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2010/04/04
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
「対岸」における紙面構成についてです。
基本的には「波紋」と同じであり、
その効果の違いに対称的な機能を持ち合わせているといったところでしょうか。
紙面における関連性は、
同一上にある限りは無くなるという事は絶対にありません。
どれだけの距離が離れていても、
かならず関連性は発生しています。
そこで「対岸」の着想点を、
関連性を断つフリをする、
もしくはそのように装っていると姿勢を示すというものにすることで、
どうせ関連性は生じるのだから、
その姿勢を示す事で強い関連性を保持しながらも、
まったく違う空間としての演出を作りだしているというものです。
何も配さず、
離して何も言わず構築しちゃうよりも、
いっそ「対岸」を配置する事で、
対象となる情報とは違うという意識をハッキリさせています。
また、そのおかげで文字の大きさが同一であっても、
「波紋」の場合もそうでしたが、
この「対岸」はより強く、
対象となる情報との関連性を持つ事が出来ているので、
区別して「波紋」の時とは違う異質空間どうしの繋がりとして認識する事が出来ます。
その上で、関連性を断つフリをしている訳です。
微妙なニュアンスですが、
実際の紙面上での「波紋」と「対岸」の違いは圧倒的であり、
書く順番こそは間違ってしまいましたが、
今回の内容を踏まえまして前回の回を読んで、
互いの役割の違いを感じとってみてください。
2010/04/02
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
「波紋」と「対岸」の関係についてです。
能動的な「波紋」に対して、
受動的な「対岸」は、
互いに近づけば近づく程に関連性を高め、
離れれば離れる程に、
「対岸」の「波紋」に対する傍観者っぷりというのは、
半端なく高まっていきます。
同じ紙面にある以上は、
「水草」を使う使わないに関わらず、
その関連性を完全に断ち切るのは絶対的に無理であり、
逆に融合する事もまた無理な話なのです。
で、あるのならば、
「水草」を使用する事で、
その要素を最大限に生かす発想で考案したのが、
この2つの関係性にこそある訳です。
まず、
受動的な「対岸」の内側に注目して欲しいのですが、
内側の情報は、外側の情報との関係を一切絶ち(実際には絶っていない、もしくは絶つという振る舞いをしている)、
前回も書きましたが、
それこそ「対岸の火事」のように内側の情報が、
外側の情報を伺っているに過ぎない状態を作り出しています。
能動的である「波紋」は、
受動的である「対岸」の効果によって、
その紙面における空白の動きの部分は、
「対岸」を設置しない場合よりも強さを増すのと同時に、
その効果的距離を縮める結果となっています。
これは「対岸」が「波紋」に近づけば近づく程に、
反応を強め、
「波紋」に多きな影響を与えます。
しかし、
受動的である「対岸」の内側は、
その反応には一切の変化はなく、
ただただ、
「対岸の火事」として傍観するのみなのです。
実は、ど勘違いして一回分の予定していた内容を飛ばしてしまいました。
次回は「対岸」の文字情報配置の在り方に戻ります。
申し訳ないです。