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2010/05/28
http://www.fengfeeldesign.org/nishitanabe_record_kai/index.html
西田辺レコード会では有志の皆様によるレコードの寄付を募っております。 屋根裏や床下、あるいは畑のカラス除けとして生活の片隅に散らばっているレコード、どうしようもないレコード/いつの間にか聴かなくなったレコード、そのどちらでもないけど 西田辺レコード会に寄付してもいいかなと思えるようなレコード、そういうものがありましたらぜひ西田辺レコード会にお譲り下さい。 送付方法は、送っていただける枚数とお名前を書いて下記のメールアドレスまでご一報をいただけましたら、送付先の住所等記入いたしましたメールを返信いたします。 送料は西田辺レコード会が負担いたしますので着払いでお送りください。また、送料が高額になる場合は別途金額をお知らせいただると助かります。 西田辺レコード会一同、あなた様の有志とレコードを心よりお待ちしております。
連絡先:nishitanaberecordkai@fengfeeldesign.org
2010/05/18
PRINTSHOP http://www.fengfeeldesign.org/printshop/insatu/iroiroirokami/denpyo_kami/index.html
iroiroiro紙 -伝票紙-
小さい頃に実家の文房具店で初めてみた活版印刷がこれでした。なんというか、率直な感想としてカッコイイ!と感じたのを覚えています。だからグラフィックデザインをしているなんて洒落た運命の話なんてものではないけれど、5年ほど前から実家の文房具店と関わりを持って活動するようになってから、印刷というものが使われている底辺について考えるようになりました。技術は進んでいるし、その広がりは突詰められたものになったはずなのに、どうにも歯車が合ってない感じ。ただ、これは何故だか歯車が合ってるように思います。無理じゃないし嘘じゃない。なによりも40年近くデザインが変わっていない。活版印刷が最近ブームように押しが強いのが面白味みたいな事になってますが、この伝票紙の活版印刷は普通なんです。職人さんがちゃんと紙が痛まないように丁度良い押し具合で印刷されていて、むしろそれがカッコイイ。丁寧に組まれた罫線なんか素晴らしいと思いませんか!活版らしさとかそういうのを通り越してる気がします。それに装飾活字もキチンと存在していて、しかもそれが長い間ずっと使われ続けているんですよ!うんうん、やっぱり印刷はこうでなくちゃいけない。印刷そのものが価値になんないで欲しい。
紙もずっと変わっていなくって「A模造紙」なんか活版印刷の為に生まれたようなものだし、「感圧紙」いわゆるノーカーボン紙なんて伝票紙にピッタリ!これらはもうずっと使われています。変わっていないというのは本当に凄い事だと思います。もちろん製本だって出来る訳です。天のり、ミシン、クロス綴りなんでも来いです。50枚綴りの10冊から出来るのも嬉しいところだし、4種類の伝票紙を順番に繰り返した状態でも、各50枚ずつでこれも10冊から出来ます。
今回、これを進めるにあたってどんな形がいいのかなと随分と考えましたが、いっその事ここでの商品の提供はせずに、これを作れる窓口の実家の文房具店でもある「精光堂文房具店」をそっと紹介するに留めるのが一番いいのかなと思いました。興味のある方は是非相談してみてください。もちろんデザインに関してはボクも積極的に関わる事になりますので、ロゴマークとか紙の種類とかも多少のワガママも利きます。もちろん伝票紙以外にも可能性を感じていただけたならご提案いただけたらと思います。デザイナーが間に入らない印刷をこの機会に味わってみてはいかがでしょうか。
精光堂文房具店(セイコー商事株式会社)http://www.seiko-do.net/
〒550-0025 大阪府大阪市西区九条南2丁目16-10
電話. 06-6581-6668 / Fax. 06-6581-2172
2010/05/18
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
http://www.fengfeeldesign.org/printshop/insatu/printers_flowers/ensuhede/index.htmlをご覧ください。
お待ちしております。
異質グループと 「対岸」との組み合わせです。
前回の画像とも併せて見てもらえると助かるんですが、
なんとも自然に憑依しているのがわかります。
しかも今回の場合のように根の流れを意識して配置すると、
紙面に杭を挿すような形で配置した方向に整列します。
これは「波紋」にも使える作法なので、
一度試してみてください。
ただし作法による効果の邪魔をしない事が前提です。
また、
「対岸」に対して続きのように配置すると、
ちょっとした違和感を与える事が出来ます。
「道標」まではいきませんが、
「対岸」の効果を緩めたり「道標」への連携を促したりする効果があります。
もしくは違う「対岸」同士を「道標」程に間延びせず、
くっきりとすぐにイメージとして変換する場合にも有効に使えます。
これを動的グループで行うと違和感だけが漂うのですが、
つまり「道標」のように長くして違和感を消す作業をする訳ですが、
この異質グループをウマク使う事ですぐに変換出来るという優れものなのです。
後は前回書いた事を応用して「対岸」にも使用できます。
2010/05/16
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
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お待ちしております。
それでは、
異質グループを「波紋」と合わせてみます。
異質グループの役割は違和感を与える事と紙面にイメージを与える事です。
あくまで作法の邪魔にならないよう自然に使うのが良いと思います。
根の流れや角度に気を配りながら配置するべきです。
同時に「波紋」のように動きとしての作法の場合には、
その能力を殺がないようにも気を配りましょう。
ここで重要な事は、
紙面における装飾性を増加させるとともに、
作法に一定のランダム性を与える事が出来るので、
同じ配置を使いまわした場合に、
同一パターンによる飽きを防止する事が出来る事です。
という事は、
複数の紙面に対して、
同じ情報量のものを配置する場合にも、
作業量の負担を軽減する働きを持ちます。
同時に一定のパターンを保ちつつ、
変化を与えるので作法におけるページパターンを崩す事はありません。
つまり作法は単なる骨組みである事も示唆しています。
しかし多用する事はお奨めしません。
あくまで異質グループです。
まずは作法を踏まえてキチンと構築すべきであり、
時々ある違和感として使用するべきです。
変化とは即ち常に起こっているものであり、
それは情報を勝ってはいけないものであるという事を念頭に入れておくことをお奨めします。
2010/05/13
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
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お待ちしております。
1つ説明しなければならない事を忘れていました。
これを説明しなければ次に進む事が出来ないので、
この時点で書き留めておきます。
それはイメージの深度についてです。
これについては今回までに間接的にお伝えしてきましたが、
今回はもう少し突っ込んだ形で説明出来ればなと思います。
イメージの深さとは何か。
それは追及するに値する到達点の1つであると言えます。
とくに今回のような平面の場合には、
何をイメージの深度とするかで全てが決まってきます。
例えば花形装飾活字の場合なんかは、
基礎となる要素と役割がどこにあるかで、
装飾や線の形状、オブジェクトの数に至るまでの全部が決まってくるのです。
その深度はかならず一定にあらず、
全てが異なる深度で設定されます。
この深度の数値の違いこそがオブジェクトに特徴を与えるのです。
というのを踏まえつつ、
水草では大きなもう1つの実装として最初に言語の設定を行いました。
グラフィックデザインはしばしば方法論として、
言語をイメージ化する事が語られますが、
そこから一歩下がって、
言語そのものの設定をいかなる方法で行えばグラフィックデザインに足る現象へと変化するのか、
多分、今回の制作の思考において一番時間を費やしたかもしれません。
つまり、
それがイメージの深度という訳なんです。
言語が数値そのものであり、
イメージにおける言語支配からの脱却が、
この水草では行われています。
わかりますでしょうか。
これが花形装飾活字の正体なんです。
装飾というイメージの深度を、
役割というイメージの深度を、
言語化されたイメージによる変換が、
宗教であり文化であり意識そのものであるというのは、
作業におけるグラフィックデザインという動作そのものであり、
グラフィックデザインそのものが現象を引き起こすトリガーである可能性も、
同時に示唆しているという事にも繋がっています。
だいたいからして大勢のグラフィックデザイナーはここを勘違いしてるんじゃ?というのが、
ボクの意見なんですけども、
の話はズレルので置いといて、
同時にこうも言えます。
グラフィックデザインは結果ではなく現象そのものである。と。
補足的には「デザイン」ではなく、
間違いなく「グラフィックデザイン」なんです。
つまり、
グラフィックデザインとは、
言語をイメージ化した結果ではなくって、
言語をイメージ化する動作そのものではないかというのが、
新・花形装飾活字「水草」で語るべく答えです。
その上で「イメージの深度」「グラフィックデザイン」というのものを考えてみてください。
今までと少し違った答えが出てくると思います。
そして共通意識が発生する前の「デザイン」。
それこそが「グラフィックデザイン」という考え方に潜んでいるのではと予感出来ませんか???
次回につづく。
2010/05/08
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
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お待ちしております。
異質グループの連携についてです。
と言っても使い方としては、
異質グループ同士で繋がる事はまずありませんので。
特徴をわかってもらう為の画像で説明です。
ま、してはいけないという訳ではないので、
そこらへんはご自由にお願いします。
まず注目は「く」の字に曲がっているタイプについてです。
「く」の字の内側と白い部分の関係は重要です。
これは作法との連携時に使用します。
見た目的にも感じが見て取れると思いますが、
ここで初めて図案が、
もしくは版の部分が空白を支配しています。
これは普通の装飾にとっては何も不思議な事ではないのですが、
この水草にとっては大きな事なのは、
今まで読んでくれていた人はわかると思いますが、
本当にこれは異質な事なのです!!
これは次から重要な事柄になってきますので、
よーく覚えておいてください。
連携における全体的な特徴としては、
「対岸」と「道標」のちょうど中間くらいのイメージになります。
動く訳でも止まっている訳でもありません。
使う版を調節すれば「波紋」にも繋がるという、
やっぱりこれは形だけじゃない、
連携の場合でも異質グループなのです。
例えばこれを「波紋」と絡ませる事で面白い現象が起こるんですが、
これは次回に繋ぎます。
2010/05/05
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
詳しくは
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お待ちしております。
「異質グループ」についてです。
動いている訳でも止まっている訳でもない彼らの役割は、
水草によって変化し続ける紙面を確認する為にあります。
つまりアクセント。
先の「波紋」「対岸」「道標」にイレギュラーを発生させます。
純粋な自然の動きに対して人工的な不自然さを引率し、
現象をその場に定着させる働きがあります。
そのままだと、
ずんぐりむっくりした、ただのいらない子らなので、
普段は単体で使う事はまずありません。
綺麗な配置に少しの汚い違和感を入れる事で、
味気の無さを解消するという灰汁のような存在なのです。
ただ、優等生だけでは得られないクセみたいなものを演出する、
水草を構成する上でとても大切なグループと言えます。
でもまあ美しさを追求する上では使う事もないと思います。
リアリティの部分として、
何か足らないと感じたら彼らの事を思い出してみてください。
2010/05/01
エンスヘデ活字シリーズ60の花形装飾活字のアウトライン化したデータ差し上げます。
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あれれ、そんなに変わらなかったなあ。
これやったら前回のままで良かったかもしれません。
何が書きたかったというと、
この「波紋」と「対岸」の内側を背中合わせにする配置は、
局所的な支配でしかないという事を書きたかったのです。
実は写真入れようと思ったのだけど、
それはまだ先の実験に取っておきます。
でもまあ、
前回の時との若干の距離の違いは感じて貰えますでしょうか。
単に距離を離した時よりも紙面に緊張感があります。
前の2つの配置も効果が微妙に異なりますので、
これは是非試してみてください。
あ、それとわかりやすいように、
図案を小さくしていますが、
大きくして数を少なくするのが一番いいです。
大きくすると配置とかがわかりにくいので。
という事で、
後は組み合わせです。
基本的には合わせの部分として、
どの面を合わすかで、
その効果が変わってきます。
作法毎の組み合わせや角度によっても、
微妙な変化を調整出来ます。
代表して3つでした。
紙面の情報によって、
答えは変わりますので、
形式ではなく導きとして捕らえていただけると助かります。
つづく。