花火

イラストレーター

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茨城県神栖市
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  • 20130419

     先日、お世話になっているギャラリーの展示に締切ギリギリで作品を持って行ったら、レジンが完全に固まっていなくて梱包のせいで形が崩れました。

     自主回収です。僕の展示は来月になりました。生きててすいませんでした。


     ギャラリーの方は”全然大丈夫です”と余裕の構え。甘えさせてもらっています。

     あえてプラス思考で言うと、修正の時間GETです。正直、締切までの時間が今までより3倍くらい短くて、本当にギリギリでした(間に合っていない)

     そんなワケで改めて、制作期間中です。

     本当の本当に、すいません。

     せめてものあがきに、良いモノを展示できるよう、今のこの時間を最大限に活用して、納得のいく仕上がりに近づけたいです。


     頭の中で考えている構図と手を使って画面に描いた構図では、どこかギャップを感じてしまいます。「あれ・・・こんなんだったっけ」みたいな。

     これが納得のできていない仕上がりの事だと思っています。
     じゃあどうすればいいのか。どうすれば納得のいく仕上がりになるのか。

     そんなことを考えつつ、作業の日々です。

     今すぐ布団にもぐりたいです。このまま腐ってしまいたいです。

     理想が高ければ高いほど、登るのがつらいです。頂上も見えないです。

     いっそ下りてしまったらどうか。もういいじゃないか。諦めるのは一瞬。

     








     それでもなぜか、気付いたら筆を握って画面に向かっている・・・そんな悶々とした僕の今の心境です。
     
     なぜ筆を手に取るのか。なぜ自分は絵を描くのか。


     この理由は自分でハッキリしました。
     






     単なる趣味です。それだけです。


     仕事とは違います。仕事は趣味に成り得ないし、趣味を仕事にはしたくないです。あくまで僕個人の意見ですが。 


     今までは漠然に、絵やイラストやデザインに携わった仕事が出来れば幸せだなぁと思っていました。でもそれは違っていました。

     それは単なる逃避でした。ネット上では世界中のイラストレーターや作家、デザイナーの作品を観ることが出来ます。


     自分は、負けを認めてしまっていました。心が弱かった。努力も足りなかった。

     絵でメシを食っていけるのは、ほんのわずか。一握りの人間です。そんな当たり前の事実に目を背けて、「自分もいつか・・・」と考えて高みを目指して登っていました。登ったつもりでいました。

     そして周囲を見回しました。自分のいる場所がいかに低い所だったか。自分は登っていなかった。右往左往していただけだ。殻に閉じこもっていただけだった。

     



     絵を描くのは好きです。これからも描いていきます。あくまで趣味として、です。
     展示も話があればやりたいと思っています。デザフェスもこの先、参加できたらと思っています。
     ただ、それを仕事にしていくほど僕は実力も、度胸もなかった・・・それだけです。


     

     自分は絵を描くことに、究極にストイックになれなかったです。

     自分の弱さを吐き出したところで、今後もひっそり、自己満足のため、趣味として、絵を描いていこうかと思います。

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