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2011/02/26
そういえば、過去を振り返らないことはこれほどまで辛いとは。過去を思い出すことに、安堵してきたつけかもしれない。でも、今日の日記は過去を振り返らないとはじまらない。
小・中学校の図工の時間。恥ずかしげもなくテレビのキャラクターを模写して提出している同級生たちに、私は唖然としていた。でも、西欧文化は「キリストの受難」や「怒りの日」をモチーフに、偉大なるミメーシスの体系を築き続けてきている。しかも、時空を超えて世界中を巻き込んで。
では、なにかクリエイティブと言える証拠はあるのか。大きく分けて、二つあると私は考える。ひとつは言語化して共有される「物語性」、もうひとつは無意識裡の「心象風景」ではないだろうか。物語性は作品成立の十分条件だが、心象風景は必要条件ともいえる。
敢えて脱線するが、自閉症者の脳神経について「心の理論」や「ミラーニューロン仮説」なるものが出てきている。定型発達者(健常者)は、言葉の例えや相手の心理を教わるでもなく理解できるのに、非定型発達者(自閉症スペクトラム)では言葉のまま受け取るということもある。言葉のままと言えば、他の脳神経疾患にも見られる。
医学というものが「健康とは何か」を探る学問と出来るならば、「健康ではない」状態を通して健康について考えることもできる。日常生活のなかで「ごく当然」が当然でない人たちもいるのだ。下手すると、ミメーシスとは人間特有のアナロジーの体系かもしれない。
2011/02/22
ほぼ、2ヶ月ぶり。その間、私は何をしていたか。高校の数学を勉強しなおしていました。現役の頃、文系だったので立方の和とか立方の積とかで挫折したことを思い出します。公立進学校でも数学の先生は生徒にセンスがないとみると見限ってしまうんですね。棄民といったところでしょうか。チャート式はおすすめです。考える道筋が見えてきます。