次郎の耳はとても小さく、立ててみても普通の猫の三分の一くらいしか
ありません。

画像を見てみると耳の大きさにも個体差があって、日本犬の仔犬みたいな
大きめの折れ耳もあれば立ち耳も存在します。

耳が折れてるからフォールドなんですが、折れ耳同士を交配すると
折れ耳の子が出る確率は上がるものの、それに比例して遺伝性疾患も
出易くなるので、親のどちらかを立ち耳にするのが良識あるブリーディングと
謂われる所以です。

その方法を選ぶと、どうしても立ち耳の仔が出てしまうため、
立ち耳スコという、いわば品種存続の為の影の立役者が生まれます。
耳は立ってますが、顔立ちはスコティッシュ独特の丸顔なので
好きな人なら判別がつくかと思います。

次郎を見ていると歩き方や骨格などに、不安要素があります。
老齢になって歩けなくなったりしても面倒見てやるから安心しとき。

虫を追っかけて壁やドアにでも
ぶつかったんだと思います。
すぐ止まりました。

猫相が悪いので、似合ってしまう…。

先代の猫、タイガ〜の耳は薄くて柔らかく、よく反らしてみたりと
悪戯して遊んでましたが、スコ次郎の耳は固くてコリッとしています。
軟骨がしっかり固めている感じで、間違っても今後耳が立つようなことは
無いでしょう。

人気の猫なのでうっかり外へ出た際に連れ去られるという面倒な事態も
あり得るので、色々対策を考えています。

付け耳で普通の猫に変装する案は即刻却下されました。

毛のボリュームがありすぎな次郎。
サマーカットしてやりたいな。

わざわざ麻酔掛けてカットするオーナーもいるそうな。
長毛タイプで手入れを嫌がるならそれもアリでしょうね。

猫の次郎は尿路結石の手術をしていて、再発防止の為に
陰茎までも切除してあることがわかりました。
タマもサオも無い体ですが、健康で長生き出来れば言うこと無いです。

よくペットのオーナーたちが自分の犬や猫を紹介する際、
避妊去勢してある連中を、もと男の子、もと女の子
オカマちゃん、ニューハーフ、オナベちゃんなどと書いてますが
あれはとても嫌やな。

睾丸や子宮を切除したことにより性衝動が起きなくなるだけで
染色体まで変わってしまうことはありません。

そもそも犬や猫が手術を望んだ訳でもない。

人間側の都合で、なにも分からず痛い目してそれでも慕ってくれる
動物たちに、そんな茶化した言い方あるかって思うのよ。

里子になったスコティッシュフォールドですが、
命名のことで揉めています。

グスタフ
フリードリヒ
エーリッヒ
エルビン
スツーカ…が私の希望ですが、家族から呼び難いと不評です。
マニア過ぎると言う声もあったりで
普通に次郎に決まりそうな感じです。

そうかい。ほなスコ次郎と呼んでやる！！

日曜日の夕方に里子を迎えに行きました。

でっかいスコティッシュフォールドの牡、6歳です。
飼い猫なのに人慣れしてなくて粗野で凶暴です。

ケージの側を通る度に威嚇して来ますが、動物の扱いは慣れてるので
そのうち大人しくなると思います。

…が、それなりに時間は掛かりそうです。