波紋
2015/08/12
君に届けと
落とした しずく
波紋となって ひろがって
ひろがって
どうにか こうにか
君が岸辺に
たどりついたれど
ついたれど
波紋はやぶれ うすまって
うすまって
もはや どこの波やも
わからない
わからない
2015/08/12
君に届けと
落とした しずく
波紋となって ひろがって
ひろがって
どうにか こうにか
君が岸辺に
たどりついたれど
ついたれど
波紋はやぶれ うすまって
うすまって
もはや どこの波やも
わからない
わからない
2015/08/05
どうして どうして
どうして
わかってもらえないんだろう
ほんのちょっと
立ち止まり
何気なく
振り返って
それから 少し
ほんの少し
手を伸ばすだけで
それは ちゃんと
ちゃんと そこに
あるというのに
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2015/06/26
期待されても
こまるけど
期待されぬも
かなしけれ
ひとに期待は
せぬとして
せめておのれに
期待せし
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2015/05/30
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2015/04/29
ひとりと ひとりで ふたり
それぞれ ひとつの 夢があり
ひとつと ひとつで ふたつ
ふたりで ふたつの 夢がある
たがいに 夢を 持ち寄って
なんやかんや あれやこれ
ひとつに 重ねて みたけれど
大きさ 形も 違うので
こちら 合わせりゃ
あちらが ポロリ
あちら 合わせりゃ
こちらが ポロリ
ポロポロ ポロリ
ポロ ポロリ
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2015/04/10
たくさんの団員がいないから淋しいのではないのです。
いろいろな楽器がないから淋しいのでもないのです。
団員はひとりでもいいんです。
楽器はひとつでもいいんです。
それでは楽団にならないとしても、いいんです。
観客がいればいいんです。
ひとりでも観客がいれば、淋しくはないのです。
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2015/03/25
いつのまにか 君は 大人になって
いつのまにか 君は 大人になりすぎて
いつのまにか 君は どこかへ行ってしまって
いつのまにか 君は 僕を忘れてしまって
いつのまにか 僕も 君を忘れそうで
いつのまにか
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2015/03/10
せっかくの夜のひと時を
ただ酒に酔うばかりでは
なんとも惜しい気がする。
絵が描けるかもしれない。
曲が浮かぶかもしれない。
あるいは こんなふうに
詩が生まれるかもしれない。
オリジナルなこの夜を
ありふれた酔いの気分に
なんにも残らない虚しさに
したくはない。
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2015/01/12
どんなに愛しくても
いつまでも一緒いられるものではない。
また仮に
いつまでも一緒にいられるとしても
互いの愛しい気持ちは
どうしても変わらざるを得ない。
その気持ちの変化は
昔の気持ちの裏切りであるかもしれないけれど
今の気持ちの偽りであるよりは
まだいくらか罪の目方は軽い気がする。
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2014/12/16
私はポプラ。
枯れ葉舞う並木道。
すっかり道が舗装され
枯れ葉がゴミになっちゃった。
ゴミじゃない。
ゴミではなかった。
散って
舞い落ちて
地面を覆って
それでそのまま
なんの問題もなかったはず。
どうして迷惑がるの?
どうして掃いちゃうの?
枯れ葉をゴミにしたのは
誰よ誰?
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