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    Works 3,356
  • お話にならない

    2017/01/31

    ひどい話

    あれには まったく腹が立つ。 

     

    あんなのがまかり通るようでは 

    お話にならない。 

     

    「やってられるか」である。

     

    明らかに おかしいでしょ。

    まちがってるでしょ。

     

    法律がなんですか。

    そんな法律こそ おかしいでしょ。

     

    横暴ですよ。

    筋が通りませんよ。

     

    帰ってください。

    もう来ないでください。

     

    しつこいな。

    ふざけているのは どっちです。

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  • もしもし

    2017/01/30

    ひどい話

    あなたに 呼びかけています 

     

    今 これを読んでいらっしゃる 

    あなたに 

     

    あなたは ひょっとしたら 

    空を飛べるかもしれませんよ 

     

    だって ほら これは 

    夢なんですから 

     

    じつは今 あなたは眠っていて 

    夢を見ているのですよ 

     

    これを読んでいる夢です 

     

    信じられないでしょうけど 

    気づきにくいんですよ 

     

    夢の中にいると 

    なかなか どうしてもね 

     

    ものは試し ちょっとだけ 

    飛ぼうとしてごらんなさい 

     

    とりあえず ジャンプしてみるとか 

    高いところから 落ちてみるとか 

     

    夢なんだから その気になれば 

    空を飛べるかもしれませんよ 

     

    きっと楽しいはずです 

     

    でも もし落ちてしまったら 

    どうも ごめんなさいね 

     

    こんな夢みたいなこと 

    書いてしまって

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  • 散文な韻文

    2017/01/29

    変な詩

    こんな恥ずかしいこと 書いていたんだ 昔の日記 

     

     

    片づけた褒美にゲームする と決めて 仕事する 

     

     

    マナーの悪さ 我慢するもマナーであるか 近所付き合い 

     

     

    この場 なんとかしのいでも 次の場どうする 考えてない 

     

     

    お決まりの 定型の挨拶に 非定型で返事したとて 些細 

     

     

    それをする者は それをされても文句言えまい 肉を食う 

     

     

    つまらんこと 言うくらいなら 黙っておれと 言う前に黙る

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  • わからない奴

    2017/01/28

    変な詩

    言ってもわからない奴をわからせるには 

    どうしたらいいか?

     

     やってわからせればよかろう。

     

     

    やってもわからない奴をわからせるには 

    どうしたらいいか?

     

     やらせてわからせればよかろう。

     

     

    やらせてもわからない奴をわからせるには 

    どうしたらいいか?

     

     やっつけるしかあるまい。

     

     

    やっつけてもわからない奴をわからせるには 

    どうしたらいいか?

     

     わかりません。

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  • バラ夫人

    2017/01/27

    変な詩

    「きれいな花にはトゲがある」と言うが 

    夫人のからだには本当にトゲがある。

     

    腕、ひじ、肩、尻、ひざ、首、乳首、・・・・ 

    いたるところ、鋭いトゲだらけ。

     

    下着も上着も、ベッドのシーツも穴だらけ。

    バラの花のように美しい人なのに。

     

    若い夫は入院中。

    愛しさのあまり、無理したらしい。

     

    まるで「鉄の処女」なる拷問具。

     

    なんとかしなければ。

    夫人は美しい顔をゆがめて悩む。

     

    トゲを抜くのは爪を抜くのと同じ。

    深爪みたく、切っても痛い。

     

    どうすりゃいいのかわからない。

    美しくも悩ましい、バラ夫人。

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  • 迷妄の増殖

    2017/01/26

    変な詩

    地下室に 死体が百体 青い空 

     

    鋼鉄の ムカデが歩く うるさいな 

     

    裏庭に 美少女水やり 美女 熟女 

     

    砂粒に 宇宙は宿り木 世は情け 

     

    金貨隠して 尻子玉隠さず 屁の河童 

     

    鎌首もたげ チロチロ揺れるは 下心 

     

    んなこたあ どうでもええねん 百万年 

     

    腹が減ったら 戦があるさ 

     

    以下同類

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  • なりません

    2017/01/25

    暗い詩

    きれいなだけでは なりません 

    かわいいだけでも なりません 

     

    賢いだけでも なれないし 

    素早いだけでも なれません 

     

    清く 正しく 美しくても 

    まだまだ まだまだ 足りません 

     

    我々は 強くあらねば なりません 

     

    強く 強く ひたすら強く 

    まこと 強くあらねば なりません

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  • いくら?

    2017/01/24

    思い出

    高校の教室、廊下側の端の後ろから二番目の席。

    授業中であったか休憩時間であったか思い出せない。

     

    手のひらの上に小銭が少しばかりのっていた。

     

    つまらないことを思いつき、その手を握り締め 

    すぐ後ろの席にいる同級生に突き出す。

     

    握った手を一瞬開いて、すぐに閉じる。

    「いくら?」

     

    彼がそれらしい金額を言う。

     

    「はずれ」

    手のひらを開いて見せる。

     

    硬貨を入れ替え、もう一度。

    「またはずれ」

     

    今度は、彼が自分の小銭を突き出した。

    開いて閉じる。

     

    チラリと見えたがよくわからない。

    適当にそれらしい金額を言う。

     

    すると偶然、当たってしまった。

     

    三百円前後であったか

    彼はその小銭を迷うことなく僕にくれた。

     

    「えっ? いいの?」

    「当たったんだから、仕方ない」

     

    大人だな、と思った。

     

    実際、彼は年齢的に一年先輩であったが 

    精神的には十年ほど先輩な気がした。

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  • 運命の現場

    2017/01/23

    論 説

    なされる前ならともかく 

    すでになされてしまった事柄は 

     

    すべて なるべくしてなった 

    としか言いようがない。

     

     

    そのようにさせない選択も 

    あったであろうに 

     

    もはや 

    そのように選択されてしまった以上 

     

    偶然にせよ 必然にせよ

     

    その選択にも 

    それなりのわけがあったわけだ。

     

     

    だから我々は 

    運命の現場において 

     

    マニュアルや設計図から目を上げ 

    周囲を見渡し 

     

    予兆や不安を感じたら 

     

    それがなされてしまう前に 

    急いでなんとかするしかあるまい。

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  • 申しわけない

    2017/01/22

    論 説

    決して誰もやりたがらないにも係らず 

    必ず誰かがやらねばならない仕事がある。

     

    それをすることが不快を伴うだけでなく 

    損失や苦痛、生命の危険すらあったりする。

     

    いやいやながらにせよ、代償を求めるにせよ 

    その仕事を引き受けてくれる人たちがいる。

     

    もしその人たちがいなかったら、それを 

    他の誰かが代わりにやらねばならない。

     

    それは私であるかもしれず、または 

    あなたでなければならないかもしれない。

     

    だからその人たちに感謝しなければならない 

    などと、良識的に言いたいわけではない。

     

    後ろめたいほど申しわけないのであって 

    感謝するだけで済む問題ではないのだから。

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