飯塚悠太

画家

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東京都目黒区

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飯塚悠太

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飯塚悠太

画家

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  • 無数の絵の中にある自分の絵

     数多くの絵の中に並んでいる自分の描いた絵をアート系SNSや公募展会場の中でみると、他人からみたらそれは多数の絵の中の一枚でしかないんだと考えると、自分もクリエイティブなスタイルの中に溶け込めている!と喜ぶ一方で、スタイルでくくらないでくれ、俺は俺なんだと言いたい気持ちになります。

     

     でも

     

     作家の絵は世界に一枚しかないものだから尊いと言われたなら、絵は誰でも描けるものだし、誰が描いても尊いと言うならそれらは結局平凡なものだと考えます。一度きりの特別な人生だから。という言葉を聞けば、二度人生のある人がいないなら、そんなの特別と言えるかなあと冗談半分で考えます。

     

     「星の王子様」に出てくる王子さまは、「自分の星に咲いていたわがままなバラは、自分で世話をして、自分で面倒をみたバラだから、きみたち全部より大切だ」と、地球に咲くたくさんの綺麗なバラに言い放っていました。確かそうだったと思います。

     

     僕は残念なことに、自分のものが他の誰かにとっても特別であってほしいと、どこかですこし願っています。


     本屋に並ぶ本、タワレコに並ぶCD、ドラマ、映画、あんなに大量に売られている中で、ヒットするものとそうでないものがちゃんと分かれてくるのが本当に不思議です。誰がすべてを鑑賞し、全ての善し悪しを見分けることができるんでしょうか。自分の気づかないどこかで常になにかがブームになっていて、それが延々塗り替えられていることも不思議です。

     

    こんなことが最近また、頭の中を行ったり来たりします。

     

     

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