トレパネーションなホムンクルスに熱狂いたす!
2011/03/31
今更ながら、ホムンクルスにはまっております!
ブックオフで1〜7巻まで購入して、一気に読みふける。
頭蓋骨に穴を開ける行為をトレパネーションと言って
術後、眠っていた第六感が覚醒するのだ。海外では法的に合法で
いくつかの事例が存在するらしい。
主人公の名越は、車ホームレスで元は金融系のコア的な
重要ポストを任されていた、いわゆる富裕層な身分。
現在はホームレスの住まう貧困エリア付近に車を駐車させて
そこで路上生活を日々営んでいる。
浮浪者の視点と富裕層の視点の両方を経験してきた、
この男の、ホムンクルスとしての物語が
一人の医大生との遭遇により突如始まる事となる。
トレパネーションを施された者達は世間で言う第六感的な
超能力を身に付けれる様になる可能性を多々秘めている。
名越が身につけた特殊能力は、ホムンクルスという能力でして。
人間の五感で経験し、蓄積された記憶の立体物が
純正のホムンクルスと呼称されるものでありまして。
現代ではホムンクルスは脳の中の小人という呼び名として使用されている。
この男の能力を簡潔に言ってしまえば、人々の
心の深層に沈んだ闇がビジュアルメタファーとして
立ち現れて見えるのである。人の身体が様々な形に
変形して各自の最も歪んだ形態が
如実と垣間見えてくるのだ。砂の形をした自身をマニュアル的に
合わせてしか行動取れない者や
ロボットに身を包まれし忌まわしき過去を封印しようとしてるモノなど。
これらの捻じ曲がった思考を浄化させるには無意識を
意識のレベルまで引き上げ、本人と向き合わせる事で
浄化させる事が可能なのだ。
深層心理の危うい動きをビジュアル通して、
ユーモラスで恐々しく描写されており、これからの続きが
待ち遠しい感じでございます!8巻以降は100円では買えそうに
ありませんが300円くらいまでなら買っちゃいそうです!
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