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  • 誰かいる

    2016/04/09

    論 説

    宇宙人がいるとかいないとか話題になるが 

    論理的に考えて、いるのが自然だと思う。

     

     

    少なくとも、天の川銀河には地球があり、地球人がいる。

    この天の川銀河に相当する銀河は宇宙に無数にある。

     

    「観測可能な宇宙には少なくとも1700億個の銀河がある」

    と天文学者は言う。

     

    天の川銀河が銀河として特殊でないように 

    地球のような惑星が存在する銀河が特殊であるとは考えにくい。

     

    「それぞれの銀河には地球のような惑星が少なくとも1個はあろう」

    そう考えるのが自然である。

     

    そして、それぞれの銀河のそれぞれ地球に相当する惑星には 

    それぞれ地球人に相当する知的生命体 

    いわゆる宇宙人が生息しているであろう、と。

     

     

    ただし、その宇宙人たちは地球まで来れないと思う。

     

    「地球人がそちらへ行けないように、宇宙人もこちらへ来れない」

    そう考えるのが、やはり自然である。

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  • 言わぬが花

    2016/04/07

    論 説

    「言うも花、言わぬも花。

     同じ花なら、言うてまえ」

     

    というわけで 

    皆さん勝手に喋ったり書いたりするわけです。

     

    でも 

    「雄弁は銀。沈黙は金」とか申します。

     

    「いくらなんでも、そんなことまでおっしゃらなくても」

    などと注意したくなります。

     

    たとえ独り言だとしても 

    どうしたって近くにいれば聞いてしまいます。

     

    聞かなければ立派な考えがまとまったはずなのに 

    ろくでもない新たな考えに囚われたりします。

     

    まるで世界は 

    じっくり考えることをさせないためのノイズのようです。

     

    さて 

    いったいなにが言いたいのかと申しますと 

     

    つまり 

    「余計なことは言わぬが花」

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  • キャンディ

    2016/04/06

    愛しい詩

    キャンディという名の 女の子 

     

    キャンディみたいに 

    甘くて かわいい 女の子

     

     売っていたら

     買いたいな

     

     袋やぶって

     あけちゃって

     

     指につまんで

     なめたいな

     

     なめたいな 

     

     

    キャンディという名の 女の子 

     

    キャンディみたいに 

    キラキラ輝く 女の子

     

     見ているだけでは

     つまらない

     

     抱きよせて

     なでなでしてたら

     

     とけたみたいに

     消えちゃった

     

     消えちゃった

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  • パンドラの箱

    パンドラの箱あけた 

    誰あけた? 

     

    おいらがあけた 

     

    パンパン ドラドラ 

    ドラドラ パン 

     

    大変だ! 

    どうしよう? 

     

    あんなのや こんなのが 

    出てくるぞ! 

     

    パンパン ドラドラ 

    パンパン パン 

     

    希望・・・・

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  • 主の祈り

    2016/04/04

    変な詩

    天高く馬肥ゆるも春遠からじ、近くば寄って我らが父よ。

    ねがわくは女郎花を藤袴と呼ばせたまえ。

    四国八十八ヶ所の霊場を順拝させたまえ。

    ころもの天ぷらになるごとく、ちりめんじゃこになさせたまえ。

    我らの日々の糧を、非正規雇用労働者より搾取し、与えたまえ。

    我らに罪をおかす者を、我らがゆするとしても 
    我らの罪をゆるしたまえ。

    我らを殺し屋にあわせず、老いより救いだしたまえ。

    悪とちからと飢えとは、限りなくなんじのものなればなり。

    あっ、ごめん。

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  • 甘ったるい

    2016/04/03

    暗い詩

    やり切れん。

    もう我慢できん。

     

    甘い、甘い。

    甘ったるい。

     

    とにかくヘドが出るほど甘ったるいのだ! 

     

     

    ベチャベチャして 

    ヌルヌルして 

     

    口の端からダラダラ垂れるわ 

    手にベタベタくっつくわ 

     

    服は汚れるし 

    床も壁も天井まで汚れ 

     

    そのうち虫まで這いまわるので 

    気持ち悪くて仕方がない。

     

     

    根本的に味覚がおかしいのではなかろうか。

     

    それも舌先ではなく 

    脳の中枢神経が。

     

     

    先天的に鈍感なのか 

    後天的に壊れてしまったのか。

     

    いずれにせよ 

    こうまで悲惨な症状を呈してしまっては 

     

    もう今さら救いようがあるまい。

     

     

    とってもお利口さんの

    お子ちゃまの 

     

    なんでもお仕着せの 

    お約束の・・・・ 

     

    ええい! 

     

     

    言っても無駄。

    見せても無駄。

     

    何をやっても無駄! 無駄! 無駄! 

     

     

    できるなら 

    関わり合わぬに越したはないが 

     

    いつでもどこでも 

    恥知らずに現れやがって 

     

    どうにもこうにも 

    始末に負えん。

     

     

    やれやれ 

    まったくもって 

     

    甘ったれには困ったものだ。

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  • 狂気の世界

    2016/04/02

    変な話

    彼は狂犬病と呼ばれていた。

     

    彼は自分の妻を未婚の母と呼び 

    自分の息子と娘を幼な妻、幼なじみと呼び 

    自分の両親をビタミンA、ビタミンBと呼んでいた。

     

     

    彼はナマコに関する研究論文を学術誌に投稿した。

     

    ナマコは外敵から攻撃を受けると肛門から内臓器官を排出する。

    内臓器官は海中で膨張し、敵の身動きを封じる働きがある。

     

    ある種のナマコに至っては、強い刺激を受けると 

    カラダを急激に収縮させ、いくつかの断片に分裂してしまう。

     

    この時、ナマコは肛門の内側で水肺呼吸しているため 

    肛門のない部分の断片は再生する前に呼吸困難により死んでしまう。

     

    その他、多くの生態学的および解剖学的事実を列挙したあげく 

    彼は結論を下す。

     

    ナマコは内向的性格である、と。

    さらに言うなら、先天的マゾヒストである、と。

     

    しかしながら、投稿先が機械工学の専門雑誌であったため 

    彼の論文が受理されることはなかった。

     

     

    これが狂気の世界である。

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  • 変態の世界

    2016/04/01

    変な話

    彼は変態と呼ばれていた。

     

    彼は自分の妻を変態女と呼び 

    自分の息子と娘を変態息子、変態娘と呼び 

    自分の両親を変態ジジィ、変態ババァと呼んでいた。

     

     

    ここに変態の定義がある。

     

    同性同士が仲良くするのは変態である。

    ペットの動物と仲良くするのは変態である。

    人形やぬいぐるみと仲良くするのは非常に変態である。

     

    ソーセージを食べるのは変態である。

    オレンジジュースを飲むのは変態である。

    カレーライスを食べるのは確実に変態である。

     

    壁の穴を覗くのは変態である。

    双眼鏡を覗くのは変態である。

    顕微鏡を覗くのは末期的変態である。

     

    上記項目のどれにも該当しない者は 

    性的抑圧が強いと判断できるので 

    もっとも危険な変態である。

     

     

    これが変態の世界である。

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  • 天才の世界

    2016/03/31

    変な話

    彼は天才と呼ばれていた。

     

    彼は自分の妻を天才の妻と呼び 

    自分の息子と娘を天才の息子、天才の娘と呼び 

    自分の両親を天才の父、天才の母と呼んでいた。

     

     

    クルマを運転できる人は天才ドライバーと呼ばれ 

    事故を起こすと「さすが天才は過激だ」などと褒められた。

     

    道を歩いている人は天才歩行者と呼ばれ 

    転倒すると「さすが天才らしい失敗だ」などと感心された。

     

    横断歩道で寝ている人は天才睡眠者と呼ばれ 

    クルマに轢かれて死ぬと「さすが天才らしい最期だ」などと喜ばれた。

     

     

    哲学者ソックリデスが語った数々の話の中に 

    有名な「非天才の天才」がある。

     

    「私は自分が天才でないことを知っている。

     

     私は世間で天才と評判の多くの人たちと会って話をした。 

     すると、彼らの誰ひとりとして天才でないことがわかった。

     

     ところが、彼らは自分が天才でないことがわかっていない。

     私は考えた。

     

     私も彼らも天才ではない。

     しかし、自分が天才でないことをわかっているのは私だけだ。

     

     ゆえに、私は彼らよりいくらか天才なのだ」

     

    そもそも哲学をする人は誰でも天才なので 

    ソックリデスは今でも天才哲学者と呼ばれている。

     

     

    これが天才の世界である。

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  • 白痴の世界

    2016/03/30

    変な話

    彼はウマウマと呼ばれていた。

     

    彼は自分の妻をウマウマと呼び 

    自分の息子と娘をウマウマ、ウマウマと呼び 

    自分の両親をウマウマ、ウマウマと呼んでいた。

     

     

    「ウマウマ」

    「ウマウマ」

     

    「ウマウマウマウマウマウマ」

    「ウマウマウマウマ、ウマウマウマウマ」

     

    「ウマウマ?」

    「ウマウマウマウマ」

     

    「ウマウマ!」

    「ウマウマ」

     

    「ウマウマウマウマ」

    「ウマウマ」

     

    「ウマウマウマウマウマウマウマウマウマウマ」

    「ウマウマウマウマ」

     

    「ウマウマ・・・・」

     

     

    これが白痴の世界である。

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