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2009/04/22
大連は決して中国では大きな都市ではない。順位で言うと20番くらいだそうだ。
しかし、ホームセンター、家具センター(「家居中心」)建材市場(後ほどで記事にしますが、中国独特の建材の卸売市場)などリビングやインテリアに関する施設が「何でこんなに多いのか」というほどある。中国式の家具センターは何ヶ所もあるし(「世界大家居」「幸福家具」etc)IKEAスタイルの「B&Q]も2ヶ所、そしてついに本物のIKEAも開店し、大いに賑わっているそうな。正直、これほどリビングに関心が集まり、活況を集めている状況に、大いに驚いた。
先日、施主と「世界大博覧会」(コンベンションセンター)の地下にある家具センター(月星家居)へ家具を見に行った。シモンズなど高級家具が多い中、カジュアルな店があり、感じの良いガーデンチェアがバーゲンで売られているのを見つけた。
要はフランスのアウトドアメーカーの有名な屋外用チェアのコピー品。身体の重心と座の重心が一致し、水面にぷかぷか浮かんでいる感覚になる、有名な品だ。定価が400元が半額になっている。そうすると日本円で3000円くらいになり、相当お得だ。
これを4つばかり手持ちしてレジへ向かうと、買い物客のオバサンが目ざとく見つける
「これいくらで買ったの?」
客同士で情報交換なんで日本ではありえないな、と思いつつ、レジを出ると、また別の客から同じことを聞かれる。
覚えたての中国語で「アールバイ」
さらに1階へ出るための階段で、若いカップルの女性に「いくらで買ったの?」
そして、車へ積み込む直前に、何やら陽気なオジサンがのこのこやってきて「いくらしたの?良い買い物したねぇ」などとトランクの前まで来て話し出す。さすがにこれは施主も困惑している。
会計して車に積み込むまでの10分間くらいの間で4回も見知らぬ人に値段を聞かれたのは、それだけ消費が豊かになり、インテリアや家具に目ざとい人が増えてきた証拠だろう。
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