飯塚悠太

画家

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東京都目黒区

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    Works 70

飯塚悠太

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飯塚悠太

画家

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  • ★足をたくさん描くことにした。つまさきからふとももまで描く。キャンバスを足の絵でぎゅうぎゅうに埋め尽くす

    ★バーゲンセールの看板を立てれば、足は押しかけたお客さんに変わり、KEEPOUTテープを張れば、足は事件現場に押しかけた野次馬にかわり、最後尾看板を描けば、足は行列にならんだお客さんにかわるだろう

    ★看板ひとつつけるだけで、名のない人が全員なにかに向かっているように見えてしまう。そういうことはよくある

    ★政治は大事だけれど、政治活動家さんは嫌い。あっちもそっちも、支持しなければ日本に悲劇が。と、自分は何もしてないくせに、神さまにでもなったような目線で布教してる

    ★人を所属しているまとまりで判断すると、大事なこと(おもしろいこと)を見落としてしまうから、気をつけなければいけないとも最近思った

    ★ひざの裏にできる2本の線がすき

    ★靴や靴下を履かせた足を描こうか。しかしそれを描くと、右足と左足のセットが固定されてしまう

    ★顔と人数はわからないけれど、とにかくたくさんいるのはわかる

    ★たぶんこの絵を展示するたび、あしもとをみられる

    ★時代の流れ、手や指をつかう場面はどんどん増えているのだけれど、足をつかう場面は逆にどんどん減ってゆく。

    ★橋本駅(神奈川)、で反対署名をよびかけている人を見かけるようになった。橋本駅にリニアモーターカーが通るらしい。

  • かく、つくる

    ◎誰かが作った市販キャンバスを買ってきて、誰かが作った絵具を塗ったものを自分の作品だと言い張る。現代の作品ほぼすべては既製品を組み合わせただけのレディメイドであると、デュシャンを絡めて書かれてるのを最近読んだ。


    ★市販のボールに選手がサインをしたものが喜ばれて価値をもつのは、希少価値があるから。すきな選手、すごい選手のサインだから。みるたびに選手を思い出せるから。

    ☆市販のボールに選手がサインをしたものが喜ばれて価値をもつのは、サインが達筆で美しいから。投げた時サインがあると回転がわかりやすいから。ほかのボールの中にまぎれた時に探しやすいから。なんて言う人はたぶんいない。


    ★板チョコを溶かして固めただけの「手作りチョコ」をもらうのがうれしいのは、愛を感じることができるから。くれたのが好きな人だったから。つくった女の子がすんごくかわいかったから。

    ☆板チョコを溶かして固めただけの「手作りチョコ」をもらうのがうれしいのは、チョコの色や形、食感が絶妙だったから。隠し味にこだわりを感じたから。バレンタインにチョコがもらえない状況を回避できたから。ちょうど甘いものが欲しかったから。なんて言う人はたぶんいない。


    ☆ちっぽけな使えないものに価値づけをし、そこにないかもしれない物語に踊らされる。人は弱くて妄想が激しく、よく騙されやすい生き物だ。

    ★市販品の組み合わせ。そんなちっぽけなものからでも物語を感じて喜べたり、紙幣やサインボールのようなものの価値を信じることができるのは、人間唯一無二の特性。英知であり、愛である。

  • 雑踏、人混み

    ★「雑踏、人混み」
    ○(自分の)アイデンティティがうすれること、なにかに同化する寂しさとして用いられる
    人混みに流されて変わってゆく私を云々

    ○(自分以外の誰かが)なにかに同化してまぎれる寂しさとして用いられる
    たいていむなしい人探しや、ないものねだりで結末を迎える。
    雑踏(人混み)の中きみの面影探したとか、きみってなんか変わってしまったね云々

    ○(自分が)流れに同化できず、はじかれるむなしさを嘆く形で用いられる
    人混みにまぎれてふらふら歩いてたら舌打ちされたとかはじかれてへこんだという描写

    ○自分はあいつらに同化するものかと、敵対する対象として用いられる

    ○完全に背景、環境扱い。モブのなかに輝くひとつのなにか みたいな引き立て役として用いられる
    人混みのなか運命的に出会ったとか、昼間の雑踏がうそみたいとか、人混みで背伸びして手ふってああいたねとか

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