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2012/01/10
授業の準備でソワソワしている渡邊です
今回は被災地日記です
今回の表題は『夢をあきらめる子どもたち』
岩手のプロジェクトNEXTさんにおじゃました時の話
家が全壊してしまった
お母さんと娘さんが倉庫に物資をもらいにきていました
わたしたちがリアルな「支援される側」と直接お会いしたのは
それっきりでしたが
そのやりとりはとっても考えさせるものでした
高校二年生の娘さんとお母さん、
ご家族は他にもお父さんとお姉さんがいるそうで
家や家財はなくなってしまい
罹災証明もあるものの
お父さんが仕事を持っていて
そちらが提供してくれた立て壊し寸前の
古い社宅に住まわせてもらっているとのことでした
仮設に入っていないがために
支援が回ってこない
行政では対応してもらえない現実も
知ることができました
遠慮がちに倉庫の中を見回して
「すごいね、いっぱい届いているね」と喜んでみえました
その時ははじめて倉庫にきたようで
当分の食料やお菓子などを
とても嬉しそうに涙ぐみ
何度も何度もお礼を言いながら
持って帰っていました
支援側も被災者の方々が
遠慮することを熟知してみえるので
どんどんダンボールにいろんなものを詰めて
手渡していました
ストーブをいくら待っても
行政から支給されなかったことや
家の現状を話していました
でも
一番切ない気分になったのはその後でした
お母さんが少し困ったように支援者の方のひとりに
「この子に進学しなさいって言ってやってください」
とぽつりと言ったのです
娘さんは平然としていましたが
震災の起こる前までは
きちんと将来の夢があり、進学する意思も伝えていたそうです
しかし
震災後、彼女は「勉強したくない」と言い出したそうです
とても人当たりがよくてかわいいお嬢さんでした
彼女は私たちの前でも、少し困ったように笑って
「だって勉強したくないもん」
と言っていました
進学しないで、働くと
もう、胸がぎゅーっと締め付けられる思いでした
支援者の方々も同じような経験を何度かしてきたようで
「そうね、何人かそういうお子さんを見てきましたけど
みなさんに"子どもの夢をあきらめさせちゃいかん"って
言ってるんですよ。
ね、大丈夫だから。」
と話していました
そのやりとりを聞きながら
今にも涙がこぼれそうなのを
必死でこらえていました
彼女の決断の中には
一体どんな心情が渦巻いているんでしょうか
単純に親に迷惑がかかるかもしれないとか
家を助けたいとか
そういう健気な心もあると思うけれど
自分の周りの大人たちが
長い間苦労して積み上げて来た町や財産が
一瞬にして流された光景を見たら
積み上げること自体に失望したり
その「絶望」から這い上がるための方法を必死に探るしか
なかったのかもしれません
とにもかくにも
それはものすごく悲しい事実でした
進学することが必ずしもいいことだとは思わないし
働くこともいい経験になると思う
だけど、甘えられるうちに親に甘えて
意思を持って将来に向けて
学んで、知識やスキルをつけるということも
普通に学生生活を楽しむことも
とっても大事なことだと思うのです
私はこんな時だからこそ
学ぶべきだと思います
若い人たちが正しい知識と手に職をつけ
どこでも仕事ができるような人間になることは
現地の経済復興の一番の希望の光だと思うのです
ただ、それさえも
うまくまわらない
私たちが普通に選べたことを
選べない
子どもたちは
平気な顔をしています
特に優しい子は
親を心配させまいと、「笑顔で元気に」過ごしています
それが痛くて、痛くて仕方ないのです
なんとかして
彼らに学ぶ機会や、未来への希望を
示してあげたいものです
それは彼ら自身のことでもあり
親御さんの喜びでもあり
地域のためでもあると思うのです
今回調べてみて
下記のような支援にたどり着きました
東日本大震災 子どもの学びポータルサイト
http://manabishien.mext.go.jp/
被災地域で現在どのような支援を必要としているのかを
各地方公共団体や教育委員会等を通じて
掲載していただくとともに、
支援をご検討いただいている地方公共団体・教育委員会・
学校・企業・NPO等が
どのような支援を提供することができるのかについてご登録することで
主に教育支援での支援者と被災者のマッチングを行っているサイトだそうです
ちなみにこのサイトは文部科学省の立ち上げです
つまり行政自体が
個々の団体や個人に支援を求めているということがよく分かります
対応がどのようになっているかは私が関わったわけではないので
定かではありませんが、支援の提案など
アイディアから提供することができるそうです
今までで実現した支援も見ることができます
被災地の成人式の映像も見ましたが
遺影を胸に写真撮影をしている新成人のみなさんの笑顔が
ぐっと胸を打ちました
やっぱり若い人たちのみずみずしい笑顔って
ものすごくピュアなエネルギーだと思うのです
どうかそれが絶えず、震災前より増えていきますように
これから先の被災地や
日本全体を背負って行く彼らの支援
そこにもあなたのできることがあるかもしれません
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■年賀状ダウンロード
作品は以下から1050円にてダウンロードいただけます。
渡邊 春菜作品
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第二版 予約受付中
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■愛知・尾張旭『ギャラリー龍屋のコラボチャリティー企画』
価格は900円で各作家デザイン100枚限定
詳細はこちら→http://www.t2y.info/banana/20110414165450.html
場所/GALLERY龍屋→http://www.t2y.info/
営業時間/AM11:00〜PM19:00
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2012/01/09
今日も普通の日記を書きます
東北日記はとりあえずあと2回程度で
ひとまず締めようとおもいますが
別の案件で動いていることがありますので
記事にでき次第発表していきます
さてこのたび、渡邊はご縁があって
デザイナーとして
高校の一日授業に行くことになりました
いませこせこと授業の資料を準備をしています
正直なところ
現代高校生にビクビクです
少しでも感心をもってもらえるように
ワークショップ形式をとります
その中で
デザインの依頼を受けることは
「私のラブレターを書いて!」と頼まれることに似ている
という資料を作りました
内容はこんな感じです
あなたが友達に「ラブレターを書いて!」と真剣に頼まれたらどうしますか?
なんて書いたら友達のことを良く思ってもらえるかな?
どんな文字で書いたらいいんだろう?
便せんや封筒はどんな色がいいかな?
たくさんのことを考えますね
友達のいいところ、素敵なところを一番良い形で伝える方法、
しかも相手が喜ぶような形で…
ここには
「あなた(デザイナー)」と
「友達(クライアント)」と
「友達の好きな人(ターゲット)」という関係が存在します。
友達の要望や良さを汲み取って、
あなたのセンスでコーディネートすることで相手の心をつかむ
これがとてもシンプルな「デザイン」の形です。
デザイナーの仕事は
「創造すること」のように思われがちですが、
それは一番最後の行程です
たくさんの人がそれぞれの要望を持ってあなたを頼ってきます
クライアントから如何に要望を引き出すか
そしてターゲットのことまで考えた上での
「あなたらしさ」をどこまで提案できるかがカギになってきます
こうしてできあがったデザインは、
あなたの「思いやり」の結晶でもあるのです。
「センス」や「技術」は努力すればいくらでも身に付きます。
それ以前にデザイナーには相手のことを思いやれるやさしさ、
クライアントの持つ本来の「良さ」をより引き延ばしてあげる想像力、
コミュニケーションの能力が何より重要です
大好きな友達を思いやるように、
そして自分の気に入らない物でもただ否定するのではなく
「こうなったらもっと良くなるのに」
と代替案を考えるクセをつけましょう
意識をするだけでぐっと違ってくるはずです
そうやって得た力はデザインだけでなく
他の職業や生活にもきっと役立っていきます。
誰でもよかったではなく
「あなただから頼みたい」と言われる人になりたいですね。
という感じに
なんか偉そうに言っている
私もペーペーではありますが
でもそれなりにちゃんと
私を頼ってくださるお客さんがみえるわけで
その方達のためにも
私はこの「思いやり」のこころを伝えられたらな
と思っています
きっと技術もすごく大事だし
スピードとか知識とか度胸とか運とか
言い出したらキリがないし
もちろんがっかりしてしまうかもしれないような
現実の話だってありますが
それでも、デザイナーにあこがれて
きらきらしてる心にわざわざ霞をかけるようなことはしたくないのです
ましてや私みたいな経験も浅い人間が言ったら
入り口からやる気をなくしてしまうかもしれません
それに現に私は
デザイナーの仕事も
とても楽しくさせていただいています
いつもいつも学ぶことや挑戦ばかりです
どれくらいまで届くかは分からないけど
ギリギリまで授業をデザインしていきます!
ガンバルゾー!
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2012/01/08
今日は普通に日記を書こうと思います
パフォーミングアーツガーデン
無事に終了いたしました
パフォーマンス歴自体がそんなに長くない私
はじめから最後までずっと
ダンス、パフォーマンス
しかも大きな舞台でのイベントは初めてで
待ち時間がもっとずっと長いと思っていたんですが
楽屋での演者さんたちとのコミュニケーションや
舞台を楽しんでいたらあっというまでした
フ透明少年さんたちとのコラボレーションも
今回で3回目
毎回バージョンアップをしています
絵と違って
音楽もそうなんだけど
何度も、何度も繰り返し練習して
同じ内容をより熟成してお客さんに見せるということは
流れ、消えるという時間軸がある表現の醍醐味なのだと思います
ストーリーもあるし
体の動きもあるし
音もあるし
演出もあるし
関わっている要素はすごく多いんだけど
どれも一瞬で終わる
そんな中でとても自由に
流動的に、形に捕われず常に風通しよく前進していく
それがフ透明少年という集団の良さなのだなと
だんだんと分かってきました
いろんな表現をしている人たちがいて
私は吹奏楽をやっていたので
楽屋とか舞台裏は結構慣れているのですが
音楽の時とはまたちょっと違う雰囲気
女性楽屋では
鍛えられている女性の肉体の美しさや
衣装のきれいさに
ちょっとときめいていました
しなやかな動きで体が締まっている女性の背中の
白くてなめらかだけど密度のある凹凸は
まるで砂丘を観ているようです
身体表現を観ていて感心するのは
一瞬だからこそ、大きな舞台で生でたくさんのお客さんの目に触れるからこそ
呼吸を感じるからこそ、本番の空間を感じるからこその
ものすごい緊張感、張り感
緩急
私は
もっともっともっともっと
そういう緊張感や張り感を
絵で表現したいなと思う
足りないなぁと思う
いろいろなところから
いろいろな人から
いつも学びや気づきをいただく
ほんとうにありがたいです
私ももっともっと指先まで神経の通った仕事
してゆきます!
出演者みわさんの衣装
生花!超きれいだった〜
踊ってる間に菊の花びらが舞い散っていました
近くでみられて幸せ。
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■パフォーミング・アーツ・ガーデン2012
渡邊がフ透明少年さんたちと再び共演です!
2012年1月7日(土) 14:00開演
@愛知県芸術劇場 小ホール
入場無料(要整理券) ※全席自由
※当日12:30より入場整理券を小ホール前にて配布します。
http://www.futoumei.com/top/menu/info/info.html
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2012/01/06
今日はとっても充実した一日でした
打ち合わせもいっぱい
練習もいっぱい
今日関わってくださった方々にあらためて感謝
いいものにしていきましょうね!
なんか一人じゃない!って感じがして嬉しいです
では、今日も東北について
今回の表題は前回に続きまして
『支援のかたち その2』
今回は現地の支援している方々から聞いた
支援の話をさせていただきます
まず一番衝撃的だったもの
ある美容師さんは支援についてとても考えてみえたそうです
美容師さん同士でチームを作って
被災地に赴き、避難所や仮設住宅の方々の髪を切ること
とても良いだろうし、現地の人もさっぱりするかもしれない
でも本当にそれでいいのだろうか?
そう考えて、考えた結果
美容師さんに必要な基本的な美容用具一式をたくさん集めて
現地に送ることにしたそうです
そうすると
現地で被災してしまった美容師さんが
仕事復帰することができ
地元の方々の髪をきることもでき
とても喜ばれたというものです
私はこれを聞いたとき
ほんとうにこの支援にはいろいろな要素が詰まっているんだと
感動しました
安直にその場限りのことをすることは
意外と簡単で
足りない物を送ったり、人手として向かったりする
とてもシンプルな支援です
打って変わって上記の支援は
非常に長期的に見た上での支援だと思うのです
初期衝動とりあえず落ち着いた被災地で
支援を行っている方々が口々に言われていたのは
これから先々の「雇用の確保の不安」でした
もしくは復職、復業です
現地の方々が今日食べるご飯というのはとても重要ですが
これから先ずっとご飯が食べれるようになるということは
ひいては人が生活できる町を作る
そうれば町自体が復興する力にもなるでしょう
とにかく何もかもが崩れ去った今
マイナスをゼロに戻すことはもちろんですが
そこから先のことを考えるアイディアを出すというのは
様々な職種の人がもっている専門知識であったり
知恵の数々だと思うのです
正直現地は、今目の前に抱える問題をひとつずつ解決していくだけで
精一杯な状態な中で
そういうアイディアや、思いを
話し合ったり、思う存分議論しあえるのは
被災地外だからこそできることだと思うのです
実際被災地へ行って行う支援でさえ
それぞれの得意なことがあり
外向きな人、ひたすら作業するのが得意な人などがいます
そんな状況ですから
個人ができること、というのは
とにかく適材適所
無理してやるというのが一番効率が悪いと思うのです
全体を見据えるのは無理でも
たったひとつの家庭とつながって
交流していって
そこに必要な物、必要な支援をしたり
心の支えになるだけでも違うと思います
そして私が今やっている「伝える」こと「つなげること」ということも
ひとつの支援だと思っています
決して「お金」や「物資」だけではないのです
それぞれの分野で、それぞれの人が困っています
あなたと同じ職種のかたもみえるでしょう
そういうミクロで細やかな気遣いも含め
みなさんの力で現地に「明日への希望」を
どんどん提案していただきたいです
思いついて実行できそうであれば
チームを組んでもいいだろうし
現地で支援活動を行っている方に相談してもいいし
それもできないようでしたら
私たちに直接相談していただいてもかまいません
まず「思う」「考える」ところから初めませんか
それは私がいち非被災者だからこそ言えることだと思います
現地だとそうも言っていられないほどの状況ですので
とにかく風化させず、アイディアを前向きに練り続けたいのです
「元通り」ではなく「前より良く」「素敵に」
お金や物資はアイディアの後でいくらでも具体的にしていけると思います
とにかくその空洞化した発想の密度を
いろんな分野の方々や一般の方々も含めて
たくさんのブレーンで高めていきたい
私はそう思いました
支援をする、ということは
誰もが「自己満足」なのだと思います
誰かに必要とされる自分、感謝される自分
それを思っても決して悪いことではないと思うし
私はそこから生まれてくる物も
十分にあたたかくて美しいと思います
現にこの震災が起こるまで
私は例えば国内外の多くの困っている方たちの存在を知りながら
さして深く追求しようともせず
自分のことばかりで精一杯になっていたのだと思います
ただ実際に大事な日の前日に震災が起こり、数ヶ月後に被災地に赴き
現状を見た今の「自己満足」とでは
大きな違いがあると思いました
必要とされることはとても嬉しくて、心強くて
感謝されることは暖かくて、幸せなことです
それを芯から感じることができたのも
「支援」や「復興」「震災」というものと
向き合ったからだと思います
とある支援団体ではよく言われている文句ではありますが
「あなたのことを必要としている人」が必ずいる
それを感じたのも現地へ行った後のことでした
なんだか最後は精神論になってしまいましたが
とにかくアイディアと想像力でいくらでも
具体的な支援というのは可能です
どうか力を貸してください
画像は、クリスマスプレゼント企画に参加くださった方々のお宅に
現地から直接届いたお礼のはがき
絵本で笑顔!プロジェクトの杉本さんが
プレゼントにはがきをつけてくださいました
ぐっときますね
こういうリアルであったかいつながり、つづいていってほしいです
ひろがってほしいですね
あなたが笑顔にできる人が、必ずいますから
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渡邊がフ透明少年さんたちと再び共演です!
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2012/01/05
なんだかここのところ筆がにぶっているのは
被災地のことを書くにあたって
すごく繊細な問題なので
迷いながら書いているところがあります
まだ問題が起こったわけではないのですが
私たちは全部を見て来たわけではなくて
すべての人たちに誤解のないように
誰にも嫌な思いをさせないように
気をつけているつもりでも、完遂できているわけではないと思います
とても、とても伝えたいし
知ってもらいたいけれど勢いではいけない気もしています
でも気をつけます
一番傷つけちゃいけないのは
被災した方々や、現地で支援を続けている方々だと思うから
それを一番優先したいです
では今回の表題は
『支援のかたち』
私たちは、現地に行けば何かが分かるだろう
何か手伝えることがあるのだろうと思って
現地へ行ってきました
でも最初にお伝えしたように
私たちが一番痛感したのは「無力感」でした
現地での津波被害に対する無力感もさることながら
被災者の方々の心の傷
支援を続けている方々の苦悩
被害の大きさや問題の多さ
また、私たちが「よそ者」であること
金銭的、物的な支援がたくさんできない自分たちも
ぜんぶひっくるめて
ほんとうに「無力感」を感じました
今回たまた非被災者だった私たち
被災された方々
震災が起こる前はきっと、同じ位置にいたのに
「たまたま」生まれたその違いに
圧倒的な「差」を感じてしまいました
そんな中震災当初から
現地で支援を続ける方々にお話を伺うと
地元の方も、地方からみえた方も
やはり夫々の重要なエピソードや思いがあり
強い信念のもと支援を続けられているのが分かります
もちろん支援している方々にも生活がありますから
それぞれの生活を守りながら
なおかつ支援を続けている
もちろん自分の生活をすべて捧げた方もいるそうですが
私はそれは長く続けるのは苦しいのだろうなと思います
現地での支援は様々な苦労がついて回ります
私たちが町のお店でご飯を食べている時も
地元にいるように何でもかんでも話せる状況ではありませんでした
もしかしたら隣のお客さんやお店の方が
誰かを亡くされているかもしれない
土地の名前すら聞きたくないかもしれない
非常に敏感になっている
そんな些細なことですら気を使う状況なのに
いざ現地へ行って実際被災された方々とコミュニケーションを取ろうと思ったとき
どんな言葉をかけたらいいのか分からない
まず東北の言葉がリスニングできない場合もあります
そして支援者同士のやりとり、
金銭的な苦しさ、精神的な苦しさ
たくさんの問題の中の線引きのやりきれなさ
被災者の方々の反応も嬉しいものばかりではない、という状況で
それを把握し、ぐっと耐え、それでも被災地のために
がんばっている方々がたくさんみえます
私たちの感じた「無力感」もその一端にあるのだと思います
そんな状況で
もちろん支援者をはじめ支援自体が
先細って行き、意思のある方々が
「それでも」と続けて行っているという現在で
現地の支援ももちろん足りていません
「現地に行く」こと「肌で感じる」ことは
非常に重要なことです
私がこうやって書いているのを
辛抱強く読んでくださっている方もみえるかと思いますが
私の言葉では到底足りないことです
ただ、現地にいないからこそできること
というのも非常に多いと思いました
とにかく何もかもが足りない現地です
シンプルにすると
足りないものは現地ではないところから持って行くのです
人手
お金
物資
仕事
アイディア
ケース・バイ・ケースではありますが
紐解くと非常にシンプルです
そして現地で調達できそうなものは
現地できちんと回るようにする
という意識も必要なのだと思います
今この現状を生き抜くための支援と
これから先長い目で見て本物の「復興」を見据えた支援とは
同じ支援でも種類が全く違います
「義援金」と「支援金」の違いを
みなさんはご存知でしょうか?
簡単に言うと
「義援金」は被災された方々に直接行き渡るお金
「支援金」は被災者支援をしている方々の活動資金になるお金です
震災当初様々な場所で置かれていた募金箱も
随分見なくなりましたが
そのほとんどが「義援金」の名のもと集められていました
もちろんどちらのお金も十分とは言えない状態で
さらにこれから先も必要になってくるでしょう
私がブログを通じてみなさんにご紹介したいのは
もう一方の「支援金」のほうです
つまり「支援を支援する」という行為です
決してお金でなくてもいいと思うのです
思いでもアイディアでも
私は被災地では支援をしている方々に多く会って来たからだとは思いますが
支援者の方々に元気でいてほしいと
心からそう思いました
支援者の方々はやはり
無力感を抱えて、それでも「今日誰かが笑った」
「今日はあの人を助けられた」と
そういうちいさなところで行動してみえる方がほとんどです
そう考えると
支援というのは、ほんとうに様々な方法や、手段があるのだと思います
気になった方はNPO団体や支援されている個人の方
信用できる方々を調べて、支援を申し出てみてはいかがでしょうか
きっと遠くからでも、できることはたくさんあり
求められることがあるはずです
ひとまず今回は私たちがお世話になりました
信頼をおける二つの団体をご紹介いたします
*社団法人 プロジェクトNext
http://www.project-next.com/projectNext/Top.html
岩手県遠野市から三陸を支援する社団法人です
チームを組み、支援物資を集荷→配布を行っておられます。
その他様々なプロジェクトを行ってみえますので、詳しくはWEBにて。
*特定非営利活動団体 絵本で笑顔を!プロジェクト
http://chikyuunogakkou.ongaeshi.biz/
(私たちが絵を描いて来た場所が事務所です!)
子どもの心のケア(PTSDの理解とその予防)をお母さん、お父さん、保護者と一緒に。
こちらは宮城県でお子さんや親御さんのケアを中心に活動されております。
各専門家の方々のノウハウ、知識も必要としています。
ぜひ支援をお願い致します
では今回はこのあたりにして
次回は『支援のかたち その2』
もっと具体的な動き方、アイディアなどを綴って行きたいと思います
よろしければ
写真は岩手のプロジェクトNext代表 打越さんと 物資倉庫にて
後ろは支援物資
お正月モードも終わり
心機一転がんばります!
絵を出したいです!もっと!
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■パフォーミング・アーツ・ガーデン2012
渡邊がフ透明少年さんたちと再び共演です!
2012年1月7日(土) 14:00開演
@愛知県芸術劇場 小ホール
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渡邊 春菜作品
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2012/01/02
あけましておめでとうございます
本年もよろしくおねがいいたします
去年の反省を活かし
今年はますます前進する年になります
そして東北のこと
変わらず考えて行きます
新年早々ですが
今年最初のパフォーマンスのお知らせです
今度は非常に大きな舞台で
フ透明少年さんたちと再び出演させていただきます
http://www.futoumei.com/top/menu/info/info.html
パフォーミング・アーツ・ガーデン2012
●日時
2012年1月7日(土) 14:00開演
●場所
愛知県芸術劇場 小ホール
●料金
入場無料(要整理券) ※全席自由
※当日12:30より入場整理券を小ホール前にて配布します。
●出演
・archaic light body×exit
(アルカイックライトボディイグジット)
・ARPON (アーポン)
・Water Drops Contemporary Dance Company
・演劇ユニット ,5 (テンゴ)
・D-connection(至学館大学創作ダンス部)
・Teckey Nickey(中京大学ダンス部)
・太めパフォーマンス
・フ透明少年
・三輪亜希子
・吉田琢己
ゲスト出演
C/Ompany(大植真太郎、柳本雅寛、平原慎太郎、工藤聡)
http://www.aac.pref.aichi.jp/bunjyo/jishyu/2011/11pag/index.html
なんと今回は
愛知県芸術劇場!
でかい!
いいパフォーマンスができるよう
一生懸命がんばります
私も何かしら衣装を着るみたいなんで・・・
ドウシヨウカナ!
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渡邊 春菜作品
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くまたに たかし作品
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第二版 予約受付中
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2011/12/31
おかげさまで
今年も無事に1年を終えることができました
大きな震災も起こり
普段の生活を見直す機会になりました
非常で非情な事態だったからこそ
もともと私たちが持ち合わせている
心や、思考が問われる年になったのだと思います
今年はたくさん個展をさせていただき
いろんな場所で
それぞれのことを学ぶ事ができました
来年に必ず活かします
今まで関わって下さった方々
そしてこれから関わっていただく方々
何より私たち自身
もっといいイメージを持ちながら
来年はますます前進できるよう
具体的に行動していきます
本年も大変お世話になりました
よい年明けをお迎えください
アートユニットいろ葉
くまたに たかし
渡邊 春菜
写真はリリさんが作って下さった
ケーキ!葉っぱや!感動!
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2011/12/30
今日は高校時代からの部活同期の同窓会でした
私たちは出会って10年
15人という脅威の出席率
未だにいい仲間です
またその話は今度できたらいいな
では今回も東北のこと
いーっぱいあります、書きたいこと。
順を追って
今回の表題は
『倫理と心情』
前回の閖上での現状
そちらで
閖上の方々の遺品を預かっている場所があります
ざっくりとしか書きませんが
まだまだ残っている遺品は
種類ごとに整理され
閖上小学校の体育館で
ひっそりと誰か貰い手が現れるのを待っているのですが
まだ、見つからず、そこにあるということは
一家もろとも流れてしまった
もしくは、辛くて取りに来れないという方もいるのでしょう
以前の閖上の景色についても書きましたが
自分の父親や母親、親戚なんかがそこにいたわけでもない私が
遺品を見ること
そこに一体どんな心情が生まれてくるかというと
ほんとうに「からっぽ」でした
悲しい、苦しい、辛い
でもそうじゃないのです
からっぽの抜け殻が
私たちに訴えかける物は
私たちが想像するしかなく
からっぽの町、からっぽの遺品
その空虚感が
ただ私の心を呆然とさせるのでした
失礼なことだとは思いますが
これが正直な感想です
それと同時に
私はもったいなぁと思いました
この引き取りてのない遺品や、土地を
そのまま、被災地外で同じ形で展示して回って
少しでも、いろんな方に伝えるものがあればと
でもそれはとても難しいでしょう
言い方を悪くすれば
亡くなった方々を
「さらしもの」にする訳ですから
そう感じてしまう人も必ずいる
ましてや人の「死」という極論の話なのですから
様々な意見があって当然で
それは人間の「倫理」だったり「道徳」だったりで
非常に重要な部分だと思います
ただ、
それが支援を遠のかせている一つの問題だとも思います
「支援」をより多くの方に続けていただくには
震災を風化させないためには
被災した方々の傷をえぐるような行為を
少なからずしてしまうかもしれない
ということです
例えばNPO団体が
支援を送っていただいた方に対して
こんな場所に、このような状態で届いて
どんなふうに喜んでもらえたのかということを伝えたくても
送られた側の方々は
写真も撮られたくない人も多いし
自分が被災しているという実態を受け止めきれない人がたくさんいる
そんな中で一体どれだけの真実や結果を
被災地外、支援をしてくれるであろう対象者に対して
伝えたり、訴えたりできるのか
言葉でさえつぐんでいることだってたくさんあるはずで
言葉や講演では限界があると思うのです
かといって被災された方々に
無理をしてほしくはありません
でも事実としてそこにこのような一つの「議題」が生まれていることは
確かなことだと思うのです
とても歯がゆい問題です
何年も、かかることなのかもしれません
ただ、私は震災が「シンボル」のようになってからでは遅いと思うのです
このような情報は、支援や多くの方々の意識や具体的な行動が
必要なうちに、発信するべきことだと思います
武勇伝や、神話のようになってからでは
もう昔話でしかないのです
被災地が今必要としているのは「伝記」ではなく「支援」だと思います
あまりに悲しいほど広い空
広い平地
こんなに穏やかな風景なのに
足を止めれば
言葉にならないほどの様々な感情で満ちている
踏みしめれば砂埃のように
舞い上がりそうなほどです
そういう場所が
あなたの家の地続きにあるのです
その想像力はきっと誰を傷つけることもなく
被災地に対しての救いになる、ただ唯一の方法なのだと思う訳です
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2011/12/28
白展パーティー無事に終わりまして
フ透明少年さんとのパフォーマンス
その後の東北の話を龍屋さんでもさせていただきました
聞いていただいてありがとうございました
そして白展では2位をいただきまして
額装してくれた旦那や
版画の先生、
投票してくださったみなさんに
心から感謝いたします
さっくりですが
またまた東北のことを
薄れないうちに
今日の表題は
『現場』
今回私たちが一番時間をかけてみさせていただいたのは
宮城県名取 閖上(ゆりあげ)地区
3400人中 1000名が亡くなり
現在住んでいるのは100名だそうです
今は復興車両や作業者、現地の方しかはいれません
NPOの杉本さんに連れて行っていただき
みせていただきました
これで「酷くない」そうです
うまく言葉にできません
瓦礫はもうほぼ片付き
地面には家の基礎や、門ぺいのあったような
外壁の跡が残っているだけでした
家がないので、道が分からない中
かろうじて開いている基礎と基礎の間を
車は進んで行きます
標識も、道も、信号もなにもかもなくなっているのに
不思議な秩序がありました
ただ、私たちはここに住んでいたわけではなく
ここの元の姿を知っているわけでもないので
正直ピンときません
特に目立ったのは陸に打ち上げられた船でした
道にあるものは撤去されているものの
畑や歩道にはたくさんの船が置き去りにされていました
船にはそれぞれ所有者があり
モルタルの修理やその他の部品を直せば
再び航行できる可能性もあるため
簡単に片付けることができないそうです
しかし、未だに所有者が現れないということは
所有者が亡くなってしまったか、
修理を諦め、放棄せざるを得ない状況にあるのか
どちらかだと言います
ここ一帯は、建物の一階をほぼ飲み込む津波に
襲われました
形が残っている建物も
一階は壊滅状態
一階部分の窓や玄関部分に
ベニヤやブルーシートが目立ちます
そういう建物は、今後修理をして住むのか
取り壊すのか決まっていない家です
この地区に配られた義援金は
ほぼ一世帯あたり300万円だそうです
このお金がほぼ生活に当てられることを考えると
家を壊したり、直したり、という部分に
義援金を使用できないのだろうということは
容易に想像できます
被災し、形が残ったコンビニエは
いち早く営業を開始したそうですが
「営業中」という看板を出さないと
本当に営業しているのかどうかすら
認知されなかったそうです
杉本さんはコンビニが営業中の看板を降ろし
「お酒、たばこ」という文句を掲げ出したとき
やっと復興の兆しを感じる事ができたと言います
沿岸部には瓦礫集積場があり
たくさんの瓦礫が高く積み上げられていました
「これでも少なくなったんです」
延々と煙を上げ続ける仮設焼却炉には
「がんば炉東北!」と書かれていました
閖上の町を見渡せるような
15mほどの小高い丘の上に
たくさんの献花がありました
たくさんの人がここに避難したそうですが
波はこの丘さえ飲み込み
かろうじて丘の木などに掴まって助かった方も
体が塗れ、凍死されたそうです
ほんとうに
ごっそりと
なにもかもがなくなっていました
家も、人も、車も
過去「町」があった
その町という概念は
やはり土地に「人」あってこそなんだなと
改めて実感させられる
ひとけのない町には
鳥達が闊歩していました
途方にくれてしまうほどの町を観て
「海辺は本来人間の住む場所ではなかったのかもしれませんね」
とぽつりと言った杉本さんの目は
すごく遠くをみていたような気がします
当時の惨状は
想像してもしきれないのです
だから、観て、聞いてきたこと、ありのままのことしか
伝えられなくて歯がゆいです
沿岸部はずっとずっと、こんな感じなんだそうです
特に報道の少ない場所は
まだまだ瓦礫の片付いていない場所もあります
閖上の別のお話しももう少し
また別の機会で
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2011/12/25
12月24日
旦那と入籍して1年がたちました
バタバタと息つく間もないほど慌ただしい1年で
新婚生活というものに全く縁がありませんでしたが
みなさまのおかげで
楽しく、仲良く、暮らしております
毎日被災地のことを書くのも、ですが
熱や記憶の冷めないうちに
きちんと書き留めておきたいのでお付き合いください
これだけ非被災地ではかなり暢気な雰囲気を感じるので
しつこく被災地のことを話す人間が少しくらいいてもいいかな、と思います
今回の表題は
『被災の種類』について
「被災」「被災地」「東北」
被災地外にいる私たちは
どうも、ひとくくりにしがちです
しかし、どれも一種類ではない
ということを分かっていつつ
現地を見てより深く理解できました
現地で津波被害にあった方々は
みんな口々にこう言います
「波に持ってかれた」
そしてその持って行かれたものは
人それぞれです
私たちは目に入って来た情報を一番に吸収し、理解します
家を、財産や車を、家族を
あぁ、失ったんだろう、辛いだろう
しかしながら、決してそれだけではありませんでした
職を失った人、職場の重役を失った人
生産地や田畑を失った人、片親を失った人
中には、家はまったく無事でも
両親の家が流されてしまったので
家財一式を両親に送り
自分は被災したも同然な生活を送っている人もいます
一体どこまでが被災者なのでしょうか
一体波が持って行ったものは何だったのでしょうか
それについて、私たちは想像力をめぐらせなくてはなりません
被災地は、被災者は
東北にいた方だけではない
ということです
そして政府から被災者支援を受けるには
「罹(り)災証明」というものが必要なのはご存知の方も多いかもしれません
http://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/div/bosai/html/bousai/risai/risai.htm
しかしここに書かれているように
「被害認定基準」というものがあり
物的なものでしか「被災」を証明することができないのが実情です
支援する側も
どこかで線引きをしなければいけないのです
本当は、助けたいところ
復興しなければいけないところがたくさんあるのだけれど
結局、「足りない」ことだらけなのです
そして証明ができても支援が受けられない人々や
証明さえ受けられない人たちを助けているのが
NPOや社会法人、個人などの支援者の方々です
大きな組織だからできること
小さな組織や個人だからできることは
被災の種類が多種多様なように
たくさんの種類があります
そして被災地の中でもその差は激しいのです
マスコミで多く取り上げられている被災地には
非常にボランティアも多いのですが
その隣町には全く人がいなかったり
岩手では山が多く平野が非常に狭いため
復興が難航していたり
仙台では平野が多いものの瓦礫の受け入れに難航したり
まっさらになってしまった土地のそれぞれから
人がどんどんいなくなったり
状況もそれぞれなのです
どこの被災者も「自分のところが酷い」と思っています
当たり前です
どこもそれぞれの状況でそれぞれに酷いのですから
どこも深刻で種類は多くとも
比べることはできないのです
そして、ご自分も被災されながら支援を続けている方はこう言ってみえました
「俺は、津波からにげてっがら、もう怖いもんなんてねぇベ」
目の前に動き迫ってくる家や車、濁った水
津波は一番の恐怖でさえ持って行ってしまったのです
私が何を見、何をするか
「支援」をひとつとるにも
被災の種類も何もかも、分からないままよりも
自分の一番興味があったり、力になれそうだったり
胸を打たれたものについて
支援してみる、調べてみる
とことん、ひとつを追って見るのもひとつです
そうすることで全体が見えて来たりもするものです
それぞれの道に、それぞれの支援をすでにしている方々がいます
もしそれが見つからなければ
あなたはずっと想像力のある人です
誰にも気づかれない暗闇の狭間で
涙している人たちを、あなたが気づいた事で
救うことができるかもしれません
個人の力をつなげていきたい
大きな輪にして、いつかこの抱えきれない問題を
みんなの腕で抱えられるようになる日まで
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