1万8000人の登録クリエイターからお気に入りの作家を検索することができます。
2016/04/20
始まりあらば、終わりあり。
何事も、いつか終わる。
終わりが来る。
それは遠い先の話か
すぐ目の前の現実か。
いや。すでに
終わってないとも限らない。
それを認めるか否かの問題に過ぎぬかも。
気持ちに従い、無理しても
どうせ得より損ばかり。
まあ、そんなもんだ。
諦めろ。
さて、終わったは終わったとして
次に何を始めよか。
ログインするとコメントを投稿できます。
2015/12/22
気まぐれに
鶴を折ろうとして
折り方をすっかり忘れていることに
今 気づいた
三角に折ったり
ひし形に折ったり
きれいにたたんで裏返したり
おしまいに 息を入れて膨らませたり
幼い頃
なにが面白くて折り紙をしたのか
と言うと
なんでもない一枚の紙が
ただ折るだけで
舟とか兜とか 人形とか飛行機とか
いろんなものに変わるから
でも たとえそれが
どんな形をしていようと
やはり なんでもない
ただの一枚の紙でしか
あり得ないのに
ログインするとコメントを投稿できます。
2015/10/07
いろんなこと考えすぎて
とうとう頭が壊れちゃった。
手の指さえ数えられない。
これでは使いものにならない。
両手を使わなくても
むずかしい計算だってできたのに。
もう考えようともしないだろう。
生と死はどう違うのか、
始まりと終わりはどう違うのか。
なんでも知ろうとして
とうとう頭が腐っちゃった。
親の顔さえ忘れてしまった。
これではなんの役にも立てない。
この世界のすべてを
理解したような気さえしたのに。
もう知ろうともしないだろう。
空虚なるものの内側とか
無限の果ての向こう側とか。
ログインするとコメントを投稿できます。
2015/08/19
ログインするとコメントを投稿できます。
2015/04/23
すべての事物は無価値であり
終わりも始まりもない
と考えられるとしても
それとは別の考えだって
いくらでも考えられるはずです。
考えるだけなら
事実に囚われる必要などありません。
誰ひとり考えておらずとも
自分だけ考えておればよいのです。
ログインするとコメントを投稿できます。
2015/03/31
桜の花の
咲くは 散るの始めなり
見上ぐれば 散らんがため
咲くが如し
白妙の 雲は流れて
形とどめず
2015/03/15
なるようになっているなら
なるようになる
なるようになっていないなら
なるようにならない
なるようになっているか
なっていないか
わからないなら
なるようになるかならないか
わからない
だから
なるようになれ
2015/03/05
うちあおぐ天より
やわらかに鐘は鳴る
今ここに何が残るや
過ぎし日の思い出ばかり
すでに苦しみは消え
もはや悲しみもない
どこまでも青き空
ただそこにあるばかり
2014/12/06
眠れぬままに考える。
なにをやっても
なにもやんなくても
結局、なるようになるだけ。
その時に良いことが
いつまでも良いとは限らない。
悪いことにしたって
まるっきり悪いばかりでもない。
だったら
なにをやっても
おんなじ。
なにもやんなくても
おんなじ。
それなら、そんなの
考えるのよしましょう。
さっさと眠ろう。
眠りましょう。
ああ、そうしましょう。
そうしましょう。
だけど、ああ・・・・
やっぱり
ますます目がさえる。
2014/12/02
存在の奇妙な裂け目に沿って僕は歩む。
しかしながら
この僕という存在も微妙に裂けている。
ゆえに僕の歩みはおぼつかない。
むろん、走ることなどできない。
動かず、この場に留まるべきかもしれない。
しかしながら、やはりしかしながら
この場の存在すら僕にはあやうい気がする。
留まることも動くこともできぬとすれば
どこに救いがあるというのか。
そもそも救いなど用意されているのか。
・・・・あやしい。
じつに・・・・あやしい。
すると、やはり僕は
この存在の奇妙な裂け目に落ちるしかないのであろうか。