Tome Bank

main visual
FAV
1,206
作品数
3,356
48
フォロワー
45

Tome館長

CREATOR

FAV
1,206
作品数
3,356
48
フォロワー
45

いつか終わる

2016/04/20

空しい詩

始まりあらば、終わりあり。

 

何事も、いつか終わる。

終わりが来る。

 

それは遠い先の話か 

すぐ目の前の現実か。

 

いや。すでに 

終わってないとも限らない。

 

それを認めるか否かの問題に過ぎぬかも。

 

気持ちに従い、無理しても 

どうせ得より損ばかり。

 

まあ、そんなもんだ。

諦めろ。

 

 

さて、終わったは終わったとして  

次に何を始めよか。

コメント

ログインするとコメントを投稿できます。

すべてのコメントをみる

折り紙

2015/12/22

空しい詩

気まぐれに 

鶴を折ろうとして 

 

折り方をすっかり忘れていることに 

今 気づいた 

 

 

三角に折ったり 

ひし形に折ったり 

 

きれいにたたんで裏返したり 

おしまいに 息を入れて膨らませたり 

 

 

幼い頃 

なにが面白くて折り紙をしたのか 

 

と言うと 

 

なんでもない一枚の紙が 

ただ折るだけで 

 

舟とか兜とか 人形とか飛行機とか

いろんなものに変わるから 

 

 

でも たとえそれが 

どんな形をしていようと 

 

やはり なんでもない 

 

ただの一枚の紙でしか

あり得ないのに

 

 

コメント

ログインするとコメントを投稿できます。

すべてのコメントをみる

頭が重い

2015/10/07

空しい詩

いろんなこと考えすぎて 
とうとう頭が壊れちゃった。

手の指さえ数えられない。
これでは使いものにならない。

両手を使わなくても 
むずかしい計算だってできたのに。

 もう考えようともしないだろう。

 生と死はどう違うのか、
 始まりと終わりはどう違うのか。


なんでも知ろうとして 
とうとう頭が腐っちゃった。

親の顔さえ忘れてしまった。
これではなんの役にも立てない。

この世界のすべてを 
理解したような気さえしたのに。

 もう知ろうともしないだろう。

 空虚なるものの内側とか
 無限の果ての向こう側とか。

コメント

ログインするとコメントを投稿できます。

すべてのコメントをみる

おしまいにしよう

2015/08/19

空しい詩

なりたいものになろうとするのは 
やめて 

なれるものになろう。


やらなくてもいいことは 
やらず 

やるべきことをやろう。


はじめるために 
まずは 

おしまいにしよう。

 

 

コメント

ログインするとコメントを投稿できます。

すべてのコメントをみる

永劫回帰

2015/04/23

空しい詩

すべての事物は無価値であり 
終わりも始まりもない 

と考えられるとしても 

それとは別の考えだって 
いくらでも考えられるはずです。


考えるだけなら 
事実に囚われる必要などありません。

誰ひとり考えておらずとも
自分だけ考えておればよいのです。

 

 

コメント

ログインするとコメントを投稿できます。

すべてのコメントをみる

桜の花の

2015/03/31

空しい詩

桜の花の 
咲くは 散るの始めなり 

見上ぐれば 散らんがため 
咲くが如し 

白妙の 雲は流れて 
形とどめず

コメント

ログインするとコメントを投稿できます。

すべてのコメントをみる

なるようになれ

2015/03/15

空しい詩

なるようになっているなら
  なるようになる 

なるようになっていないなら
  なるようにならない 


なるようになっているか
  なっていないか

      わからないなら

  なるようになるかならないか
わからない 


だから 
  なるようになれ

コメント

ログインするとコメントを投稿できます。

すべてのコメントをみる

青き空

2015/03/05

空しい詩

うちあおぐ天より
 やわらかに鐘は鳴る 

今ここに何が残るや
 過ぎし日の思い出ばかり 

すでに苦しみは消え
 もはや悲しみもない 

どこまでも青き空
 ただそこにあるばかり

コメント

ログインするとコメントを投稿できます。

すべてのコメントをみる

なるようになるだけ

2014/12/06

空しい詩

眠れぬままに考える。


なにをやっても 
なにもやんなくても 

結局、なるようになるだけ。


その時に良いことが
いつまでも良いとは限らない。

悪いことにしたって 
まるっきり悪いばかりでもない。


だったら 

なにをやっても 
おんなじ。

なにもやんなくても 
おんなじ。


それなら、そんなの
考えるのよしましょう。

さっさと眠ろう。
眠りましょう。

ああ、そうしましょう。
そうしましょう。


だけど、ああ・・・・

やっぱり 
ますます目がさえる。

コメント

ログインするとコメントを投稿できます。

すべてのコメントをみる

存在の奇妙な裂け目

2014/12/02

空しい詩

存在の奇妙な裂け目に沿って僕は歩む。

しかしながら 
この僕という存在も微妙に裂けている。

ゆえに僕の歩みはおぼつかない。


むろん、走ることなどできない。
動かず、この場に留まるべきかもしれない。

しかしながら、やはりしかしながら 
この場の存在すら僕にはあやうい気がする。


留まることも動くこともできぬとすれば 
どこに救いがあるというのか。

そもそも救いなど用意されているのか。


・・・・あやしい。

じつに・・・・あやしい。


すると、やはり僕は 
この存在の奇妙な裂け目に落ちるしかないのであろうか。

コメント

ログインするとコメントを投稿できます。

すべてのコメントをみる

好きな作品やお気に入りリストに追加したい
作品にFAVしましょう。

illumyのアカウントを作成するとFAVできるようになります。

好きなクリエイターをフォローして
新しい作品をいち早くチェックしよう。

illumyのアカウントを作成するとフォローできるようになります。

好きな作品に応援コメントを投稿しよう。

illumyのアカウントを作成するとコメントできるようになります。