めて当然なのですが、
そのおかげで文字は読みやすいし、
見た目にも整理が付いて良いという具合なのです。
なんとも活版という技術のマイナスを、
プラスに活用した良い例であると思います。
きっとこれしかない状況で、
どうにかなんないかな的な着想である事は間違いなさそうです。
にしても、
その偶然性に身を任せてスゲー奇跡的な美しさです。
あ、
題名に長方形って書いてますが、
正方形でもありですね。
すいません。
まず四角く組んでみようというのが今回の主旨です。
ずっと書いている、
直線部分の妙をフル活用する事で、
その組み合わせは無限に広がります。
長方形に組むというのは、
基本中の基本であり、
まずこれに慣れてから、
いろんな組方に挑戦するのがいいと思います。
単に並べるだけでなんとかなりますが、
上手さが際立ちますので、
下手さもまた際立ちます。
長方形で組む。
まずはここから。
あと、これやって凄い事に気付いたんですが、
正方形で組んだ時に、
ほとんどの版でサイズが同じに組む事が出来ます。
それが2枚目の例の画像です。
偶然ではないのは明確で、
これは多分、
いろいろ組み合わせる時に、
比率を同じにする事で、
その絶妙なバランスとランダム性を作り出しているのだと考えています。
これがバラバラだったらそれこそ統一性もなくって、
なんともつまらないものであったでしょう。
「一定のルール」
これを意識するのもキレイな長方形型にするコツだと言えます。
既にキレイで美しい版ですから、
ランダム性もまた意識せずとも得られます。
なので、
最初はまずは、
直線部分を意識して組む。
そして、
一定のルールを作ってみる。
それが出来てから、
美しさや意図的なランダムを考えると、
いい感じの長方形が組む事が出来ると思います。