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2010/01/15
「テレパシーは触覚である。」
これは、有名なUFOコンタクティ、ジョージ・アダムスキのお言葉。
ここを読んだとき、はっとしました。
テレパシーというと、物理的手段を介さずに思念を届けられる超能力……
なので、なんとなく、離れたところでも電話も無線もなしに通信できる便利な能力……と、思っていた。
ところが、彼によると、テレパシーは、接触、コンタクトの感覚なんだそうで。
なるほど……と思っちゃいました。
「懸かってくる」といいます。
『君が、どんな人物であるのか。それは、君が、なにに懸かられているかをみればわかる。』
アンドレ・ブルトンの『ナジャ』に、こんな文章があったと思います。
能では、シテ方に、亡霊や生霊が「懸かってくる」ことが多いけれど……舞台を見ていますと、ときどき本当に「懸かっている」と感じることがある。
日常普通にも、これは見られることで……たとえば、仲が良い恋人さんたちが街を歩いている様子を見ると……「互いに互いが、懸かっている」と感じられることもある。
第2身体を考えるとき、この「懸かっている」ということは、おそらくキモになることなんではないかと思います。
道端に停めてある車……それが、突然ブレーキランプが点灯してエンジンがかかり、方向指示灯が点滅して動き出す。
車は人に「懸かられた。」
人は車のことを第2身体と思っているかもしれないが……外側からみるとそれは逆転していて、人が車の第2身体として懸かり、車を動かす……
人が車の中に入っちゃうと、車が動いているみたいで不気味……
そういう意味で、オープンカーは、人がちゃんと見える分、健全ですね。
人は、他人の第2身体となってしまうこともある。
オーケストラの指揮者なんかだと、百人くらいの人にいっぺんに「懸かる」必要があるので大変。
軍隊の指揮官なんかでも、そうでしょう。
馬に乗る人は、人馬一体。
どちらがどちらの第2身体なのか……
ケンタウルスの図像を見ていると、そんな感じもします。
バイクに乗る人を、ケンタウルス風に描いたら、さまになるのかな?
私は、乗ったことがないからわかりませんが……
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2010/01/14
第1.5身体
第1身体と第2身体の境界領域。
ここには、爪や体毛、角質層なんかが入ってきます。
内臓系では粘膜なんかもそうなのかな?
神経が通っていないから、ちょん切られても痛くありません。
でも、あるとないではかなり違います。
爪も不思議だけど、体毛も不思議ですね。
獣ではほぼ全身にはえる体毛が、人間では局所的です。
髪の毛もアンダーヘアも、そして成人男ではヒゲなんかも、物理的であると同時に精神にも大きな影響を持っています。
マニュキアやったりネイル・アートに凝る人にとっては、爪も精神的ギアになる。
粘膜なんかだと、かなり物理的に、細菌やウィルスとの攻防戦が行われる場所です。
性感帯の粘膜は、精神にも大きな影響を持ってますし……。
お化粧なんかも、実はかなりこの境界領域に入ると思う。
整形なんかになると、相当程度第1身体に食いこんできますし。
下着なんかは、分類的には第2身体だけれど、実は、この境界領域と考えた方がいい場合が多い。
昔の日本人男性はふんどしでしたが、ああいう食いこみ型下着は、もろに第1.5身体になると思う。
女性のTバックなんかもそうですね。
ラテン系の国では、Tバックのことを「タンガ」と呼ぶとききましたが……
この言葉は、元はラテン語のtangere「接触する」というところからきていると思う。
「さわる下着」で、まさにピッタリのネーミングです。
noli me tangere.我に触れるなかれ。
イエス・キリストの復活した姿を最初に見たのは、マグダラのマリア。
墓の前に立つイエスに触れようとした瞬間、このお言葉。
マリアは、既に人の子ではないイエスの境界領域に入ろうとした。
SFなんかでよく出てくる「なんとかバリア」も、やっぱりこの第1.5身体になると思う。
スター・ウォーズなんかでは、「フォース」といってますが、これは正確にいうと「フォース・フィールド」、力場のことなのでしょう。
剣道なんかやっている人には、果し合いのたびに実感されるこの不思議な第1.5身体の場。
フォース・フィールドは、物質的なものではないので、その到達距離は無限大にもなる。
作家の埴谷雄高は、「念速」でしたか、人の思念の速さは光速をはるかに上回り……私がアンドロメダ星雲のことを考えたとたん、私の思念はアンドロメダに届く、といいました。
思念も第1.5身体だとしたら……
宇宙って、不思議ですね。
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2010/01/13
昔、オカルト本に、おかしなことが書いてありました。
超能力を持った祈祷師がいて、死んだ人の霊を呼び寄せるのだとか。
その人の場合、お得意さんは、息子や旦那さんを戦争で亡くした遺族。
南方戦線なんかで戦死して……死んだときの状況もわからない。遺族にとっては、ぜひとも知りたい。
で、祈祷師が人形をもってきます。
その人形を前に祈ると、人形がむっくりと……
起きあがって走り出し、突然ばったり倒れる。
「ああ、息子はこんなふうにして死んだんだ……」
遺族の方々は、心から納得して胸のつかえがすうーっとなくなる。
ということなのだそうです。
この話を読んで、思いました。
この祈祷師さん、死んだ人を再生できるんじゃ?
人形に、霊を入れて動かせるんだったら……
死んだばかりの人の前で祈れば、死体に霊が入ってやっぱり動くはず。
人形も死体も、モノには変わりがない。
とすれば……
こういう場合、それを「生き返った」といえるんだろうか??
肉体は自分の肉体だし、霊も自分の霊だし。
自分の霊が自分の肉体に入って自分の肉体を動かす。
これって、生きているときとどう違うんだろう……
第2身体は、けっこうわかりやすいですよね。
車を停めて、車から出る。
また車に乗って、走らせる。
明解です。
第1身体では、なぜ難しいのか……。
そもそも、第1身体に「乗る」って、どういうことなんだろう??
日々乗って、運転してるんですが……
わからないなあ……
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2010/01/12
第1身体は、モノの世界に属しているから、私にとっては「謎」です。
一応、思い通りには動くんだけれど……ときどき、だめです。
年をとると、この「だめ」が、けっこう増えてまいります……
ロボットのアシモくんなんかの動きを見ていると、ホント、だれか中に入っているみたいです。
でも、だれもいない……
アシモくんは、 第1身体のカタマリみたいなもの。
「ソフトが入っている」という言い方で、いいのかなあ……
映画『2001年宇宙の旅』のHAL。
彼の第1身体は、宇宙船ディスカバリー号そのものでした。
彼にとって、人間は、自分の第1身体に侵入してきた寄生虫みたいなもの??
今、地球上を覆っているネット。
この第1身体は、なんでしょう?
分散する無数の端末、そしてこんぐらかったケーブル……
全貌がだれにもわからないままに
よくわからない不思議な第1身体は、増殖し続けている……
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2010/01/11
旅行なんかに行くとします。
知らないところへ行って、知らないものを見て、知らないものを食べる。
海外なんかにいくと、知らない言葉を聞いたりする……
実感!……と思っちゃいます。
でも、まてよ……
と、ここで、大きな疑問。
どこに行っても、私は私の第1身体の中にいるではないか……
どこにいっても、私は、私の第1身体から出ることができない。
旅行といっても、ケージに閉じこめられて行ってるようなもんです。
さて、このケージから出たら……世の中、どんなふうに見えるもんなのでしょう。
アストラル・プロジェクション、幽体離脱はオカルトです。
あれって、抜け出しているように見えて、やっぱりひきずっていると思います。
あれでは、私は満足できないなあ……
裸眼……という言葉がある。
メガネもコンタクトも付けないで見る。
でも、眼球自体が、とっても精巧な光学装置だ。
裸視……ということになれば、この光学装置自体を外す必要があるのか……
そうすると、世界はどのように「見える」のでしょうか?
いやいや、実は、視覚は脳で構成されているんだ……
そうすると、脳も外す必要がある。
裸思……ということになるのでしょうか……
魂というものがあるとするなら、それも外す。
裸魂のその先?裸在??
そのとき、私はなにになるんだろう???
第1身体が世界に関係する以上、なにか、世界に対して責任があるのかもしれませんね。
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2010/01/10
透明人間は、どこから透明になるの?
以前、こんなことを考えました。
透明人間がなにかをたべるとします。
ぱくんと口にほうりこんでも、ほっぺたが透明だから、食べた物は見えているはず。
咀嚼しているうちに、透明になってくるんでしょうか……
それとも、胃に入っても見えている??
腸内で、腸壁から体内にとりこまれて、はじめて見えなくなるのか……
逆に、透明人間が身体から出すものはどうなのか……
どこから不透明になって見えてくるんでしょうかね……。
一般的に、第1身体の境界面は皮膚だと思われていますが……
実は、もう一つ境界面がある。
それは……消化器官の壁です。
人間の身体は、位相幾何学的にいうならドーナツだそうです。
ドーナツの穴にあたるのが、消化器官。
その内壁は、皮膚と連続していて、内と外の境界をつくっている。
人間の身体で、免疫機能が集中するのが、皮膚と消化管の内壁だそうで……
自分と、自分でないものを区別するのが免疫機構だというなら、それは当然かも。
人間の消化器官の内壁は、植物でいうと根の部分だといった人がいた。
なるほど……どちらも、そこから養分を体内に取りこむ。
どちらも光のささない暗い領域にある点も共通しています。
人間の腸の内壁を広げると、なんとテニスコート一面分の広さになるとか。
皮膚を広げてもそんなにならないから、実は、境界面としては、消化管の内壁の方がはるかにメインなのかもしれません。
皮膚の状態は、目で見てわかる。背中も、鏡を使えば見られます。
でも、消化管の内壁は、ふつうでは見られない。
皮膚が荒れてくると……消化管の内壁にもなんか異常があるともいわれます。
ドーナツのように、外側も穴のまわりもみんなひとつながりだから、そうなるのかも。
ときどきくるんと裏返れると、いいのかもしれませんが……
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2010/01/09
第1身体だからといって、全部自分のものであるわけではない。
一番それを感じるのは生殖器の部分で、これは、自分のためというよりは子々孫々、セルフィッシュ・ジーンのためのものであります。
身体の他の部分も、結局自分のものといいきれるところは、ない。
人が、モノを喰って、それが身体になっている以上……身体は、「別のモノ」から成り立っている。
一時期、自分のモノのような顔をしているけれど……すぐに崩壊・排泄されて、他者となる。
第1身体が養う癌細胞は、もうすでに他者。
何兆もの腸内細菌も、善玉悪玉含めてすべて他者。
じゃあ、健全な自分の細胞は、果たして自分のものなのだろうか……
第1身体を脱いだら、人は、何になるんだろう……
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2010/01/08
第1身体。ファースト・ボディ。
人の肉体のこと。
これに対し、第2身体とは、セカンド・ボディ、衣服やさまざまなギア、ときに乗り物なんかのこと。(モビルスーツもこれにはいる。宇宙船なんかも)
人は、おのれの第1身体を養い、これを喜ばせるために、ほとんどその一生を費やす。
第1身体を忘れられたら、どんなにかいろいろなことができるかしれない。
でも、だめ。
第1身体は、強力に迫ってくる。
第1身体があるから腹が減るし、寒かったり暑かったり……
第1身体の司令塔である脳は、これだけでエネルギーの25%を喰ってしまう。
しかも、純粋ブドウ糖でないと受けつけない……
東京大学の博物館には、夏目漱石の脳が保管されているときいた。
本人がもういない第1身体の、しかも脳だけ……
東京大学って……ちょっとオカルト??
お正月には、第1身体にしっかりと餅を喰わせた。
おせちも。お酒もたっぷり……
一年、もってくれよ……
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2010/01/04
あけましておめでとうございます。
ぼちぼち日記を書いてみようかと思います。
今日は、家族で「2012」を見てきました。
「ストーリーはないよ」ってきいてましたが……ホントにない!
……いや、しかし、エメリッヒさん、ホワイトハウスをぶっこわすの、好きなんですね……
今回の壊れ方は……見ていない方のために、秘密です。
過去のいろんな映画の引用(オマージュかな?)がいろいろ入っている点も楽しめる。
評判のSFXのすばらしさはいわずもがなで……
ストーリーがないにもかかわらず、2時間半?たっぷり楽しめます。
家族で見るお正月映画としては、おすすめの部類にはいるんじゃないでしょうか。
公開からだいぶたっちゃってるんで、小さなスクリーンに移されていたのがちょっと残念でした。
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