1万8000人の登録クリエイターからお気に入りの作家を検索することができます。
2014/12/06
ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた 教師ら「気持ち悪い」 40年続けたメーカーは苦渋の決断
感覚がだんだん漂白されていくような時代の流れが薄ら怖く感じるのだけれど、仕方がないことなのだろうか
あちこちで「不快なもの」が責められたり消されて、毒にも薬にもならないものに置き換えられていくのだけれど、そんな方々の多くは、不快な満員電車みたいなものは毎日黙って我慢できてしまうのだろうから、不快感で消すか耐えるかの線引きが複雑で面白い(人間でぎゅう詰めにしても平気なあの空間自体、公序良俗を損なっている!)。
蝶やカブトムシがジャポニカ学習帳の表紙から消えるのは寂しい。世の中にはちがう形やちがう色、ちがう生き方の生き物や人がたくさんいるんだよと、それらを排除してしまおうと考えず・・・とりあえずこれからは、虫にも満員電車にもほどほどに愛を持てる人になろうと思う。
スーツを着てぎゅう詰めの車内にいたあの人もこの人も、だれかにとっての息子だったり旦那さんだったり父親だったりで、きっとついさっきまで家でパジャマ着てボヤボヤしながら起きて急いでスーツに着替えてて・・・