Haruna Watanabe Portfolio

ここのところ
自分の仕事の他にいろんなことを進めていて
とにかく私が若いこととか経験不足なこととかも含めて
いろんな方にご迷惑をかけながら
それでも辛抱強く接してくださる方々のおかげで
少しずつだけど前進しています

ひとりでやっていたときよりも
もちろん抱えてるものは多くなったけれど
その分だけ、本気で分かち合える人たち
喧嘩や批判じゃなくて、討論ができることが増えた
ということはとても心強いことです

文化の底上げ

ほんとうにそれが課題です

それはすぐに実行できることなのかもしれないけれど
「根付く」ということを考えると
結果的には長い目で見るということになると思うのです

その礎が作れる仲間
ほんものの有志

少しずつだけど形にしてみせます


引き続き京都の個展は開催中です
くまたにがライブペイントをしております！
ぜひお越し下さい！


写真は最近作ったハニージンジャー
あったかい！


＊＊＊＊:*†゜Pray for Japan.*†゜:＊＊＊＊クリック募金→http://www.dff.jp/

『いろ葉のこと葉』
2012年1月20日(金) - 2012年2月1日(水)
＊1月26日(木)は休廊
開廊時間：12:00-22:00(最終日は17時まで)
会場：cafe dining near 店内
http://blow-works.com/near.html

■年賀状ダウンロード
作品は以下から1050円にてダウンロードいただけます。
渡邊 春菜作品
http://mall.aflo.com/products/detail_nenga.php?product_id=2761

くまたに たかし作品
http://mall.aflo.com/products/detail_nenga.php?product_id=2797




■渡邊 春菜画集『女の子は強いのだ』
　第二版　予約受付中
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■愛知・尾張旭『ギャラリー龍屋のコラボチャリティー企画』
価格は900円で各作家デザイン100枚限定

詳細はこちら→http://www.t2y.info/banana/20110414165450.html

場所／GALLERY龍屋→http://www.t2y.info/
営業時間／AM11:00〜PM19:00

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■美容室Kate ビジュアル総合プロデュース
http://www.kate-beaute.com/
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先日授業をさせていただいた
高校の生徒さんたちの感想のコピーを
依頼いただいた団体から送っていただいた

ちいさく、2,3行の言葉たち
でも私にとっては、とても大きな物でした

みんな話を聞く前は
「ハードワークそう」とか「オシャレでひきこもり」とか
「給料が安そう」とか
いろんなイメージがあって書き込んでいました

でもそこをほぐしたかった

先行するのはそこじゃない
仕事をすることって
「大変」「苦しい」そういイメージがありすぎて
なぜ大変な思いをしてまで働くのか
なぜ苦しいのに続けるのか
ということに目を向けてほしかった

大変じゃない、苦しくない
と言ったら嘘になる
だけど仕事をしたり、働いたりして得られるものっていうのは
自由な時間がなくなったり、肩が凝ったり
貧乏な生活したりとか
そういうことじゃない

自分が身につけたスキルや経験で
誰かを自分が喜ばせてあげられるっていうこと
助けてあげられるかもしれないっていうこと

そこをすっとばすから
仕事を「辛いもの」としか捉えられない
イメージが湧かない

それは大人の問題も大きくあると思う
大人がため息ばかりついているから
疲れた顔をしているから
当然それを見て育てば、辛いものだと思いますよね

はつらつと働いている人なんて
見ようと思ってもなかなか出会えないものです

心がスレていることを
会社のせいにしていませんか？
家族のせいにしていませんか？
社会のせいにしていませんか？

決して仕事が楽なものだとは思いません
でも、それだけじゃないはずです

「らく」と「たのしい」というのは
同じ漢字でも全く違うのと同じだと思います


私があの授業で、二人一組でやらせたことは
双方のコミュニケーションでした
きっとデザインじゃなくてもよかったのかもしれません
どんな仕事だって大事なことです
でもたまたまデザインに興味のある人たちが集まったから
共通の話題をデザインにしたまでに過ぎないのですが
それでも、誰かを「想う」こと「感じようとする」ことは
デザイナーにとって非常に重要な資質です


感想の中ではほとんどの生徒さんが
「大変だ」「難しそうだ」ということじゃなく
全体的に安心した感想が多かったのでほっとしました

高校生が「経験」や「技術」を語るには早すぎる
それより今からでもできる、最も大事な「思いやり」や「想像力」

そういう一番根底にあるものが
みなさんに伝わっているようでほっとしました
私はきっと「デザイン」ということよりも
「働く」ということを含めてみんなの気持ちをほぐしたかったんだと
今さらながら思っています
内容を吟味して、ワークフローを考えて、資料を用意して
それが私の授業のデザインだったんだなって


「たくさんの知り合いがてきて楽しそう！」って書いてくれていた言葉が
とても印象的でした
そうですよ、私はデザインの仕事を
こんな若輩ながらやらせていただくことで
助けてくださる方や、お仕事くださる方がたくさんいてくださって
仕事だけじゃなく「人間」としてそういう方々と関わることが
フリーランスになって本当に増えた

だからその方たちからいろんなことを教えてもらってます
作る行為も楽しいし、そういう方たちと関わっている時間も楽しいし
お得な職業だなぁと心から思っています
勤勉なことだけが美徳だとも思えないけど
そういう気持ちでいるから能動的に仕事もできて
いつのまにやら夜も遅くなってたなんてこともあります
それはただの「ハードワーク」ではないんですね
「疲れた」の一言で片付けられる物ではないんです


みんながこうやって「仕事」じゃなくて
「動く、働く」っていうことができたらいいなって
そう思っています
まずは私の周りにいてくれる人たちから
そうできていけたらいいなって
私はそう思っています




画像は〜・・眠る私の愛しい者たち
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2012年1月20日(金) - 2012年2月1日(水)
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今、旦那と一緒に京都で個展をやっているわけですが

去年一年間旦那と一緒に
「いろ葉」として個展をやってきて
見えて来たことがあります

とりあえず、何か二人でやってみようということで
何か見えてくることもあるかもしれないと
展示をしていました

私の作品はぱっと見はくまたにの作品と似ているし、
仲良くいっしょに個展をやってることも
いいストーリーだなぁとも思っているし
一緒にもできるんだけど
やっぱり表現したいことも、武器もお互い違う

それに今現在の私の作品の武器って技術やクオリティじゃない
技術の話されるとくまたにをはじめ
いろんな人には絶対適わない
だけど作品として、表現しようとしてるものや哲学や
ソフト面で勝負してるつもりでいます

だからこそ
お互いのできること、できない部分で
口出しや手伝いができる
「一緒に」ということを
これからは個々での展示に切り替えていこうかなぁと思っています

でもこうやって思えたのは、
旦那と一年間「とりあえず一緒に個展」を
してきたからこそ見えて来た答えだし
パフォーマンスや新しい展望に関しては
これからもどんどん「いろ葉」を軸に
展開していくつもりです
別に喧嘩とかではなく(笑)
お互いに一番いい方法を冷静にいつも考えてます


くまたには本当に「絵を描くこと」をやっていく人間なので
私はそういう「職人」に憧れたりもするわけだけれども
結局私の良さというのは
もしかしたらそういう場所ではないのかもしれないなと考えています

渡邊作品に関しては
これから活動は細く鋭くしていくつもりで
がんばっていきます
なかなか作品がアップできませんが
時間をかけて、みなさんにもっとステップアップしたものを
お見せします


今はいろいろなことが動いていて
いろんな可能性があるので
どんどんバイタリティもって動いて行きます


ですので今回やっている京都の個展以降
二人でひとつの個展は少なくなりますので
この機会にぜひご覧頂きたいです

よろしくおねがいいたします


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猫が
ねこが
障子を破りまくっています
ひええ

やはり彼が来る当初からこうなることは予想していましたが・・・
辛い・・・


引き続き、考えています

私はプログラミングをやっていますので
そういう開発の面で
すごいなぁって思うことがあります

iPhoneとか持っている方はお分かりになると思いますが
最初のメニューの画面でたくさんのアプリがならんでいる
いくつものページを指でスライドして選びますよね

あの一番最後のページって当たり前だけど
「それ以上行けない」

それをどうやって表すか

どれだけ指でスライドさせても
びくともしないようにするのも「最後だよ」ってのになるのかもしれない

でも企画者はそれをしなかったんです

最後のページで指でワイプすると
ある程度のところまでは進むけれど
また元の画面にぬるっと戻ってしまう
という動きをわざわざ作った


あとはMacのダッシュボードの中にある時計の動きとか
時計の格好はしているけど
あくまで液晶画面の中の「デジタル時計」と同じなのだから
ピッピと機械的に動いていれば誰も困らないし
何も問題はないんです

だけど秒針が切り替わる瞬間に
よくある壁掛け時計みたいに
動いたあとの「ブルンっ」と針が振動で動く独特のモーションが
わざわざついているんです


作品作りをしていて
作ることって必死で、命がけで、
心とかいろんなものを削りながらだったり
思いやストーリーをすこぶる込めたり
作る行為自体に癒されていたりするわけだけれども
出来上がった作品がいざ誰かの手に触れたとき
部屋に置かれたとき
一体作品はどんな存在なんだろう
と考えると

私の理想はまさに「コレ」なのです

なくて困るものでもないけど
あると「なんか良い」

生活を「なんか良く」していくものだといいなと思う訳です
無いよりあったほうが断然いい
そしてその存在が浮き立つんじゃなくて
日常になじんでいく、溶け込んで行く
存在さえ日常生活の一部になる「あたりまえ」の存在
まるで日々の心の奥底で
無意識の池にポタポタと注がれる源泉の水滴のように
静かで、寡黙だけれど
気づいたとき、ほっとする、はっとする

「なくちゃだめだ」じゃなくて
「あってよかったなぁ」とぼんやり思える

そういう存在感

くまたにの作品は特にそうだと思う
私のはまだちょっとスパイシーかもしれないけど
それはそれでいいと思う

文化活動は
生命活動には
どんなにがんばっても並べないと思う

でも、文化が生命に染み込むことは
生きる歓びだと思う

形になる作品は音や味や動きと違って
消えずに残る物だから余計に
そういう
おしつけがましくない存在感であるってことは
ひとつの確かな価値だと思う

センセーショナルなものも重要だと思う
だけどきっと、ずっとは一緒にいられない
私たちの作った物が居たい場所は、時間は
どんなところなのかなと
考えてみる




写真はくまたにが個展会場にてただいま製作中のライブペイント

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『いろ葉のこと葉』
2012年1月20日(金) - 2012年2月1日(水)
＊1月26日(木)は休廊
開廊時間：12:00-22:00(最終日は17時まで)
会場：cafe dining near 店内 「gallery " L "」
http://blow-works.com/near.html

前回の告知日記で
みなさんのもっと近くに
と書いていました

どうしたらもっとみなさんの身近に
置いてもらいやすくなるのかなと考えます

その場しのぎのものではなく
長い目でみて
文化活動をもっと根強くしていくこと

以前「芸術にできること」ということで書いたように
文化活動って私たちはとても必要なものだと思うのです
でも、おそらく心の底から「必要」だと思える人たちっていうのは
表現している人たちや、比較的余裕のある消費者の方のような気がします

日本は土地も狭い、家も狭い、壁も狭ければ
飾る場所も、余裕もない
みんないっぱいいっぱいです

いろいろなことがいっぺんにできるようになって
マルチタスクに知らず知らずのうちに
浸かっていることだってあります

とにかく「余裕がない」

でも、私たちは日本で表現をしている
それで生活しようとしている

この環境を負ととるのか、利点ととるのかと考えると
どう考えても活かすべきところや
見つけるべきところがどんどん出てきます

ほんのちいさなところから
ほんのささいなところから

私たち表現者として生活する側は、それに気がついて
寄り添って行くことをするべきなんだと思います

まるで滲み出るように
きっと細い隙間からは
私たちの光がより強くみえることもあるかもしれない
誰かの心を少ないからこそ満たせることがあるかもしれない

正直なところ、イラストでも現代アートでも
どちらでもないのだと思います
サブカルチャーだと言われても
かまわないのだと思います

ただ私たちはそこで一定のクオリティを保つ
私たちのあり方自身が、作品の一部が
みなさんの希望になっていくこと

「別に誰のためでもない」
本来はそういうものだと思いますが
ただそれが全くないものだけが良いのかと言われたら
そうでもないと思います

今回の個展ではミニマムな作品をたくさんご用意しました

お気に入りの作品が
玄関にあったらどうですか
枕元にあったらどうですか
トイレの一角にあったらどうですか

例えばそれが私たちの作品でなかったとしても
そういう場所にほっと置かれる
「お気に入り」
それがもっともっと想いの詰まったものに変わって
日本中がそういうちいさなレベルで
全体感でそれぞれが主張できるように変わって行けたら

日本ってすごくミニマムなのに
そういうところにももっと凝縮されたこだわりがあって素敵！って
文化レベルがぐっとあがっていく

私たちはそう思います

格好付けでもその人が気に入っているのが一番いいと思います
本人が気に入っていない服を着ていても
結局しっくりこないのと同じで
だれもが自分の「好き」を纏っていけたら


まだまだ答えは出ません
私たちは作る側の人間で
決してマーケティングのプロではないので
どんくさいこともたくさんあると思います

でも私たちなりに
歩みをはじめています
私たちのクオリティとこだわりを
もっともっと高いところへ持って行きながら


その一歩をどうか
そういう観点も含めてじっくりとご覧いただけると
大変励みになります


「みにきてね！ボクはいないけど！」byポポ(`・ω・´)キリッ

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今年いちばん最初の個展が
まもなくはじまります！

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http://blow-works.com/near.html

地道に下道を走り
搬入に行って参りました

今年はとにかくみなさんのお家に
どんどん飾って頂けるような個展をします

私たちの思う文化活動は
そこからだと思います

だから、みなさんの思うもの
ほしいもの、
そして私たちが思うのではなく
みなさんの思う「私たちらしさ」を
教えていただきたいです


そして伝えられる事、伝えられるものをより深く
分かりやすく
みなさんにお伝えできるように
工夫してまいります


オーナーさんもとても素敵で
落ち着いた雰囲気のカフェダイニング nearさん

「近い」その意味を持つ場所で
私たちが私たちの作品でできること
みなさんのもっと近くで
心をほっとさせられるような活動を
目指す、最初の一歩が踏み出せることは
とてもありがたいことです


渡邊のほうは、仕事の都合でなかなか在廊ができませんが
くまたにのほうはライブペイントもさせていただき
ちょくちょく会場には顔を出します


ぜひ、お誘い合わせの上お越し下さいませ



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被災地日記　とりあえず今回で一旦締めです
また思うこと、行動することがありましたら書きます



では

『芸術にできること』


震災が起こった当初
たくさんの応援の絵や写真を見かけました
玄人から素人まで
ネット環境に限らず、いろいろな媒体で

それと同じくらい、批判も目にしました
ツイッターが非常用に使われている中
携帯の少ないバッテリーを画像使用のために使ってしまうことや
そんなことより募金しろとか
黙ってろとか、不謹慎とか

社会的な意見や都合や私情
いろいろな意見を目にしました

私はどちらとも言えない心情でした
だから今まで被災地に対する絵で
しっかりしたものは描きませんでした

投資ができない人、支援したくてもできない人がたくさんいます

でも「何かしたい」と思って
歌を歌う人は、歌うしかなくて
絵を描く人は、描くしかなくて
表現者であろうがそうでなかろうが
その人自身の生業を続けて行くことで
それが支援につながることもあるはずだったのです

ただ、それが絶望的な世相で「不謹慎」だとか言われるのも
一生懸命やっている側としては聞くに堪えない言葉でした


そうやって形を残すことで
被災者の人たちが後ろを振り返ったとき
悲しいものばかりじゃないということを埋める材料には
とてもいいと思ったのですが
大手を振って喜べないのは
プロとしてそれが「売れる」「売れない」とか
そういうことではなく
一時的なブームのような気がして仕方が無かったのです

現在はどうでしょう

案の定予想は当たりました

ネット上のいろんなアート系SNSでも
被災地に向けた絵は
もうほとんど見かけません

結局善意ブームの「乗っかり」だったんだと
その事実はいち表現者としての私からすれば
非常に恥ずかしいことだと思います
そして、いち一般人の意見からすると
仕方の無いことなのかもしれません


芸術は「文化活動」です
芸術家は、人の病を治せるお医者さんではなく
壊れた町を建て直せる大工さんでもなく
田畑を復興できるような知識を持った農家でもなく
心を救えるカウンセラーでもない

「飾り」「趣味」「マスタベーション的なもの」だと思っている人も
少なくないでしょう
見る側の人も、もちろん作る側の人間も
心のどこかでそう思っている人も少なくないかもしれません
でも、だからといって
不必要なものなのでしょうか？

この記事をぜひ読んでほしいです。
スコップ団企画「天国にぶっ放せ！」
http://schop-dan.com/pg102.html

彼らの言葉の中で非常に心を打った文章があります

「お墓へのお菓子やお花。
　お供えは、合理的に考えれば無駄な事かもしれません。
　でも、人間だからやるのです。
　感情があるから、そうするのです。」

まさにこれが文化活動そのものだと思ったのです

私はここ何日もかけて
被災地の日記を書いて来たように
初期の緊急要請が終わったものの
まだまだ被災地では
今日のご飯と明日のガソリンのことで精一杯の生活をしている人がいます

支援をしている方々も
次々と出てくる課題や、問題を解決していくことに
一生懸命です

津波でまっさらになってしまった土地
人も、建物もなくなってしまった
風がふきすさぶ土色の景色を見て
あぁ、やはり人が人らしく生きるために
最後に必要な物は「文化」だ

心からそう思いました

絵を描いたり、歌を歌ったり、
好きな言葉を紡いだり
自由な服を着て、踊ったり、歩いたり、走ったり

心の底から泣いたり、笑ったりできることで
やっと人の「復興」が形になるような気がしました

芸術っていうのは本来は
圧倒的なものじゃなく、人の支持の有無でもなく
個々の差異の中で
「好きだ」とか「嫌いだ」という
なんとなくの感情で存在するものだと思います

だからそこにも、正しいことや確かなことは存在しなくて
ただ、ひとつだけ言えるのは
発信する側がよくよく思考を巡らせ
想像力を働かせて生み出した物が
被災地のためになるものだと言うことです


今回載せさせていただいた写真は
私たちが、仙台の絵本で笑顔を！プロジェクトさん
http://profile.ameba.jp/chikyuunogakkou
の倉庫に絵を描かせていただいたものです

地下倉庫でしたので直接光がほとんど入らない場所でしたが
今後その場所を被災地の親御さんやお子さんがみえて
支援物資を受け取ったり、お互いの品をリサイクルしあったりする場所に
変わって行くそうだったので
少しでも場所が明るくなればと思い、
代表の杉本さんのはからいにより
微力ながら一晩かけて絵を描かせていただきました

でも、本当に
こんなことなのです
芸術には、命を救うことはできません
すべての人を笑顔にすることはできません
結局一番いいのは絵を売ってお金にして支援することなのかもしれません

でもほんの少しだけ
場所が明るくなったり
支援されている人の心が休まったり
来てくださった方々が笑ってくれるかもしれない

芸術に限らず
支援とは結局その僅かな可能性にかけた
『限りなく無力に近い微力』でした

これを描き終え、帰りのバスの中で杉本さんから
「津波に流され、天国へ行った子どもたちが
　楽しそうに遊んでいるようで、涙が止まりません。
　本当にありがとうございました。」
とメールをいただき、私も涙が止まりませんでした


「何かしたい」と思うことはエゴなのかもしれません
でもそれが産んだ「結果」はただの偽善や、
エゴで片付けられるものではないのだと思います

何かしたい、でもなかなかできないから歯がゆい
という優しい意見も伺います
でも被災地のことを忘れなければ
その悩みさえ共有できていれば
ほんの少しずつでも形にできると思うのです


私たちのやっている「文化活動」は
瓦礫撤去や物的な整理、町の具体的な復興や
被災者の雇用確保や支援物資を送ることなど
いろいろな支援の中で
最も形がうやむやでも
一番遠く未来を見据えた支援だと思います

みんなが笑えるようになる
人間らしい生活を取り戻す時まで
私たちは、ずっとずっと
長い目で見て
細くても続けて行こうと思うのです

それは被災地だけではなくて
こうやって伝えることももちろんで
きっと世界中をゆっくりとだけれど
自分の周りから
もっと良い方向へ変えて行くことができる

非常におおらかな力だと思います


これで一旦、被災地のブログは終了しますが
今後とも動いていきますので
経過必ず報告いたします
今回だけの方にも、ずっと続けて辛抱強く読んでくださった方にも
心から感謝いたします
私のつたない文面、浅い知識ではありますが
どうかここから、みなさんへ
そしてみなさんの思いが被災地へ
繋がっていくことを心から願っています

何度も繰り返しますが
これをご覧になっている貴方にも
できることは必ずあります
どうかまず、あの日のこと、被災地のことを「忘れないで」
そこから、はじめてください



写真の手前は
みなさんから届いたクリスマスプレゼント
支援者の方々の手で
子どもたちの笑顔に変わりました
ほんとうにありがとうございました



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詳細はこちら→http://www.t2y.info/banana/20110414165450.html

場所／GALLERY龍屋→http://www.t2y.info/
営業時間／AM11:00〜PM19:00

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■美容室Kate ビジュアル総合プロデュース
http://www.kate-beaute.com/
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お世話になっているカフェ　re:Liさん
http://reliblog.jugem.jp/
一周年パーティー

急遽VJをさせていただくこととなり
参上いたしました


私たちが結婚パーティーをさせていただいた
すてきなすてきな場所です

とにかく、こだわりがあっておしゃれで
でも遠すぎなくて
人間くさくて、日常の中にある
凛とした美しさ

オープンの記念にもお邪魔したんですが
そのとき同様、
たくさんのお花がプレゼントされていて
一気に華やかに

それに何と言っても
人・人・人

180名ほどのお客さんがみえたそうです


とにかく
みんな笑っていて
みんな夫々に好きで
「おめでとう」「ありがとう」
「これからもよろしくね」
と言う関係

ただの「お店」「お客さん」
という関係を超えて
人と人とのかかわりが形成される

すてき、
すてきでした


そういう空間が実現できるということは
ただ、がんばって、営業して
ということじゃないんだと思う

思いやり
なんだろうな

なんか涙が出そうでした


今回のVJ（のようなデジタルライブペイント）も
伝言板のような役割もできたり
またもや関わってくださった方々との
化学反応によって
新しい発展ができました

音に合わせてペンを用意して
ライブ中に混ぜて
うまいこと展開できたと思います


喜んでいただけた・・・と思います！

本当に普段から
maisonetteさん含め大変お世話になっておりますので
私からのせめてものお祝いと感謝の気持ちを込めて・・
ということでしたが
もう私もおいしいごはんをいただいたり
与えられてばかり
素敵な空間に混ぜていただけただけで
私はとっても幸せです


＊＊＊＊:*†゜Pray for Japan.*†゜:＊＊＊＊クリック募金→http://www.dff.jp/

『いろ葉のこと葉』
2012年1月20日(金) - 2012年2月1日(水)
＊1月26日(木)は休廊
開廊時間：12:00-22:00(最終日は17時まで)
会場：cafe dining near 店内 「gallery " L "」
http://blow-works.com/near.html


■年賀状ダウンロード
作品は以下から1050円にてダウンロードいただけます。
渡邊 春菜作品
http://mall.aflo.com/products/detail_nenga.php?product_id=2761

くまたに たかし作品
http://mall.aflo.com/products/detail_nenga.php?product_id=2797




■渡邊 春菜画集『女の子は強いのだ』
　第二版　予約受付中
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最近毎日毎日、
被災地のことを思い出さないことがなくて

生きている女性たちの
「強さ」と「弱さ」を
さらに描きたい気持ちが強くなりました

目の奥に、いつも
音や景色や、香りや記憶がきっかけになって
いろんなイメージが浮かびます


そういうのもどんどん描いていこうと思ってます


まず地固めが優先で
いろいろと不安なこともありますが
自分の制作もきちんと進めて行きます


そして明日は

14日は私たちのお世話になっている、カフェre:Liさんの
一周年パーティーで
VJっぽいことをさせていただくことになりました

ほんっっっっっっっっっっっとに
センスのかたまりみたいなところなので

おされに、おちゃめに、かっこよく。
うおー・・・！責任重大・・・だっ・・・・！
でも日頃の感謝を込めて！


イメージイメージ！

このぼんやりを形にするを助けるのが
技術だったり道具だったりするわけで
こういう使い方、
これからもしていきます


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『いろ葉のこと葉』
2012年1月20日(金) - 2012年2月1日(水)
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被災地ブログです
今回と次回で一旦の締めとさせていただきます

今日の表題は
『支援物資について』です


「支援物資はもういらない」という意見を
被災地外でたまに耳にします

でもそれはほんの一部のことです
影響力のある人が
一部の状況を見てものごとを伝えることが
非常に怖いです

初期要請のように切迫した自体は終了しているのは事実ですが
それでもまだまだ足りないものはたくさんあります

想像してみてください
津波であんなにもたくさんの瓦礫が出ました
家屋を含めてきっとほとんどが「必要なもの」だったと考えたら
きっと今まで日本中、世界中から送られた物資でさえ
事足りることはないはずです

それに復業や就業もままならず
今日の食事、明日のガソリンのことに必死になって暮らしている人がいます
早急に必要なものから新たに買いそろえるのがいっぱいいっぱいで
十分な暮らしができない人がいます
お米をもらって喜ぶ女子高生がいます
学校や施設でもまともな授業や行事ができずにいる場所があります

ただ先ほども書いたように
一日二日を争うほどの早急な物資要請が少なくなった分
物資を送る側も、とにかく何でも送れ
という時期は完全に終わりました

しかし支援団体の方の倉庫には
「これは使えないだろう」というものもいくつか送られていました
いただいたものですので、支援者の方々も
なんとか届けたい気持ちはあるのですが
やはり破棄せざるを得ないものもたくさんあります

被災者も非被災者もどちらも人間ですから
お互いに我があって当然ですし
私はどちらも、お互いのことを許容し、想像する思いやりが
一番必要だと思います

被災地にとって有効に使えるものを
必要分、必要な場所に届ける
それはきっと支援側もそれを望んでいることです
ただ、その具体的な情報がないがために
なかなか具体的な支援に行き着いていないのが
現状だと思います

そして、物資を整理するようなことができる人さえ
減っているのが現状です
ボランティアは震災当初より３分の１だそうです

今後はこのような細やかな支援のやりとりを
つないでいく役割が必要なんだと思います

前回ご紹介したような
東日本大震災　子どもの学びポータルサイト
http://manabishien.mext.go.jp/
のように、物的支援でも人的支援でも
具体的な支援要請の細かな内容を
もっと個人レベルでリストアップでき
さらに支援側は登録制でないとさらに良い気がします
twitterやfacebookなんかからでも
気軽にリアルタイムに参加できるものが作れないかしら
・・・と思っています
何せWEBは管轄外で、できる方はたくさん周りにいてくださるので
相談してみよう。。。。という感じです

そして少なくとも「ご飯はもういいよ」と言えるように
雇用問題の解決が進むことを望みます


今回クリスマスプレゼント企画で
続々と支援してくださった方のもとへ
現地の子どもたちから
かわいらしいお礼のはがきが届いているそうです
これも何かの縁ですので
「これっきり」ではなくて、こういう個人対個人の
つながりを深めてくださればなぁと切に願います



あと2ヶ月で震災から丸一年が立ちます
でも復興支援に対して「今更」ということは存在しません
「今」求められているものがあり
「今から」するべきことも山積みです

阪神淡路大震災の時、被災地がボロボロになって
一体何年、月日がすぎてやっと元通りの生活ができるようになったか
そう思うと一年というのはほんとうに些細な時間でしかないはずです


それぞれの人にそれぞれの生活があり
やるべきことも山積している中ですが
あの日のことを泣きたいほど忘れたくても忘れられない人がいるのですから
せめて、私たちは、覚えていようと思うのです

まずそこから初めて
悩みがある限り、そこに解決の糸口もセットにあるはずで
夫々の出来る限りでちいさくてもこつこつと積み上げて
例え実行したのが何年後になろうが
そういう個々のタイムラグがあったほうが
一気に終わってしまうよりずっといいと思うのです

支援物資も、支援も
まだまだ足りません
ケース バイ ケース、そういう想像力と思いやりです
震災を忘れるのは、地域が完全復興してからで十分です



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