HARU WORKS(柴山晴)

イラスト・日記

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神奈川県

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  • ウォーターマークとしての修辞法

    先日、ユナボマーの身につけていた服が、犠牲者支援のオークションにかけられていた。現受刑者の兄弟が、声明文が兄の文体そっくりだとしたのが、検挙の決め手だったという。
     さて、ウォーターマークはご存知か。いまでいう、たとえば住民票をコピーすると複写と出るあれだ。もとは、紙漉きでバックに漉き込まれた「商標」である。
     コウうつ剤(カタカナはこういう所で使わないと意味がない)と漢字にしたいとき、異なる漢字を当てているところがある。これがインターネット時代のウォーターマークか。これは、商標と言うよりなんらかの仲間意識を表現する手段のようだ。断言はできない。
     最近、誤字脱字かと思われるドキュメントをネット上でよく見かける。マックに入ったとき、チキンナゲットのパックに"i love it"(I、ではない)と印字されているのに気づいた。たぶん、ユーチューブの英文コメントでcase sensitiveでなくなっていることが反映されているのだろう。言葉は生き物でもある。
     コピー・アンド・ペーストというが、聖書が偉大なそれと呼ばれないのは、なぜか。私に答えは出せない。でも、こうしたインターネット関連の読み言葉が、グーテンベルクの聖書や古文書のように、記録として語り継がれうるのか、わからない。

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