Haruna Watanabe Portfolio

こんなににぎやかな毎日を送ったのは
いつぶりだろう

ひとりでいた時間は
きっとそんなに短くなかったんだと思うけど
でも大きな大きな氷が
お湯の中で溶けて行く様に
私は

なんだかずっと
たぶんほんとに
ひとりだと思っていたんだなぁ
きっと中学生のころくらいから



誰かの中に自分がいて
自分の中に誰かがいて
必要とし、必要とされている

昨日みんなでわいわい話していたけど
やっぱりみんなの中にも私がいたんだわ


誰かに何かを与える事
自分のことを削ってでも
それは必ず倍以上になって
自分のところに還ってくるのね

最近私はすごい
宗教っぽいですけど
ぜんぜんそういうんじゃないですからね
だけどやっぱり不思議なもので
自分で実感している気がする
私の心持ちと現状が
とてもいい波長
昔の人はよく言ったものだ
「笑う角には福来る」



さてさてさぼっていたので
渡邊式ざっくり星座研究


牡牛座

ゼウスが恋をして牛になったらしいです（ばっくりしすぎ）
牡牛座の中にあるのが
すばる
すばるはよく見つけます
二本ではすばるは6つですが
神話では７つ
7人の美女らしいです
一人は肉眼でみれなくなって
姿をかくしたんですって
シャイ

牡牛座の人は
協調性があって波風立てないで過ごすの一番
って感じらしいです



はい双子座

双子座は仲良しの星座の話し
ゼウスの息子
双子の弟は神様で不死、兄は人間だった
弟はもっと偉い神様に頼んで
自分の半生を兄に分けてもらうようにしたんだって
だから今も双子は１日の半分は天界でもう半分は地上で
楽しく暮らしているんだって、平和だね


で双子座の人は
さっぱりしてる人らしいです
繊細さと大胆さの二面性も持ってるらしい〜



へーへー


はい、私のばっくり星座勉強会

知る事って面白い！


明日もがんばろう！！


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写真は海のをひっぱりだしてみた
私的には相当ツボ。
ぜんっっぜん楽しそうじゃないから（笑）

土曜日より
徹夜明けの渡邊が日記をかきます

覚えている事
忘れていた事


自分の仕事が終わらず
ひっぱってしまいましたが
何とかなりました
銀座への作品も発送できました

大学時代の親友たちがやってきた
鍋パーティー

わいわいはなしました
わいわい盛り上がって


でもやっぱり2年前と違うのは
私たちはこれから
どうやって生きていくんだろう
何を考えていくんだろうということ
本気で具体的に
そして深刻に考えているっていうことだった

あっけらかんとした未来は
きっと今も変わっていないんだろう
でもその具合が
色とか空気の温度とかが
リアルに分かったってことなんだと思う

できることは増えたかもしれないし
経験もスキルもだんぜん増えたんだと思う
だけどそれって「できること」なのかな
基本的には私たちにできることは
今を生きる事なんだと思う
それ以外何ができようか

道は少しずつ
質と色を変えながら


みんなそれぞれ元気そうでよかった
笑顔は変わってない
恋の話、仕事の話、家族の話、将来の話


鍋はおいしかったよ
部屋が湿ったよ
みんな笑っていたよ
とても楽しかったよ

それぞれ思い悩むことはあると思うけど
みんな良い方向に向いて行くよって
そういう感じにもっていきたかったな
もっていけたな
もっていけたと思うよ

変な宗教みたいだけど
だって本当にそうなるんだもの

誘ってくれてありがとう
みんながいてくれてよかった
これからもよろしくね



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こうさぎましろのおはなし


サンタのおじさんからもらったプレゼントのケーキを
まっさきにたいらげてしまったましろは
もうひとつプレゼントがほしくなったので
まっしろの体を炭でこすって黒くして
サンタさんに嘘をつきました

「ねぇ、サンタさん、ぼくにもプレゼントをちょうだい」

サンタさんはそれがましろだと気づいていましたが
袋に残っていた種をひとつあげました
そしてソリで自分が食べるために残しておいた
それはそれはおいしいサンドイッチを
ましろに食べさせてあげます

サンタさんと別れたあと
ましろは体をこすって炭を落とそうとしましたが
炭はちっともおちません

「どうしよう、ぼくが嘘をついて
　サンタさんにプレゼントをねだったりしたから
　こんなふうになってしまったんだ
　もうましろに戻れなくなってしまったらどうしよう」

ましろは雪の中で泣きました

そうだ、この種をかみさまに返そう

ましろは手や足がうんと冷たくなっても
一生懸命雪をほって
やっと出て来た土の上に
そっと種をまいて土をかぶせます

体についた雪を払おうとすると
ましろの体は真っ白にもどっていました



そのあとも少し続きがあるんだけどね
この絵本は有名だと思う
実家にもあって
私は何度も読んだ

急に読みたくなって
本屋さんに行って読んでみた
ここのところスーパーの稼働してる時間に帰らなかったから
ほぼ２週間ぶりくらいに
食材の買い物にいけました
スーパーの横の本屋さんは11時までやってる

ましろの泣く場面はまっくらで
こわくて
ひとりで

そうだよね

うんうん
素直でいようってことだ




そしてふと書籍コーナーに並ぶ装丁を眺めて
「やってやるわよ」とこころで思う

私の本気をみせてやるわよ
いつでも本気だけどね
惰眠がなんだ
疲労がなんだ
多忙がなんだ

ぜんぶぜんぶこなしてやる
春がくるまで勝負の時なんだから
私は恵まれてるんだから
いい方向に絶対向いてるんだから
絶対きっちりやりきってやる
全部きっちりやって
最敬礼して春からまた前を向こう

まだだいぶ香る孤独の残り香は
大切にとっておこう
きっとすごく
大事なものだと思うから


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新作、まもなくあがります
お披露目は銀座で
20日より
webでの公開は個展のあとで

私はきっと
悲しみとあきらめの境界線で
幸せを探し続けていた

妥協するところ
我慢するところ
寛容なふりは
所詮ふりでしかなくて

私が出会って来た多くの人は
「泣かないで」といって去って行った
世間一般ではきっと
その言葉を「優しさ」と呼ぶのだろう
それは私にはどこか凶器のようで
聞くたびに反して泣きたい程の孤独感を味わった


物事はみんな
何かしらの悲しみを含んでいる
悲しみから逃れる様に出会うから
その事実に直面したときに
「泣かないで」なんて言う
楽しい、楽しいだけで夢の様に過ごすから
本当にしなくてはいけない話をしなくなる
盲目であると気づかない


今までの出会いや別れは
何もかも無駄なものはなかったと書いたけれど
それは心から私がそう思うことで
それぞれがひとつひとつ違う
私に今に至るまでの教訓と反省と喜びを教えてくれた


昨日、たくさん、たくさん話をした
だいたいの言葉が尽きるまで話をした
弱さ、強さ、野望、過去、不安
今まで面倒くさがられたり
面倒くさがられるのが嫌で
何となく、後回しにしていたことだった
そうか、私はこれが話したかったんだと思った
何かしらできあがった身体や言葉や行動から出会わずに
表現から出会ってよかったと
これほど強く思った事はない
これほど安心したことはない
こんなに早い段階で、今まで何度も失敗してきたことを
するりとやりこなしてしまった



魔法のようなきらきらしたものじゃない
泥臭くて人間臭くて
それはきっとみんなが目をそらす現実だし
そして絵空事とされてしまうような情熱だった


「全ての物事は起こるべくして起きている」
という妙な実感と結論がだんだんと輪郭を濃くして行くのが分かった
今までのことも全部

「きっともう心配しなくてもいいけれど
　忘れちゃいけないことだと思う」

そう言ってくれた
それが答えだったし
それこそが彼の許容値だった

そう
私には
忘れる事なんて不可能なのだ



「どうせ」なんて思うのは
もうやめよう
この人に対して無闇な憂いをもつのはやめよう
そんな黒いものじゃなくて
がさつでもこそばゆくても、怖くても
嬉しい気持ちで形成していこう
なんだか、本気でそう思える
せめてまだ始めはとかも思うけど
ずっと続けて行けそうな気がする

すごく手応えがいいから
私の直感がそうさせるから
公表してみた

こんなの読んで
なんだただのノロケかよと思うとは思いますが
でも私自身、全く考えないで書いてるわけじゃない
ドキドキとかトキメキとか
そういう部類ではないところで
えらく冷静に現在を見据えた上での考察
正直、ドキドキとか
不思議とあまりしない
それ以上の安定感




彼の絵と私の絵は
似ているようで全く違う
彼の絵は祈りや懺悔
私の絵は裏側の共感と逆い
もちろん彼の方がずっと世に浸透しているし
私なんてまだまだだけれど
最終目標が同じ照準にあることは確かだと思う
世の中に言ったら何の奇麗事だと笑い飛ばされるようなことでも
二人なら、あがきがいがあるじゃない
世界は変わらなくても、死ぬまで叫んでいられるわ

我らながら
ブームに流されて消えるような画風ではないし
そもそもイラストレーションにばかり固執するつもりもない



４月になるころには
私のことだけでも
いろいろと発表できることがあると思います

まるで全てが用意されていたかのように
運命的に、必然的に大きな大きな坂道の上で
私の人生がまた大きく動き始めています



糧にできるのは過去しかなく
見据えられるのは未来しかなく
実行できるのは現在しかない



土のように謙虚に
感謝して
全てを、受け入れていこう
いつか大地になれるように

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詳しくは語りませんが
とにかく
最強だということだ
いろいろ話できた
いろいろ、これから決まって行くだろう
ただいまって感じだし
おかえりって感じだ
こんなことそうそうない



今日も日記遅くなってしまったけど


星座研究スタート
占いとかではあんまり決めつけるのは
よくないと思うけど
とりあえず



「おひつじ座」



大神ゼウスの化身が羊だそうですよ


ばっくりまとめると
強い人らしいです

自分で決める！自分でやる！
そういう人らしいです

それにしても
wikiのおひつじ座の解説

星座の中にもうひとつ星座を含んでいるんですが
それが


この星座の比較的明るい東側（向かって西側）のα星 - β星 - γ星でできる鉤型は、古代バビロニアでは農夫座だった。より詳しくは麦播きの農繁期に雇われる日雇い農夫（現在でいうところのフリーター）のことであった



（現在でいうところのフリーター）


っていうのさ


いるっ？！！！！！（笑）


そこにすごくつっこんでしまった・・・



ううう！最近帰宅が遅くて
なかなかすすみませんが大丈夫です！
馬力だしてがんばります
自分の事可哀想とかおもったら
そこで終わり
ここまで恵まれている人間もそういません
今は大丈夫
きちんと吐き出せる場所ができた
感謝感謝



うー！銀座せまってきたー！やってやるれー！
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今夜は新作の原画アップです
すごく心細い時に描いた絵だから
もっと心に余裕が出たら編集したい
背景とかいろいろ描くつもりでシンプルにしました

「何も心配しなくてもいい」

ここ数日間
目の回る忙しさ

誠実に生きることは
エネルギーを使うけど
きっと後から楽になれることなんだなって
最近すごく思います

いつもいつも
私は誠実でいることを後回しにしてたから
それに後から誠実であることって
本当の意味で誠実じゃないのね

口に出せば叶う
いろいろと
そういうの、なんかうさんくさいけど
やっぱり自分で呼んでるのだなぁ


いままでうまくできなかったことは
何と言うか
私が変なプライドや恥ずかしさやなんかを
持っていたからなんだと思う

喜びも、幸福も、感謝も、懺悔も
きっと出したってつきることはないから
出し惜しみしないで
どんどん使って行こうと
渡邊はしみじみ思うのでした


っよしがんばろー！！
最近日記が変則的！
新作作ってます！そして今日原画をアップできればなぁと思う



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大切な人が
できました


特に私の知り合いの方は
私の文脈から
何となくお察しの方も少なからず見えたかもしれません



今までの出会いも、別れも
ほんとになにひとつ無駄なものはない


与えられなれていない私はきっと
与えることで幸せになりたい
結局は自分本位なのだけど
それも悪くないんじゃないかな
ただ強い強い頑丈な人にもたれかかるだけじゃきっと
逆にストレスフルなんだと
最近ようやく気がついた


私と似たような何かを持っている人
そして全く違う何かを持っている人
話していたって、普通にしてたって
優しさのむこうがわにある
じんじんと伝わってくる寂しさや
こびりついてしまった強さ
私は何とかしてその結び目をほどきたかった
弱くてもいいんだよって

年齢の差とか、いろいろあるけれど
彼はそれも気にしているとは思うけど
正直、そんなものは関係ない
どんなに大人だって弱い部分があるって
私はここ2年間で思い知った

なんだか彼と話していると
自分で自分にも話しているようで
それを、うんうん、と聞いてくれるから
私まで許されているような気持ちだったし
彼を分かることは、私を理解することのような気がした


救うとか助けるなんて
おこがましい話で
それはこれから彼も私もお互い
自分が許せないといつまでたっても変われない


だけど、許せない部分を知ってあげることはできると思った
それだけで違うと思う
せいぜい私にできるのは、それくらいなのかもしれない
だからあんまり背伸びしようと思わないし
そこに私がいる理由はそれだけで十分なような気がする


不思議な縁です
まるで導かれるように、約束もせずに出会った人です
お互い最初は絵だったから
顔よりも、名前よりも、声よりも先に
表現から出会った
感動とか、興味とかそれ以前に
この人とは
いつか約束しなくても会うだろうと
そういう直感がありました
だからかな
もう正直結構こりごりだった
かわいくてちょっとくどい、ざらざらする砂糖菓子みたいな
変な恋愛の駆け引きが一切ない
安心や信頼から入ることができた気がする


「わたしにはあなたが必要で
　あなたにはわたしが必要です」


そんな白々しいことが
がらにもなく言えてしまいそうです
前じゃこんなのとてもじゃないとおもってたけれど
GIVEとTAKEのピースが
かちりと合わさった感じがします


別に傷をなめ合うわけじゃない
知って、認めること
そういうことが、悲観的じゃなくできる
多分ひとりじゃ恐くて向き合えなかったことを
そうだったね、そういうことだよねって



同じ表現者として
もちろんスタンスが変わることはないと思う
お互いの足りない部分を研究して
どう作品や精神に反映させていけるか楽しみです
絶対に私にも彼にも「のびしろ」があるから
わくわくします


優しい光の満ちるような
（私はいつも仏画のようだと思うのだけど）
彼の絵の中のように
穏やかな雲の上に着地したような感覚です


私は土のようでありたい

いろいろなことがあるだろうけど
土のような存在で全てに感謝して
柔らかにうけとめたい


というこんなごちそうさまな文章を
こんなふうに書けてしまうのは
私の今年の目標「誠実」
うれしいことはうれしいと言おう
ありがとうとごめんなさいをたくさん言おう
心地よい言葉を外に出そう

そういうことです
口に出せば、叶うのね



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写真は彼が知らぬ間にテトラポットのくぼみにセッティングして
セルフタイマーで撮っていた写真（しかも携帯）
良い写真、してやられた！

写真はあまり楽しくなさそうな感じですけど

海へ行ってきました


いろいろ流せた・・・かな？

でもとってもいいことがありました


新年早々景気がいい私です
あんまり幸運使いすぎて調子にのらないよう
謙虚にいたいと思います

たくさん歩いたし
貝殻も拾ったし
カメにも乗ったし（笑）



なんだかじんわりと
いろいろなことを実感した渡邊です
出会いというのは本当に不思議で
世の中何がどうなるかさっぱりわかりませんが
本当に俯瞰してみれば
間違った方向にはすすんでいなくて
きっとここから先も山あり谷あり
ちょっとずつ上昇していくでしょう

じっくりと
思いやりを大切に楽しく
守るというより
理解していきたいかな

どうなることやら分かりませんが
きっと楽しくなる事でしょう



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朝方まで仕事をやっていて
その反動でなんだか必要以上に眠ってしまって
頭すっきりしました

だから目覚めてまた仕事して
活動しはじめたのは夕方でしたが


ものっそい濃い日でした


やっぱり私
生かされています
いろんな方々に支えられているなぁって
実感

いろんな人たちに許されて
認知されて
気を使っていただいて
助けられて
お話してもらえて
考えてもらって

なんて幸せなんでしょう

ここに越して来てよかったと思うし
活動してきてよかったと思う
今までやってきたことで
無駄な事なんてちっともなかったなぁ

不安な事もんもんと抱えているより
こうやってわかんないまんまでも
外に出てみることで
いろんな会話のはしばしから
ちょっとした気遣いや行動から
「大丈夫」
「なんとかなるよ」って
思わせてくれる要素がいっぱいある

私はなにひとつ期待なんかなくて
用事があって動いてるだけなのに
そこに副産物が多すぎて
びっくりします、感謝です

確かに世界は世知辛いかもしれない
寒い風だって吹いてるし
最後に頼れるのは自分かもしれない
でもみんな優しいなぁ
やっぱりそんな悪いもんでもないでしょう？

ほんとうにみなさまあっての
素敵な出会いあっての
渡邊でございます

いろいろありすぎて
そんなひとつひとつが劇的！って感じではないのですが
もう本当にあったかなスープを
こっくりと飲んだような安心感と幸福感です
だから何があったかとかは
具体的には書きませんが
今の私は非常に安定しています
しっかりと背筋を伸ばして前を見れます
ありがとうございます

今は与えられてばかりだけど
いつかみなさんのように
誰かに還元できる人になれるように
精進します
これからもよろしくおねがします

んー？まとめといたほうがいい？
じゃあ
「Macのアップデートは無視せずちゃんとやったほうがいい」
というなぜかこんな言葉で締めくくろうかと思います（笑）
いやいや、ほんとやったほうがいいんだって！！


なんくるない♪

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写真はイラストレーターのヤマモトさんにいただいた
実は不思議な因果のつながり、私の好きな
漫画家ねむようこさんの（酔ってる時の）サイン
しかもネームの裏なのだ！ありがとうございます！！！！！
「はーちゃんへ」って入ってるっ
「午前三時の無法地帯」フィールヤングで連載中！
リアルな感じでかわいくてステキですよ〜

自転車をひいてあるく

帰路

帰路は「あいだ」

あんなにたわわにざくろが実っていたり
たくさん知らない花をさかせる木が茂っていた庭を持つご近所の家
こないだ一本残らずみんな切り倒してしまった
こういう出来事は一人暮らしの私には辛い
なんだか偉そうに残る冷たいブロック塀のすぐ横を
猫のように前を見て通る


スイッチを入れればあたたかくなるこたつや
その他私のひとり生活するのに事足りるもろもろが
ある程度つまった家に向かって歩く事は
嫌な事でもないけど、たいそううれしいことでもない

きちんと毎月家賃と共益費と光熱費なんかを納めて
なんとかかんとか保たれている
屋根と壁と床

一人暮らしも３年目に入りだいぶ慣れた
自分の事をきちんとこなして
掃除もするしご飯も作るし仕事もする
飲み物の種類だったら下手なカフェよりいろいろある
ピアノだって弾く
だけど
何かが足りないな


おかえり

ただいま


それだけ
言える事は
どんなに幸せなことなんだろう
慣れて来てあらためて分かった
しっくりとひとりをかみしめることで
やっと分かって来た気がする

ちょうどこれを感じる時期なんだろう
初々しくもなく
かといって浸りすぎてもいない
このちゅうぶらりんなときだから
こうやって思えるんだろう


欲張りになるのね
付加価値がほしくなるのかな
寂しさの変化球が私を殴る


じわじわ

だから泣くほどじゃないし
絶望的でもないんだけれど
確実に心の表層を塗りつぶして行くような感覚

なんだか今は普遍的ないとなみを
無償に繰り返したい


おはよう
いってきます
いってらっしゃい
ただいま
おかえり
おやすみ


おうちって
そういう場所なんじゃないかな
お風呂に入ったりご飯を食べたり寝たりする以上に
そういう言葉が交わされる場所なんじゃないかな
それが一番の機能なんじゃないだろうか


西岡さんに先日頂いた
江國香織さんの詩集
まるで袋に入ったお菓子をかいつまむように
ばらばらのページをめくって楽しむ
「エペルネーのホテルの部屋で」という詩があった
夫と出かけ先の海外のホテルで目覚め、窓を開け
「ホーム」とつぶやくのだ

「わたしはホームごと旅をしている
　あなたごと
　私の帰る場所ごと」



ふむ
そういうものなんじゃないかな
どんなに家財が揃っていたって
心地よい温度が保たれていて
一定の食料や娯楽で満ちていたって
そこが本当に帰る場所になりえるかどうかというのはきわどい
それってまるでスーパーなんかで
袋に詰められて一斉に売っている冷凍食品みたい
つくりつけの、一時おいしいだけの
あたためても、なんだかつめたい

もしかしたら砂漠の真ん中でも
「おかえり」なんて言われたら
そこは「ホーム」なんじゃないかしら




最近寂しいって日記しか書いてないなぁ
どんだけ寂しいんですかっていうのも
これ書かなくなったら完全に麻痺してきたと思って頂いて結構です
寂しさがあるうちは味わおうと思ってます
それにしても江國さんはいつでも
恋のエネルギーを補充してくれる
さ、なんか、私
どうしようね（ふふ）


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