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Tome館長

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    Works 3,356
  • 大人の嘆き

    カワイイなら底浅く
    カッコイイのは上っ面


    無闇な元気は疲れるし

    意味ない明るさ
    白けちゃう


    酸いも甘いも噛み分けた
    大人の魅力

    今いずこ
     

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    • Tome館長

      2013/09/11 03:06

      「広報まいさか」舞坂うさもさんが朗読してくださいました!

    • Tome館長

      2013/09/10 14:15

      「こえ部」で朗読していただきました!

  • 夢の夢

    ゆめゆめ夢よ
    夢の夢

    夢見る頃に
    夢はなく

    夢ある頃に
    夢を見ず

    夢なら覚めよ
    覚めぬ夢
     

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    • Tome館長

      2013/09/10 01:04

      「こえ部」で朗読していただきました!

    • Tome館長

      2012/11/14 00:30

      「ゆっくり生きる」haruさんが動画にしてくださいました!

  • 恋の催眠術

    2012/11/08

    愛しい詩

    恋は不思議な
     催眠術

       好きな相手に
        そっと掛ける


           互いに掛け合えたら
          しめたもの

        ずっと覚めぬ事
       ただ願うのみ
     

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    • Tome館長

      2013/09/08 11:30

      「こえ部」で朗読していただきました!

    • Tome館長

      2013/08/31 15:44

      「ゆっくり生きる」haruさんが動画にしてくださいました!

  • 心残り

    水たまりは

      昨夜の雨の
       心残り


          流せぬ想い
         映します
     

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    • Tome館長

      2013/09/07 13:27

      「こえ部」で朗読していただきました!

    • Tome館長

      2013/08/29 19:56

      「ゆっくり生きる」haruさんが動画にしてくださいました!

  • 素直な鏡

    2012/11/06

    空しい詩

    美しきもの
     なべて欲望を映す


    醜きもの
     なべて真実を映す
     

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  • 塞がれた唇

    2012/11/05

    暗い詩

    唇を塞がれて
    とても敵わぬ力で

    暗い闇の底に組み伏せられ
    いやらしく抱きしめられ

    苦しくて呻くしかなく

    なにか禍々しいもの
    理不尽なものが

    喉の奥へ侵入しようと
    体の中に潜り込もうと

    その気配だけで
    もう息も絶え絶えに

    抵抗もできぬまま

    やがて占領され
    惨めで情けなく

    いけないこと
    許されないこと

    悪いことをしたというのか

    なにも思い出せない
    考えようとすらしていない

    けだるくて

    生きていないみたいな
    死んでさえいないみたいな

    こんな狂おしいばかりの
    わけのわからぬ場所で

    唇もなにもかも
    塞がれたまま
     

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  • 海の男

    2012/11/05

    楽しい詩

    おいら船乗り、
     海の男よ。


    「女に溺れるくらいなら、海に溺れるぜ」

      なんてね。


    ああ、

      いまさら港にゃ
       戻れない。
     

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  • 村 娘

    2012/11/03

    暗い詩

    おらの村の 娘っこ


    野を越え 山越え
    帯をゆらして 駆けてゆく

    髪をなびかせ 村娘
    おべべの裾が はだけたか

    猟師の罠には 気をつけな
    毒蛇の牙は 抜いちまえ


    村一番の 長者の蔵には 米俵
    村一番の 娘の胸には 白い餅

    食べたかろうて 頬張ってみ
    毒味はいらんか いらんかな


    夕陽傾き 山鳩帰る
    遠くで寺の 鐘が鳴る
     

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    • Tome館長

      2013/09/11 03:15

      「広報まいさか」舞坂うさもさんが朗読してくださいました!

    • Tome館長

      2013/09/06 02:30

      「こえ部」で朗読していただきました!

    • Tome館長

      2012/11/07 02:39

      「ゆっくり生きる」haruさんが動画にしてくださいました!

  • 時の手紙

    2012/11/02

    空しい詩

    読むものすべて
    来し方の手紙

    書くものすべて
    行く末の手紙


    さてさて

    誰が読むやら
    読まぬやら
     

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  • 武装警官

    とある映画館で
    話題の新作を観ていた。


    水深が膝くらいしかない浅いプールで
    裸の若い男女のグループが戯れている。

    そこへ武装警官らしき軍団が現われ、
    若者たちを裸のまま拘束してしまう。

    そして、手袋をしたまま体を撫でまわす。

    「ほれほれ、どうだ、どうだ。
     そろそろ密告する気になったか」

    若者たちは抵抗できず、苦悶の表情。

    女の武装警官もいて
    かたわらで笑って眺めている。

    やがて水しぶきが青い空に舞い上がる。


    (なんなんだ? この映画は)

    呆れてしまう。

    さすがに映像は鮮明で美しいが
    あの名監督の作品とはとても思えない。


    わけがわからないまま考えていたら
    太腿を撫でられるような感触があった。

    見下ろすと

    女の武装警官が床にしゃがんで
    こちらを見上げて笑っているのだった。
     

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