仕事と趣味の違いって・・・
2008/06/20
日本では、「芸術を仕事にするって、大変だ。」とか、「絵じゃ食べていけない。」とか耳にします。
実際、私も進学する時、医療系か芸術系か悩みましたが、親の意向と経済的な事情もあって、医療の道を選びました。
でも、今考えると、芸術系の仕事って、世の中にはたくさんあるなぁ〜と感じます。料理、建築、インテリア、ファッション、グラフィック、広告、宣伝、印刷etc・・・。
想像以上にたくさんあるんですね。
親や大人の一方的な思い込みで、クリエイティブな方向に進みたい人たちの道を閉ざしているケースって結構多いように感じています。
20年経って、ようやく創作の道を歩み始めた私ですが、周囲の人には、「素敵なご趣味ですね。」とか言われることも多々です。
辞書で調べると、仕事は物を動かす力をさして、趣味は楽しいこと自体をさすようです。
自宅にギャラリーを作るときに、夫からは、「外部の人はいれたくない。」「自宅に自分の絵を飾って、家族と一緒に楽しめばいいじゃないか。」と言われました。
夫は、この時、私の創作は趣味だと思っていたのでしょう。
その時、私は「それなら、私は絵は描かない。伝えたいメッセージがあるから創作するのです。趣味ではありません。私の伝えたいことは、医学だけではもう伝えきれないものだから・・・。命をささげても惜しくない位、真剣なんです。」と必死で訴えました。
あまりにも真剣で、迫力があったためか、それから偶然にも、絵が何枚か売れたこともあって、夫は創作を仕事として認めてくれるようになりました。
仕事とは、その人が誰かのために自らの時間を費やし、提供(表現)した行為が、誰かを喜ばせたり幸せにしたりすること、その人の心を大きく動かすことをいうのだと思っています。
金銭の授受の有無や大小に関係なく、愛や喜びのエネルギーを循環させることだと考えています。
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