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2006/08/12
僕はプールサイドで、イスに座りながら子供達が泳ぐのをずっと眺めていたんだ。
その時間はものすごく退屈なものだったよ。
あまりにも退屈だったから、僕は自分の世界に入ったんだ。
その世界にはね、自分の隣りに小学3年生の男の子がいたんだよ。
僕は子供に話しかけたんだ。
「忍者になりたい?」ってね。
すると子供は、なりたいって答えたんだよ。
そして子供は「忍者になったら分身の術を使って、学校のテストとかを自分の分身にやってもらうの。そして自分は遊ぶの。 あと、親に怒られるときも分身に怒られてもらうの。」って言うんだよ。
僕はその言葉を聞いた瞬間、涙を流してしまったよ。
あの日は素晴らしい青空だった。
雲も良い感じにあってね。
夏の象徴とも言える空だったんだよ。
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