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2010/05/23
粘膜って……とても大事だと思います。
イネ科の花粉症で、粘膜という粘膜をやられてしまいました。
目が、鼻が、かゆい……くしゃみはなみずになみだに咳まで……。
粘膜、張り替えたい!
……粘膜は、肉体の最前線防衛基地かもしれません。
個が、個として分かれるところ……
個が、世界に対して立つ最前線……
……というおおげさなことをいわなくても
粘膜は、大事にしたいものです。
粘膜に愛を!(なんのこっちゃ?)
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2010/05/20
まねる……というのは、大切なことらしいです。
人間は、人間を「まねる」ことによって人間になる。
脳内に、ミラーニューロンというのがあって、なんでもまねちゃうそうです。
人間をまねれば人間になり……オオカミをまねればオオカミになる。
インドの「オオカミ少女」は、ついに人間に戻らなかった。
……ということになりますと……
「創造性」って、なんだろう。
完全オリジナルで、いままでだれも見たことのないもの……
そういうものは、おそらく「認識」すらされないでしょう。
デュシャンの「泉」は、展覧会場から排除されたそうですから、少なくとも認識はされた。
まあ、ぎりぎりの線だったのかもしれません。
もうちょっといくと、見ることさえできなかったかな?
「見えるもの」は、まあ安心ですね。
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2010/05/17
借金も能力のうち……といいますが、ホントかなあ……。
個人の借金は負債。
会社の借金も、やっぱり負債ですね。
でも、株式会社の「株」も、やっぱり借金のうちではなかろうか?
「社債」というのもあるし……よくわかりません。
日本の国債発行残高が何十兆円、何百兆円……といわれても、ピンときません。
ひとりあたま、何百万の借金といわれてもねえ。
だいたい、国債って、なんですか?
「国の借金」って説明するけれど、では、誰から借りてるのか……。
まあ、国債を買った人から、なんでしょうが。
赤字大国といわれる国にお金を貸す人がいるなんて……ちょっと信じられない。
国が潰れることはない……という前提なのでしょうが。
国を、株式会社にして、株を買ってもらう……というのはどうなんでしょうか。
総理大臣は社長。各大臣は部長……かな。
国会議員は株主代表ですね。
税金じゃなくて、国民はみんな国の株を買って株主になる。
国が儲かれば配当がもらえるから……いいシステムじゃないかなあ。
以上、経済オンチのひとりごとでした。
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2010/05/16
アメリカや日本が下降線でも、中国やインドはいいのでは?
……ということは、人類力全体では、やっぱり上昇じゃないの?
国が交代するだけで……
という考え方もできるけれど、微妙に違う……と思います。
アメリカや日本の上昇時代には、自分の国のことを最優先に考えたけれど、それでもそれと平行して、常に「人類」という考えがあったように思います。
70年万博のテーマ「人類の進歩と調和」が典型的にあらわしているように。
だけど、今は、中国やインドの人たちでさえ、「人類」という視野は持ちえないように思う。
むしろ、日本やアメリカの方が、「人類」という残像をひきずっているように思われます。
これは……夢見る力、未来力の低下にほかならないのでは。
昔は「未来」があった。
そして、それは、自分の未来、自分の国の未来であると同時に、「人類」の未来でもあった。
でも、今は、世界中で、この最後の項が、消えつつあるように思われます。
自分の未来も、自分の国の未来も、結局は「人類の未来」に左右される。
この認識を持てなくなった今……本来の意味での「未来力」というものは、もはや存在できない……そういう領域に、「人類」は入りつつあるように思えてなりません。
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2010/05/15
シャトル引退も間近とか。
アメリカは、「宇宙空白時代」に突入するようです。
オバマさんは「火星、行ったるで!」とのたまう。
でも、なんか白々しい気もします。
日本では、「人の命は地球より重い」から、有人はムリ。
だいたい、事業仕分けで、「なんで宇宙に行く必要があるんですか!」と……。
人類力……全体に、低下してきています。
後の歴史書に「人類のピークは20世紀」
と、書かれたりして。
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2010/05/14
宇宙開発が後退気味ですね。
お金がない……ということも、一つの理由なのでしょうが……
「人間力」自体が、今世紀に入って、ちょっと下降線を描きだしたような気がします。
中国やインドの元気もあるにはあるのですが……
人類全体、ということになると、どうなのかな?
「進歩」や「進化」にたいして
今は、無条件に信頼を置いてるのだろうか?
なにが、変わってきたのでしょう……。
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2010/05/13
高速増殖炉もんじゅ、ついに稼動。
来年に出力40%。さ来年には出力100%になるらしい……。
未知の世界に突入……ですね。
(前のナトリウム漏れ事故は、出力40%で起こった。40%超は未知の世界)
出力100%になるさ来年は、あの、2012年!です。
ちょっと、気になりますね……。
まあ、せいぜいお気をつけて。
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2010/02/15
私は、自分の身体のこともわからないし、世界のこともわからない。
第1身体と第3身体は、私にとって、ブラックボックスになっている。
第1身体と第3身体が接するところに現われる、第2身体。
これが、いちばんよくわかります。
第1身体と第3身体は、自然。
これに対して、第2身体は、いろんな意味において、「人の技」。
アルスともいい、テクネーともいう。
アートであり、またテクノロジーでもある。
テクノロジーは、第1身体にくいこんでいって、これを明らかにしようとする。
第1身体を覗くための装置の代表は、顕微鏡(ミクロスコープ)。
また、テクノロジーは、第3身体の領域深くさぐって、神秘を見ようとする。
第3身体を覗くための装置の代表は、望遠鏡(テレスコープ)。
人の、第2身体は、どこまで拡張できるのか……
そして……ついに、至りえなかった領域。
第1身体と第3身体の奥の院は、合体して
ヌメノン、物自体
となる。
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2010/02/13
グレン・グールドというピアニストがいます。
彼は、1946年、コンサート・ドロップアウトを宣言。以後、ステージには立たず、スタジオ録音のみで演奏を発表しつづけた。
「世界」は、彼にとって、アンフレンドリなものだったのだろうか。
少なくとも、レコードやCDやフィルムでつながっていく「世界」は、彼を受け入れ、また彼が受け入れられる世界でありつづけたようです。
人は、なにをもって、「世界」をフレンドリと感じたり、そうではないと思ったりするんだろう……
個展を開いても、1週間でお客さんが100人にも届かない。
なんか、むなしい気もします。
でも……
たまたま来たという若い女性。
何十分も見てくれて、感想を述べてくれた。
そこに……「あっ、伝わった」と感じた。
これで、十分という気もします。
私を、受け入れてくれる世界。
それは……また、見知らぬ人の一言だったりする。
そこに、「世界」が、生まれます。
ずっと以前に亡くなった哲学者の本の一節。
そこを読んで、はっと目が開かれたりする。
ああ……そうだったのか!と、急に世界が開かれます。
彼は、自分の死後、東洋の島国の一人の人の中に
そんな世界が生まれる……ってことは、予想だにしなかったでしょう。
でも……生まれた。
これって……すごいことだなあ、と
思います。
第1身体は、すでに滅びても……
それでも、彼にとっては開かれつづける第3身体としての「世界」がある。
結局、何万部売れたとか、展覧会に何万人きたとか……
本質的に、関係ないことなのかもしれません。
一瞬にして伝わるもの。
紙や、画面や、CDや……
そういった媒介手段が、一瞬にして消えてなくなる。
そこでは、たしかに世界は「一つ」です。
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2010/02/12
知らない場所へ行くとき、いつもちょっと緊張します。
そこは、私にとって、まだ「世界」じゃないから。
知らない場所に立ってみて、そこが
フレンドリか、そうでないか。
これは、かなりの差です。
異国になじめる人、なじめない人。
漱石は、ロンドン留学で胃炎になった。
北朝鮮の被害者のように、拉致されてしまう……
これは、究極のアンフレンドリですね。
コアラなんかだと、「世界」はかなり狭いようです。
もといた場所と同じ環境、同じ食物にしてやらないと、すぐに死んじゃう。
逆がセイタカアワダチソウで、日本に根付いてススキを駆逐しました。
こういう力の差って、どうなんだろう……
第3身体は、必ず「共有」になるから
「世界」というのは、実は「共有」ということかもしれない。
じゃあ第1身体は……というと、これは「個」という幻想でしょう。
「個」が100%になったり0%になったりする。
個が濃くなってくると……それは第1身体として意識され
薄くなってくると……第3身体としてとらえられるようになる。
そういうことなのかもしれません。
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