HARU WORKS(柴山晴)

イラスト・日記

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神奈川県

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  • アラフォーな悩み

     いまの仕事の体制になってから、ほとんど遠出できなくなってしまいました。残業が少ないのはいいのですが(というより残業代も出ない)先日、秋田へ行ったきりです。とんぼ返り。

     肝心の祖母が帰り、つきそった母や叔母達が五能線沿いで観光三昧しています。兄弟(姉妹)とは、いつになってもいいものらしいですね。

     先ほど、九州の父方の叔母から電話がありました。九州の方はもう、櫛の歯が欠けるように、あたり返しで亡くなった伯父を皮切りに次々と不幸が続いています。九州へも私はとんぼ返り。預金がすっからかん。

     預金と言えば、結婚資金も怪しい。共済預金を取り崩すのも惜しい。いま私には幼なじみで「私たちこれからどうなるの?」的な人がいます。身体の不調はお互い様。だからこそ、互いを思いやれると思うのですが、いかがなものか。理想論だけでは生活できないのはわかります。でも……。アンビバレンスをどうやって超えようかというところです。

  • 「むかつくぜ!」あるいは電話という名の暴力について

     室井さんでなくても怒りたくなること、ありますよね。職場にかかってくるテレアポについて。最近は、マンション経営ではなく、保険でかかってくる。あまりしつこい相手は「特商法で禁じられていますよね」と押し込んでおく。でも、法律ぎりぎりで攻めてくる点では、テレアポよりも駅前の立ちんぼのほうが違法の線をよく心得ている。

     一見さんのテレアポでさえ、目当ての相手がいないと分かると、無礼にも「あなたの名前は?」と聞き返してくる。そういうときは、「私は留守番のもので分かりません」と言ってそのまま電話を切る。台所が苦しいのは分かるが、法律や礼儀を知らないテレアポが増えすぎている。

  • 四畳半のジョン

     ジョン・ゾーンは日本通。奥さんも日本人。アイドルや任侠映画にも通じているらしい。その住まいが四畳半だからすさまじい。わたしなんざ、楽しみで使うパソコンで17インチの液晶を使っているから、ネットブックでイラストレーターを使っている方が私の身の丈かもしれない。

     さて、今日は生き霊の話から始めたかったが、四畳半と17インチディスプレーが重なったのでこういう話である。うちにかえって、外飼いの柴にえさをあげようとしたとき、異変が起きた。部屋の中の虚空をめがけ、窓から頭を突き出し4回ほど激しく吠えていた。いままで、見知らぬ人が我が家を初めて訪問したとき以外、柴はそんなことはしなかった。虚空をめがけである。なにか、私が外出先から連れてきたらしい。それすら、そのときまで私は気づかなかった。今晩から玄関に盛り塩をしようかどうか、迷っていた。

     えさをあげると、騒動は収まった。一つ気になることがあるとすれば、夕方から職場で、全身を締め付けられるようなものを一時間ほど体験したこと、そして深夜に占いを5回も見ていること。意中の相手の生き霊がそのような経路をたどって、私についてきたらしい。その人を外しても、もう職場については諦めがついている。地縁・血縁のない私の到達点は先が見えているし、なんでこんな縁もゆかりもない職場で働いて給料をもらっているのかという罪悪感にもとらわれる。

  • ''Til I Die

    The years are a moment, the centuries pass. I walk from the first and I crawl to the last

    Nomeansnoデス。もっと早く知っていればよかったかな。きっかけは、Dead Kennedysへのトリビュート・アルバム、Virus 100でした。

  • 草の靱さに思う

     8月、我が家の外壁によその車が衝突の弾みでぶつかった。さいわい、けが人はなかったものの、十年来そだって壁を覆っていたツル状の木が根こそぎやられた。

     先月、ぶつかってしまった人が菓子折を持って、示談はまだついていないといってきた。事実上、補償はここで打ち切り。

     きょう、庭の内側に植えたハーブ類を見ながら、ふとツルの木に目をやった。2株あるうちの残った1株から、枯れたところに新しい葉が、ちらほらと出て目立ってきている。

     きょうで、遊びに来ていた父が自宅に帰る。父は長崎の出身だ。ことあるごとに、原爆の話をする。同じく広島にはもう草木が生えないといわれていたが、植物の再生力はすごい。

     ブラームスが詩編からとった「草」は弱々しいものの象徴のようだ。私の気持ちでは、草は靱い。人の心もかくありたい。

  • 宝くじを買い損ねた

     みずほダイレクト、いまの時間やってないんですね。仕事帰りにも携帯でなかなかつながらないうちにタイムアウト。

     あるアニメで、むかしこんなのがありました。そのころ私は小さかったので真意が分かりませんでした。つまり、コンペに挑む貧しい青年に、食事にも困っているだろうと近所の少女がバター入りのパンを差し出した。バターが入っているとも知らず、線を消すためにパンを使い、あと少しで完成の図面が台無しに。話はそこで終わっています。

     金持ちになることが果たして、すべての人にとって幸せなのか。金は人生を狂わせる、清貧がいい、この歳になってようやくそのしっぽに触れることができたようです。でも、清貧を唱えて有名になった中野先生が、30万円のキャッシュの入った財布を無くした、ということを書いていた。清貧という言葉を口にするとき、それはバター入りのパンかどうか、見分けなくてはなりません。

     さあ、あしたも休日出勤。がんばるぞ。

  • 鼻炎薬×流感薬=ドクロ?

     非常に危ないです。絶対真似しないでください。脳血管がやられると動脈血が隅々に渡らないので、脳梗塞様の症状が出ます。ふらつき・抑うつ・不安など。これでアルコールとっていたら自殺行為です。

     処方された薬だけを飲んでいるのがいちばん。手を出してせいぜい市販のビタミン剤、というところです。

  • 片思い

    中学新聞で「ルーアン」をよく見ていました。いつまでも報われないけど、歳を取っていない。同級生のアーロンへの伝わらぬ恋。サザエさんたちがそのままであるように、ルーアンはおもしろかったです。

    「ズッコケ」シリーズは、主人公達の中年期にまで入り込んだようですね。ひとえに、編集者と先生次第でしょうか。

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