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2013/10/28
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2013/10/03
映画「Ted」
友達が出来ない少年が強く強く念じたら、クマのぬいぐるみが一生の親友になった!
そんな奇跡から27年。少年は35歳のおっさんに、クマのテッドもおっさんに声がわり&ドラッグ・セックス・アルコールの堕落クマに。それでも2人の親友関係は続いていた。
その2人の関係に、女性が加わって3人関係になっていくんだけど、女性というのは男性を大人にさせる役割を担わされていて、テッドはこの3人関係から追い出されそうになるんだけど、テッドは男性にとっての心の中の永遠の少年の象徴ということで、最後はテッドも含めた3人関係ができて、なおかつ少年は大人の男になるというお話。
テッドと男性が決別するのかどうなるのか、そのへんがドキドキします。(テッドと男性の葛藤のシーンはなかなかせつない)
従来の物語だと、子供はいつか大人にならなきゃいけないという結末なのでしょうけど、この映画はそうではないです。また、男性よりも女性の方が社会的に成功していて、情けない男を我慢強く待ち、導きするストーリーは今っぽいなあと思いました。あたしたち35歳前後の世代にとって身につまされるものもあります。今は女性もここまで男性に甘くならないと「結婚しよう」と言ってもらえないのかと、ゲンナリするところも。アメリカの女子も大変なんだなあ。
「屁の爆発で他界」など、屁の多発、あとネタ元のわからないアメリカン・ジョークの多発(わからないなりに、翻訳に愛がありテッドと男性の共通の憧れなんだなとわかる)、下ネタも結構下品だし、そこはかとなく気持ち悪いところもあり。
普通のアメリカでの人生もなかなか大変そうであるなあと思わされる、シニカルな映画でありました。
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