川瀬大樹

画家

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京都府城陽市

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    Works 305

川瀬大樹

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川瀬大樹

画家

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    Works 305
  • 大阪中崎チャンスパーク無料で募集中

    2009/09/15

    お知らせ

    奈良町バンビとアボリジニバードの屏風作品を融合中でございます!
    摩訶不思議ワールドの断片的なピースが
    紡ぎ合わされ、今より少しだけ広がりのある画が
    音を鳴り響かせ
    誕生するのですよ。終わりの始まり、始まりの終わり。

    前に描いた屏風絵に恒例の加筆をしていく。
    現在のイメージは今しか搾り出して描き表わせない旬でいて
    タイムリーなモノであるし、昔のイメージは
    その時感じていた思いだとか情景を写し出したものである。
    けれど過去、現在、未来、どれも自分が築き上げてきた
    世界観でそれが層を織り成してグラデーションなだらか、ゆっくり
    付けていっている。

    人の感情も常に揺れ動いていて、同じ場所に留まりは
    しない振り子の様な代物だ。何もやる気が出なく
    しょげていた昨日。なんだかやけに落ち着いてきて、
    けれど心に突き刺さるガラスの破片が心の蔵を
    チクリチクリと小刻みに突き刺してくるんだなぁ..。
    いずれ時間と共に今抱えてる苦しみは払拭され
    新たな痛みが自分の内側からゆらゆらと浮き出てくるのだろうけどさ。

    いよいよ来週ですね、チャンスパークー。
    思い切って屏風を3枚×4層にして寝かすパターンと立てかける
    パターン駆使して展示しようかと。1.5メートルの展示空間
    フルに活用した摩訶不思議爆龍絵巻をご堪能あれ
    http://chancepark09.web.fc2.com/

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  • 淡い片思いを書き記した青い情景

    ずっと片思いよせてた子に彼氏が出来て、
    もう二人では一緒に大阪行けなくなりましてね。

    僕が大好きになる人は天使だとか妖精や小人など
    浮世離れした人が実に多いんだな。憧れでいて決して
    触れられない崇高なる存在なんだよ、きっと。
    ふられた後も、残された方は前を見据えて大地に根をずしりと張り
    生きていかなくちゃいけないんだ。

    けなげで愛らしくて、おっとりマイペースなあなたが
    今も大好きだし、これからもずっと愛おしき仲間で
    いてください。君がお腹の膨らんだお母さんになっても
    顔にシワがよった、おばちゃんになっても、背骨が
    捻じ曲がった、姿勢の低いおばあちゃんになっても、ずっとずっと
    大切でかけがえのない人なんです。
    その事実に嘘偽りなどは微塵も無いと思うね。
    あなたに出会えてホント良かった。
    これも絵があったから高校を卒業して大分刻が経過した後
    巡り巡って再会する事が出来たんだ。
    素晴らしき出会いに感謝しないとな。

    もう当分あなたの姿が見れないと考えると
    無性に寂しくて悲しくて切なくなってさ、また目が
    赤く腫れ上がるまで泣き通してしまった、昨日。
    今日の朝食では、いつも目覚ましの役割を果たしてくれる珈琲が
    とても息苦しくて、珈琲の渦ん中に
    溺れて飲み込まれそうだったなぁ..。ああ..気持ちが
    グラグラ動揺し、取り乱してしまいスイマセン。
    あれから大分持ち直して落ち着いてきました。友人に
    電話していろいろと毎度ながら愚痴をいいつつ
    いつの間にか笑い話にトークが摩り替わり、
    なんだかいつもどおりのテンションにバロメーターが
    戻ってきて、それが良いんだか、悪いんだか。

    優しくて思いやりの篭った一つ一つの言葉や仕草に
    いつも助けられて、その度に大好きな気持ちが
    膨張していったんだ。人間味に溢れているあなたから
    買った作品。木馬に乗った双子猫の粘土のオブジェ。
    今も部屋にずっと大事に大事に飾りつけてるよ。
    苦しい事だとか理不尽な事象に遭遇して
    目一杯落ち込んだ時、ふと眺めるとさ、邪念の無いおっとりとした
    柔らかに微笑む猫達に少しだけだけど、ささくれてギスギスした
    気持ちが緩和されるんだ。
    僕は、素朴で暖かさに満ち溢れて、見た人が晴れ晴れと
    元気になってもらえる、プラスエネルギーを
    見る側へとたくさん解き放てる絵を描きたいと思っている。
    何より自分自身がそれを通して救済されるパワーが
    作品に宿っていると頑なに信じているんだ。

    それぞれが元気な姿で、今居る場所が幸せなんだよーと
    お互い心底言い合える、その時までしばしのさよならだね。
    また近況ブログに書くから、時たま覗いてください。
    あなたと間接的にでも魂が触れ合える、それだけで
    僕は幸せだし君は僕にとって今も昔もこれからも
    かけがえ無い溢れんばかりの素敵な人です。

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  • 関西14時間ギャラリー紀行ラリ〜

    2009/09/12

    活動記録

    今回は所要をいろいろ兼ねての巡礼紀行だったので
    骨濃密度が普段の1.5倍はあったかとー笑

    まずは月夜と少年に鳥屋の企画作品を搬入。
    作品を預かっていただいた後、ここで11月にする
    個展フライヤー出来たのを渡して、いろいろと
    アドバイスをしていただく。何気に良かっただけで
    終わる展覧会で終止するのでは無く、見た後に
    今まで、その鑑賞者には無かった視点が立ち表れて
    くれる様な、今より広がりのある世界を
    提示出来る様な展覧会を構築出来れば良いなぁ、うん。

    その後、グループ展の鳥屋DMを追加でもらい
    フルスロットル行脚開幕〜。

    ギャラリーメゾン
    常設展示。宇野アキラの生原画を初観覧。
    来週から日本人ボローニャ入選作家の展示があるそうな。

    ギャラリーT
    本町行った時に、毎回立ち寄るので
    顔をどうやら覚えていただいて、フライヤーを
    すんなり渡す事に成功ー!

    Den.58
    食の大地で息を潜める動物画、奥底に
    眠る本能を燻らしてくれる感じだ。

    AD&A
    オタクの願望をストーリーになぞらえて
    刻々と変貌させた脂っこい作品でした。

    心斎橋へ
    交流プラザ
    ピースサマー以降、アーティストの
    展示公開会場として開放しだしたんだろうか!?
    ライブハウスで描かれてそうな、音に身を委ねて
    インスパイヤされた、グラフィカルで
    ペインティング要素の強い作品達。

    ギャラリーセロ
    椎木さんの展覧会。
    厚みたっぷっりに塗り込められた
    ずしりとボディーに着実に鳴り響く様な存在感あるマチェール。
    静寂の中から鋭利な
    足音を立てて鑑賞者へと迫りくる引き締まった
    世界観に目を奪われ、しばし立ちすくむ。

    アートハウス
    芸能人のキャラクターが、しりとりに
    なって繋がっていってるらしいんだけど
    最初のパフュームの次のむで
    さっそく分からんくて断念ー。

    パライソ
    雑貨屋みたいなノリでゴチャゴチャと空間に
    作品が騒がしくレイアウトされており、いまひとつでした。

    四ツ橋線に乗り東梅田から歩いて天満へ
    ギャラリー菊
    ありきたりでベタベタな風景画が
    寄り集まった展示会にぐったりだな。
    的外れOB達の棺おけに片足が入った様な
    鋭気が感じられない展示会でした。

    エッジ
    今回は、美術の世界で現在旬なメジャー作家達をピックアップ。
    イラストレーションや
    イムラアートなんかで作品をお見かけした事がありますね。


    二階のグループ展がオススメ
    特にシュールで異次元のパラレル世界ボックスにベクトルが存在し
    息づいてそうな
    生き物の作品が良かったです。

    WKS
    暗がりが落とされた中で、オーナーと作家さんが
    なにやら楽しげに語らっておりました。

    ワンプラス
    向日葵畑の森に立ち尽くす夏女の姿が
    生命感一杯に、こちら側へと弾け飛んでくる感じだ。

    パラボラ
    中崎アートフェスタの事で打ち合わせに伺う。
    大まかな展示の事やディスプレイの事など
    ほぼまとまって、後は展示に備えるのみ!
    よつばに似た感じのレトロで時間の刻が
    のんびりゆらゆらと漂う空間が
    なんともいえないトリップ感を与えてくれるなぁ〜。

    中崎アートフェスティバル秋祭り
    川瀬大樹個展|9.58エキシビジョン|
    カフェ.パラボラ幸せのたね
    10.31〜11.3の四日間展覧会開催
    いくつかの中崎にある
    カフェギャラリーで作家とカフェ側が提携して
    行われる中崎町の年に一度あるアート行事です。
    また詳しい告知は後日いたします。

    イトヘンとイロリ、かのこ、ソーホー、亜蛮人へ行った後
    日本橋にある輪音へと初上陸。
    ここで方向音痴が仇となり開店一時間前に周辺つくも
    迷いに迷ってしまい..「笑」メモ用紙に記載した
    番号に電話して輪音の代表者さんにTELする事に。
    出張中で関西県外出かけてるとの事で
    とりあえず黒潮市場の人に業務スーパーを
    尋ねる様にとの事。薬局のおばちゃんに聞いて
    やっとこさ、辿りつき、少し待ってたら
    金曜店主の人らしき人がお見えになり
    鍵を開放して貰い、輪音無事上陸〜。

    あーネ君の楽しさ一杯にさらりと
    描かれたキャラクター達が、所狭しの店内そこらかしこに
    並べられてるのを目で追いかけ満喫した後、
    店主さんと二時間近く
    ずっとしゃべくっておりました♪
    結局この日、来館したのは僕だけみたいだって。
    なので店主さんとマンツーマンで絵の事だとか
    コアで深味があり恥ずかしいお話など、開店から
    閉館まで、ずっとしゃべくり通してましたとさ

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  • 月に鳥屋展覧会

    2009/09/10

    お知らせ

    2009.09.20 (sun) - 2009.09.26 (sat)
    開催場所|ギャラリー月夜と少年
    「月」をテーマにした夜だけの展覧会
    http://mumble-mumble.com/tsukiyo/access.html

    *[ 月に鳥屋 ]会期中は、お月見にちなみ、
    営業時間が16:00 ~ 22:00となります。
    通常の営業時間とは異なりますのでご注意下さい。

    参加作家:
    青地大輔, 東好美, 天岸藍子, 岩瀬由香, 内田京介, 大久保淳子, 奥平アンリ, 川瀬大樹, 小西紗生, 榊和也, 308, 谷口良, 西絢香, ぽつり, 村上大樹

    *と‐や【▽鳥屋/×塒】
    1 鳥を飼っておく小屋。鳥小屋。
    2 ツグミなどの小鳥狩りの際、わなを仕掛けて待つために山中や谷間に設けた小屋。
    3 タカの羽が夏の末ごろから抜けて、冬までに生えかわること。その時機に、1にこもるところからいう。
    4 歌舞伎劇場で、花道の揚げ幕の内部にある小部屋。花道への出入りの際の控え所。狭くて1に似ていたのでいう。

    ▼ お月見音楽会
    2009.09.23 (wed)
    start : 18:00頃
    music charge : 1,000yen
    guest : 宗田佑介
    food : 吉田カリー

    *音楽会当日は、18:00以降展覧会のみの
    鑑賞は出来ませんのでご注意下さいom/tsukiyo/index.html

    ↑の上記はコピペの紹介文でございます。というわけで
    20日から月を題材にした展覧会が風流満開な
    秋の星空の下、つつましやかに開幕いたしますので
    月見がてら足を運んでいただければ、幸いかと

    なので京都にフライヤーを設置してきました。
    ギャラリーすずき、はねうさぎ、アートスペース虹、
    同時代、射手座などに置いてあります。
    夏期休み明けだったせいか、展示の方はいまひとつ
    ぐっと滲み出てくるモノが少なかったですかね。
    ギャラリーすずきは良かったですよ、とても。
    宗教的な洗礼された感じの、つつましやかな空気感と軽やかに
    配置されたメルヘン風味モチーフが
    想像力に刺激の種を与えてくれ、良い体温に浸れます。

    京都高島屋で開催中の熊田千佳慕展を鑑賞。
    今月21日迄、高島屋7階展示会場で開催。
    これがクリティカルな脳天直撃ヒットでして♪
    ギャラリー巡りが、萎びたお葬式みたいで
    テンションだだ下がり気味だったのですが、ここで
    ググッと気持ちがヒートアップしてきまして〜。細密な筆致で
    描かれた昆虫や植物、動物達。けれど、ただ単に綺麗に
    描写されてるだけじゃなく、生物の優しげな憂い、
    生き生きとしたモーション、見惚れる様な動作の一場面、
    ふくよかで愛らしい雰囲気などが満ち満ちておりました。
    この人は生き物を心底敬愛していて、それが
    正直すぎるくらい画面全体を浮き彫りにしておるのですよ。
    それが見ていて、こちら側へと和やかで緩やかな
    波となって伝達してくるんです。
    リアルでパリっと引き締まった描写で
    描かれたミツバチ。それにふんわかした花の帽子や救急箱を
    足に引っ掛けて運んでいるマッチングしたギャップが
    なんとも言えない、かわいさを演出しているんだなぁ..。
    実物の昆虫よりも、大幅に大きく拡大して表現されてますが
    大きく見せる事で普段見えない細胞組織や皮膚表情に
    今まで見逃していた、新たな一面を
    見い出せるのも魅力の一つだと思います。

    そんなこんなで京都市図書館駐輪場まで急ぎ足で戻りつつ
    4時過ぎにルーブルダンジョンへ強行突入ー。
    昼辺りに来た時点では、待ち時間60分待ちでして、
    これは無理だなと、先にギャラリー巡りだとか高島屋へ
    順路を変えた訳なのです。
    http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/
    4時を廻ると待ち時間はさすがにありませんでしたが、
    中は蒸し風呂サウナ状態、人だらけでキュウキュウの
    おしくら饅頭末期症状になっておりました。
    入って少し足を運んだ所に、今回パンフレットのメインに
    なっている、フェルメールの編み物をしている
    女の人が飾りつけられておりまして。
    これが意外と小さなサムホールくらいの
    サイズであったのは、びっくらでした。写真からは
    大きな等身大のイメージを想像していたので。
    しかも厳重にF20サイズくらいの額に深々と
    過保護に入れられていて、その周りに立体ガラスが
    絵にスッポリ覆いかぶさるが如く、囲い閉められて
    おりました。後ろにいた人がポツリと言ってはって
    「ルーブルで見た時はこんな大それた額は
    付いてなかったけどなぁ..」ってぼやいてましたよ..。
    ルーベンスの裸体群像は、身体から神々しいオーラを
    絵画空間の外側に向け、高らかに解き放ち放出しておりました。
    閉館間際最後まで、人でぎっしり埋まり
    どの絵も占領されてたので、
    近寄ってじっくり見るというよりは
    遠目で小走りなスタスタと見渡していく感じに近かったです。

    10月は天保山にクリムト、シーレなどのウィーン世紀末展が
    あるみたいなので、今から楽しみでございますー。

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  • 名古屋タツコン2009開幕中+新作完成〜

    2009/09/08

    お知らせ

    新作アラクレモンキーズパーク、荒くれ大猿王者、
    俊敏なフットワークで立ち回る、
    足長バシリスクスパイダーに
    まさかの悪戦苦闘を強いられる〜が完成いたしました!

    告知が大分遅れましたが名古屋でタツコン2009たる
    アートバトルに先週の土曜から参加してます〜。
    会期中無休26日「土曜」までなので
    東海地方まで、シャチホコ行脚するついでに龍屋へと
    ご来訪していただき、清き一票を無党派層の僕に
    入れていただければ、この上なく幸いかと
    http://t2y.petit.cc/banana/

    いやぁ..今回もなんとか仕上げて、次へと
    命からがら繋いでいける感じです。描いた直後は
    ホントそんな風に率直に思うかな。
    何十年先もどうか、どんな形でも良いので絵を描ける環境と
    描く時の初期衝動が持続してゆきますように。

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  • 気で入魂、押し切る感じで

    毎度、画面に向かう時はおっくうで憂鬱だ。
    しんどくてなかなかアトリエに足を踏み込めない。
    筆を持てば覚悟が決まり、そこからやっと
    スタートを切れる感じだ。毎回泣き言を心の淵で
    つぶやきながら、グツグツと製作。
    毎回折れてへちゃぎそうな峠が目の前に姿を
    表わしてくる。ぐっとこらえながら、吐きそうな気分で
    まだかまだかと筆を立ち回らせる。しんどくて
    あと一歩で仕上がりそうな、その一歩が果てしなく
    長いんだなぁ。峠を越えて心地よい気分で画面を
    動かせる頃には何時間も後になってからの事。
    身体が疲労で覆われ、ヘトヘトになりながら
    スタミナを切り崩して毎日が終わってゆく。
    けれど終わった後は格闘出来て良かったと、心底思えるから
    これまでずっと続けてこれたんじゃないかな。
    焦らず長いサイクルで画面とじっくら向き合える気構えが僕には必要なんだ。

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  • アート作品の価格設定

    せいぜい大きなサイズ、F50号でも10万円くらいまでやな。
    それ以上値を付けるつもりは現時点の自分には無いんだ。
    セカンダリーだとか所属ギャラリーについてたりすれば、
    また話は変わってくるのだろうけど。

    自分自身で値段設定を決定打出来る内は
    買っていただきやすい値で設定する事を念頭に置いて
    プライスを決めてゆこうと思う。

    普通の人が財布から何十万も出せないし
    何より、万単位でも選択に思い悩むと思うよ。
    生活が潤った上での芸術だからね。
    だからと言って原価まんまで売るのも安く売りすぎだと思うから
    作家の魂を含めた価格で提示しないとね。
    高すぎず安すぎずのピンホールな間で、が理想的だな。

    作品を買って貰うメリットについて考えてみた。
    個展や企画とかの展示では、お金を作家側が基本的には払って
    場所を借り、展示してるわけじゃない?ギャラリー空間って
    ごく限られた時間軸だけの、仮設展示場でしかないわけで..。

    作品を購入していただけると言う行為は
    自分の描いたアート作品を見終わった今後にも、価値を見出し
    社会的に必要としてもらえるという事だと思う。
    お金の代価を頂いた上、購入後、ずっと長い時間、飾り付けられる
    空間が用意されている、なんとも有難くて、この上無い話ではないか。

    売れ残った展示作品の末路は、薄暗い押入れの中に
    帰還するのが定めなのだ。次に発表で出陣出来るかどうかは未確定な訳で。
    どうせ朽ち果てるなら、誰にも目に触れない日の当たらない
    スペースではなく、多くの第三者に見て嗜んでいただき
    何かしら、心の振り子に振動を与えながら、作品の寿命を
    まっとうさせてやりたいモノだ。
    展示後も役割を担える活躍の場、それを提供出来る様
    アプローチをいろんな角度からかけてゆくのも
    アーティストの重要な任務なのではないだろうか?

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  • 四年前に描いた甘酸っぱい作品と思い出

    2009/09/04

    活動記録

    部屋の片隅から四年前の
    甘酸っぱく青林檎な作品ちゃん↑が偶然出てきまして..「苦笑」

    この頃は、たしか初個展をホワイトキューブ京都で
    開催したんだったかな。
    24才の若かりしあの頃、表現とはなんぞや!!、と
    目一杯試行錯誤していた時期だったかな。
    この頃のモチーフ比率は動物画7に対し人物3くらいの
    割合で描いてたと思う。僕が描く人物って
    宇宙人やったり、小人だとか、自分自身だったりと
    ちと浮世場離れした人らが画面の中に登場していた様に思います。

    この2005年の夏は個展前後に
    京都西院神社で、
    しょんぼりすぎる、アートフェスタに参加しまして笑
    熱い炎天下で鼻や額から汗が諾々と、こぼれ落ちてきて、
    敷物にカード並べ販売してたんだよなぁ。
    始めにおばさん風味の人が3枚ほどポストカード買って
    くれてその後、全然すぎて、途中で腹立たしい
    気分になり、切り上げて帰ったんじゃなかったかな「笑」
    アートイベントって企画倒れなのってホント、スカやから
    気を付けないと..と、何度かエントリーして
    思いしらされましたよ。神戸の新開地アートフェスタも
    一日目、一枚ポストカード
    売り上げただけで、むかついて
    二日目ボイコットしたんだっけかね
    神戸までの運賃も馬鹿にならないし仕方無かったのだ。

    今思えば、四年前はイバラード「井上直久」の影響でホルべインの
    アクリルオンリーだったけど、いろいろと試作しながら
    雑食的に現在は組み合わせて使っております。
    マットで前へと、ぎらついて押し出るとこはガッシュで、
    滑らかで柔らかな色合いはリキテックスでなど、
    用途用途において、使い勝手の良いメーカーの
    絵の具を自然と身体が選び取ってゆく様になった感じだ。
    始めは12色セットで揃えてスタートしていたんだけど
    そこから自分の好みや属性にあった色を
    買い揃え、そうで無い絵の具は買う事が
    無くなってきた様に思う。ホルべインでは、今も
    オリエンタルグリーン、バーントシェンナー、
    コンポーズブルー№1を愛用している。ホワイトは
    リキテックスのチタニュウムホワイトが主に。
    ブラックはリキテックスのマーズブラックを使用。
    アクリルガッシュではパーマネントイエロー
    オレンジのファンキーで大地の匂いが聞こえてきそうな
    黄土色がたまらなく好きなんだな、うん。

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  • だまし絵展+イタリアボローニャ原画展鑑賞に

    2009/09/03

    活動記録

    だまし絵展、朝一で行って参りました、拝観に!!
    開店当初だったにも関わらず、人が、わんさかと
    会場内を徘徊しておりまして..笑
    この展覧会は、だまし絵に、どの作品もなって
    おりまして。要は絵の中に、仕掛けやトリックが
    隠されているのです。何気に見える風景も
    横から覗き込めばトランプカードの人物に見えたりと。
    http://www.artm.pref.hyogo.jp/news/index.html#47

    今回は、ちと特殊な空気に会場が包まれておりました。
    集客の多い展覧会でも、普通、
    笑い声とか驚きの叫び..までは聞こえてきませんよね。
    しかし、今回の企画展は、いたる所から
    鑑賞者のざわめき声が、ちらほら木霊してきまして。
    絵の中に秘められた謎を発見した時に、わーーーっと
    歓喜したり、お互いが教え合って意味を解読したりと
    鑑賞者と作品が相互的なコミュニケーションを図りながら
    展覧会、形成されている様な感じでした。

    いやぁ、楽しかったですよ、すごく〜。
    なんていうんでしょうか、
    テーマパークやアトラクションに来ている気分に
    近かったですけどね。後半の現代絵師が描いた
    トリック達は、さすが現代に作られたというだけあって
    一筋縄では行きません!!凹凸と遠近法を駆使して
    作られたトリックはホント驚愕でした。ベネチィアの
    海上に建てられた建物。それが映像みたく動くんですよ〜〜。
    鑑賞者が動けば右に画像が揺らめいたり、左へと移動すれば
    そちらへと景色が流れ動いたりと..。
    なんとも不思議な気分でしたよなぁ。
    視点をピタリと止めると、それまで躍動していた
    風景が静止して、いくつかの立体に構成された
    キャンバスが平面的に見えた空間から前方へと
    浮き出てくる..というカラクリになっております。

    ホンモノそっくりに描かれた静物画に剥がれ落ちた
    キャンバス跡が見えたり、ガラスで割れた様に
    見せたホンモノの様な世界にまっかな嘘が隠れていたりと。

    そんなこんなで探り探りしながら問いかけてゆく内に
    一時間半以上が経過しておりました。ちなみにボルトの
    魚で覆われた顔と果物で作られたフェイスのだまし絵は
    館内入ってすぐのとこに飾られておりますー。真珠がそのまま
    耳パーツになっていて、なんとも洒落っ気のある感じでしたな。

    そんなこんなで兵庫県立を後にし、阪神電車乗って
    ボローニャ絵本絵画展へ。http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/
    この展覧会、今年一番のクリティカルな当たりでして!!
    ホント去年もそうだったけど、この展覧会は
    胸がトキメイテ、恋焦がれる感じなのですよー笑笑
    終始、心の中でかわいい、かわゆい..を何十回
    連呼したことか〜「苦笑」童話の世界に身を委ねて
    あたかも、そこに実在しているかの如くファンタジーやメルヘンに
    どっぷりと入り浸る。
    そうなんだ!、僕はこんな世界が
    眼前に立ち現れてほしかったんだ!!っと
    思える様な作家さん達の作品と数多く巡り合う事が出来ました。
    絵の持つイメージスープが織り成す
    味わい深き空気感に脳内がグラグラと揺さぶられ、とろけ、
    悦に浸っている自分がそこにおりました。ずっとここの展示場に
    居座りたい様な、そんな極楽小宇宙へと二時間以上
    フワフワと浮遊しながら、
    波打ち、漂っている、そんな感じでしたね、うん。

    図録もこのボローニャは出来が最強に素晴らし良くて分厚く
    ぎっしりと全ての作品が収録されてるのは勿論の事。
    ページ一つ一つのレイアウトが均等な作りに
    なっているとこがすごく良心的だと思うんです。
    展覧会の図録を買ったら、自分が気に入った作品小さく
    掲載されていて、あんまり興味湧かないのが
    デカデカと掲載されてるって経験ありますよね?
    けれど、ボローニャは一人一人の作家の作品をそれに
    見合ったレイアウトで一ページ一ページ大きく
    見やすい刷り具合で平等に掲載されているのです。

    この展覧会で心底惚れ込んで大ファンになった作家さんが
    たくさんいましたが、日本人で物凄く良い画を
    見せてくれるなぁーーって絵描きさんが数多くおられたの、
    同じ日本人として誇らしく嬉しい限りですねぇ。

    なんだかんだで、だまし絵とボローニャの二つに
    満足してしまい最後の京都駅ビル展示は、燃え尽きた
    感じであんま、きちんと見れておりません..。
    http://www.wjr-isetan.co.jp/Kyoto/
    美術館の量質多い展示は、ハシゴして一日二件が
    集中力の限界だなぁ..と
    まざまざと実感いたしましたとさ。

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  • 高級ホテルギャラリーハイアットにて

    2009/09/02

    お知らせ

    http://moonstruck.in/top.html
    ハイアットギャラリーのブログでピースサマー作品一覧を
    大きく掲載していただいております!
    なんだかんだで一週間はあっという間で短い感じ
    ですよねぇ、うん、うん。今回の展示を、きっかけに
    高級ホテルハイアットに足を運べたのは大変貴重な
    経験でした。あんな高いホテル、多分一生宿泊する事無いから、
    内部潜入する事自体が重宝な経験でして「笑」
    せっかくだから、記念にハイアットバイキングを
    食したかったのですが、予約制で、すでに大人気満杯だとかー。

    秋は、良い展覧会が目白押しですねー。ギャラリーの方も
    見ておきたい作家個展が今週から次々と
    ラインナップ〜。はたまた一日乗車券を買って
    ギャラリー20箇所巡礼に繰り出すっきゃありませんっ!

    とりあえずオススメ美術館の展示を二つほど紹介

    http://www9.ocn.ne.jp/~otanimus/
    イタリアボローニャ絵本原画展が
    西宮市大谷記念美術館で開催中。
    今月27日まで..なんだけど、ホームページ見たら
    新型インフルエンザの影響で
    休館も含め、イベント中止する事もありうると..。
    少し前に兵庫県立へ5月に行った時、インフルエンザの影響で
    金曜臨時休館になってて酷い仕打ちにあった経験実際あるからなぁ笑

    もう一つは兵庫県立美術館で開催中の
    だまし絵、アルチンボルドからマグリット、ダリ、
    エッシャーへ展が開催中。こちらはチケット売り場、長蛇の列で
    かなり並ばなくては行けないみたいなんで、前売り券を
    買っておく方がスムーズに館内へ突入出来るかと。
    野菜のブロッコリーやトウモロコシ、トマトなんかが
    合わさって、人面顔へと変貌するボルトの騙し絵、
    一度とくと生で拝観いたしたいモノです。
    http://www.artm.pref.hyogo.jp/news/index.html#47

    あと一つは自分が出展する企画展の告知なのですが
    タツコン2009という名古屋龍屋ギャラリーで開催
    される企画展に参戦いたす予定です!こちらは
    コロシアムなアートバトルなんで、期間中人気高かった
    作家に個展の権利だとかクリエイターズマーケットブースの
    無料出場資格が頂けるとかとか☆なんとしても
    輝かしい一等星の王冠と、チャンピオンベルトを
    身に纏って、大阪の街を縦横無尽に威風堂々と
    プラチナムオーラを瞬かせて闊歩したいものですね笑笑
    9.5「土」〜26「土」ギャラリー龍屋 タツコン2009
    会期中無休 11時から7時迄
    http://t2y.petit.cc/banana/

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