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2008/07/31
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/をご覧ください。
お待ちしております。
実は今回は版の解説ではありません。
さぼった訳ではないんですよね。
例を作ったら、
画像の容量が思いのほか大きくなってアップ出来ないくらいになってしまって、
いい感じのが出来たのにアカンようになって作り直す元気もなくって、
今に至ってるんですよねえ。
なので解説はお休みして、
制作の苦労話とか、
このデータがいかに凄いもんなのかを書こうという魂胆なのです。
本当にこのデータ欲しいと思うような人はいないのか心配の最中、
文章が一通もこないので興味を持って貰うための、
いわゆる営業という訳です。
そもそもなんで花形装飾活字のトレースだったのか。
オイラの畑はグラフィックデザインなんですが、
それは印刷への興味でもありました。
最初にマックに手を出したのは、
コンピュータグラフィックというものの可能性を感じてのものでした。
いろんな事をやった結果、
その限界と可能性の無さに愕然とする事になります。
そのヒストリーはいつか書くとして、
とくにアウトプットの時点で、
当時はインクジェットに夢中でしたが、
その色再現の限界や画の表現性は、
かならずしも満足のいくものではありませんでした。
この失敗は今回のトレースに大きく反映します。
それまでは、
コンピュータの画面での完成が最終のイメージだったのです。
素材を取り込みアレンジして完成させていく。
その作業は面白いものでしたし、
勝手自由に色々出来るのは夢中になるのに充分な要素でした。
ある時にひょんな事から仕事が舞い込むようになります。
イベントのフライヤーから商店のチラシまで幅広く頼まれるようになります。
同時にその頃はWEBデザインにも手を出していました。
当時は素材をパクるのはなんのそので、
それでもウン万円のお金をゲット出来ました。
時代的にまだまだコンピュータでデザイン出来る事がめずらしい事だったのです。
次第にオリジナリティよりも再現への興味が移っていきます。
有名なポスターを真似る事でその満足を得ていました。
そこで1つの事に気付きます。
どんなけコンピュータ上で再現しても、
アウトプットの時点で技術が違う事から、
まったくあてが外れていたのです。
ますます再現する事へ興味は強くなります。
紙やインク、網点のスクリーン線数、色の重ね合わせ、特色…等々、
それは同時にオリジナリティとは何かを問う旅路でもあったような気がします。
その時には既にどこもかしこも、
コンピュータ4色印刷のフルカラーのオフセットでしたし、
紙も一定のもので写真も解像度に依存するものでした。
ある程度の自由が効く印刷をするには、
業界に入るか、
少し割高でも(特色が高すぎやねん)やってくれるとこ探すか…、
くらいしか道はありませんでしたが、
オイラはそれらの道を選ばず独自の在り方を探る事にしました。
5年前の事です。
あ、長くなってしまった。
続きはまた気が向けば。
文章待ってます!!
2008/07/30
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のデータ差し上げます。
詳しくは
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お待ちしております。
2269と2270。
これ好きです。これはヨダレモノだと思います。
とりあえず眺めてみます……………ふー。
いいなあ、いいよね、ほんと最高ですよね。
もう解説せんでいいかななんて思ってしまうくらいに、
とりあえず見ろよって言いたくなります。
という事で見てみましょう。
これは初めてのパターンの図案です。
今まで流れてきな一種のイメージが先行していましたが、
これは植物の印象を強く感じます。
多分、左側の花弁のような図案がポイントなのと、
右側からの流れを順番に見て欲しいんですが、
それはまるで植物の茎やツルや葉の配置を模しているようです。
それが、この図案では前面に押し出されているんですね。
なので、
使い方としては、
今まで紹介してきたやつと組み合わして使うよりかは、
今後出てくるこのパターンと同じ種類と組み合わせた方が有効で、
もちろん、自由に組み合わして楽しむのが一番なんですが、
違うイメージを1つの紙面に2つ表現したい場合には活用出来ると思います。
それはともかく、
これは眺めて愛でるのが一番です。
ほんといい。愛おしい。
例は、基本に帰ってみました。
ていうか、やっとこれが出てきたというのがあるんすけどね。
三位一体なんすよね。
これでやっと出揃った感じです。
ただ、組んでいて気付いたんですが配布中のデータで悪いのですが、
もしかしたら、
こうやって基本形で組む場合には元の大きさよりも、
70パーセントくらいにした方がいいかもしれません。
というものの趣向の問題ですし、
せっかくデータ化されているので好みで楽しんじゃえばいいんですが…。
2008/07/29
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のデータ差し上げます。
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お待ちしております。
2268。
2254の装飾強めバージョンです。
これってスゲー不思議な図案です。
配する向きや組み合わせる図案によってイメージが変わるのはもちろんなのですが、
向きが同じ組み合わせる図案が同じでも、
そのシチュエーションによってそのイメージが変わるのです。
順応性に優れているといえばそれまでなのですが、
どうやらそれだけではないようです。
その原因はこの図案の装飾にありそうです。
まず1つは対象的である事。
もちろん今までにも対照的な図案はありましたが、
これほどまでの順応性はなかったように思います。
重要なのは、
これが整理性よりも装飾性を優先した図案を紹介するにあたって、
初めての対象的な図案という事です。
2254と同じでありながらその要素の違いは大きなものがあります。
今まで装飾性を優先した図案は1対で2つでした。
けれど、
これは1つです。
そしてコンセプトは同じ。
2つに割ってそのまま拡大して使えば通用しそうです。
つまり、この図案には2つの流れがあるという事なのです。
1つの図案の中に2つの流れ、
今までの対象的な図案はそうではなく、
何か1つの象徴的なイメージを描いていたように思います。
例ではそれを使いきれてない面があるのですが、
その1つの要素として、
流動的かそうでないかという違いをもたらす事が出来ます。
これはイメージの問題なのですが、
その操作弁というかただ流れているイメージに、
的確なビジョンを与えているように思います。
もっと書くと、
その発端にもなりうるんです。
例の場合は、上部に配する事で、
その流れの発端、
下の方ではその膨大なイメージを上手く収拾しコントロールしているのがわかります。
いわゆる順応性の部分、
操作弁の部分が見てとれます。
使いやすくそして懐の深い図案なのです。
2008/07/28
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のデータ差し上げます。
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お待ちしております。
2266と2267。
実にシンプルです。
今までの装飾に重きに置いていたシリーズから一転、
なんともスムーズな図案です。
一言で言うと、
ちょっとしたとこに使うといい感じやと思います。
あんまり中心に置くというよりかは、
端っこの花を添えるようなノリなのかもしんないです。
段階的な考え方で、
これを一番強い装飾として扱ったとしても、
その役割は変わらない感じです。
他の連結との可能性も、
あんまし感じられず、
どちらかというと前回と同じで終息的な意味合いが強いです。
が、
この場合というのは終息に向かわせる、させるというよりかは、
自然と終息に向かってきたものに終わりを自然に告げるという印象です。
余力でなんとかしようというものである。
それでも基本的な装飾は抑えられているし、
使いかってもよく個人的には好きな図案の1つです。
あ、ちなみに例の黒い部分は、
なんか挿絵が入ったらいいなあと思ったのでした。
2008/07/27
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のデータ差し上げます。
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お待ちしております。
2264と2265。
どれかというと2262と2263に近いです。
こいつらを一緒に近づけて使うとなると、
なかなかウザいくらいのボリューム感です。
形だけを見てみると2262と2263に似ているんだけれど、
なんだかどうも違う。
とくに一方の流れがある訳でもないし、
力強さでいうと何か間の抜けた印象。
これって多分中にある噴水のような表現に原因がありそう。
イメージとしては、
右下から左の方へぐるりと上へ、
ここで普通なら今までなら渦を巻いてました。
が、中でなんか噴出してるような図案。
そのおかげで、
そのまま力が継続するように右側へ、
処理されない力が流れていって、
外へのイメージも力強いというよりも、
中で終わってしまう程度になってます。
他の図案へバトンタッチにもなっていない。
けれど、
引き込む形にはなっている。
わずかながら、左上の部分で連結は出来そうな気もするなあ。
これやと多分、
どんな強いイメージで流れで連結したとしても、
強制的に終了出来そうなそういう印象。
とくに凄いのは、
それが無理なく終わらせる事が出来そうなんですよね。
おそらく真ん中の噴出している噴水なイメージによるもんなんすよね。
で、右に流れる脱力感のある渦とおたまじゃくし。
で、得られるのは絶対的な安定感。
図案をループするようなイメージではないし、
きちんとボリュームもあるし、
大作を組む場合にはこれは重宝すると思います。
もうこれは装飾の為のパーツですよね。
文章を整理する気はなさそうな…。
と言いたいとこですが、
実は直線と曲線にわかれているので、
そこは抑えられてます。
2008/07/26
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お待ちしております。
2262と2263。
大きい一方向の流れの中に小さな流れが混じっていて、
それらがバランスを崩す事もなくウマく配されています。
版の中で完結させているというよりかは、
次の版にバトンタッチする為に、
後は任せた的な勝手なやつです。
が、
これがまたいい具合なバトンタッチなので、
次から次へとこちらの創造力を沸き立たせてくれるのです。
図案的には、
右上から流れが始まり左下の方へドバっと満タンのバケツをグワっと(擬音語多し)した感じです。
2258と2259のやつをひっくり返しただけじゃんてなもんなのですが、
こっちはスゲー激しい。
すんなりは流れてない感じはするよね。
もしくは、2258と2259は近い位置から見ているものなのだとすれば、
これはちょっと遠くからその様を見ているような印象です。
今回の例は、
別に対象的な事にこだわらなくていいんじゃないの的な感じで組みました。
前回のストーリーを組み立てるやりかたで、
なおかつ左の密度を濃くする事で左の情報部分をぶれないように整理してます。
ちょっとやりすぎ感はありますが、
装飾だけで空白を埋めてしまうのも1つの手やと思います。
いいよね、
この自由な感じ。なのになんか整理されてんだよね。
2008/07/25
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2260と2261。
これはもう神だと思います。
正方形の図案で、
ボリュームがあり力強い印象があります。
上半分だけ見てみると、
前回の2258と2259に近いのですが、
この装飾の特徴の部分として下部が止まっています。
上部の抽象的かつ流動的なイメージに対して、
下部は具体的な描写で上部と対比するような形で配置されています。
イメージの始まりはおそらく右下でしょう。
そこから左上に向かい、
右下の描写的な部分を避けるようにして渦を描くように中心に向かっています。
そして枝分かれした左下の流れは描写的な部分とぶつかって、
水飛沫を球体として描いています。
もしくは、
枝分かれしたのは、
大きな流れが右下の大きな塊とぶつかったからで、
それで枝分かれし、
その枝分かれした際に出た水飛沫の表現かもしれません。
右下の描写部分については、
いろいろな解釈が考えられると思います。
1つは最初に書いたように流れとは別の、
その流れを誘導、または追い込む押し込めるもの、
例えば塀のようなものか水車、噴水。
それが織り成す一連の流れ。そして終焉。
もう1つは、
それがきっかけで流れが始まっているという考え方。
右下の花のような表現は何か力強いものが溢れている表現で、
そこから流れが発生し、
最終的にはそれにぶつかって、
またその流れに引き込まれていくループ。
なんにせよ、
右下の花のような描写は、
それそのものが形なのか、
なにか動き、力みたいなのを表現したものかで装飾の意味が変わってきそうです。
けれど全体的に見てみると、
2つの大きな力がぶつかってバランスを保っているようにも見えます。
うーん、これにはまだ考察が必要のようです。
ただ、実際にパーツの1つとしてみたときに、
単品で見るとどうもドッシリとしたボリュームのある造形なのですが、
複数で絡めて見てみると、
実は力強い動きのある図案である事に気付かされます。
美しいというよりかは凄いカッコイイ図案だと思う。
男性的というか骨太な感じはします。
あ、
そうだ書くの忘れてた。
これってスゲー「組む」という事をキチンと考慮されてます。
前回もそうやったけどね。
左下と右上の小さい渦は、
他の装飾との連携を促す為のもんやと考えられます。
この大きめでゴッツイ感じの装飾で、
感じ的には使いにくそうですが、
たしかに場所を考えないと、
目だってしかたないですが、
これはこれで器用にいろんな装飾と連携したりします。
組む時のヒントとしては、
前回も含めてやけど、
単品毎を観察する事でいっぱいヒントが隠されています。
流れを作ったり堰き止めたり、
それは複数との連携でも同じ事がいえるのです。
是非、そんな感じで1つのストーリーを描くように組んでみるのも、
ありやと思います。
2008/07/24
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のデータ差し上げます。
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お待ちしております。
2258と2259。
まずはじっくりと眺めて見ましょうか………………………………。
うーん逸脱ですね。
最高です。
多分1日中見てても飽きないすね。
洗練された造形はもちろんの事、
なによりもこの躍動感は、
これこそがシリーズ60なんだぜ!って主張してるようです。
ようこそって感じです。
いいなあ好きだなあ。
今までの基本形がいわゆる「組む」為のものであり、
これは「装飾」を前面に押し出しているのがわかります。
また、
その工夫も今までの基本形にはない凄いものがありました。
これもまた拡大したおかげで気付けたところであり、
スゲーな職人!彫った人!もしくはそれを企んだ人!ってなります。
まず、
一応書いておきますが、
線を彫る時にはその両側が発生します。
鉛筆の引くように1本ではなく、
2本の線によって1本の線を表現します。
というか鉛筆の線もまた2本の線で表現されてる訳ですが、
それは置いといて。
今までの基本形にも同じように円の部分等の工夫は見られましたが、
これは逸脱でした。
拡大した画像をよく見てみると、
線の上にある1つずつのオブジェクト(ひし形とかのやつ)が、
両側の線毎に微妙にズレているのがわかります。
けれど、標準の大きさにするとまったくわからんのですね。
多分これはこの装飾の躍動感を優先した結果だと思います。
独特なボリューム感というか、
「動いている」感じはシリーズ60の中では随一に感じます。
もちろん、造形による追求がそうしている訳ですが、
これがもし正しくズレていなかったらば、
なんとも物足りないものになっていた事でしょう。
トレースしていた時の感想としては、
比較的、全体として線が細かったように思います。
実は躍動感はこの線の太さからも追求されているのだと気付く事が出来ます。
おたまじゃくしの部分を見て欲しいんですが、
左下のやつがわかりやすくて、
カーブの部分が実に疾走感に溢れているように表現されています。
これは川に近い。
硬いかたまりというか固体というよりかは液体に近いもの、
まるで飴が溶けたり鉄が溶けたりしてビューンと伸びたものです。
自由に力いっぱいな感じを受けます。
逆に、
右側の多くのおたまじゃくしは流れが留まっているような印象です。
オブジェクトの配置も、
なにかこうおたがいがぶつかりあって抵抗しあっています。
けれどここが大きなポイントです。
図案としてイメージとして見てみると、
この流れの始まりは右下の部分にあるのがわかります。
そこから、
凄いパワーで一気に左側から渦をまくように中心に向かっています。
最後の先端を見てみると始まりから枝分かれした流れとぶつかりあって、
水飛沫でしょうか独立して球体を配しています。
これからはわかるのは、
この図案はループしているのです。
しかもそのループはとてつもない工夫と創作の中でおこなわれているのがわかります。
やっぱスゲー。凄すぎて鳥肌がたちます。
そのおかげで、
疾走感や躍動感に溢れながらも、
きっちりとしてまとまりがありボリュームがあるのです。
例は、
今回から、
今までに紹介した基本形を織り交ぜながらのものになっています。
かなり面白すぎました。
だってずっとこれがしたくてトレースしてたんだもの、
その我慢してたのがドバーっと出てしまった感じになっちゃって申し訳ない。
いやあ、いいなあ、こんなの見るとドーパミンがでちゃうよね。
あ、ちゃんと解説しなね。
ええと、
見ての通り今回の図案は2箇所に使っています。
対象的に配しています。
配するだけで紙面に一気に動きが出てきているし、
独特なボリューム感で、
見た目的にもなかなか見ごたえのあるものになっていると思います。
たしかに整理性の面では、
今までの基本形には劣るけれど、
お互いがないものを補うような組むという目的の完璧さを感じずにはいられません。
実際にこれ組んでる時も楽しすぎましたから。
2008/07/23
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のデータ差し上げます。
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お待ちしております。
2257。
基本形ラスト!です。
別にイヤになってきたからじゃないかんね。
これは、
ピン型とポイント系の中間であり、
ライン系を対象的に配した感じになっています。
曲線的というよりかは直線なので、
囲んで使うには例にようにちょっとだけ役不足のように思う。
あ、今気付いて例ではやってないけれど、
もしかしたら文章の中でポイントで配すると生きてきそうですね。
なんというかこれよりも小さいオーナメント(装飾の事をそういうらしい)、
けどここでは装飾とを織り交ぜて使うと、2244と同じ使い方が出来そう。
2244が横配置で使うなら、
これは縦配置でなおかつ下向きでの方がカッコイイかな。
にしてもちょっとおおげざな装飾すよね。
というかきっと、もう少し少なめな装飾でってのがいいんでしょうねえ。
図案的には、
この役割を持つものとしては複雑豪華で、
もしかしたら、
例の内側の縦で罫を延ばしたように、
情報を閉じ込めるように狭く配すると使えそうな気がする。
形は2244と同様鋭角ではない棒状のもの、
普段常用するというよりかは、
特別な時に使う感じ。
なのでそうなんでしょう。
段階的には2244を使っておいて、
それの差別化としてこれを使うのも一興。
そして今回、
モチーフのことを書きます。
前回ちょろっと、
組む時にまるで庭を想像すると書きましたが、
組む時のヒントとして、
もしくは特にこのエンスヘデのものを使って組む場合には、
モチーフというものを考えると凄く楽しくなります。
それには文化や時代性がある訳ですが、
例えば「庭」ですね。
いわゆる宮廷的というやつです。
後は、橋であったり門であったり道でもよさそう、
建物でも…etc。
その装飾が考えられた背景や時代に合わるとウマクいきます。
あと、
今の時代性や文化を反映させてもいいかもしんないよね。
携帯電話とか車とかビルとかソフトクリームとか、
ビールとかカキ氷とか…etc
挙げれば限が無いように思います。
今回の例はちなみに門をイメージしましたがいかがでしょうか。
いろんな複数の装飾を使えばそれはもっと躊躇に表現できそうです。
その中に文字や文章が入る事を想像すると、
もう居てもたっていられんですよねえ。
今回で基本形はお終いです。
読んでくださってる方がもしいるならサンクスです。
次からは、
装飾色の強いものが多く出てくる事になると思いますが、
形を愛でるのももちろんの事、
ぼちぼち、紹介する装飾を中心に複数の装飾で組んでいきます。
お楽しみに。
2008/07/21
紹介しておりますエンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のデータ差し上げます。
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お待ちしております。
2255と2256。
2245と2246と同系。
相変わらずいいカタチしてる。
版を組み合わせる妙のバリエーションとしては正しいあり方だね、
と言わざるえないバリエーションをしちょります。
だってスゲーもん。
図案としては前のそれをほとんど一緒。
バランスのとり方も一緒で逸脱なのも変わらず。
これのおかげで、
前のやつだけで組んでいこうものなら、
なんかパターンが前面に押し出されてしまって、
単純でつまらないものになっちゃうんだけど、
これが加わる事でなんと自然な事か。
で、
もう気付いている方もおられると思うけれど、
何か植物(知っている人いたら教えてください)のツルを模している。
この装飾全体がそのようになっているので、
上手く組めば一本のツルが形成しているように見せる事が出来たり、
1つの庭のように表現できたり壁に絡まっている様を表現したりと、
版を組むと同時にどこか箱庭に似た、
または宮廷の大庭園を組むような作業になってて、
これってまさに、
オランダの宮廷文化とその時代にマッチしたデザインだよねと言っちゃいますよね。
大体がそのオブジェクトそのものが具体的な何かであって、
その組み合わせる事で抽象的な表現(なんか意味あるんやろうけど)になっていくのが、
ほとんどの花形装飾の有り様に対して、
このエンスヘデのものは、
額面というか組む事で初めて動き始めるんすよね。
ただでさえ細かい装飾なのでそれは風景に近いようにも感じます。
それはまるで実に遠景だと思う。
あ、次で基本系はおしまいです。
基本形紹介するの飽きたよー(本音)。
なのでそれも次で最後です。
次の次からは少し違う展開になってきます。
お楽しみに。