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2011/10/25
原宿駅を出たところの表参道に面する交差点。そこにもう何十年も前から歩道橋がある。これがあと数年で取り壊されるという。今はベージュと水色の2色で塗装されているが、こげ茶色か何かで塗り替えれば、街路灯にもマッチしてなかなかよくなると思う。なんといっても欄干の上から見た表参道の眺めがすごくいい。いつも若い女性が大勢すずめのようにとまって携帯で写真を撮ってる。表参道がイルミネーションやるときなどはきっとすごくきれいだと思うのだが、こんな眺めのいい歩道橋が撤去されるとは。写真のことがよく分かってる人は、景色は少しだけ人間目線より高いところから撮影するとすごくいい写真がとれることを知っている。こりゃ常識。だからカメラマンは脚立を助手に持たせてうろうろしたりする。
取り壊しになる理由は、高齢者や障害者は渡れないし、バリアフリーの考え方になじまない上、老朽化もはなはだしい。歴史的使命は終わった、などである。全然納得できないではないか。高齢者や障害者のための設備は別に考えればいい。既存の歩道橋が高齢者や障害者の邪魔をしているわけではないし。老朽化は方便でしょう。まだ使える。歴史的使命は今も果たし続けているのに、何をもって終わったというのか。こういうことを言う人は、歩道橋の見かけだけちらっと見て、思いつきでものを言ってるような気がする。まさに文字通り、「歩道橋の立場に立って」ものを考えたことがあるのだろうか。
ともあれ今のうちに欄干からの眺めを撮りに行くしかない。デジカメ持ってそのうち行こう。
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